週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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赤福、再開!老舗再生の希望が照らすものは何か?
相次いだ、食品偽装事件のなかでも、とりわけ驚いた赤福餅――、
それが今朝から、販売が再開された。

・共同→赤福が4カ月ぶり営業再開 本店に徹夜組など長い行列
[ 02月06日 09時54分 ]


午前5時、夜明け前、ぴんと凍りついた空気が、
詰め掛けた客たちにもまれ、そして報道陣のライトに照らされ、
ぱっと融けるようだった。

店の板戸を男性の店員たちが一斉に引き上げ、
その前に社長が立ち、少し、うわずった声であいさつした。

「たいへんながらくご不自由をおかけしました。
ただいまより、赤福本店、再開させていただきます」

集まった客たちを熱心なファン…と、どこかの記事に書いてあった。
映像でみると、もう、それは群集にも近い。
社長のあいさつに呼応するように、「ばんざーい」の声まで挙がった。
買った赤福餅の箱を両手でつきあげ、小躍りする人もいた。

                ※※

創業301年の老舗。江戸時代から続くその味も、
守り抜くのに困難な時代があった。終戦が近づくなかで、
食料、物資が不足し、国家統制が強まった、そのために、
さすがの赤福でも、原料の米や小豆、砂糖が思い通りに
手に入らない事態となった。

闇市に行けば、手に入らないでもなかったが、
それでは赤福の、もともとの味と違ってしまう――、
ときの当主、濱田ます(現社長の祖母)は、そう考え、
再び納得のできる材料が手に入るまでとして、店を閉じる決断をした。

物資が枯渇していたのだから、たとえ味が落ちようとも、
人々に言い訳ができそうなものだったが、
赤福は、そうはしなかった。

店の休業は5年にも及んだ。

しかし、人々は赤福の味を忘れず、再びのれんがかかったときに、
歓呼の声でそれを迎え、もとのように長い列をつくった。

かつて、赤福はたしかに、混濁の世に抗(あらが)った。

                ※※

赤福の偽装が発覚し、営業停止の処分が下されたのは、昨年10月。
それから4ヶ月……、赤福は今日未明、営業を再開した。

短い時間に再開できたのは、それでも赤福であれば、
店の信用を取り戻すのに、全身全霊を尽くしてくれるに違いないと、
人々が信じたからこそ。赤福は徳を積んできた店だと、人々が慕ったからこそ。

赤福の堕落は、ある意味、濁世に流された結果だった。
それが、赤福ほどの企業でも起きた。

事件で赤福の名は地にまみれたが、それでも、
人々の赤福餅への愛着は消えなかった。

                ※※

株式会社赤福は三重県伊勢市の、ひとつの企業。

一企業の話ではあるけれど、私たちがその再生を確認できるとすれば、
ちょっとおおげさかもしれないが、この国のそこかしこにも、
まだ幸せを取り戻すチャンスが、のこされているのではないかと、
そんなふうにも、感じた。


                ◆◇

<追記>同社が足を踏みはずしたのには、すでに指摘されているとおり、
過度な成長志向、拡大路線が背景となったのは否定できない。
同社は良質なミッションを有していたはずだが、企業規模が
大きくなるにつれて形骸化した。

今後の信頼回復は、実は本文に書いたほど、簡単でないかもしれない。
また、企業としての体力は残っているかもしれないが、大規模な工場設備、
再開していない営業店、縮小による余剰人員などをどうするか等、課題は山積。
同属経営による閉鎖的体質への批判もある。

けっこうきつい道のりになると思われる。
社長は若く、可能性のある人物。奮闘を祈りたい。


※お時間があれば、あせてお読みください。企業の危機管理について、です。
・当ブログ→三菱自事件とタイレノール事件(2004年 06月 12日)



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# by yodaway2 | 2008-02-06 11:56 | 社会の問題、世相さまざま
中国製ギョーザ、困惑のドミノ。――混入毒物、どこまで広がる?
※2/5 19:00、生協商品で新たな毒物、検出のニュース(NHK)。→本文下に追記。

昨年の暮れ、12月27日、大阪府枚方市のスーパー、「ハッピース枚方」。

この日、このスーパーは特売日で、開店と同時に
正月用品、食料を買い求める客で、いつにも増して混みあっていた。
昼に少し客がひいて、また、それが戻ってきた午後1時過ぎ、その事件は起きた。

                ※※

女性の客のバスケットに入れられていた冷凍ギョーザ「中華deごちそう」、
レジ係の店員が手にとったときに、何かぬるっとした感触があった。
客を見ると、こちらをにらんでいる。

「あ、すみません、ちょっと袋、汚れてますわア、…お取替えしますから」
「あかんなア、そうして」

店員はレジを止め、近くにいた別の店員に商品の交換を頼んだ。

商品の交換に走った店員が、同じ商品の棚で、
他にも汚れがついているのを見つけた。

事務室から店長もその場に懸けつけ、商品のひとつを手に取った。
やはり、ぬるっとしたような、あるいはべたべたしたような感触が外袋にあった。
鼻に近づけると、少しすえたような、つんとしたような、そんな匂いもした。

「何やこれ、腐ってんのと、ちゃうか…」

ちょうど、その日、売り出し商品の補充に備えるために、
卸会社の担当が駐車場に待機しており、すぐに呼び出された。

「あかんなあ、うちは信用第一なんや、もし、腐った商品、
平気で並べてるって評判立ったら、どないするんや、
(船場)吉兆サン、他人事って言ってられへんで」

「すンません、すンません、すぐに交換しますよって」

「これもや、これも、これもだめや、みんな交換しといて。
今日は特売日やで、ぎょうさん買い物に来とんのや、はよ、してな…」

しかし、このときには、これらの袋に付着していた汚れが、
殺虫剤として使用される猛毒とは、つゆ、想像もできなかった。

しかも、それがメタミドホス、などという舌をかみそうな
名であることなど、わかるはずもなかった。

※情景は各種記事を再構成しており、細部は保証の限りでありません。
会話はフィクションです。

※注、その2/その後の報道で少し情景に異なる点があるようです。
報道が一巡したタイミングで、できれば加筆修正したいと思います。(2月6日記)


                ※※

中国産、冷凍ギョーザ事件の続報――、どうやら、
毒物、メタミドホスの混入は中国において、それも人為的に
行われたことが、はっきりしてきたようだ。

日本において、中毒を引き起こした商品が、それぞれ別の日にち、
別のルート、別の卸会社、別の運送会社によって流通していること、
中毒の発生が兵庫、千葉と、離れた地域で起きていること、
枚方市の事件では梱包されていたダンボールにも異常が見られなかったこと、
穴のないパッケージでも内側から毒物が検出されたこと……などが理由。

問題の毒物、メタミドホスは日本国内では入手が難しく、
しかも、検出された濃度は基準値の数百倍と分析された。

だいたい、ざっとこのようなことが伝えられており、
中国国内における混入の疑いを強めている。

                ※※

去る2月2日、天洋食品による初めての会見があった。

「誠心誠意、調査に協力するとともに、日本で被害に遭った消費者に
真相を伝えるようにしたい。しかし、厳格に生産管理してり、
過去に農薬事故は一度もない。調査の結果、該当する農薬の検出もなかった」

若く、エリート然とした工場長の眉間には皺(しわ)が寄り、疲労のためか、
目に少し充血があった。そして、用意された原稿を手放さず、
中国側においての毒物混入の可能性を否定した。

天洋食品は国営企業であり、そこでの不祥事は、
中国の信用を著しく傷つける……。だから連日、中国当局による、
原因究明が続けられているとも伝えられるが、
究明にあたる官吏であっても、原因が自分たちの
国にないことを強く願っているに違いない。

                ※※

3日、4日と、来日している中国側調査団と日本側との協議が行われた。
非公開だったが、日本側からの説明に、ほとんどの時間が費やされたらしい。

中国側からの発言で目立った点として、毒物が検出されたサンプルの
提供が求められたが、それには、日本側は、今後の調査にも必要な、
証拠物となるとして断ったのだという。

中国側の調査団は4、5人だっただろうか……、
国の名誉を守るためにも余計なことは言えない、
そんな考えを、固い表情の下に隠しているように見えた。

                ※※

日本の政府は、原因の発生、すなわち毒物の混入が、
日本国内でないとの見方に自信を強めている。
それで、福田首相も4日、参院予算委員会で、
輸入食料品の検疫体制を強化する方針と表明した。

岸田文雄国民生活担当相を中心とする関係閣僚会議も
行われているが、そこでも、水際対策の強化が打ち出されている。

しかし、そんなことよりも、もうすでに、店頭からは天洋食品製造の
品物は消え去っており、検疫体制の強化も何もない。

                ※※

大きな門を構え、長い塀に囲まれた天洋食品――。
国の経済発展を支える優良企業として、地域の
声望を担ってきたに違いない。……それがいま、門を閉ざされ、
材料の搬入や商品輸送の車列も途絶えてしまった。

従業員数は300人から400人くらいらしい。
働く人々の就業環境は厳しいとも伝えられるが、
そうであっても、皆、きっと誇りを持っていただろう。

そして、その人々にも家族があり、生活があり、夢があり、
みな、幸せを願って生きてきたはず。……それが、
いま、不安に変わっているにちがいない。

日本においても、天洋食品の輸入、流通、販売に
関係している会社は数多く、さらに、外国からの輸入食品に
関係する会社となると数えようもない。

今回、渦中のJTフーズや生協は、大企業、大組織ゆえ
耐えられるかもしれないが、それが中小企業となると、どうなのだろう。

故意なのか、事故なのか…… 断定は早いかもしれないが、
仮に、今回の事件が故意に引き起こされたものとしたら、
それを引き起こした何者かの、ほんのひとにぎりの、
ひとさじの毒物が、表現のしようもないほど多くの人々の、
人生にふりかかっていることになる。

中毒被害は日本人がこうむった。

でも、事件の被害は中国の人々も、同じように
こうむっているのだと思われる。


<追記>2/5、20:07記、午後7時のNHKニュース。問題の冷凍ギョーザと
同じ種類の製品から、これまでとは別の有機リン系の農薬の成分が
検出された――と、生協が発表。検出はギョーザの皮と具からで、
成分はジクロルボス。日本でも使われる農薬の成分だが、濃度が
100ppmあり、残留とは考えにくい値とのこと。

これで、ますます、中国産食品への忌避が加速するかもしれない。


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# by yodaway2 | 2008-02-05 11:45 | 中国と、どう付き合う
小麦、3割値上げに。食卓に広がる格差、政府は平気なの?
小麦価格が来月、3割も引き上げられるのだという。
これは、いま、ガソリンへの暫定税率が問題になっているけれど、
それに勝るとも劣らない問題に、なりはしないか?

・毎日→<輸入小麦>政府売り渡し価格引き上げへ 製品価格に波及も
[ 02月01日 19時16分 ]


さまざまな品物の値上げ、価格高騰については
周知のとおりで、日々の暮らしで実感することはなはだしい。
ガソリン価格もそうだが、食料品となると、
年金に頼る高齢者層や所得の高くない層にも
てきめんに響いてしまう。

                ※※

それにしても、輸入小麦のほぼ全量が政府によって、
いったん買い上げられ、それから市場に戻される仕組みに
なっているとは、ほんとうに不勉強にも知らなかった。

(上記リンクの記事から)
>国内で消費される小麦の9割近くは輸入品で、ほぼ全量を政府が買い入れ、
>製粉会社に売り渡している。売り渡し価格は、原則として
>輸入価格に国内生産者への補助金に充てる費用などを上乗せして決める。

コメのように自主流通の取引量もけっこうあり、それらもからんで、
少なくともコメよりははるかに自由に価格が決まっていくものと、
根拠もなくイメージしていた。……だから、値上げがあっても、
市場の原理であれば止むを得ないとも考えていた。

                ※※

しかし、輸入小麦について、政府がほぼ全量を買い上げているとなると、
国際市場での価格急騰は厳しい現実としても、政府の裁量で
価格は操作できる――と言うことになる。

それで間違いがなければだが、国際市場で値上がりしたからと言っても、
消費者物価の上昇を抑えるべく、価格を政策的に据え置くことも、
小幅にさじかげんすることもできる、と受け取れる。

現行、国際価格連動の政策を取っているとしても、
とどのつまるところ、政府自身で変更できるのではないか。
(※お詳しい方がいればお教えください。^_^;)

                ※※

それを、いまのタイミングで製粉会社などの売り渡し先、そして、
めぐりめぐっては消費者に、3割増しの負担を
強いてしまってよいのだろうか???

小麦粉、パン、麺類などは、すべて食卓に
なくてはならない食糧、食品で、価格は極めて公共性が高い。

ニュースの文言は非常に乾いており、そこでは値上げについての、
政府、為政者の悩み、迷い、苦しみは伝えられておらず、
また、実際に希薄なのではと疑ってしまう。

                ※※

先週末、わが家内が郵便局へ、満期を迎える保険の期間延長に行った。
いろいろ説明を受け、少々長くカウンターの席に座ることになった。
その間に、隣の席に入れ替わり、2人の客が訪れた。

たまたまだったのだろうけれど、2人とも、
60代くらいの女性らしかったそうだ。

一人は保険を担保に40万円貸してほしい、そしてもう一人も、
同じように保険を担保に15万円貸してほしいと、掛け合っていたとのこと。
悪気はなかったが、どうしても、隣の話が聞こえてしまったのだという。

40万円、15万円……など、人によってはどうというほどでない金額だし、
働いている世代であれば、貯金から下ろせばすむかもしれない。
でも、人によっては、明日の生活に困り、虎の子の保険を担保に
借りなければならない金額になってしまう。

しかし、その2人は、まだ担保にするだけの
保険があったからよかったかもしれない。
それもなければ、お金を借りることもできない。

ところが、せっかくお金を借りても、いまの世の中の流れでは、
食べてなくなる速さが増していて、いつまで
手元に残るかわからなってきている。

家内は気持ちを曇らせて帰ってきた。……もちろん、それは
他人事としてでなく、わが家は大丈夫かと心配して、だけれど。

                ※※

暫定税率分は、先の衆参両院議長のあっせんで、一定の結論、
すなわち年度内採決への環境がつくられたわけだから、
そのかわりにと言ってはなンだけれど、食卓の上については、
政府が少し、無理をしてもいいのではないか。

こちらは地方財政の歳入問題はからんでいない。
政府の姿勢こそが問われる問題だ。

格差が、社会から完全になくなるなど、それは無理だが、
食卓に並ぶパンや麺類にまで格差が広がるようでは、
なんのための政府なのか、政治なのか、ということになる。

                ※※

そう言えば今日は節分、季節を分ける日――。
暦の上では春になるが、太平洋側は大雪になってしまった。

季節は春でも、経済は原材料高騰による商品、サービスへの
価格転嫁、値上げが広がり、この先、かなり、凍えるかもしれない。


<追記>暫定税率分、道路じゃなく、
小麦価格の政府負担に振り向けたらどうだろ?^^


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# by yodaway2 | 2008-02-03 15:54 | 経済を、ちょっと考えてみる
中国製ギョーザ、パッケージに穴が開いていた?――では、毒物はどこで混入したのか??
一昨日から情報の洪水となっている、中国産冷凍ギョーザの
食中毒事件で、いま、ニュースサイトを開いたところ、
兵庫県警が問題のギョーザのパッケージに、小さな穴が
開いていたことを発見した――との記事。ちょっと、見過ごせないと感じた。

(02月01日 13時27分の記事)
・毎日→ <中国製ギョーザ>パッケージに穴…兵庫の中毒
>兵庫県高砂市で1月、中国製冷凍ギョーザを食べた親子3人が中毒になった事件で、
ギョーザのパッケージに小さな穴があいていたことが兵庫県警の調べで分かった。
>捜査当局は人為的に穴があけられ有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が
>注入された可能性があるとみて、殺人未遂容疑も視野に捜査を始めた。
>県警は、中国での製造段階か国内の流通過程であけられたのかは不明としている。


当初、パッケージに穴は開いていなかったと報道されたが、
今回の記事は、真実であれば、以前の報道を覆すことになる。

(01月31日 02時25分の記事)
・毎日→<中国産ギョーザ>どこで殺虫剤混入? 中国での包装段階か
>中国産ギョーザによる中毒事件で、有機リン系殺虫剤のメタミドホスは、
>どこで混入したのか。10人の被害者が出た千葉、兵庫両県警の調べでは、
>問題のギョーザの包装紙には穴などはなかった。
商品の外側から
>注射針などを使って混入した可能性は低く、中国での生産段階で
>入ったと考えるのが自然だ。

                ※※

事件が明るみになって以来、原因は中国における、
製造、流通の過程にあると疑われているが、いまの段階では、
必ずしもそうだと、断定できないようだ。――すなわち、いまはまだ、
どこで、毒物が混入したのか、決して判明していない。

仮に、兵庫県警が発見した穴が、今回の事件に
重大な関わりがあるとしても、他でも見つからなければ、
食中毒被害の報告は、すでに全国に広がっており、
説明しにくい状況となっている。

また、その穴が、どこで開いたのか、開けられたのかも、
事件究明の大きなポイントになる。

だからいまは、捜査当局、関係機関の
原因究明を待ちつつ、消費者は自衛するしかない。

                ※※

中国産製品は、たとえば米国のペットフード事件、
おもちゃへの水銀混入塗料の使用、あるいは日本でも
土鍋に水銀が混ぜられていた事件など、ここ数年累積しており、
信用度の低い状態にある。……それゆえ、そこに何か事件が加わると、
人々の疑念に歯止めがかからず、パニックになる。

千葉、兵庫の食中毒は年末年始に発生しており、事件の
公表まで1ヶ月かかった。……そのように時間がかかったことは
批判されるべきかもしれないが、感情だけでモノを見て、
真実、真相を取り違えてしまうことは、避けなければならない。

かつての、松本サリン事件を思い出さないといけない。

                ※※

中国における製造、流通過程に原因があるのか、
それとも、日本に輸入されたあとになんらかの原因が生じたのか、
そのいずれをも疑い、調査、捜索する必要があるのではないか。

関係機関は予断を排し、気になることに蓋をせず、
原因究明を進めてほしいもの。

筆者自身も、小ブログのオーナーに過ぎないけれど、
頭を冷やして、この事件を見ていくつもりでいる。

                ◆◇

<続報>15:0UPの下記記事にて、千葉県警はギョーザの皮から
有機リン系殺虫剤「メタミドホス」を検出していたとのこと。同県警は
包装紙から不着した可能性もあると見ている。

(02月01日 15時00分の記事)
・毎日→<中国製ギョーザ>皮から殺虫剤検出…包装に断片 千葉県警

<追記、2月3日>昨日、ギョーザの製造元、天洋食品、河北省政府が会見。
中国側が自国内で原因発生とは思いたくないのは当然。ただ、流通ルートなどから、
日本での混入も考えにくい。毒物は濃度が高く、事故で混入したのではなく、
意図的、故意に混入された疑いが強まっている流れ。中国側で混入したのか、
日本で混入したのか、解明は難航しそうな気配。


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# by yodaway2 | 2008-02-01 15:51 | 社会の問題、世相さまざま
冷凍ギョーザの恐怖。……事件の深淵はどこにある?
昨日、明らかになった、中国製、冷凍ギョーザの食中毒事件について、
中国大使館HPに、中国政府による談話がアップされた。

・中華人民共和国駐日本大使館→中国国家品質監督検査検疫総局、
日本での中国製冷凍餃子中毒事件について談話(1月31日)


下記に抜粋。
>中国側はこれを非常に重視し、直ちに関係企業の生産と輸出を中止させ、
>その製品の抜き取り検査を行っている。結果は近く公表される。
>中国の警察当局はこれを立件し、捜査を行っている。……中略。
>中国側は消費者を大事にする精神にのっとり、直ちに日本の輸入業者と連絡をとって、
>関係ロットの製品を自主的に店頭から引き揚げ、回収するよう勧告(し)た。

中国は、その「消費者を大事にする精神」こそに、世界から、
強い疑いの目を向けられており、そして、日本の消費者も、
ついに危うい目にあった。

                ※※

日本で相次いだ食に関わる偽装事件もひどい話だったが、
今回の冷凍ギョーザの事件に比べれば、まだ、日本のそれは
呆れて済むレベルに思われてくる。

今回の食中毒事件では、一時、患者が意識不明になるほどの、
毒性の強い殺虫剤が、食品に混入していた。

もし、命に万一のことがあれば、輸入、販売した企業だけでなく、
政府も強く責任を問われる事態になったかもしれない。

                ※※

中国大使館のHPには談話が発表されたが、
人民日報、新華社などのHP(日本版及び中国のサイト)では、
筆者はそれを確認できていない。(17:00頃)

・人民日報  ・新華社

少なくとも、上記2つの中国におけるサイトのトップからは見つからなかった。
中国政府は、この事件を国内では伏せている可能性がある。
そうした、情報に閉ざされた環境から、食料、工業製品が、日本に届いている。

今回の事件の原因と責任は、第一に製造元企業と中国政府にあるけれど、
日本政府も、もちろん関係する企業も、これまでにもまして自衛せざるを得ない。
企業も政府も、なんらかの対策を取り、制度、仕組みの見直しを行うに違いないが、
それら、制度や仕組みの欠陥から事件が起きたとばかり言えないのではないか。

                ※※

日本は食糧の輸入元、そして工業製品の生産、製造基地として、
中国を抜きにすることなどできない。また、市場としても、
世界各国がシェアを競っており、それからはずれることもできない。

日本にとって、中国は06年、すでに米国を抜き、
世界第1位の貿易相手国になっている。

もはや、日本人は自分の国でモノも作れず、
そして自分の国の中ではモノも売れなくなってしまった。
しかも、それが加速しており、後戻りしそうにない。

今回の事件に、何か、にぶい不安を抱く。
それは中国という貿易相手国に、そしてそれ以上に、
自分たち自身の国に、自分たち自身の生き方に――。

そのあたりが、今回の事件の深淵と言えるようにも感じる。


※冷凍ギョーザの製造元→天洋食品HP(中国河北省)
中国の食品製造大手であり、優良企業としての地位を得ているようす。

<追記、18:10>このエントリーを書いている最中に、中国政府の
記者会見が行われたもよう。しかし、それがどのように、中国国内において
報道されるか、未確認。記事本文は書き直しせず、趣旨にご理解のほどを。

<追記、その2>ほんの小さな記事として、人民日報電子版に掲載あり。
2月1日朝に確認。ただし、中国国内向けには、ほとんど伝えられていないようす。
ネット上で広まっているのだという。


<注意!>悪質なスパムTBあり。【殺人ギョーザ動画】ギョーザを食べた…のタイトル。
決してクリックしないでください。当方ではTB拒絶の設定を行いましたが、しつこいので、
防げるかどうか、わかりません。万一クリックしても、そこに現れるメッセージは無視し、
ページを閉じてください。そんなの、関係ありませんから。


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# by yodaway2 | 2008-01-31 17:28 | 中国と、どう付き合う
速報!ガソリン国会、爆発を回避。――与党、「つなぎ法案」取り下げ。
ガソリン国会は、危ういところで爆発を免れた。

与党――、自民党、公明党は、暫定税率の期間延長を図る、
「つなぎ法案」について、今日午後、河野衆院議長の調停案を受け入れ、
同法案を取り下げる方向になった、とのこと。15:14のANN報道による。

与党は今日午前、同法案を財務金融、総務の2つの委員会で採決し、
午後1時に予定された本会議での採決に備えていた。

午前中、与野党の幹事長、書記長会談が行われ、
野党側が同法案の取り下げを求めたが、
与党側は年度内採決の確約がいるとして、受け入れなかった。

野党側は河野衆院議長を訪ね、再度、調停を要請、
与党側との接点を探る動きが続いた。

時計の針が進んでも、本会議のベルは押されず、衆院TVも、
中継画面に「開会され次第、中継します」のテロップが入り、
青いベタのままだった。

詳しい報道はこれからだが、伝えられる限りにおいて、
自民党が野党側に求めていた年度内の採決の確約などは、
「徹底した審議を行ったうえで、年度内に一定の結論を得るものとする」
の一文となり、「一定の結論」を、野党側が呑む形になった。

また、「税法について各党間で合意が得られたものについては、
立法府において修正する」――と続き、国会審議の結果としての
修正を、与党側への交換条件とした。

これらは、もともとあるべき姿であり、本来、あたり前のこと。

ずいぶん、時間を浪費したものだと思うが、破局に至らず、
政府、与党、野党の別なく、ホンネではすべて、
ほっと胸をなでおろしたのではないか。

自民党、伊吹幹事長らは、ひょっとすると、概ね、
結論を読み切っていた可能性があるが、
不測の事態というのは、十分にあり得た。

玉虫色、足して二で割る、落としどころ、けんか両成敗、
痛みわけ……などの言葉は、あまりよい使われ方がされないが、
現実の政治の場では、そうした「兼ね合い」がけっこう、
重要なセンスであって、破局を救う場合がある。
今回の調停も、それらに近い。

政治とは「最善の策」であるよりも、実は、よりましな
「次善の策」である場合がほとんどなのだ。

暫定税率の問題が、これからどこまで掘り下げられるか、
予断は許されないが、背広を引っ張り合ったり、
鬼ごっこなどせずに、歳費に見合う議論が交わされると、よい。

無駄な道路というのもあるが、
無駄な議員歳費――というのも、あるわけだ。


<追記>両院議長による「あっせん」(原文・PDF)
民主党HPに同文書がアップされている。こうした文書を、
生の形で見られるのは、非常にめずらしい。実に簡単な記述だが、
1次資料に接することのできる、貴重な機会。このようなペラ1枚で、
国の姿が違ってくることだってあり得る。

・民主党HP→http://www.dpj.or.jp/news/files/bunsho.pdf

<追記の追記>上記、両院議長あっせんの文書(合意書)について、
1、2、3の文章の下(余白)に、各党幹事長、書記長が署名、捺印した。
民主党のアップした文書は署名のないもの。どうせなら、
署名ありの文書をアップしてほしいよネ。


・当ブログ関連記事(ひとつ前のエントリー/2008年 01月 30日)
→国会紛糾!知恵を出し合えない政党政治、、、これがねじれ国会の現実なの?


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# by yodaway2 | 2008-01-30 15:36
国会紛糾!知恵を出し合えない政党政治、、、これがねじれ国会の現実なの?
正午のNHKニュースを見た。
与野党は今日午前、つなぎ法案の取り扱いについて、協議。しかし、
打開の道は開けなかった。そして、財務金融、総務の両委員会で可決に。

自民党の伊吹幹事長は、暫定税率の関連法案について、
野党が年度内の、参院における採決を確約しなければ、
つなぎ法案の採決に、午後1時の、本会議開会が譲れない、としている。

野党は再度、河野衆院議長に仲裁を要請しており、
その結果はもたらされていない。午後1時に、河野議長が
本会議のベルを押すかどうか、ギリギリの状況。

暫定税率にはひずみがあり、一方で、新年度の予算執行が迫るなか、
国、地方の歳入欠陥を招けば、社会全体が混乱する。
そして、与野党、共に内部に異論を抱えている。

だから、与野党はお互い歩み寄れるはず。

それが出来ないのであれば、この国で2大政党制など、
無意味で有害。自民党も民主党も、頭がどうかしてしまっている。
国会の攻防と言うけれど、子どもの戦争ごっこより、こっけいに見えてくる。

この国で、2大政党制とは、知恵を出し合えない仕組みなのか?


<追記>年金はどうなった?防衛省の疑惑は?
新テロ対策特措法は過去のこと?もう、国際貢献のことは
議論も話し合いもしないのか?拉致問題は?北朝鮮の核問題は?
対アジア外交、どうする気?米国のサブプライム、対策ないの?
子どもたちは?学校は?医療は?介護は?
ほかにもいろいろ……、みんな、いったいどうなった?


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# by yodaway2 | 2008-01-30 12:47 | 風雲急!政局と選挙
つなぎ法案、ついに提出。――国会は明日からお休み??
今日、午後8時からの衆院本会議で、平成19年度の補正予算案が可決され、
参院に送付された。それを終えて、自民党は租税特措法、揮発油税などにかかる
暫定税率の日切れに備える、つなぎ法案(ブリッジ法案)を提出した。

・共同→与党、つなぎ法案を提出 30日にも衆院通過
[ 01月29日 21時36分 ]


本会議直前まで、与野党の話し合いが行われ、河野衆院議長も
仲裁に動いたが、これまでのところ、打開できていない。
ただし、明日午前9時から、野党呼びかけによる、与野党の
幹事長、書記長の会談が予定され、つなぎ法案の
取り扱いについて、話し合われることになっている。

                ※※

法案を提出した与党、自民党も、実は苦しい。
民主党が抵抗したとしても、つなぎ法案を1月中に
参院へ送付できれば、再可決して成立させることができるが、
予算案審議、他の法案審議が暗礁に乗り上げてしまう。

また、租税特措法の改正案そのものについても、
再可決しなければ成立させられない可能性が高く、
その場合、つなぎ法案と共に2度の再可決を行う事態になる。

自民党内にも、そうなった場合の、国民の反発を恐れる声がある。

                ※※

民主党もやはり苦しい。
つなぎ法案を阻止するために、平成20年度予算案審議に
応じないで済むのかどうか、、、次の総選挙で
政権交替を仕掛けるというのに、予算審議を空転させるだけでは、
やはり国民から非難を集めてしまうリスクが大きすぎる。

党内には暫定税率の維持には反対しない異論があり、
一部で署名も集められているという。
いざ総選挙となったときに、動くはずの地方議員、地方組織が、
この問題に及び腰であることも、無視できるかどうか。

また、解散総選挙に追い込む――と息巻いても、
解散権は首相にあり、首相が応じない場合のシナリオが
描ききれない。決定打、と呼べるほどの手が見つからない。

参院の問責決議については、福田首相は警戒を強めており、
今回の、つなぎ法案が議員立法の体裁を取っているのも、そのため。

しかし、そもそも、参院の問責決議など、よく言われるように、
法的な拘束力がなく、首相は辞めたくなければ辞めなくてかまわない。
伝家の宝刀ではなく、伝家の竹光(たけみつ)――との言い方もあるのだという。

そして何よりも、強権的な小沢代表の発言、行動に、
中堅、若手などで、不満がくすぶりはじめている。

与党、自民党と野党、民主党はにらみ合っているが、
そのどちらも、どこかですくんでいる。

                ※※

国も自治体も大きなシステムで、とりわけ年度末へと向かういま、
歳入不安を抱えにくい状況。……しかし、現在の道路整備計画では、
たしかに無駄や不合理が多そうで見直す余地は十分ある。

また、使い道については、自民党も小泉内閣、そして安倍内閣において、
道路特定財源の一般化をめざす、との方向を打ち出したはず。

民主党も値下げいっぺんとうではなく、一般化で
応じるべきだとする意見は多いのだが、実は、執行部も
一般財源化に重点を置く方針に比重を移したがっていた。

いずれにしても、これから先、10年間も
「暫定」を続けるのは、いまのようなドッグイヤー、マウスイヤーに
ふさわしくなく、ちょっとひどい話かもしれない。

ゆえに、難しいが、話し合いの余地は残っている、と感じる。
      ・
      ・
      ・
今夜は、双方の執行部にとって、長い夜になりそうだ。


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# by yodaway2 | 2008-01-29 23:10 | 風雲急!政局と選挙
暫定税率に「つなぎ法案」、――攻めているのは自民か民主か?
<追記>29日午後2時過ぎに衆院予算委員会審議に民主党が復帰し、再開。
つなぎ法案については平行線だが、与党は法案を提出する構え。
・読売→衆院予算委、民主が審議に復帰…補正予算案の成立優先
(2008年1月29日14時57分 読売新聞)


<追記、その2>与党、「つなぎ法案」、提出へ。提出後、民主はすべての
委員会審議に応じない方針で、国会は全面対決に。
・共同→つなぎ法案で全面対決 民主、審議拒否で抗戦 [ 01月29日 15時05分 ]


                ◆◇
<本文、ココから>
日付が変わって29日になった。――与党は今日、暫定税率維持のため、
年度内に改正案が成立しない事態にそなえ、現行法を5月末まで延長する、
いわゆる「つなぎ(ブリッジ)法案」を国会に提出する。

1月31日まで衆院で可決、参院送付すれば、参院で
採決されない場合にも、60日経過による見なし否決が適用となり、
3月31日に再可決できる。否決されても、もちろん、同日まで再可決でき、
暫定税率は継続され、その間に改正法案の処理が可能となる。

                ※※

民主党はこの、「つなぎ法案」に猛反発しているが、
それだけに、民主党の急所、弱点中の弱点を突いているし、
民主党の、一瞬の隙を突いた、とも言える。

民主党は、衆院での改正法案の採決を引き延ばし、参院で否決し、
もしくは採決せず、年度内成立を阻むシナリオを描いていた。

ただ、その先の、解散にまで追い込むかどうかとなると、
アナウンスほどに魂はこもっていないかもしれない。
それは候補者調整などが、まだ、済んでいなから。
もちろん、自民党も、それは同じ。

しかし、それでも改正法案の年度内成立を阻み、
いったんなりとも、ガソリン価格の引き下げを実現できれば、
所期の目的達成とばかりに、有権者にアピールできるところだった。

それが、「つなぎ法案」が通れば、あべこべに、
そのシナリオが阻まれてしまうのだ。

                ※※

昨日、国会では与野党の幹事長会談、国会対策委員長による
会談が行われ、それに並行して、民主党本部でも
小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長らによる鳩首会議が開かれた。
そして、「つなぎ法案」提出の時点から審議拒否に入るとの、
徹底抗戦の方針を確認したとのこと。

参院における問責決議案についても、ふたたび、
ちらつかせはじめている。

                ※※

一方で、与党、自民党は民主党の切り崩しにもかかっている。

民主党が昨年9月の参院選に大勝できたのは、
いわゆる地方の1人区での勝利が大きかった。

民主党は農家への所得補償など、自民党が言ってもよさそうな
バラマキ公約を掲げ、それら1人区の地域で議席をもぎ取った。

ところが、今回の暫定税率問題では、まさに攻守が入れ替わっている。
そうした1人区では、ことごとく財政力が弱く、かつ、インフラ、道路についての
充足感も十分と言えず、加えて、インフラ整備に関わる建設業などが
地域経済を支えているという実情も、いまだに濃い。

この暫定税率問題では、昨年の参院選のときと正反対になっており、
民主党でも、よほどの都市でもないかぎり、地方選出の国会議員、地方議員、
地方組織は、実はこの暫定税率問題では及び腰なのだ。

それで、民主党も地方では猛烈な風圧にさらされており、
その背後には自民党の存在が見え隠れしている。

                ※※

追い込まれるのは福田政権、自民党のはずだった。
しかし、気がついてみると、いつの間にか攻守が逆さまになっていて、
民主党が守勢に立たされているではないか。

実におかしな、こっけいな事態との感想を持たざるを得ない。

一見、恬淡とし、無個性に映る福田政権だが、
ただ手をこまねき、座して滅ぶというわけではないようだ。
また、執行部のコンビネーションも、民主党のそれに比べれば、
はるかに足並みが揃い、はるかに結束しているように見える。

いま繰り広げられている、国会の攻防は、筆者には
実に多種多様、多彩な戦術、技が組み合わされているように見え、
それはもう、秘術、奥義の限りを尽くしているかも知れず、
それらについて書き始めると、いつ終わるかわからなくなりそうなほど。

租税特措法の合体変身(一括提案)の術、大阪府知事選での雲隠れ(推薦隠し)の術、
薬害肝炎、サリン被害者の救済、原爆認定基準の見直しでの変わり身の術、
地方自治体首長、地方議員を動員して揺さぶる分身の術、民主党内部に
造反を仕掛ける水遁(すいとん)の術、野党共闘を分断する離間の計、
そして今回の、「つなぎ法案」による奇襲戦法……、と。

実は前回の臨時国会も、大連立構想が飛び出すなど、
驚きの場面があったけれど、今国会も、早くも
技という技、計略という計略のオンパレードになってきた。

今回は時間の都合でニュース・ソースにリンクなし、ご容赦を。


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# by yodaway2 | 2008-01-29 00:26 | 風雲急!政局と選挙
08年は橋下イヤー?――大阪府知事選、橋下氏が当選。
※本文に続いて、開票結果など追記しました。

夕食後、子供とトランプに興じていたうちに、
大阪府知事選挙で橋下徹氏(はしもと・とおる)の当確が出ていた。
午後8時の、投票の締め切りを待つようにして、報道各局が当確をつけた。

・読売→大阪府知事選、橋下氏の初当選確実に(1月27日20時9分配信)
・サンケイ(iza!)→橋下氏が当選確実に 大阪府知事選(20:08更新)

橋下氏は38歳、タレントで弁護士、自民党大阪府連推薦、公明党大阪府本部支持。
読売によれば、38歳の知事は現職で全国最年少、30代の知事誕生は
57年ぶり、戦後4人目、大阪府では初めて、とのこと。

自民党本部からの応援演説はなく、政党色を薄める演出が行われ、
政治関係者の応援演説は、唯一、宮崎県の東国原英夫知事のみ。

東国原知事の応援は橋下氏が直接、依頼したとのことだけれど、
同知事は先ごろ、新たな運動組織「せんたく」の立ち上げに、
中心メンバーの一人として加わっており、当選後の
橋下氏の参加、連携が予定されていると理解できる。

民主党の熊谷氏には、小沢代表が新テロ対策法の
採決を欠席してまで街頭キャンペーンに駆けつけたが、
パンチ力に欠けるキャラクターと知名度不足は補いようがなかった。
熊谷氏の敗北は民主党にとって痛手。

2007年は宮崎県の東国原知事の年だった。
2008年は大阪府の橋下知事がマスコミの寵児となり、
橋下イヤーになるかもしれない。

以上、短信にて失礼。


<追記>
開票結果は次のとおり。(NHK大阪より)

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当選した橋下氏は昨夜以降、一睡もせず、テレビに出まくり、
マスコミの取材を受け続けているらしい。昼前に見た映像では、
選挙戦の途中以上に声枯れしつつも、エネルギーが
体内からあふれ出していた。

結局、テレビによって作り出された選挙結果のように感じる部分があり、
少々、すっきりしない部分もあるのだけれど、当選したばかりであるし、
同氏の当選が大阪と、この国の政治に吉と出るよう、祈りたい。

橋下氏は民主党、熊谷氏の2倍の得票となった。
これが逆であれば、自民党は暫定税率のつなぎ法案など、
恐くて提出できなかったはず。

民主党にとって、この、選挙結果がもたらす影響は、小さくない。

伊吹幹事長は「謙虚に喜び、組織の充実を図る」とコメントしたが、
勝利はわかっていたものの、改めて胸をなでおろしているにちがいない。
民主党は大阪市長選で勝利した余韻が残っているはずなのに、
候補者選びの段階から後手に回りつづけ、小沢氏の国会退席応援も、
結果として有権者の批判を呼び、マイナスに作用したのではないか。

終盤、熊谷陣営は橋下氏を攻撃する、どぎついビラを配布した。
いわゆるネガティブキャンペーンだったのだが、それはむしろ、
熊谷陣営の醜態をさらすことになり、橋下氏との差が開いた。

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# by yodaway2 | 2008-01-27 21:26 | 風雲急!政局と選挙