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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 ・
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日本の惑星探査機、はやぶさ――、JAXAはギブアップするな!
2005年 12月 08日
ニュースサイトを一覧していて、ちょっと、しょんぼりなニュースがあった。
日本の惑星探査機、はやぶさが小惑星、イトカワでの着陸時に、 弾丸を撃ち込み、その跳ね返りで小惑星のサンプル(砂・岩石等)を 採取したとされていたが、どうやら、それは失敗だったかもしれない、というのだ。 ・共同→岩石採取は失敗の可能性=小惑星探査機はやぶさ=差替(12月7日20時34分) ・宇宙航空研究開発機構(JAXA)→「はやぶさ」探査機の状況について(12月7日のリリース) 7日に宇宙航空研究開発機構が発表しているのだが、新聞やテレビ、その他では 大きく扱われなかったかもしれないし、とにかく見落としていた。 ※※ 日本は技術立国が身上であり、日本製品の優秀さは 世界の追随を許さないはず、と、日本人であれば、誰しも信じたい。 しかし、科学技術の粋が結集しているはずの宇宙開発においては、 なかなか晴れ晴れとしない。 国際宇宙ステーションの開発にせよ、先の野口宇宙飛行士の スペースシャトル搭乗にせよ、自前ではない。 一方、ロケット打ち上げでは、たびたび失敗が伝えられ、 しゅんとなってしまった記憶が打ち消せない。 その一方で、お隣の中国は、発展途上国とのタテマエの影で、 膨大な予算を宇宙開発(+軍事技術開発)につぎ込んでいるらしく、 2度の有人飛行を成功させている。 その内実が、どんなにか荒っぽいものであったとしても、 現実にロケットは打ちあがり、衛星は地球を周回し、 中国西部の砂漠に期間を果たしている。――事実は事実なのだろう。 ※※ 今回のはやぶさのミッションは、専門家、プロの観点からすれば、 他国の宇宙開発と比べても独自、独創のものであり、かつ、 技術的にもきわめて高度な試みであるらしいことは、 まったくの門外漢である私にも、それは感じられる。 きっと、砂浜にでも出て、その中から一粒の白い砂粒を的にし、 吹き矢の針を当てるような作業なのではないか。 はやぶさのミッションとは、片道10億キロもの距離を飛行し、 小さな小さな、細胞ほどの小惑星に降り立ち、サンプル採取を試みる、 さらに再び小惑星を飛び立ち、再び10億キロを旅し、 地球へ帰還する――というものなのだ。 ※※ はやぶさが着陸した小惑星、イトカワは長さ540メートル、幅270メートル、 高さ210メートルほどの大きさしかない。形状はサツマイモのような形をして、 自転周期は約12時間、ほぼ地球軌道と火星軌道の間の楕円軌道を 約1年半の周期で回っているのだという。 ・JAXA→「はやぶさ」が撮影したイトカワの合成カラー画像 1998年に、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)リンカーン研究所、 地球軌道接近型小惑星研究チーム(LINEAR)によって発見されたが、 日本が、はやぶさの調査対象とすることもあって、発見者として 小惑星の命名権を持つLINEARに、日本のロケット開発の父、糸川英夫博士の 名前をつけてもらえるよう頼んだいきさつがあった。 ・参考→国立天文台、天文ニュース663 ※※ さて、後になって書いてしまうが、そもそも、はやぶさはいま、 悪戦苦闘のさなかにあるのだ。 すでに、ニュースで伝えられているとおり、 姿勢制御装置、3基のうち2基が故障し、2系統ある燃料エンジンも 1系統で燃料漏れ、もう1系統でパワー不足――であるとのこと。 さらに、通信も途絶え途絶えのようだ。 ・サンケイ→「はやぶさ」深刻、エンジン不具合、帰還微妙、時間との勝負(11月30日) はやぶさの、幅2メートル、高さ1・6メートル、奥行き1メートル、 重さは510キログラムほどでしかないが、いま、その小さな体躯は、 満身創痍(まんしんそうい)になっている。 ※※ サンプル採取には失敗しているかもしれないが、それでも帰還を果たしたならば、 月以外の、初の惑星間飛行に喜び、胸も張りたい。 いかに傷ついていようとも、ぜひ、はやぶさに戻ってほしい。 JAXAの技術者には、ギブアップしてほしくない。 ※宇宙航空研究開発機構→はやぶさのページ (あたまの中で「宇宙戦艦ヤマト」のテーマが。はやぶさは小さいけれど……ネ。^_^;) ★よろしければ、今日もクリックを!→人気blogランキング
by yodaway2
| 2005-12-08 15:49
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