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週刊!Tomorrow's Way
tomorrows.exblog.jp

テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。

by yodaway2
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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北朝鮮、日朝の政府間協議打ち切り――だと。へえ。
正午のNHKニュースで、北朝鮮外務省のスポークスマンが今日、日本が先に、
拉致問題再調査を精査した結果、持ち帰った遺骨、証拠などが、
まったくのデタラメと強く抗議したのに対し、「認めることも受け入れることもできない」とし、
日朝の政府間協議について、「意義を見出す必要がなくなった」などとして
打ち切りを示唆してきた――とのニュース。

元は朝鮮中央通信(北朝鮮の国営通信社)が報道し、いまの時点で、
ニュースはNHKのサイト、共同、時事、毎日のサイトなどで読める。

翻訳ゆえ、微妙に表現が異なるが、
結論から言えば、逆に居直ってきた――ということになる。
日本側に高まっている「経済制裁」などの強硬措置に対しては、
「物理的に対処する万端の準備ができている」(北京共同→毎日)とし、
軍事力の行使を、またもチラつかせてきた。

呆れるばかりなのだが、キ印のつく国家なので、一応は
引き締まっておくほうが良いと思われる。

また、逆から言えば、すなわち北朝鮮側からすると、
日本側の精査結果を受け入れるだけの余裕がないのかもしれない。
受け入れれば、即、金体制の動揺につながりかねないのかもしれない。

また、今回の声明で、核問題をめぐる6ヶ国協議に対して、
日本側排除の手を、事実上、打ってきたとも読み取れる。

中国は北朝鮮の保護国であり、額は公表されていないが、
かなり多額の経済支援も行っているという。
米政権の動向を気にしつつも、
その中国と日本の関係が悪化しているのを見透かし、
高をくくっている部分もあると思われる。

                    ※※

各報道による「」書きの部分――、つまり北朝鮮外務省スポークスマンの
セリフの部分を、ざっと抜き出したい。

<NHK>
「再調査に傾けた我々の努力とその結果を全面否定するもので、受け入れられない」
「日本政府が極右勢力と力を合わせて我が国に反対する動きに出ていることが
明らかになった以上、日朝の政府間協議に意義を見出す必要がなくなった」
「(横田めぐみさんの遺骨の鑑定について)日本側はねつ造した真相を徹底糾明し、
謝罪すべきだ」

<共同>
「(精査結果は)ねつ造」、「認めることも受け入れることもできず、断固排撃する」
「日朝政府間接触に、これ以上の意義を付与する必要がなくなった」

<毎日>
「(経済制裁などの厳しい対応に)物理的に対処する万端の準備ができている」
※共同配信、共同サイトに含まれない部分。

<サンケイ>
「対話相手に真摯(しんし)に誠意をもって対すれば対するほど、
むしろ日本の反共和国(反北朝鮮)政治謀略と敵視政策に悪用されるのみだ」と
「日本政府が極右勢力とともに反共和国策動に露骨に乗り出していることが明白になった」
※共同配信、共同サイトに含まれない部分。

<時事>
「(日本側の精査結果は)政治的目的の下にねつ造した」
「受け入れることも認めることもできない」
「朝日政府間接触にこれ以上、意義を付与する必要がなくなった」

                    ※※

来年も厳しい年になるのだろうか……。
天気も荒天、波も高し。

されど粛々と準備し、布石を打つべきところに打ち、かつ、前進するのみ。
かつての経験を超えて、日本の国としての知略が試される年になるのかもしれない。
そんなふうな考えが、頭をよぎった。


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by yodaway2 | 2004-12-31 13:54 | 北朝鮮問題、どうする