週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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<   2007年 12月 ( 41 )   > この月の画像一覧
福田首相、内閣改造の意向!――人事こそ組織の生死を分ける。
<追記、29日23:00>中国を訪問中の福田首相が会見、
通常国会召集前に内閣改造を行う意向を示した、――とのニュース。

・毎日→<福田首相>内閣改造、通常国会召集前行う意向 「大幅」か
[ 12月29日 21時36分 ]


                ※※

上記、毎日によれば、首相は次のように述べた、とのこと。

「来年の日程などをよく考えたい。党内にもいろいろ意見がある。
ごもっともなこともある。……まだ(臨時)国会が途中で、終わっていない。
各閣僚には全力投球してもらわなければならず、改造の中身について
言う必要はない。具体的なことは年明けだ」

首相がここまで匂わせた以上、改造なしは考えにくい。
これで、年明けから解散風ならぬ、“改造風”が吹き荒れるだろう。

                ※※

改造は安倍内閣からの再任閣僚を留任させず、大幅となる可能性あり。
逆から言えば、大幅にしなければ効果がない。

閣僚人事も、すでに構想を描いていると見ていい。

首相は「中身について言う必要がない」と述べたが、これも、
逆から解釈すると、中身は用意してある、あるいは
考えている、との意味に受け取れる。

                ※※

2つ前のエントリーにも書いたけれど、組織はすべて
人事によって決まるのであり、政府こそは究極の組織、
閣僚人事は究極の人事――。

そこで、内閣総理大臣の専権事項である閣僚の任免こそが、
福田内閣の命運を分かつに違いなし。

後ろから、民主党、小沢代表がひたひたと迫っており、
ここらへんで、ぜひ見せ場をつくっていただきたいと思う。

非常に短いけれど、今回はここまでで、up!
では。

<2つ前の関連記事>
・内閣改造のうわさあり。――首相が首相なら、抜き打ちの一閃を見せよ!
(2007年 12月 29日)



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by yodaway2 | 2007-12-29 23:21 | 風雲急!政局と選挙
防衛省不祥事、政界ルートが急浮上の可能性。――久間氏、窮地に?
NHKのスクープだと思われる。――防衛省の汚職、不祥事で、
にわかに政界ルートがきな臭くなってきた。

・NHK→山田洋行 代理店継続働きかけ(12月29日 19時18分 )

                ※※

いわゆる防衛族の国会議員などが理事をつとめる、
日米平和・文化交流協会の秋山直紀専務理事専務理事が、
去年の10月、防衛商社・山田洋行から3000万円の提供を受けた際に、
山田洋行側から米国の会社の代理店を継続できるよう、
働きかけがあった、のだという。

当時、宮崎元専務が内紛により同社を退社、日本ミライズを設立、
その際に代理店の権利は山田洋行からミ社に移ったとされる。
山田洋行は巻き返しを図り、日米平和・文化交流協会、
同専務理事を経由して政界に働きかけた、との
構図が浮かび上がってくる。

さらに、そのとき、山田洋行は同専務理事に、
同協会の理事だった久間防衛大臣に、米国企業への
働きかけを依頼してもらえるよう要請する文書を手渡した、というのだ。

これらが真実とすれば、政界ルートにおいて、
疑惑の存在が急浮上する。

                ※※

現段階において、当然のことながら、秋山専務理事も
久間元防衛大臣も否定する。……が、NHKによる報道で、
他のメディアも追随するだろうし、何よりも年明け、8日に、
参議院による、秋山専務理事の参考人招致が決まっている。

もちろん、地検特捜部も狙いをつけていると思われる。

守屋前次官の逮捕、再逮捕のニュースばかりが目立ち、
政界ルートは不発とも見られ始めていたけれど、
まだまだわからない、との空気に変わってきた。


久間氏はこの正月、けっこう、寝心地が悪くなりそうだ。
また、入院してしまうかもしれない。


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by yodaway2 | 2007-12-29 21:08 | 風雲急!政局と選挙
福田首相の訪中、キャッチボールをしつつ、台湾問題でピリリ、、と。
27日からの福田首相の訪中、そして日中首脳会談について。
今回の訪中は特筆事項もないかわりに、対立も摩擦も少ない“旅(たび)”になった。

・サーチナ・中国情報局→温首相・福田会談で「戦略的互恵関係強化」野球の話も
(12月28日14時46分配信)


                ※※

29日午前には、福田首相から誘ったという、温家宝首相との
キャッチボールも実現し、少々、無理(ム、リ、、)のある雰囲気ながら、
友好ムードが精一杯、演出された。

・時事→日中首相がキャッチボール=親密ぶり演出-北京(12月29日13時1分配信)

そのプレイぶりを、年齢の割りにお見事!と見たか、
危なっかしい、とハラハラしたかは、意見の
分かれるところかもしれない。

また、今回のキャッチボールは、お互い、
あくまで肩ならしで、力を込めての投球、プレイは
これから、ということでもあるよう。

                ※※

中国は、実は日本にとって、けっして心許せる相手とは言えない。
経済の面ではめいっぱい交流が進み、いまや米国を抜いて、
輸出入とも1位の相手国だが、政治、安全保障の面では、
お互いに牽制し合い、ときに食い違い、摩擦が生じ、対立もする。

経済、経済と言っても、結局は政治に規定されるわけだから、
いろいろあっても、政治の面での交流が安定しているにこしたことはない。

争うかもしれない相手とは、あるいは、争っている相手とは、
日ごろの関係を良くする、争いを限定し、その他の面では関係を改善しておく――、
こんなところが定石と言えば定石になり、おそらく、両国の政府も、
同じように相手を見ている、ということなのだろう。

                ※※

かくも友好ムードに満ちた今回の訪中なのだが、
一場面だけ、ピリリとした空気になったらしい。

それは、福田首相が温家宝首相との共同会見で、
台湾問題についての日本語訳の間違いを訂正、念押ししたということ――。

・サンケイ→台湾問題で神経戦 首相、“誤訳”正す 日中首脳会談
(12月29日8時1分配信)


記事はその場面を次のように伝える。
日中首脳による初の共同記者会見は予定の20分間を25分もオーバーする熱の入ったものになった。両国友好の大切さを訴える温首相。だが、それまでの温和な笑顔を引き締め、台湾問題を切り出した。そして会場に通訳の日本語が響いた。

 「福田首相は台湾独立に反対するとの立場を順守、厳守していくことを表明した」

 その声に、温首相の右隣に座っていた福田首相が凍り付いた。温首相に気付かれないように右手の人さし指で、目の前の記者席にいた外務省の藪中三十二外務審議官に「資料をよこして」とサイン。福田首相の手元に資料が滑り込んだ。

 中国側メディアの質問に一通り応えた福田首相は、最後に「台湾についても、私から日本の立場を申す」と切り出した。受け取った資料に目を落としながら、慎重に「2つの中国という立場はとっていないし、台湾の独立も支持していない」と語り、「独立反対」という表現を「支持しない」に修正してみせた。


「反対」と「支持しない」は、日本語として明らかに違っているのだが、
そのことをその場でとらえ、間髪入れずに対処した、
というのはなかなかの反射神経だった。

福田首相がすかさず藪中審議官を手招きし、資料を持ってこさせた、
そして温家宝首相のあとに発言を継いだ、顔はにこやかに、、、
政治の場では「言葉」こそが最大の武器になり、脅威になる、、、。

まして、外交の場ともなれば、ひと言であっても、
それが国家間のレベルにおいて、後々、大きな禍根となることだってある。
時間が過ぎてからでは、言い直しがきかないこともある。

福田首相が機を逸せず、自分で判断し、説明しなおしたのは、
かつて、在任が歴代最長であった官房長官時代に
培われたセンスかもしれない。――けっこう、あっぱれ!だった。

今回、東シナ海ガス田問題は先送りされたが、願わくば、
同問題にも注意を怠らず、対処していただきたいもの。

                ※※

帰国すれば年が改まり、ねじれ国会が再開になる。
いよいよ、テロ対策新法(インド洋給油法案)にも参院での採決が迫る。

今回の「中国旅行」は、首相にとって、けっこう、
呼吸を整えるのに、よい機会になったと思われる。


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by yodaway2 | 2007-12-29 16:52 | 中国と、どう付き合う
内閣改造のうわさあり。――首相が首相なら、抜き打ちの一閃を見せよ!
森元首相が内閣改造について発言をしたり、あるいは
首相官邸に赴いた際に、直接首相に進言していると思われるが、
こうした話は目立たないようにしていただきたい、と思った。

・毎日→<内閣改造>1月13、14日念頭に調整 福田カラー狙う(毎日新聞)
(12月29日 2時33分)


森元首相は、先に頓挫した大連立構想でも、
首相の使者役ともなり、小沢氏と密かに交渉を重ねるなど、
黒幕然とした行動が目立つ。

でも、ほどほどにしていただいた方がいい、と思える。

福田内閣は、本来、もともと、安倍内閣の“居抜き内閣”で、
大半の閣僚が残留しているわけだから、言われなくとも、
福田首相が首相である以上、改造によって独自色を出したいに決まっているし、
それを行えないようでは、首相、総理の大権を腐らせてしまうだけ。

よって、内閣改造について、できるだけ早いタイミングで、
それを仕掛けるというのは、決して間違いではない。

まして、7月にはサミットがある。
直接、その場に参加する閣僚は限られるが、
サミットを居抜き内閣で迎えるのは、本来、もともと、
いかがなものか、ということなのだ。

組織はすべて人事によって決まるのであり、
政府は究極の組織、閣僚人事は究極の人事なのだ。

結論――、改造は当然にして必要、しかも、できるだけ早く。

それが自明のことである以上、ご関係各位は
口を真一文字に結び、秘すれば花、というものなのだ。
森元首相のおしゃべりなど、聞きたくない。

フクダ首相が近いタイミングで改造を考えているなら、
回りで騒ぎとならないよう、抜き打ちでしなければならない、と考える。


なお、舛添厚労相が解散前の内閣改造に反対する意向を
表明したとのことだけれど、このヒト、ほんとうに、まったくわかってない。

・毎日→<舛添厚労相>次期衆院選前の内閣改造に反対(12月24日19時4分配信)


短いけれど、今回はここまで。では。


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by yodaway2 | 2007-12-29 04:21 | 風雲急!政局と選挙
薬害肝炎、法案で合意。――やればできるじゃないか!
これこそ、政治!――ほんとうにすばらしい。
今日、薬害C型肝炎訴訟の原告団と与党のプロジェクトチームが、
救済法案の内容について合意した。

法案では国の責任と謝罪を前文に盛り込み、
被害者の病状が進行した場合の追加的な補償などに備えて
基金を創設する方針も固めた。

鈴木利広全国弁護団代表は「われわれの意見は
すべての項目について、しっかり入っている」と述べ、評価した。

・毎日→<薬害肝炎>自公が議員立法の骨子を了承 今国会中に成立へ
[ 12月28日 21時50分 ]

・毎日→<薬害肝炎>与党PTが基金創設の方針 追加補償に備え
[ 12月27日 12時02分 ]

・毎日→<薬害肝炎>与党と原告側が法案合意 責任・謝罪を前文に
[ 12月28日 11時26分 ]


                ※※

政府は経過において、国の発生責任を認めようとしなかったが、
それが与党による法案作成であるとしても、一転、すべて
原告側の主張に沿う内容とし、法案の前文に盛り込むことにした。

政府は法案の成立を受け、政府声明の形で謝罪する方針とのこと。

中途半端では、ひょっとするともやもやがのこり、
せっかくの法案も批判の対象になるに違いなかったが、
それを、思い切って、原告側の主張に沿う形にし、決着を図った。

異例と言えば異例であり、これまでの、
官僚の専横を廃したようでもあった。

                ※※

やればできるし、最初からこうすればよかったのに……。

政府は20日の時点で「一律」は認めていなかった。
それが、原告団の政府案拒否で情勢が一変、
政府は世論の厳しい批判にさらされ、
福田首相が判断を変えた。

大阪高裁による和解案を原告側が拒否した事態に、
与謝野馨前官房長が官邸を訪れ、
独自にまとめた法案の骨子を首相に見せた。

福田首相は即座に決断、その場で自民党、
谷垣政調会長に電話、法案作成を指示したのだという。
そして23日午前、祝日というのに記者が集められ、
異例の会見となった。

こうした経緯が、その後の報道で明かされた。

                ※※

窮地に立っても、それであきらめず、状況の突破に
取り組んだ、というのがよい。

法案は年明け、1月11日にも採決が見込めるとのことで、
それによって、全国で訴訟が取り下げとなり、解決に動くことになる。

ただし……、最後になったけれど、治療を受ける
被害者、患者の苦しさはこれからも続く。
いかに補償されようとも、そのことは忘れるべきでない。


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by yodaway2 | 2007-12-29 00:10 | 社会の問題、世相さまざま
ブット元首相、凶弾に倒れる。――パキスタン、溶解の危機に。
パキスタン情勢が、一気に流動化へ――。

27日、ブット元首相が演説を終えて車に乗り込んだところに、
パン、パンと2発の銃声が響き、同元首相が倒れた。
撃った男はすぐに自爆し、20人以上が巻き添えとなって死んだ。

・毎日→パキスタン ブット元首相暗殺される 党集会会場で銃撃
(12月28日10時7分配信)


                ※※

今朝、朝刊をポストから引き抜くと、
一面、トップにその記事と写真があり、驚いた。
支持者らしき男性がひざまずき、両手で天を仰ぐようにして
慟哭する姿があった。……背後では、銃撃の現場らしく、
砂ぼこりがもうもうと沸き立っており、逃げ惑う人々の姿があった。

                ※※

ブット元首相は今年10月、亡命先のロンドンから同国へ帰国した。
帰国直後にも同氏を狙った自爆テロがあり、140人余りが死亡した。

パキスタンではこの1月、選挙の予定で、
選挙後に、ムシャラフ大統領との連携が模索されていた。

ムシャラフ大統領もブット元首相も穏健派であり、
同氏の帰国自体、米国が背後で仲介したものだったが、
両氏が提携すれば、より強固な親米政権が形成されることになる。

いまの段階で、くわしい情報に接したわけではないが、
イスラム過激派はそれを嫌い、ブット元首相の暗殺を
企てたと見ることもできる。

また、同国内にはムシャラフ政権自体の関与を
疑う声も出ているとのことで、選挙戦でブット元首相が
求心力を増す様を、脅威と見た可能性も考えられる。

いずれであっても、ブット元首相の支持派からすれば、
現政権が同氏を守らなかったことになり、がまんがきかない。
事実、すでに同国各地で、「暴動」が発生しているという。

現政権は、去る15日に同国全土に敷いた緊急事態宣言を
解除したばかりだったが、ふたたび、強権によって
事態の沈静化を図るしかない。

                ※※

周知のとおり、同国は核保有国。――政情不安は、
当然のことながら、核管理の問題に直結する。

また、今回の事態がムシャラフ政権の弱体化につながれば、
隣国のアフガニスタンにも波及するのは必至。
イスラム原理主義勢力が勢いづくと見ざるを得ない。


同国は、新年を不安のうちに迎えることになった。



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by yodaway2 | 2007-12-28 16:58 | 世界のいろいろ、さまざま
外務省人事、幹部に対北朝鮮交渉の使い手。…何か、狙ってる?
外務省トップの人事に交代がある、とのニュース。
谷内正太郎事務次官が勇退、後任に藪中三十二外務審議官をあてる。
サミットを控え、谷内氏の続投が考えられたが、谷内氏が固辞したと伝えられる。
人事になるかどうか、直前までもつれたが、首相が判断したとのこと。
25日の時点では、人事は見送られる、との報道もあった。
新人事には奇しくも対北朝鮮交渉の経験者が揃うことになる。

・毎日→<人事>外務事務次官に藪中三十二氏(12月27日2時33分配信)


藪中氏は小泉政権下、アジア大洋州局長時代に日朝交渉を担当し、
北朝鮮が横田めぐみさんの遺骨とした骨を持ち帰ったのも彼。
外務審議官には現在、6カ国協議で日本代表をつとめる
佐々江賢一郎アジア大洋州局長が昇格し、さらにアジア大洋州局長には、
かつて藪中氏と共に対北朝鮮交渉にあたった斎木昭隆駐米公使が就く。

福田首相は横田滋さんら拉致被害者家族会とは疎遠ともされ、
こうした世評をにらんで、対北朝鮮交渉の、直接の経験者を、
外務省の上層部にそろえた形になった。

もちろん、藪中氏が次官に昇格するなど、
人事のピラミッドから見ても順当と言えば順当なのだが、
それでも斎木氏を日本に呼び戻しており、
けっこう、北朝鮮にはにらみのきくシフトと言ってよさそうだ。

斎木氏は日朝交渉の席で、ドシーンとテーブルを叩いて迫るなど、
結構、強面(コワモテ)のところがあり、今後に、少し期待できそう。

夕刊フジなどが「得点稼ぎ」、すなわち人気取りと評しているけれど、
政治が人気取りするのはあたり前と言えばあたり前で、
特別なこともなんでもなく、そンなの、問題にするほどでない。

とにかく、来年はサミットの開催があり、
米国大統領選挙があり、そして北京オリンピックがあり…で、
さらにはお隣の韓国も新政権が発足することになっており、
プーチン大統領の勇退(首相就任の意向)あり、
かと思えば、近くは新テロ対策法の問題あり、
日中間には東シナ海ガス田問題あり……と、多事を極めている。

そして何よりも、6カ国協議の具体化が迫られるタイミングであり、
拉致問題についても重要な局面を迎えるかもしれない。
だから、ひょっとするとだけれど、何か動く、あるいは何かを動かすことを、
かなりはっきりと意図しているかもしれない。
(もともとフクダ政権はがけっぷち内閣で、座視して滅ぶか、あがくかなのだ。)


今回のシフトが、この国に、吉と出るよう祈りたい。


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by yodaway2 | 2007-12-27 20:40 | 北朝鮮問題、どうする
薬害肝炎;首相の声がやっと、ようやく、聞こえた。――誰ももう、失望したくないよね。
今日25日、午後5時30分から、総理官邸で福田首相が
薬害肝炎訴訟の原告団と会談した、――とのニュース。

・時事→福田首相「心からおわび」=再発防止の決意伝える-原告と初面会・薬害肝炎
(12月25日22時31分配信)


                ※※

報道陣のストロボが光り、けたたましいシャッター音のなかで、
首相が立ち上がり……、冒頭に謝罪した。
(※以下、Yahoo!動画、NNN配信から一部を文字起こし)

「皆様方には長年にわたり心身ともに大変ご苦労をお掛けしました。
言葉に尽くせない思いを重ねてきたと思います。
今日はおいでになりません感染者、多くの患者の方々、多くの方々が
きっと同じような思いをしていらっしゃると思います。この場を
お借りしまして心からおわび申し上げます。

私自身も一日も早くこの問題を解決したいと
思ってまいりました。……これまで9月から進めてまいりました、
大阪高裁の、この和解協議の枠組みのなかで解決できなかな、
ということを模索をしてまいりました。……しかし、全員一律救済ということが、
この、高裁の枠組みの中でできないということがわかりまして、
そして、私どもとしては、皆様方の切なる思いに応えるには、
司法と行政とを超えた枠組みによって、立法措置による
解決しかないと考えて、今回、立法措置を取ることにいたしました。(……略)」

                ※※

この日、首相との会見に臨んだのは、全国原告団代表の
山口美智子さんら4人、それに弁護士2人が同席した。
原告団の一人の膝には、亡くなられた患者の方の遺影があった。
首相の言葉に目をはらす方もいた。

首相も、ときに目をしばたかせ、少し潤ませているように見えた。

首相は冒頭だけで3分45秒…、4分近く話した。
首相の隣には大野松茂官房副長官が座っていた。

                ※※

会見を終えて、全国原告団代表の山口さんが報道陣に感想を述べた。

――(記者)冒頭、総理が2度にわたり謝罪したということがありましたが、
まず、率直なご感想をお聞かせください。

「え、あの、そうですね、その2回だけじゃなくてですね、
私たち一人一人が話した後もですね、何度も何度も
これまでご苦労かけました、それに対しての申し訳ありませんでした、
と言う言葉を、何度も何度もおっしゃいました」

                ※※

当ブログ、直近2度のエントリーで、この問題をテーマにした。
和解案の提示では、政治の対応としてのまずさに、とてもいらだったが、
いまは、まず、この先の展開をみたい、との感想に。

福田首相は、もう、これから先、薬害肝炎の被害者、患者を、
どうか裏切ることのないようにと、望むばかり。

一部報道によれば、信じられないことだが、
政府周辺からとして、国の責任明記にはなおも
消極論が残っているらしい。

政府周辺とはどなたなのか…とも思うけれど、
福田内閣が「背水の陣内閣」として発足し、
つねにがけっぷちを歩いていることを、ゆめゆめ、
忘れていただきたくないものだと、つくづく思う。


<追記>なお、筆者としては、今回の立法による対応決定が、厚労省のお役人には、
なんら事前に相談されなかった、という点だけは、ちょっと評価してみたい。
官僚寄りのフクダ首相にとって、それは、けっこう、大変だっと思われる。

<追記>iza!(――でも、サンケイではなくZAKZAK配信)に
けっこう、きつめの批判記事。『福田首相、薬害肝炎「議員立法」欺瞞の決断』――。
今回の立法による措置が、政権浮揚を狙った欺瞞とする。しかし、政治家が何かを判断し、
決断するには、例外なく民意を意識しており、さらに政権浮揚を希(こいねが)うとしても、
そのこと自体が不自然な話ではないし、善悪を論じても仕方がない、と考える。


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<資料>議員立法(薬害肝炎被害者全員一律救済法)に対する原告・弁護団の意見
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by yodaway2 | 2007-12-26 01:35 | 風雲急!政局と選挙
福田首相、薬害肝炎に一律救済を検討。……世論の反発にあわてたから?
だから、こういうところがなってないのだ、と思った。
薬害C型肝炎について、結局、フクダ内閣は一律救済に、
動くことになったのだという。

それはよい、……よいがしかし、世間の厳しい反応に
あわてふためき、まさに、言われて動く、という政治判断だ。
それが如実に伝わってくる。

・毎日→<薬害C型肝炎>「全員一律救済」法案提出へ 福田首相
[ 12月23日 13時00分 ]



もし、今回の一律救済法案が、当初から検討し
判断すべきテーマであったのならば、20日の時点で、
舛添厚労相は言及できたはずだし、少なくともこのことを含ませ、
被害者、大阪高裁訴訟の原告団と話し合いができたはずだ。

それがそうでなかった。

この内閣は、結局、もともと被害者、原告側に歩み寄れるのに、
最初、すれ違って当然と取れる案で臨んでしまった。

この内閣は、本来、自分たちの信用回復に
絶好であるはずの機会を、まったくあべこべの
結果にしてしまい、それであわてふためいている。

筆者は年金問題での言動にも呆れたが、
今回の薬害肝炎の問題への対応の方が、前者よりも、
フクダ政権の体温の低さを露呈してしまったように感じている。

心を伝えようとしないし、それどころか、
伝えるべきハートを持っていないと疑われるようなことを、
自らしでかしてしまった。

このような鈍感力の極みを、このところ立て続けに
見せられているようで、ちょっと悲しくもあり、呆れもした。

                ※※

数日前、首相が支持率の低さを記者から質問され、
「何も悪いことはしていない」と答えた、とのニュースがあった。

何も悪いことをしない……で間に合うのは、
よほど平穏なとき。ところがいまは、前のエントリーでも
書いたけれど、政権にとって非常事態。
非常事態であれば非常事態に
対応するための方策を取るしかない。

燃え盛る火事に、私は何も悪いことしていない、
火をつけたのは自分じゃない、火事になるようなことも
していない……などのせりふで済むわけがない。

いかにしたら、鎮火させられるのか、それを考え行動すべきなのに、
まったく状況を取り違えた、鈍感な発言に思われ、呆れた。

                ※※

フクダ首相はかつて、歴代最長の在任期間を持つ、
名官房長官として鳴らした。……記者の挑発をたくみにはぐらかし、
絶妙のタイミングで皮肉、ブラックユーモアを飛ばした。

外交面では、田中真紀子外相と対立、影の外相と揶揄され、
その更迭に一役買ったとされる。

また、北朝鮮による拉致問題をめぐっては、ときの小泉首相の
再訪朝に猛反対し、年金未納問題の責任を取るとの体裁を取ったが、
その実、自ら三行半を叩きつけ、辞職した。

首相は官房長官時代に、その是非はともかく、かくも
気骨を示す場面があったのだが、自らが首相となって3ヶ月、
官僚寄りともされた、かつての悪いイメージだけが膨らみつつあり、
刻一刻、色あせるばかり。

これまでの経緯を見て、フクダ首相には小泉元首相のような
ひらめきもなく、では、それを補ってくれる参謀がいるかと思えば、
それもいなさそうで、背水の陣に、ますます水が
迫っていると感じざるを得ない。……踏みとどまるなら、すでに
ギリギリのところか、それを越えてしまっている。

                ※※

フクダ首相が、薬害肝炎の解決に、遅きに失したとは言え、
冒頭の一律救済法案が具体化するのは、良いこと。
でも、それで政権の信用が回復されるとまでは、見通しにくい。


※ひとつ前のエントリー/
・薬害肝炎、被害者慟哭!――フクダ政権は小心者ぞろいなのかナ?
(2007年 12月 21日)


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<23日の福田首相発言全文> …iza!より
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by yodaway2 | 2007-12-23 14:31 | 風雲急!政局と選挙
薬害肝炎、被害者慟哭!――フクダ政権は小心者ぞろいなのかナ?
<追記、21日19:05>大阪高裁が第2次和解案提示の意向――とのこと。
この問題…、延長戦に入ったもよう。被害者、原告団は
つらいと思われるが、政府と渡り合い、解決の道へと粘ってほしいもの。
フクダ政権は、今からでは遅いかもしれないが、自分たちが滅びたくないと
少しでも望むなら、やり方を変えたほうがいいはず、…たぶん。


                ◆◇
(本文)
今回の薬害C型肝炎問題で、福田政権は
またしても、落とし穴に落ちた。

それも、自分から、だ。

これで、また、間違いなく内閣支持率は
低下傾向を強めるだろう、、。

・サンケイ(iza!)→薬害肝炎訴訟、首相「政治決断」回避 (12/20 11:16更新)

                ※※

福田政権の立場に立てば、まず、参議院が過半数割れした状況下、
安倍前政権で失われた政府、自民党への信用を
回復するため、ひとつのミスも許されないし、自分たちに
流れを取り戻すチャンスに対しては貪欲でなければならない。

福田政権の立場から見た場合、福田政権は現在の
外部状況をすべて緊急事態と見なければならず、
ときには超法規的に、だいたんに政治的な決定、判断をくだし、
世論の支持が崩れ去ることに抵抗の姿勢を見せなければならない。

官僚の統制、予算措置、政策転換、野党への歩み寄り……、
さまざまなカードを駆使し、水が漏れるのを少しでも食い止めるしかない。

なのに、この政権では、実はこの薬害C型肝炎に限らず、
他の問題であっても、少なくとも政策関連では、
ある意味、非常に常識的な対応、判断が続いている。

つまり、ひと言で言えば、小心者だ。

筆者が唯一、常識であることを評価してよいと思うのは、
せいぜい、UFOの存在を確認していない、とした、
政府見解(質問主意書への回答)くらいなもの。
(末尾にてちょっと触れたい。こんなことで遊んでいる場合か、と。
マチ×ラ長官もイシ×大臣も、あそこまでノーテンキとは思わなかった。)


                ※※

昨日、舛添厚労相の「30億円上乗せ救済案」の発表のあと、
すぐに、入れ替わるように会見場に入った原告団……、
政府への失望、怒りを吐き出し、そして、慟哭した。

被害者原告団、代表の女性――、
「笑って思い出せる日が来ると信じて毎日、福田首相に言葉を投げてきました。
しかし、首相は私たちに背を向けたまま、全面解決という
最後の山を登ろうとしている私たちを突き落としました。……私の力が
足りなかった、みんな、ごめんね」

被害者の、他の女性、「望みを持った自分がばかでした。
同じように苦しんでいる被害者を救済してほしいだけなのに……」

                ※※

政府の判断の大きな理由は、大阪地裁による和解勧告案、すなわち、
司法の判断を踏み越える判断はできない、としたこと。
すなわち、国の責任の広がりを限定しようとしたこと。

たしかに30億円は大きな金額だが、
それだって、原告団に預ける、というのでは、
本質での、責任逃れの感覚を見透かされてしまう。

官房長官が、司法の判断を超えた判断はできない……と、
たしか、そのように述べたが、それは実は、ありきたりな話。
それをどうにかするのが、政治。

カリスマ政治を礼賛するわけではないが、自己保身の
感覚ばかりが発達した、官僚たちの言いなりでは、政治でない。

また、司法の判断はもとより尊重されるべきだが、その先が政治。
三権分立、司法の独立というけれど、現実には、実は、
政治がリードできる仕組みになっているはず。

それは、最高裁判所の判事は誰が任命するのか、を考えれば
明らかなこと。(――もちろん、最高裁判事の任命権は内閣にある。)

                ※※

とにかく、これで福田内閣…というよりも、自民党政権崩壊へと、
時計の針がまた進んだことは、どうしようもなく、
はっきりとした現実だろうと思われてならない。

これが流れとなれば、民主党は、次の総選挙で過半数を獲れる。

自滅は安倍政権の特色かと思っていたが、
福田政権もたいして変わらないのだから、ちょっとあきれた。

                ※※

なお、本文途中でふれた政府のUFO騒ぎだけれど、
マチ×ラ長官にしてもイシ×大臣にしても、
乗りすぎ、はしゃぎすぎもいいところ。マチ×ラ長官の会見では
「うふふ……」と笑い、「回答には不満、私はいると思う」との見解を述べた。
長官は聞かれて答えたが、イシ×大臣は聞かれもしないのに、
自分からおしゃべりをはじめたのだから、ちょっと、感覚を疑ってしまった。

ジョークかユーモアのつもりだったのかもしれないが、
政府の一員が、いま、確認すべきは未確認飛行物体ではなく、
ネ、ン、キ、ン、――ネンキン、なはずだ。

もし、政治家として余裕を見せたかったのであれば、
9.11テロの直後、ヤンキーススタジアムで始球式した、
米国大統領の方が、ずっとずっと優れている。


            ※※

<冒頭、追記の続き>
この先、仮に、福田首相が大阪高裁の第2次の和解案に応じ、
原告と和解に至るとしても、決断しない、官僚思考に組する、
冷たい首相とのイメージを振り払えはしないだろう。たぶん。


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by yodaway2 | 2007-12-21 18:07 | 風雲急!政局と選挙