週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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速報!ガソリン国会、爆発を回避。――与党、「つなぎ法案」取り下げ。
ガソリン国会は、危ういところで爆発を免れた。

与党――、自民党、公明党は、暫定税率の期間延長を図る、
「つなぎ法案」について、今日午後、河野衆院議長の調停案を受け入れ、
同法案を取り下げる方向になった、とのこと。15:14のANN報道による。

与党は今日午前、同法案を財務金融、総務の2つの委員会で採決し、
午後1時に予定された本会議での採決に備えていた。

午前中、与野党の幹事長、書記長会談が行われ、
野党側が同法案の取り下げを求めたが、
与党側は年度内採決の確約がいるとして、受け入れなかった。

野党側は河野衆院議長を訪ね、再度、調停を要請、
与党側との接点を探る動きが続いた。

時計の針が進んでも、本会議のベルは押されず、衆院TVも、
中継画面に「開会され次第、中継します」のテロップが入り、
青いベタのままだった。

詳しい報道はこれからだが、伝えられる限りにおいて、
自民党が野党側に求めていた年度内の採決の確約などは、
「徹底した審議を行ったうえで、年度内に一定の結論を得るものとする」
の一文となり、「一定の結論」を、野党側が呑む形になった。

また、「税法について各党間で合意が得られたものについては、
立法府において修正する」――と続き、国会審議の結果としての
修正を、与党側への交換条件とした。

これらは、もともとあるべき姿であり、本来、あたり前のこと。

ずいぶん、時間を浪費したものだと思うが、破局に至らず、
政府、与党、野党の別なく、ホンネではすべて、
ほっと胸をなでおろしたのではないか。

自民党、伊吹幹事長らは、ひょっとすると、概ね、
結論を読み切っていた可能性があるが、
不測の事態というのは、十分にあり得た。

玉虫色、足して二で割る、落としどころ、けんか両成敗、
痛みわけ……などの言葉は、あまりよい使われ方がされないが、
現実の政治の場では、そうした「兼ね合い」がけっこう、
重要なセンスであって、破局を救う場合がある。
今回の調停も、それらに近い。

政治とは「最善の策」であるよりも、実は、よりましな
「次善の策」である場合がほとんどなのだ。

暫定税率の問題が、これからどこまで掘り下げられるか、
予断は許されないが、背広を引っ張り合ったり、
鬼ごっこなどせずに、歳費に見合う議論が交わされると、よい。

無駄な道路というのもあるが、
無駄な議員歳費――というのも、あるわけだ。


<追記>両院議長による「あっせん」(原文・PDF)
民主党HPに同文書がアップされている。こうした文書を、
生の形で見られるのは、非常にめずらしい。実に簡単な記述だが、
1次資料に接することのできる、貴重な機会。このようなペラ1枚で、
国の姿が違ってくることだってあり得る。

・民主党HP→http://www.dpj.or.jp/news/files/bunsho.pdf

<追記の追記>上記、両院議長あっせんの文書(合意書)について、
1、2、3の文章の下(余白)に、各党幹事長、書記長が署名、捺印した。
民主党のアップした文書は署名のないもの。どうせなら、
署名ありの文書をアップしてほしいよネ。


・当ブログ関連記事(ひとつ前のエントリー/2008年 01月 30日)
→国会紛糾!知恵を出し合えない政党政治、、、これがねじれ国会の現実なの?


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by yodaway2 | 2008-01-30 15:36
つなぎ法案、ついに提出。――国会は明日からお休み??
今日、午後8時からの衆院本会議で、平成19年度の補正予算案が可決され、
参院に送付された。それを終えて、自民党は租税特措法、揮発油税などにかかる
暫定税率の日切れに備える、つなぎ法案(ブリッジ法案)を提出した。

・共同→与党、つなぎ法案を提出 30日にも衆院通過
[ 01月29日 21時36分 ]


本会議直前まで、与野党の話し合いが行われ、河野衆院議長も
仲裁に動いたが、これまでのところ、打開できていない。
ただし、明日午前9時から、野党呼びかけによる、与野党の
幹事長、書記長の会談が予定され、つなぎ法案の
取り扱いについて、話し合われることになっている。

                ※※

法案を提出した与党、自民党も、実は苦しい。
民主党が抵抗したとしても、つなぎ法案を1月中に
参院へ送付できれば、再可決して成立させることができるが、
予算案審議、他の法案審議が暗礁に乗り上げてしまう。

また、租税特措法の改正案そのものについても、
再可決しなければ成立させられない可能性が高く、
その場合、つなぎ法案と共に2度の再可決を行う事態になる。

自民党内にも、そうなった場合の、国民の反発を恐れる声がある。

                ※※

民主党もやはり苦しい。
つなぎ法案を阻止するために、平成20年度予算案審議に
応じないで済むのかどうか、、、次の総選挙で
政権交替を仕掛けるというのに、予算審議を空転させるだけでは、
やはり国民から非難を集めてしまうリスクが大きすぎる。

党内には暫定税率の維持には反対しない異論があり、
一部で署名も集められているという。
いざ総選挙となったときに、動くはずの地方議員、地方組織が、
この問題に及び腰であることも、無視できるかどうか。

また、解散総選挙に追い込む――と息巻いても、
解散権は首相にあり、首相が応じない場合のシナリオが
描ききれない。決定打、と呼べるほどの手が見つからない。

参院の問責決議については、福田首相は警戒を強めており、
今回の、つなぎ法案が議員立法の体裁を取っているのも、そのため。

しかし、そもそも、参院の問責決議など、よく言われるように、
法的な拘束力がなく、首相は辞めたくなければ辞めなくてかまわない。
伝家の宝刀ではなく、伝家の竹光(たけみつ)――との言い方もあるのだという。

そして何よりも、強権的な小沢代表の発言、行動に、
中堅、若手などで、不満がくすぶりはじめている。

与党、自民党と野党、民主党はにらみ合っているが、
そのどちらも、どこかですくんでいる。

                ※※

国も自治体も大きなシステムで、とりわけ年度末へと向かういま、
歳入不安を抱えにくい状況。……しかし、現在の道路整備計画では、
たしかに無駄や不合理が多そうで見直す余地は十分ある。

また、使い道については、自民党も小泉内閣、そして安倍内閣において、
道路特定財源の一般化をめざす、との方向を打ち出したはず。

民主党も値下げいっぺんとうではなく、一般化で
応じるべきだとする意見は多いのだが、実は、執行部も
一般財源化に重点を置く方針に比重を移したがっていた。

いずれにしても、これから先、10年間も
「暫定」を続けるのは、いまのようなドッグイヤー、マウスイヤーに
ふさわしくなく、ちょっとひどい話かもしれない。

ゆえに、難しいが、話し合いの余地は残っている、と感じる。
      ・
      ・
      ・
今夜は、双方の執行部にとって、長い夜になりそうだ。


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by yodaway2 | 2008-01-29 23:10 | 風雲急!政局と選挙
暫定税率に「つなぎ法案」、――攻めているのは自民か民主か?
<追記>29日午後2時過ぎに衆院予算委員会審議に民主党が復帰し、再開。
つなぎ法案については平行線だが、与党は法案を提出する構え。
・読売→衆院予算委、民主が審議に復帰…補正予算案の成立優先
(2008年1月29日14時57分 読売新聞)


<追記、その2>与党、「つなぎ法案」、提出へ。提出後、民主はすべての
委員会審議に応じない方針で、国会は全面対決に。
・共同→つなぎ法案で全面対決 民主、審議拒否で抗戦 [ 01月29日 15時05分 ]


                ◆◇
<本文、ココから>
日付が変わって29日になった。――与党は今日、暫定税率維持のため、
年度内に改正案が成立しない事態にそなえ、現行法を5月末まで延長する、
いわゆる「つなぎ(ブリッジ)法案」を国会に提出する。

1月31日まで衆院で可決、参院送付すれば、参院で
採決されない場合にも、60日経過による見なし否決が適用となり、
3月31日に再可決できる。否決されても、もちろん、同日まで再可決でき、
暫定税率は継続され、その間に改正法案の処理が可能となる。

                ※※

民主党はこの、「つなぎ法案」に猛反発しているが、
それだけに、民主党の急所、弱点中の弱点を突いているし、
民主党の、一瞬の隙を突いた、とも言える。

民主党は、衆院での改正法案の採決を引き延ばし、参院で否決し、
もしくは採決せず、年度内成立を阻むシナリオを描いていた。

ただ、その先の、解散にまで追い込むかどうかとなると、
アナウンスほどに魂はこもっていないかもしれない。
それは候補者調整などが、まだ、済んでいなから。
もちろん、自民党も、それは同じ。

しかし、それでも改正法案の年度内成立を阻み、
いったんなりとも、ガソリン価格の引き下げを実現できれば、
所期の目的達成とばかりに、有権者にアピールできるところだった。

それが、「つなぎ法案」が通れば、あべこべに、
そのシナリオが阻まれてしまうのだ。

                ※※

昨日、国会では与野党の幹事長会談、国会対策委員長による
会談が行われ、それに並行して、民主党本部でも
小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長らによる鳩首会議が開かれた。
そして、「つなぎ法案」提出の時点から審議拒否に入るとの、
徹底抗戦の方針を確認したとのこと。

参院における問責決議案についても、ふたたび、
ちらつかせはじめている。

                ※※

一方で、与党、自民党は民主党の切り崩しにもかかっている。

民主党が昨年9月の参院選に大勝できたのは、
いわゆる地方の1人区での勝利が大きかった。

民主党は農家への所得補償など、自民党が言ってもよさそうな
バラマキ公約を掲げ、それら1人区の地域で議席をもぎ取った。

ところが、今回の暫定税率問題では、まさに攻守が入れ替わっている。
そうした1人区では、ことごとく財政力が弱く、かつ、インフラ、道路についての
充足感も十分と言えず、加えて、インフラ整備に関わる建設業などが
地域経済を支えているという実情も、いまだに濃い。

この暫定税率問題では、昨年の参院選のときと正反対になっており、
民主党でも、よほどの都市でもないかぎり、地方選出の国会議員、地方議員、
地方組織は、実はこの暫定税率問題では及び腰なのだ。

それで、民主党も地方では猛烈な風圧にさらされており、
その背後には自民党の存在が見え隠れしている。

                ※※

追い込まれるのは福田政権、自民党のはずだった。
しかし、気がついてみると、いつの間にか攻守が逆さまになっていて、
民主党が守勢に立たされているではないか。

実におかしな、こっけいな事態との感想を持たざるを得ない。

一見、恬淡とし、無個性に映る福田政権だが、
ただ手をこまねき、座して滅ぶというわけではないようだ。
また、執行部のコンビネーションも、民主党のそれに比べれば、
はるかに足並みが揃い、はるかに結束しているように見える。

いま繰り広げられている、国会の攻防は、筆者には
実に多種多様、多彩な戦術、技が組み合わされているように見え、
それはもう、秘術、奥義の限りを尽くしているかも知れず、
それらについて書き始めると、いつ終わるかわからなくなりそうなほど。

租税特措法の合体変身(一括提案)の術、大阪府知事選での雲隠れ(推薦隠し)の術、
薬害肝炎、サリン被害者の救済、原爆認定基準の見直しでの変わり身の術、
地方自治体首長、地方議員を動員して揺さぶる分身の術、民主党内部に
造反を仕掛ける水遁(すいとん)の術、野党共闘を分断する離間の計、
そして今回の、「つなぎ法案」による奇襲戦法……、と。

実は前回の臨時国会も、大連立構想が飛び出すなど、
驚きの場面があったけれど、今国会も、早くも
技という技、計略という計略のオンパレードになってきた。

今回は時間の都合でニュース・ソースにリンクなし、ご容赦を。


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by yodaway2 | 2008-01-29 00:26 | 風雲急!政局と選挙
暫定税率;民主党、それとなく戦術転換しているかも。……菅氏、街頭演説で廃止を強調せず?
繰り返しのテーマとなって恐縮だが、民主党の
暫定税率に対する姿勢について――。

いくつか前のエントリーで、サンケイの記事(スクープ?)を
取り上げ、民主党が暫定税率廃止から、暫定税率の一般財源化へと
戦術転換を図っている旨、記述した。
・週刊!Tomorrow's Way→え?民主党、暫定税率廃止を転換??
――ぜったい通すもンかって、あんなに言ってたじゃないか?(2008-01-23 12:08)


ところが、その後、この記事についてのサンケイ自身の
フォローや、あるいは他紙の後追い記事が見当たらず、
記事は勇み足かとも考えはじめていた。

いまだ、たぶん、戦術転換に関わる続報は、メディアレベルでは、
出ていない。……いないのだが、民主党のHPを見たところ、
こんな見出しの記事があり、内容を読み、ははあん…と、納得した。

・民主党HP(ニュース)→道路特定財源を一般財源化し、地方の自主財源実現へ 
有楽町で緊急街宣を開催(2008/01/25)

>民主党国民運動委員会は25日昼、東京・有楽町で揮発油(ガソリン)税の
>暫定税率廃止と道路特定財源の一般財源化を掲げ、
>ガソリンをめぐる税制の抜本的改革を訴えるため、
>約300人の聴衆が足を止める中、街頭演説を行なった。……中略

>次に鈴木克昌衆議院議員がマイクを受取り、元愛知県蒲郡市長の経験から、
>「今回はガソリン税を25円下げるというだけの話ではなく、日本の国の税金の
>使い道をどう変えていくかである」と、本質に切り込んだ
。……後略。

引用は部分なので、ぜひ、リンク先の記事をご一読願いたい。
記事中、暫定税率の廃止についての主張も出てきてはいて、
完全にそれらが消し去られたわけではない。

しかし、民主党HPの記事は報道記事の形態で書かれており、
報道記事のお約束である、「逆三角形」の構造になっている。
つまり、大事なことが先に書かれている。……暫定税率の
「廃止」そのものについては、登場した回数も少なく、
決して目立つ記述とは、ちょっと受け取りがたい印象。

まして見出しは、内容のキモを伝えるものであり、
そこでは「廃止」の変わりに「一般化」と打ち出された。

同様に、ガソリン値下げ隊についても、華々しく
デビューした割には、登場の場面が小さい。


やはりサンケイの報道のとおり、民主党はそれとなく、
戦術転換を図っていると分析でき、それが、はしなくも
HPの<ニュース>に現れたのではないか。


したがってこの問題について、今後の国会の展開次第で、
与野党が話し合う場面も、けっこう可能性としてありそうだし、
すでに伏線が張られているかもしれない。

自民党は、この3月で法案が切れても、税率を
一定の期間維持できるよう、新たに、議員立法による
「つなぎ法案」について、検討しはじめた。もちろん、
民主党は反発しており、これからどうなるか、まだ、わからない。

ただ、民主党においても地方組織は単純な
暫定税率廃止には納得しないようすで、
真に解散総選挙を考えるならば、冷や冷や
しはじめているのではないか。

先に衆参、2人の議長が会談したように(――この会談の
内容を明らかにした報道記事も見当たらない)、水面下で、
何か、次の展開を探る動きも、あっておかしくない。
・週刊!Tomorrow's Way→2人の議長、動く。――そうだ、ガソリンが
引火する前に頭を冷やそう!(2008年 01月 23日)


以上、ちょっと簡単すぎるかもしれないけれど、すでに何度か
まとめているテーマなので、ご容赦のほどを。……では。^_^;


<追記>菅氏による大江参議院議員(民主党内の暫定税率維持派)への恫喝、
自民党によるつなぎ法案の検討……などなど、筆者には、どれもこれも、
駆け引きに見えてしまう。。(__)

<追記>ガソリン値下げ隊について、民主党の地方組織、とくに一人区の
地域の地方組織には、なかなか受け入られないのではないか。


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by yodaway2 | 2008-01-27 02:58
暫定税率;民主党議員が「わが党はKY」――と。このまま突き進むのか、否か?
<追記、25日>民主党、菅直人代表代行が、暫定税率問題で党の方針に
従わない姿勢を見せている、大江康弘議員に、造反なら議席返上を――と。
自民党は自民党で、若手などが道路特定財源の一般化を、と。
賛成か反対かの、2元論以外にないの?どちらも、内部に異論を抱えているのだから、
本来であれば、こういうときこそ、修正協議の出番じゃないのかナ?


                ◆◇
<以下本文>
昨日、23日に、今国会の焦点となる、揮発油税の暫定税率延長法案が
衆院に提出された、――とのニュース。さらに、その日、国会近くの
憲政記念館で道路特定財源堅持を求める都道府県議総決起大会が開かれ、
民主党からも15人の“造反議員”が出席した。

・朝日→世論争奪「ガソリン国会」 自・民、非難ヒートアップ
(2008年01月24日03時03分)


まず、「世論争奪」――とは、けっこう、切れ味がいい見出しと感じた。
その決起大会で注目を浴びた民主党の議員たちが、
自民党、伊吹幹事長から水を向けられ、次のように話したとのこと。

「この場の空気や熱意が伝わらないようであれば、わが党は
KY(空気が読めない)だ。地方に住む我々にとって、
生活とは道路なんだ」(大江康弘参議院議員=民主党全国比例区)

                ※※

大江氏は元和歌山県議会議員で、平成13年に
自由党から出馬して当選、現在2期目。
かつては小沢代表と行動を共にしてきた。

その大江氏の「わが党はKYだ」――とは、けっこう、
民主党幹部、小沢代表らにとって、耳に痛いのではないか。

                ※※

昨年9月の参院選で、民主党は大勝、参院第1党となり、
野党が過半数を制したことによって、衆院とのねじれ状況を生んだ。

そのときの、参院選の勝因に、小沢氏が全国行脚を続け、
格差問題や1次産業衰退の問題に突き刺さり、地方選挙区の中でも
本来、自民党の金城湯池とされた1人区で勝ったことによると分析されている。

道路問題は、実はその1人区に、抜き差しならない問題でもあるのだ。

                ※※

いくつか前のエントリーで、民主党の戦術転換、すなわち廃案ではなく、
道路特定財源の一般化をめざす方向――と報道した、サンケイの記事を取り上げた。
・当ブログ→え?民主党、暫定税率廃止を転換??――ぜったい通すもンかって、
あんなに言ってたじゃないか?(2008年 01月 23日)


果たしてそのように展開するのかどうか、
いまの時点で、はっきりとした続報はもたらされていない。

しかし、上記の記事中でも最後の部分、鳩山幹事長の話の部分は
注意すべきだと思われる。鳩山幹事長は次のように話したのだという。

「冷静な議論が必要だ。特定財源ができて54年、
まだ道路が最優先なのか。まず一般財源化という発想もある


たしかに、少し、トーンが違ってきている。


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by yodaway2 | 2008-01-24 15:25 | 風雲急!政局と選挙
え?民主党、暫定税率廃止を転換??――ぜったい通すもンかって、あんなに言ってたじゃないか?
※1月24日11:51/当記事、方針転換の真偽について、未だ確認できず。
後続の報道も未確認。記事のとおりに展開すれば、実は民主党にとって自殺行為。
ただし、こうした議論が生まれていることは、ほぼ間違いなく(別記事で記述予定)、
民主党内は揺れていると見られる。ご来訪の皆さまには、いちおう、
おふくみおきのうえ、お読みいただければ幸いです。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

ほんとうに、驚いたことにも、民主党が揮発油税などへの暫定税率問題で、
戦術変更、すなわち方針転換する方向、とのニュース。
サンケイが先行して報道、スクープのよう。――内容は、これまで主張してきた、
暫定税率の廃止ではなく、道路特定財源の一般化をめざすのだという。

・iza!(サンケイ)→ガソリン税暫定税率、民主が戦術変更へ 道路一般財源化
(1月23日05:15更新)

>民主党は22日、ガソリンを含む揮発油税の暫定税率廃止問題で戦術を変更し、
>「ガソリン代値下げ」の代わりに、道路特定財源の一般財源化などの
>制度改革に重点を置いて訴えていく方針を固めた。同党は、暫定税率廃止で
>ガソリン1リットルあたり約25円の値下げをするキャンペーンに力を入れてきたが、
>人気取りとの批判に押され、「逆効果となってきた」(幹部)と判断した。

報道はいまの時点でサンケイにしかなく、スクープなのだろうけれど、
その記事が誤りでなければ、以下の感想を持たざるを得ない。

                ※※

21日には衆院で鳩山幹事長が、22日には参院で輿石参院会長が、
それぞれ税率廃止を強烈に迫ったばかりではなかったのか?

「朝令暮改」と言えばよいのか、「君子豹変」と言えばよいのか、
「舌の根も乾かぬうちに」と言えばよいのか、、、、筆者は
道路特定財源の一般化であれば、自民党内にも、かねてから
その意見はあり、与野党協議の可能性も生まれるわけで、
方針変更の内容自体は誤りでないと受け取る。

                ※※

しかし、、、次の総選挙にて政権交替を迫る野党第一党が、
衆参それぞれの代表質問で打ち出した中心政策が、一夜にして
ひっくりかえる事態というのは、あまりに滑稽(こっけい)であり、
あまりに愚かしく、あまりに浅はかであり、あまりに軽挙であり、
この世の出来事とは思えないほどだ。

自民党は細川政権の一時期を除いて、他党との連立はあっても、
結党以来、一貫して政権を担い続け、そのために硬直化し、
矛盾が蓄積され、制度疲労が進んだ、とよく言われる。

民主党は、それに変わる政党であるはずなのだが、
あまりに頼りなく、あまりに無知蒙昧で、あまりに幼稚で、
あまりにお粗末ではないか。

                ※※

民主党の戦術変更、すなわち方針転換は、記事によれば、
政府・与党の「どうやって財源確保するのか?」などの反撃を受け、
「世論の風向きが変わる恐れもある」(同党ベテラン)との判断が
働いた結果とのことだが、そのようなこと、いまさらの話にしか聞こえない。

昨年末、年金問題で「選挙だから簡略化した……」などと、
言い逃れを図った政府も、そのときにぶざまな姿をさらしたが、
今回の民主党も、それに匹敵するほどと感じてしまう。

福田政権は機首を持ち直すことに必死だが、
ひょっとすると、敵失により、墜落だけは免れるかもしれない。


<追記>ガソリン値下げ隊の隊員、すなわち議員の方々は、
この戦術変更、方針転換に、唯々諾々(いいだくだく)、
ヒツジの群れのごとく、素直に従うのだろうか?

                ◆◇
<追記>
政府は23日、暫定税率の10年延長に伴う措置として、
道路整備費財源特例法改正案を閣議決定、とのニュース。
この改正法案には、道路整備費を上回る道路特定財源の余剰を
一般財源化する条項が盛り込まれた。

・iza!(サンケイ)→揮発油税の充当を10年延長 道路整備費法改正案を閣議決定
(1月23に意10:14)

>改正案は、地方の道路整備支援を目的に、揮発油税収の4分の1を
>自治体に配る地方道路整備臨時交付金制度も10年間延長する。
>一方、国の道路特定財源はこれまでは自動車重量税の範囲内でしか
>一般財源化できなかったが、改正案が成立すれば、揮発油税も含め、
>毎年度の予算で道路整備費を上回る道路特定財源の余剰は
>一般財源化できるようになる。

余剰を一般財源化……など、そのくらいあたりまえ。
疑問に思うのは、TVのニュース番組で知ったことなのだけれど、
改正法案を待たずして、現行、国土交通省の役人の宿舎、テニスコートなどの
厚生施設整備に税収が使われているとのこと。事実とすれば、
一般の常識からすれば、それらが道路整備とは、とうてい思えない。

なお、検索してみたところ、次のブログで記事を見つけた。
・金融・商事・法務ブログ→ 『国交省中部地方整備局 北勢国道事務所』の話。


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by yodaway2 | 2008-01-23 12:08 | 風雲急!政局と選挙
2人の議長、動く。――そうだ、ガソリンが引火する前に頭を冷やそう!
22日、衆参の両院議長が会談した、とのニュース。
衆議院の議長は河野洋平氏、参議院の議長は江田五月氏――、
会談は河野議長からの呼びかけで行われ、それぞれの副議長も同席し、
間違いなく、暫定税率問題などを話し合ったもよう。

もよう……とは、会談の内容は明らかにされていないため。
対決姿勢を強めている民主党に配慮してのことと受け取れる。

・毎日→<衆参議長会談>与野党対決エスカレートを懸念
(1月22日21時16分配信)


実は、ほんとうにガソリン問題、暫定税率問題で、民主党、野党は
その廃止について主張を変えず、与党は再可決で法案を
成立させるのかどうか、いぶかしさを感じている。

それは、いまの暫定税率によって集められた税金の
使い道が正しいとは、筆者も考えていない。
道路特定財源のなかからは、国土交通省の職員の
厚生施設の整備などにも出費されているとのことで

不可解極まりないし、納得し難い道路建設もありそうだ。
(※文末に追加補足)

それで、単純な期間の延長は時宜にかなわないと考えている。

しかし、そうは言っても、とくに地方自治体、地方経済にとって、
この暫定税率が消滅することは、大げさに言えば、
社会的混乱、それも大混乱を招くほどの事態になる。

簡単に、予算の穴埋めなどできないし、
代替措置、流用措置なども、現実問題として取りにくい。

また、35年も、この税率が暫定のまま継続されてきたことに
批判があるのはもっともなことだが、実は、筆者は、
継続され続けてきたのにも、それなりの理由があったからで、
矛盾やごまかしはあるものの、それらを無視しても、
正しい議論にならないと考えている。

で、どうするか――、を考えることこそ政治なはず。
こぶしを振り上げているだけでは、政治じゃない。


やっぱり、与野党は対決するだけでなく、話し合いの
チャンネルも持つべきなのだ。

それが、2人の議長が話し合ったことによる、
メッセージであると理解した。

おばかな対立劇を続けているうちに、
この国が沈んでしまうかもしれない、、、などと、
けっこう、まじめに心配している今日この頃なのだ。。。(-_-;)


<追加補足>上記本文中頃、「道路特定財源のなかからは、
国土交通省の職員の>厚生施設の整備などにも出費されている
とのことで」とした箇所で、「厚生」の2字を「更生」と誤って記述、
一晩そのままだった。……でも、直さなかったほうが良かった??w



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by yodaway2 | 2008-01-23 02:46 | 風雲急!政局と選挙
通常国会、論戦始まる。――民主党・小沢氏、またも途中退席。
第169回通常国会における、各党の代表質問が始まった。
21日の初日は民主党、鳩山由紀夫幹事長、
自民党、伊吹文明幹事長ら。

前国会では、新テロ対策特措法が主眼となったが、
今国会では道路特定財源などに使われる、
揮発油などへの暫定税率問題が焦点になる。
そのように、民主党が仕掛けた。

                ※※

午後1時、本会議が開会、民主党、鳩山幹事長が登壇、
福田首相に「内閣発足以来、無策」――、と迫った。

「福田内閣発足以来、この内閣が何をしたでしょうか。インド洋で米軍艦船等に
タダで油を渡すことに汲々としていただけではありませんかッ。……暫定税率は
34年前の第2次石油ショックへの対応として導入され、そのまま既得権化しています。
自民・公明の政府には、この硬直した構造を変えるつもりは全くありませんッ!
民主党は道路特定財源を一般財源化し、暫定税率は廃止しますッ」

福田首相は想定問答の資料を手早くめくり、そつなく、早口で切り返した。

「地域の自立、活性化や国民生活のために、本当に必要な道路整備などを
実施していくために、受益と負担の関係を前提として現行水準を維持させていただくよう、
民主党をはじめとする野党の皆様、国民の皆様に十分理解いただくよう
努めて参りたいと考えております」

しかし、全体として与野党協議による打開を意識し平身低頭、
民主党はそれを、クリンチ戦法となじる。

                ※※

この日も、民主党、小沢代表は、鳩山幹事長の代表質問が終わると、
またもや本会議を抜け出した。小沢代表は前国会でも伊吹幹事長の
質問中に退席していたとのことだが、このところの、新テロ特措法採決、
臨時国会最終日での欠席が批判されたばかりと言うのに、
無頓着に繰り返す……、それは、もはや挑発とも取れる態度。

自民党の伊吹文明幹事長が原稿を離れ、そこをちくりと刺した。

「小沢代表は残念ながら議席におられませんけれども、
権力把握そのものを目的と誤解することは、テロ特措法の再議決より
選挙応援を優先されたのと同様、決して国民の共感は得られないでありましょう」

野次のなか、テレビカメラが小沢氏の席の方に向き、ズームアップした。

そもそも、この日、民主党の質問者が小沢代表本人ではなく、
鳩山幹事長が“代理”したのが、国会の通例を
無視しており、お、か、し、い。――小沢氏が次の総選挙の結果、
首相となったら、施政方針演説は官房長官にでも“代理”させるのだろうか?

                ※※

今国会の会期は150日、政府、与党は年度内の
平成20年度の予算成立、暫定税率の維持をめざす。
野党、とりわけ民主党は、それらを阻もうとする。

解散総選挙について、3月危機説が言われるが、
首相は、少なくともサミット前の解散など、さらさらするつもりがない。

議場は野次に包まれ、けっこう、息苦しくある。


                ※※

<追記>上記本文を書き終えたあと、下記の記事を見つける。
退席はどっちもどっち、とのこと。――国会軽視も慣例、通例なのかナ?
いいね、それでも給料(歳費)もらえて。
・毎日→<代表質問>民主代表と自民幹事長 互いに途中退席
[ 01月21日 22時26分 ]


<追記>さらに、次の記事を見つける。やはり毎日新聞。
・毎日→<自民>「えーっ」戦術 民主や小沢氏の言動に声そろえ…
[ 01月21日 21時10分 ]


おいおい…、幼稚園の、お遊戯の発表会じゃないんだよ。。。(-_-;)



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by yodaway2 | 2008-01-22 06:42
暫定税率廃止、3分の2が賛成。――民主党、通常国会でリベンジ?
昨年来、原油価格が急上昇し、高止まりしている。
ガソリンは155円、157円などの価格になっており、
灯油も数年前の倍近い値段になっている、というのが実感。

そンななかで、揮発油(ガソリン)税の暫定税率を維持してきた、
租税特別措置法が3月で期限切れを迎える。
この、暫定税率を今後も維持するかどうか、こそ、
18日に召集となる通常国会、最大の焦点となる。

政府はこの暫定税率を今後10年間維持するための、
租税特別措置法改正案(租特法案とも略される)を提出、成立をめざす。

ところが、産経新聞とFNNが共同で13、14日に実施した
世論調査において、このことについて質問したところ、
3分の2、66.2%が廃止すべきとの回答を寄せた、とのこと。
政府と民意はまるで噛み合っていない。

世論調査は内閣支持率から始まり、新テロ対策特措法への評価など、
さまざまな項目で質問が行われた。下記リンクがその全体になる。
・サンケイ→【本社・FNN世論調査】回答結果の詳報(2008.1.15 18:59)

揮発油税の暫定税率に関わる問いと回答は次のとおり。

>【問】この春に期限を迎える揮発油税の暫定税率をどうすべきか
>・地方交通網などを守るため暫定税率を維持すべきだ  28.6%
>・原油高などの状況を踏まえ暫定税率を廃止すべきだ  66.2%
>・わからない、言えない                      5.2%

政府・与党からすると、この暫定税率が廃止された場合、
巨額の歳入欠陥が生じることになり、受け入れがたい。
すべての暫定税率が切れると約2兆6000億円の税収減という。
(追補;税収減の額はサンケイ、17日の主張による)

税金の無駄遣いを無くす、と言っても、国のシステムは巨大すぎて、
そう簡単に歳出を圧縮することは、現実的に難しい、というのだ。もちろん、
代替の財源など、そう簡単に見つからないし、用意できるものでもない。
また、暫定税率による税収は道路特定財源ともなり、地方経済への
影響も、現実問題として、抜き差しならない、というわけなのだ。

対して民主党は、世論の動向をにらみつつ、これら暫定税率の
改正に反対、廃止することを、次期通常国会の目玉と位置づけ、
攻勢を仕掛けようとしている。

暫定税率が廃止になれば、ガソリン1リットルあたり、
25円程度の値下げになる。また、年度内に改正案が
成立しないだけでも、国民はその税金の重さを実感できてしまい、
その場合、政府、与党は大きなダメージを受ける。
(ただし、民主党内にも異論はあるとのこと。)

・日経→民主、ガソリン価格で「値下げ隊」・議員60人が結成(16日07:03)
>民主党は15日、衆院議員約60人でつくる「ガソリン値下げ隊」を結成した。
>18日召集の通常国会で最大の争点に位置付ける揮発油税などの
>暫定税率存廃問題を巡って、街宣活動などを展開して世論にアピールする作戦だ。

・サンケイ→民主党、「ガソリン値下げ隊」発足 大阪府知事選へ“出動”
>民主党は15日、次期通常国会で揮発油(ガソリン)税の暫定税率を
>廃止することを目指して、中堅・若手ら衆院議員約60人からなる
>「ガソリン値下げ隊」を編成した。16日の党大会では壇上で気勢をあげるほか、
>地方遊説の第1弾として、17日に大阪市入りし、大阪府知事選応援をかねて
>キャンペーンを展開する。

筆者は実は「ガソリン値下げ隊」など、子どもっぽいネーミングは
軽薄もいいところで、好きになれないが、政権を追い詰めるのに、
急所には違いないのだろう。

民主党は先の臨時国会で、結局、新テロ対策特措法の、
再可決を許し、参院による首相の問責決議案も提出しなかった。
結果において、政府・与党の優勢勝ち。

しかしそれももう、過去の話。
次は、この暫定税率をめぐる問題、
それでリベンジできるかどうか…、幾度目かの決戦になる。


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by yodaway2 | 2008-01-16 14:50 | 風雲急!政局と選挙