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週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。

by yodaway2
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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拉致問題、このままでは悲しすぎる。――横田さん、田口さんのこと。
北朝鮮による拉致問題について。
いくつかのことを書き留めたいが、今日はつれづれに。

まず、先に、外務省の藪中局長ら日本側代表団が持ち帰った、
横田めぐみさんの「遺骨」とされた骨について、
先方から提供を受ける際に、日本側が公表しないとの文書に、
署名していた――とのニュース。

最初、このことは、朝鮮中央通信が
日本側を非難する論評(「備忘録」)のなかで言及してきた。

                    ※※

●「遺骨」を公表しない――との文書は避けられなかったのだろうか。

そもそも、日本人を拉致し、連れ去り、事実を虚偽で固め、多くの被害者を
いまだに帰そうともしない国が何を言いやがる――という気持ちなのだが、
しかし、敢えて厳しく言えば、そもそも、そんな文書に署名しなければ、
「遺骨」とされた骨を向こうから奪取できなかったのだろうか。

藪中氏は何食わぬ顔で攻める、
斎木氏(審議官)はまるで検察官よろしく、相手の矛盾を突いていく、
警視庁などからは捜査の専門家も加わっている――という陣容でのぞんだはずだが、
それでも敵陣に乗り込んでの戦いとなると、結局、止むを得なかったのだろうか。

かつて、このブログでは外務官僚氏らを、国内にあっての敵役に見立て、
こっぴどく書いてしまったが、なぜか、最近は物悲しく、切なく感じてしまう。
今回の「遺骨」奪取に、代表団は滞在期間を延長し、
必死の攻防を繰り広げたのだろうと、振り返ることができる。

                    ※※

●「ただし……」のひと言は、したたかではあった。

そう言えばたしかに、代表団が帰国してすぐには、持ち帰った証拠に
「横田めぐみさんの遺骨が含まれている」と発表されなかったかもしれない。

代表団は文書に署名し、遺骨を手にしたあとで「横田さんの家族の了承があれば
公表する可能性がある」と断り、北朝鮮側も異議を唱えなかったという。
ゆえに問題なし――と、今日、町村外相、杉浦官房副長官が同じコメントをした。

つまりきっと、代表団が帰国し、横田さんのご家族――というよりも、
文書に署名した経緯を報告しつつ、内閣の判断を仰いだのではないか。
で、横田さんご家族の意思に基づきつつ、
もちろん、それは公表せよ、となったということなのだろう。

それは当然のことであるし、藪中氏らもこうした展開を読んで、
したたかに、「ただし」と、お断りのひと言をその場で残したのだろう。

                    ※※

●「一番腹立たしい思いをしているのはコイズミ首相」――と外相。

さて、今週日曜以来の、町村外相の発言が、少しハードになってきている。
北海道で行われた講演で次のように述べ、政府として
制裁発動に踏み切る可能性があり得ることを示唆した。

「小泉さんとしても、いつまでも何もしないで相手側の不誠実な対応が続けば、
それはどこかの時点できちっとした対応を取らざるを得なくなるということです」
「北朝鮮に対して、一番腹立たしい思いでいるのは、
2度訪問した小泉さんかもしれない」

また、コイズミ首相と会食したときに、次のような発言があったと紹介した。
「首脳外交で言いたいことは山ほどあるが、国と国との関係が
壊れてしまうかもしれない場合は、そこをのみ込んで1にも2にも忍耐だ」。
コイズミ首相も、それはやはり、こらえているのだろうに。

何をしでかすかわからない、非常識な国家ゆえ、
慎重であるべきだが、キレるときにはキレざるを得ない。
舞台裏では、もうすでに、粛々と備えを固めはじめているにちがいない……。

                    ※※

●田口八重子さん、妊娠線を見せての必死の訴えに。

そして、田口八重子さんが拉致されたあと、
北朝鮮の工作員に「お腹の妊娠線を見せて『幼い子供がいるから帰して』と
嘆願したけど駄目だった」――と話していたとのニュース。
兄の飯塚繁雄さんが、いっしょに暮らした地村富貴恵さんから
聞いた話として、公表された。

田口八重子さんは、大韓航空機爆破事件を起こした金賢姫・元死刑囚の、
日本語教師であったことが明らかになっている。
田口さんは金賢姫・元死刑囚に「私も工作員になれないか」と聞いたが、
「絶対に無理だ」と言われたらしい。工作員になって外国に出、
日本大使館に駆け込むことを考えたのだという。

想像するしかないが、想像もできないほどに痛ましい。
なんとかしてあげたいではないか。

                    ※※

実は私は、経済制裁については疑問を払拭できないのだが、
相手がこちらの要求に応じないなら、それももう、止むを得ない――。

それに、日本人が思ってもいない展開になることは十分にあり得る。
米国次第……、ではあるのだけれど。


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by yodaway2 | 2005-01-25 23:12 | 北朝鮮問題、どうする