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週刊!Tomorrow's Way
tomorrows.exblog.jp

テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。

by yodaway2
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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アテネ五輪、勝者への賛辞と、敗者への感動と――。
きっと、私と同じような意志の弱いブロガーもいるのでは――と、思うのだけれど、
ニッポンのメダルラッシュに興奮するあまり、テレビの前からなかなか離れられないでいた。
これでは、せっかくご訪問いただいた方々に愛想をつかされると思い、
いまは心を鬼にしてブラウン管ではなく、モニターの前へ。

政治、政局でも、気になることが山のように、うずたかく積もりつつあるのだが、
まずは、ニッポンを心ゆくまで応援しつつ……ということで、どうかご容赦のほどを。

                    ※※

●これでは意志の弱いブロガー? でも、やっぱりオリンピックについて、ちょっとだけ。

でも、やはりオリンピックのことを軽く書きたい。

オリンピックでの、ニッポンの健闘ぶりは、ニュースが伝えているとおり。
メダル数は、すでに過去最多に並んでもいる。

毎日、仕事の合間に、そして夕食後に見るテレビで、
試合、競技を終えたあとの選手の言葉が、すべて鮮やかに響いてくる。
それが勝者の言葉であっても、敗者の言葉であっても――。


●井上康生――、ゴリラが体を丸め、頭を抱え込んでいるように見えた。

いままでのなかで、とりわけ印象にのこるのは、まず、柔道の井上康生選手。
4回戦でまさかの一本負け。直後、井上は仰向けになって、動かなかった。

それから、うずくまった。ふだんは無敵の大きなゴリラが、大きな体をまるめて、
頭を抱え込んでいるようにも見えた。

それから、やっとの力を振り絞るようにして、
のそっと立ち上がり、礼をして去った。
続く敗者復活戦でも、立ち直れずに、一本負けを喫した。

すべてを終えて、井上選手が話した。
「どん底から、這い上がるしかないです」――。

                    ※※

●「みんなに支えられている」――と、女子レスリング・浜口京子。

昨日行われた女子レスリング。
ニッポンは4階級のすべてにメダルを獲得した。

そのなかで浜口京子選手の銅メダル――。
準決勝で惜しくも敗戦。3位決定戦へ。本人が気落ちするなかで、
応援にかけつけていた、柔道の井上選手が声をかけた。「がんばって!」――と。
そして、父親が吠えまくり、大声援をおくる。
それが力になったという。

終わって、インタビューに答えた。
「一人で生きているんじゃないんだなァ、みんなに支えられて生きているんだなァと、
思いました。ほんとは金メダルがほしかったんですけど、私の人生にとって、
金メダル以上に良い経験をさせてもらいました」。

                    ※※

●女子マラソン・ラドクリフ、「下り坂なのに上り坂のように感じた」――。

女子マラソンで優勝候補と見られ、途中、リタイアしたイギリスのラドクリフ選手。
彼女は35キロ付近で、歩き始め、コースのわきに座り込んだ。リタイアした瞬間だった。
顔を手で覆っていたけれど、その指の間からこぼれてくる涙がわかるほどだった。
声まで聞こえなかったけれど、こらえきれず、号泣していたのかもしれない。
それをテレビカメラが映していた。

そのラドクリフ選手が、今日、記者会見した。
「皆さんの期待を裏切りすまなく思います」――。やはり涙の混じる声だった。
「下り坂なのに、上り坂のように感じた。
体の一部がだめというのではなく、全体がだめになり、進めなくなった」。


                    ※※

勝利を司る女神にならって、勝者に賛辞をおくるのはもちろん――。
でも、負けた人々にも、感動せずにはいられない。


                    ※※

ああ、ブログ。明日はテレビ、あんまり見ないでエントリー、書きたいなナ。


※本人の言葉(セリフ)は主にNHKの放映から文字起こししたものです。
新聞記事等との比較は、出来る範囲にて行っています。
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by yodaway2 | 2004-08-24 23:58 | 社会の問題、世相さまざま