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週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。

by yodaway2
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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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迷走する韓国、盧武鉉政権――。どうする、マチムラ?
7日、イスラマバード市内のホテルの一室。
日本と韓国の国旗が置かれた長いテーブルをはさんで、
日韓両国の代表が、それぞれ7、8名ほどずつ着席した。

●儀礼抜きで日本批判を取材させた韓国、潘外交通商相。

それぞれの中心に、日本、町村信孝外相、
韓国、潘基文外交通商部長官(以下、外交通商相)。

その周囲を、2つの国の報道陣が取り巻き、
テレビカメラの撮影ライトが照らし、
カメラのシャッター音が続いた……。

                    ※※

こうした国家と国家による会談では、取材、撮影が許されるのは冒頭のみ。
いわゆる「アタマ撮り」で、あとは記者もカメラマンも追い出される。
取材は、それぞれの国の代表の、最初の発言まで――がお約束。

通常、最初の発言は双方、儀礼的なものになる。
が、先に発言した潘外交通商相は、あいさつ抜きで切り出した。
明らかにテレビ、取材陣を意識してのパフォーマンス……。

                    ※※

●日本の意志、「疑わしい」――と。

潘外交通商相。
「独島の領有権の日本の主張が教科書に記述され、
独島に関する記述の意図的な改悪が明らかになった。
日本政府の意志は疑わしい。到底受け入れがたい」

町村外相は潘外交通商相の発言の間、
手元のペーパーの端をめくりながら、視線を落としていた。
「(現状が)決していい状態だとは、私も思っておりません。
今後の正常化に向けて、貴重な第一歩になる会談意したいと思います」

テレビで伝えられた音声(NHK、7日19:00ニュースなど)はここまで。
あとは会談後の談話となった。韓国側の主張に対して、
日本側は拒否した――とNHKは伝えた。

                    ※※

●盧武鉉大統領、「大外交部」とはしゃぐ。……???

朝鮮日報、3月30日付、「盧大統領が『大外交部』と称賛」 の見出しで、
次のような記事があった。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が30日、外交部を「大外交部」と呼び、注目を集めた。

 盧大統領は同日、大統領府で外交通商部から今年度の業務報告を受けた際、出席者を見回しながら「大外交部に呼ばれるに値する。他の部処の業務報告は局長クラスが前に座っていたが、外交部は局長らが陪席者席に下がっている」とし、「大きな部処に間違いない」と語った。

 このような発言は、日本との独島(トクド)および歴史教科書問題、北朝鮮の核問題、韓米同盟関係など山積した外交懸案に対し外交部が適切に対処しているという思惑を遠回しにほのめかしたものと解釈される。

 これに対し、潘基文(パン・ギムン)外交長官は「全世界を地域と機能ごとに分けて取り組んでいるためです」とし、「まだまだ、組織を拡大させる必要性があります」と話し、爆笑が起きた。

今回の外相会談において、韓国側は日本政府に、
「疑わしい」の言葉を投げてきたが、それは実は、こちらから言ってもよいセリフ。
やはり、韓国政府は対日政策を民族意識発揚、支持率浮揚の道具にしている――と、
疑わざるを得ないではないか。それを日本、町村外相はがまんした。

なお、同じ朝鮮日報、3月30日付の別の記事で、
盧武鉉政権の支持率が持ち直していることも報じられた。
「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に対する支持率が昨年の弾劾政局以後、
初めて50%台を回復する勢いを見せている」――と。

                    ※※

●一度に多人数の敵に囲まれてしまった日本……。

竹島問題が、このような展開を見せるとまで、コイズミ政権は
読みきれなかったと思われる。

「竹島の日」を制定した島根県議会、島根県、島根県の人々の気持ちは、
十分に共感すべきであるし、日本国のもともとの主張にたがわない以上、
それはなんら非はないのだが、ただ、外交の「戦術」としては
それが止むを得なかったとしても、良い手とは言えなかった。

懸案に取り囲まれる中で、結果的に、一度に多数の敵を
相手にしなければならない状況に似てきたからだ。

一人ひとり、各個撃破する戦術を取るほうが良かったのかもしれない。

しかし、かくなるうえは、引き返すことも不可能――。
マチムラ外相に委ねるより他ない。

「マチムラ外相はよくやっている、大外交部ならぬ『大外務省』だ!」と
世論の評価を得られるよう、主張を変えることなく、
願わくばうまく調整してほしい。
(大ガイムショーはジョークですよ、ジョーク。^^ どこかと、いっしょになれませんから。)

                    ※※

●コイズミ訪韓、アウェーでの外交戦に。

今回の外相会談で、日韓シャトル外交による、
コイズミ首相の訪韓日程は変更させない方針で一致したという。
6月、もしくは7月に、ソウルで実施される見通しとのこと。


それまで、この問題は沈静化するだろうか……。
沈静化したとしても、再び再燃するのではないか。
反日デモも、当然にして激化するのではないか。

この場は、ひとまず、やりすごしたほうが良いのかも……と、考えていたら、
方針は変えたくないと、むしろ日本政府が望んだらしい。
おもしろい判断だとは思うのだが、どうなるのだろう。

何か、策はあるのだろうか……?
国連常任理事国入り問題、北朝鮮問題、そして両国の安全保障をめぐって、
今、動いて、プラスになるように持っていくことができるのだろうか。

訪韓はアウェーでの、外交戦になる。

                    ※※

毎日の夕方、首相官邸で行われる、短い首相の会見。
小ぶりのテーブルの前に首相が現れ、記者たちが取り囲むようにして、質問する。
時間は、ほんの4、5分らしい。

そのようすは、毎日のようにテレビで報じられる。
首相の答えはいつも短く、何を言わんとしているのか、翻訳が必要なほど。
しかし、悩んでいるのだろう。

                    ※※

●韓国にとって、どこが味方でどこが敵なのか……?

韓国の政権が急速に左傾化しているように思われる。
「北朝鮮の核が直接的な脅威には思えない」などの発言がもれはじめている。
6日付サンケイによれば、韓国政府は、中国との軍事交流を
「日韓水準」まで強化する方針を打ち出した――ともいう。

盧武鉉政権はどこが自分たちの味方で、どこが敵なのか、
見失いつつあるのではないか。政権の支持率低迷に、
迷走を深めているとしか思えない。


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by yodaway2 | 2005-04-08 14:53 | 北朝鮮問題、どうする