週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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赤福、再開!老舗再生の希望が照らすものは何か?
相次いだ、食品偽装事件のなかでも、とりわけ驚いた赤福餅――、
それが今朝から、販売が再開された。

・共同→赤福が4カ月ぶり営業再開 本店に徹夜組など長い行列
[ 02月06日 09時54分 ]


午前5時、夜明け前、ぴんと凍りついた空気が、
詰め掛けた客たちにもまれ、そして報道陣のライトに照らされ、
ぱっと融けるようだった。

店の板戸を男性の店員たちが一斉に引き上げ、
その前に社長が立ち、少し、うわずった声であいさつした。

「たいへんながらくご不自由をおかけしました。
ただいまより、赤福本店、再開させていただきます」

集まった客たちを熱心なファン…と、どこかの記事に書いてあった。
映像でみると、もう、それは群集にも近い。
社長のあいさつに呼応するように、「ばんざーい」の声まで挙がった。
買った赤福餅の箱を両手でつきあげ、小躍りする人もいた。

                ※※

創業301年の老舗。江戸時代から続くその味も、
守り抜くのに困難な時代があった。終戦が近づくなかで、
食料、物資が不足し、国家統制が強まった、そのために、
さすがの赤福でも、原料の米や小豆、砂糖が思い通りに
手に入らない事態となった。

闇市に行けば、手に入らないでもなかったが、
それでは赤福の、もともとの味と違ってしまう――、
ときの当主、濱田ます(現社長の祖母)は、そう考え、
再び納得のできる材料が手に入るまでとして、店を閉じる決断をした。

物資が枯渇していたのだから、たとえ味が落ちようとも、
人々に言い訳ができそうなものだったが、
赤福は、そうはしなかった。

店の休業は5年にも及んだ。

しかし、人々は赤福の味を忘れず、再びのれんがかかったときに、
歓呼の声でそれを迎え、もとのように長い列をつくった。

かつて、赤福はたしかに、混濁の世に抗(あらが)った。

                ※※

赤福の偽装が発覚し、営業停止の処分が下されたのは、昨年10月。
それから4ヶ月……、赤福は今日未明、営業を再開した。

短い時間に再開できたのは、それでも赤福であれば、
店の信用を取り戻すのに、全身全霊を尽くしてくれるに違いないと、
人々が信じたからこそ。赤福は徳を積んできた店だと、人々が慕ったからこそ。

赤福の堕落は、ある意味、濁世に流された結果だった。
それが、赤福ほどの企業でも起きた。

事件で赤福の名は地にまみれたが、それでも、
人々の赤福餅への愛着は消えなかった。

                ※※

株式会社赤福は三重県伊勢市の、ひとつの企業。

一企業の話ではあるけれど、私たちがその再生を確認できるとすれば、
ちょっとおおげさかもしれないが、この国のそこかしこにも、
まだ幸せを取り戻すチャンスが、のこされているのではないかと、
そんなふうにも、感じた。


                ◆◇

<追記>同社が足を踏みはずしたのには、すでに指摘されているとおり、
過度な成長志向、拡大路線が背景となったのは否定できない。
同社は良質なミッションを有していたはずだが、企業規模が
大きくなるにつれて形骸化した。

今後の信頼回復は、実は本文に書いたほど、簡単でないかもしれない。
また、企業としての体力は残っているかもしれないが、大規模な工場設備、
再開していない営業店、縮小による余剰人員などをどうするか等、課題は山積。
同属経営による閉鎖的体質への批判もある。

けっこうきつい道のりになると思われる。
社長は若く、可能性のある人物。奮闘を祈りたい。


※お時間があれば、あせてお読みください。企業の危機管理について、です。
・当ブログ→三菱自事件とタイレノール事件(2004年 06月 12日)



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by yodaway2 | 2008-02-06 11:56 | 社会の問題、世相さまざま