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週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。

by yodaway2
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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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6カ国協議、合意なき合意。――この先も、会議は踊り続ける?
★21:07、日朝、政府間協議再開について、末尾に追記。

昨日、決裂の可能性も取り沙汰されながら、急転、共同声明に“合意”した、
北朝鮮の核をめぐる6カ国協議について、ひと言。

結論、共同声明は合意無き合意――。
共同声明は、関係国のいずれもが、6カ国協議を、
実質的に継続させたい、との思惑のあらわれでしかない。

今回の協議で成果が得られなければ、いよいよもって、
6カ国協議が終焉しかねない事態に追い込まれそうだった。
それを、いずれの関係国も避けたいと考えた。――それだけのことだった。

したがって、11月上旬に再開の見通しとされる次回(第5回)協議に、
議題のほとんどが、実質的に先送りされた。

                    ※※

共同文書採択後に、北朝鮮の核兵器の放棄、核の平和利用、
関係国からの軽水炉提供について、北朝鮮、米国の双方が、
真っ向から反対の解釈をしている。

すなわち、北朝鮮が核の放棄は軽水炉提供の後と言えば、
米国は北朝鮮の核放棄がすべての前提と言い返す、という具合。

こうした核心部分でさえも、不一致であるのに、
「共同声明に合意」などと言うのだから、おかしくなる。

                    ※※

各国の事情は各種報道があるので、くわしく触れない。

ひと言ずつ言えば、中国はメンツ最優先、かつ、地政学上の変化を望まず、
ロシアは大国の見栄だけで、現状維持切望、そして何か金儲けをたくらんでいる、
韓国(盧武鉉政権)は北朝鮮に魂を売り渡した一方で、米国も恐い、
日本は自分が矢面に立って協議が決裂することは避けたい、
米国は北朝鮮をいまいましいと考えつつも、中国を無視できず、かつ、
手を出すだけの余裕がない、そして北朝鮮は
援助がほしいし、時間稼ぎしたい……、などなど。

                    ※※

今回の協議で、ちょっと意外だったのは、
連日、日朝の2国間協議が行われたこと。

休会前の13日間にわたった協議では、日本側は何度も要請しながら、
北朝鮮は反応らしい反応もみせず、最終日になってやっと、
中国、米国などからの口添えもあって、実現した。
時間も短かったし、北朝鮮側は、例によって例のごとく、
「本国に伝える」――との回答だったと記憶している。

ニュースを聞いていて、ほんとうに不快だった。

それが今回、7日間の協議の間に、5回も2国間協議が行われた。
具体的な内容については、それはもう、報道を通して
発表されていることだけではないはずであり、即断できない。
今度は何かありそうには、ありそうだ。

たしかに、北朝鮮へのエネルギー支援にしても食糧支援にしても、
日本抜きでは成立させ難いのが現実だろうけれど、
たかだか1ヶ月前と、手のひらが返ったような対応になっている。

これを怪しまずにはいられない。

                    ※※

今回の6カ国協議の共同声明は、協議自体を継続するためにだけ、必要な手続だった。
その意味では意義はある。が、内容はすべて先送りされている。
拉致問題については、2国間協議が実施されただけ、マイナスとは受け取れないが、
しょせん、話し合いで解決する問題なのかどうか……。

先に行って展望が開けるとも限らないが、米国は米国で、
いまのいま、動くのは難しそうだし、日本にしても、防衛システム一つをとっても、
体制が整ったとまでは言い難い。

しばらくは会議を躍らせるしかない――、ということだけが、
関係国に、ほぼ共通の認識なのではないか。


                    ※※

6カ国協議の共同声明、2度読み返したが、喜びも悲しみも生まれず。



                    ※※
≪21:07、追記≫

●日朝政府間協議、再開へ――。

昨年11月から途絶えていた日朝の政府間協議を再開することで、
日朝両国が合意した――と、今夕、町村外相が発表した、とのニュース。
再開は、昨日までの6カ国協議の間に、日朝2国間で固まっていた。
2国間協議は、上記本文のとおり、7日間にほぼ連日、5回行われた。
内容が漏れてくるのは、これからだと思われる。

拉致問題が前進するかどうかは、いまはまだ、不明。
すでに、何か、話し合っているはずだが……、それもわからない。

「拉致問題の解決なくして日朝国交正常化はあり得ない」――。
6カ国協議における日本側、首席代表、佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長は、
課長時代からこの言葉を用いていたとの経歴を、どこかで読んだ。
彼は北朝鮮問題で強硬派の一人と目されているには、いる。


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by yodaway2 | 2005-09-20 15:38 | 北朝鮮問題、どうする