週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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<   2007年 09月 ( 13 )   > この月の画像一覧
平沼氏が落選議員に資金援助。――それは武士道か、極道か?
2005年8月の解散、9月の総選挙で、
ときの小泉政権下、与党・自民党に所属しながら、郵政民営化法案への
反対を貫き、公認をはずされ、落選した“造反議員”たちに、
いまは党外にいる平沼赳夫氏が資金援助を続けていた、という。
・読売→平沼氏、造反組18人に資金援助…落選者に月100万円(9月29日9時20分)

ちょっと、驚かずにはいられない。

しかも、その数は、少なくとも18人に及び、
静岡7区、“刺客”の片山さつき氏に敗れた城内実氏(きうち・みのる)には、
06年に、毎月100万円、計1200万円も援助しているとのこと。

派閥領袖級、――否、ひょっとすると、
いまどきなので、領袖を超える援助を行い、
ひそかに自分の勢力を培っていたことになる。

もちろん、平沼氏一流の美学、武士道もあるに違いないが、
そこに政治的な計算がないとは、到底、思えない。

平沼氏は小泉政権から安倍政権への交替を機に、
当選した造反議員の復党を図り、交渉役を担った。
そのときに、自民党から突きつけられた条件が、
郵政民営化問題に関わる誓約書の提出――。

自民党からすれば、それで手打ちにしよう、ということだった。

平沼氏は自身が交渉のまとめ役となりながら、
ただ一人、誓約書の提出に応じず、仲間11人の復党を
実現しながらも、なお党外、無所属に留まる道を選んだ。

いま、安倍政権から福田政権に替わり、
平沼氏と落選組の復党は、再びもつれはじめており、
すんなりとはいきそうにない。

今回、平沼氏の陰の実力者ぶりが、図らずも表に出た結果、
自民党の執行部、各派には警戒感が強まるのではないか。

その反面、平沼氏は麻生太郎前幹事長とのパイプが太く、
今後の展開には麻生氏の動向もからんできそうだ。

囲碁のごとく、陣地の広さを競うのが政治の、ある面での本質――。
自民党は民主党、野党からの攻勢にさらされながら、
その後ろでは、身内の勢力争いにも気が抜けない。

ひそかに勢力をまとめた平沼氏と、それに対する自民党の対応、
雌伏する麻生氏の動き……、けっこう、目が離せそうにないのだ。

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※補足/政治資金収支報告による、平沼氏の06年の収入は3億1180万円で、
全国会議員(政党支部を含む)の中で3位。……そこから先は
筆者の推測になるが、収入の内訳をたどれば郵政関係団体、関係者が
少なくない割合を占めているに違いない。

※補足/総裁選で派閥談合と批判し、プッツン、麻生氏に投票したとされる
杉村タイゾー氏のもとに、その総裁選の翌日、麻生氏から電話が入ったという。
「オイ、困ったことがあったら、なんでも言ってこい!」――と。
極道以上にゴ×ドウな世界だ。

※補足/06年の政治資金収支報告書で、国会議員のトップは、
4億4558万円を集めた国民新党の亀井静香代表代行だった。
主要政党の党首を比較すると、トップは国民新党代表の綿貫民輔氏で2億507万円、
2位は民主党代表の小沢一郎氏、1億5338万円。3位は自民党総裁の
福田康夫首相の8606万円となったが、国会議員中では99位だった。
・iza!→政治資金収入、亀井氏トップ4億円超(29日09:19)
・共同→小沢代表、福田首相を圧倒 収入トップは綿貫国民新党代表[28日18:15]

※補足/本エントリーのタイトルに盛り込んだ「武士道」について、平沼赳夫氏には
「政治武士道~政治家はいかなる理念を持ち、いかに行動すべきか~」
(07年 PHP研究所)の著書がある。リンクは平沼氏のHP内。



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by yodaway2 | 2007-09-29 13:43 | 風雲急!政局と選挙
長井さんが撃たれた瞬間。……銃口は威嚇ではなく、人の命を狙った。
ミャンマー、反政府デモの取材中に死亡した長井健司さんが、
至近距離から撃たれた可能性が濃厚となった。

ミャンマーの市民団体が、長井さんが銃撃された現場を撮影していた。
午後7時のNHKニュースで、その映像が放映された。
FNNでも同じ映像が放映され、そちらは下記、YouTubeに、どなたかがUPした。
他系列局でも放映されており、出所は同じと思われる。

・YouTube → http://www.youtube.com/watch?v=JkHxl2j4eHM


兵士は長井さんに駆け寄るように近づき、一瞬、立ち止まり、
長井さんと向き合った。――そして、発砲。まさしく至近距離からだった。
撃たれた長井さんは、ビデオカメラを持ったまま、何度も手を上げ下げし、
助けを求めるように、もがいた。

映像は少し離れたところから撮影されてはいたが、
それらがはっきりとわかった。

治安部隊の銃口は、威嚇などではなく、人の命を狙ったものだった。


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by yodaway2 | 2007-09-28 21:54 | 世界のいろいろ、さまざま
ミャンマー、邦人ジャーナリストが死亡。――いつまで、力で抑え込めるのか?
今朝の朝刊、トップに、ミャンマー、反政府デモを取材していた、
フリージャーナリスト、長井健司さん(50)が、軍事政権の発砲に被弾、
道に倒れた瞬間の写真が――。

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仰向けに、しかし、遠のく意識のなか、
手にしていたビデオカメラは離さなかった……、
すぐ脇に銃を構えた兵士が近づき、後方では
市民が悲鳴をあげて逃げ惑う、それを治安部隊の要員が
警棒と盾を持って追いかけた。

※photo;BurmaNet Newsより。
写真転載について連絡済み、“It's OK.”の返信あり。

・URL → http://www.burmanet.org/news/

                ※※

記事によれば、長井さんはイラク戦争やパレスチナ、
中国と北朝鮮の国境地帯などの紛争地域を数多く取材してきたプロ。
その世界では知る人ぞ知る存在であったに違いない。

「誰も行かない所に誰かが行かなければならない」――、
この言葉が、長井さんの口癖だったという。

                ※※

ミャンマーは国民の90%以上が仏教徒であり、僧侶は特別な存在。
治安部隊は、その僧侶たちが寝泊りしていた複数の僧院を急襲、
多くの僧侶たちを、デモを煽ったとして拘束した。

また、アウン・サン・スー・チーさん率いる最大野党、
国民民主連盟(NLD)の本部が閉鎖されたとの情報も届いている。

                ※※

長井さんは隣国のタイ、バンコクで取材をしていたが、
契約先のAFP通信社に「大きな政変になる可能性がある」と連絡、
25日に同国、ヤンゴンに入ったとのこと。

軍事政権は強硬策で反政府デモを抑え込むとしても、
それは一時的なことであって、政権は国民の恨みを買い、
「政変」へのうねりは増したと感じる。


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※数日前、フクダ政権の発足を機会に、ひっそりとブログ再開しました。
28日13:00、ニュース全般でちょうど90位、、ふう。

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by yodaway2 | 2007-09-28 12:57 | 世界のいろいろ、さまざま
内閣支持率6割、局面転換?――いまのところは、ね、と。said by Fukuda??
昨日、26日に正式発足した福田内閣――。
さっそく報道各社から支持率調査の結果が発表された。
27日午後1時現在、すべて出揃ったわけではないが、
どこも50%を超え、日経は59%とほぼ6割の支持率となった。

・福田内閣支持率57% 91年以降では5位 [ 共同 09月26日 17時45分 ]
・読売/57.5%  ・毎日/57%  ・日経/59%  ・朝日/53% 

いわゆるご祝儀相場、という面はもちろんあるが、
発足直後の数字としては、各社の調査開始以降、
歴代4位、5位という高さなのだという。

もし、仮にだが、安倍内閣がいまも存続しているとして、
支持率を5割台に戻すのは至難の業、不可能に
近い話になっていただろう。

その意味で、たしかに、局面の転換は図られた、かもしれない。
アベ前首相が辞意表明の会見時に強調した思いは、
まさしくまがいなりだが、実現した。

一方で、先の参院選での自民党の惨敗は、
文字通り自民党、アベ内閣が自滅した結果であって、
民主党が国民の積極的な支持を担ったものではなかった、
とも、改めてふり返ることができる。

だから、内閣が……、というよりも、首相が変わっただけで、
支持率を、ぼんやりながらも回復した。

それはもちろん、発足直後の支持率調査など、
まだ、実際には何も始まっていないに等しいので、
どうなるかわからないし、どこまで続くかわからない。

国会論戦が始まり、政権が野党との攻防にさらされてどうなるか、
テロ特措法、または洋上給油新法の扱いをめぐってどうなるか、
政治とカネの問題にけじめをつけられるかどうか、
改革の陰に光を差せるかどうか……。

また、解散、総選挙を、仮に話し合いの末、来年4月の予算成立後に
行うとしても、自民党の議席は郵政バブルで膨らみきっており、
とくに小泉チルドレンの何割が生き残れるかわからない、という情勢。

フクダ首相の天敵、タナカマキコ女史ではないが、
内閣支持率は「今が最高ピークポイント」で、これから、何か起きるたびに
下げていくかもしれない。――その可能性が低くない。
・角福戦争再び!?真紀子氏が“福田斬り” (iza 09/26 23:31)

                ※※

首相、総理大臣の職は、おかゆや点滴ではもちそうにない。
やはり、アベ前首相にはム、リ、だったかもしれない。

                ※※

昨夕、フクダ首相が官邸で、記者たちのぶら下がり取材を受け、
「若いひとたちと知り合いになれていいね」と話したという。
で、そのあとに、ひと言プラスするのも忘れなかった。

「いまのところは、ね」

支持率の高さや党内の平穏も、
「いまのところは、ね」――なンだろう。


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by yodaway2 | 2007-09-27 13:27
閣僚たちの記念撮影。……そこにいないのはアベさんだけだった。
26日午後4時過ぎ、届いた夕刊の紙面に、閣僚たちの記念撮影写真が。
目をひとこすり、ふたこすりしたが、首相その人が違うだけで、
まったく前と同じ顔ぶれと見間違った。――ほんの数人、たしかに
入れ替わっては、いるのだけれど。

閣僚たちは、昨日の朝、異なる首相のもとに参じ、総辞職、サヨナラしたはずだった。
最後、アベ首相が一人ひとりに握手を求めたところ、涙ぐむ閣僚もいたのだという。
それが、その日の午後に、ほとんどの閣僚が再任され、官邸に呼び戻された。

そこにいないのは……、アベさんだけだった。

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photo;首相官邸HPから切り抜き

<1つ前のエントリー>
福田政権、正式発足。――隙のない派閥バランスは善か悪か?
2007年 09月 26日


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by yodaway2 | 2007-09-26 16:33 | 風雲急!政局と選挙
福田政権、正式発足。――隙のない派閥バランスは善か悪か?
<追記、9月27日12:21>
今回の組閣の舞台裏について、非常に参考になる記事あり。下記のとおり。
・<福田内閣>検証…新政権の舞台裏 [ 毎日 09月27日 03時06分 ]


                ◇◆

9月26日、福田内閣が皇居での認証式を終えて正式発足、
午前中に初めての閣議が開かれた。

閣議の前、テレビカメラが撮影を許されるのは
閣僚応接室のようすまで。撮影が済むと隣の閣議室へと移動する。

その閣僚応接室の席順は内閣の序列を表す。
中央は首相、左隣がナンバー2の席で高村外相。
右隣がナンバー3とされ、これには派閥の長でもない、
鳩山法相が着くことになった。

                ※※

総裁選で争った麻生太郎前幹事長は、
首相から文科相として入閣要請を受けたが、
それを拒んだという。――ポスト名は挙げなかったが、
経緯については、首相自身が25日の初会見で言及した。

鳩山法相は麻生陣営の選対本部長だったが、
同じ麻生支持の甘利経産相らと共に再任された。
閣僚応接室の席順は、入閣しない麻生氏への気配り、ということになる。

                ※※

自民党には現在、9つの派閥があり、
先の総裁選では、そのうちの8つが福田支持に回り、
派閥次元で、麻生派は孤立した。

9つの派閥は町村派、津島派、山崎派、古賀派、伊吹派、谷垣派、
二階派、高村派、そして麻生氏率いる麻生派――。
さらに、参議院自民党も、派閥横断で結束する面がある。

「派閥」との言葉自体は、ほんとうに古めかしく、
なにやら悪事、謀議の温床のようにも響き、ネガティブこのうえない
イメージであるし、一方で小選挙区制が導入されてからは
派閥の求心力の低下が言われるのは承知のとおり。

総裁選や組閣では、たしかに、この古臭い響きのある派閥が、
ある意味、開き直りでもしたかのように前面に出た。

                ※※

自民党執行部人事では古賀派、伊吹派、谷垣派、二階派の、
それぞれのトップが4役のポストを割り振られた。

内閣には町村派、高村派のトップが閣僚として入閣した。

津島派の会長、津島雄二氏は執行部にも閣僚にも
キャスティングされていないが、派閥幹部で
総裁選に出馬の意欲を見せた額賀財務相が再任され、
さらに反福田で動いた鳩山法相が閣内ナンバー3の礼遇を受けた。

山崎派の山崎拓会長もキャスティングされていないが、
組閣で、ただ一人の初入閣となった渡海紀三朗・文科相が同派であり、
また、前述のとおり、麻生支持だった山崎派のプリンス、甘利経産相も留任、
山崎派への配慮は施されたカタチと言ってよさそう。

今回の福田政権の誕生にあたっては、舞台裏で、
山崎氏が加藤紘一元幹事長と共に古賀氏を巻き込み仕掛けた。
“政変”の中心人物であるだけに、加藤氏と共に、
新政権では、敢えて表に出ることをこらえた、とも受け取れる。

                ※※

マスコミから派閥政治、イコール悪の温床、という公式を
丸暗記させられているが、政治の本質は、一方で権力の奪い合いに違いなく、
その意味では、政治勢力がそれぞれの数を競い、正統性を主張する。

数も集めない、正統性を主張もしない権力などあり得ないし、
もしあったとしても、長続きしようがない。

権力そのもの、権力自体には、もともと善も悪もなく、
それを行使する人間によって善悪が分かれてくる。

さらに、ある面では善でも、異なる面では悪――となる。
そのうえ、ある対象には善、味方でも、
別の対象には悪、不倶戴天の敵、ともなる。

政治はもともと、そんな複雑な立体パズルになっているわけだから、
簡単に、派閥の長が揃ったから古い、悪いなどとは評価できないのではないか。

                ※※

首相の所信表明は10月1日――。
安倍首相の、唐突な辞任には、かえすがえすも驚いたが、
これから先も、けっこう、案外、経験のないドラマが
生まれたりするかもしれない。


※補足/山崎氏が処遇されなかったのには、組閣直前に問題視された、
「北朝鮮は核実験をしてくれてよかった」――との発言が、少しだけれど、
響いたかもしれない。問題発言は、組閣する側からするとトラウマなのだ。
また、山崎氏を党役員人事からはずしたことで、派閥政治との批判を
緩和させる効果を生じた。山崎氏本人が処遇されてしまっていたら、
あまりに完全すぎて、フンイキを非常に悪くしたにちがいない。

※補足/津島派会長、津島雄二氏も福田支持だったが、党役員、閣僚人事で
処遇されなかった。上記のとおり、同派幹部の額賀氏と鳩山氏が閣内残留し、
領袖級が処遇されたカタチにされたが、実は、鳩山氏に象徴されるように、
同派の票が麻生支持にいちばん流れた、と見られたためと受け取れる。

※補足/その後の報道番組などを見ていると、自民党内に不満が
渦巻いているような、もっともらしい解説、コメントが、けっこう、多数ある。
もともと、それがない方がおかしいのだが、今回はことのほか平穏なはず。
まともであれば、そんなこと、言っていられないのだ。それで仕方ないと思っている。
不満うんぬんは、テレビなどによる煽り、と見たほうがよいと思われる。
ただし、スギムラタイゾーのような、幼稚園レベルのマヌケも、たまにいる。


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by yodaway2 | 2007-09-26 15:29 | 風雲急!政局と選挙
<LIVE>福田内閣、荒れる海へ――。麻生氏は“下野”の道、選ぶ。
午後7時28分、官邸の記者会見室に町村信孝・新官房長官が入室――。

「えー、このたび内閣官房長官を担うことになりました町村信孝でございます。
あわせて拉致問題も担当させていただきます……」

そして、官房副長官の紹介があり、福田内閣の、
閣僚名簿の読み上げが始まった。

多くの閣僚が再任、とくに総裁選で麻生太郎氏を支持した、
鳩山邦夫法相、甘利明経産相らが再任になった。
とくに鳩山法相は麻生陣営の選対本部長だった。
福田政権の“度量”を演出し、党内融和への気遣いを見せた。

11月のテロ特措法の期限切れをにらんでは、
外相に高村前防衛相を横滑りさせ、さらに、防衛相には論客で、
小泉政権下で経験のある石破茂氏を再登板させた。

舛添要一厚労相、増田寛也総務相も再任となり、
安倍政権の目玉閣僚を引き継いだ。

また、政治とカネの問題でリスクのある鴨下環境相、上川少子化担当相らも
閣内に残留させた。若林農水相も留任した。……その程度であればよし、
との基準を示したのかもしれないし、また、新たな人材を指名しようにも、
いわゆる「身体検査」に時間的な余裕がないと判断したためだろう。

国会開会中という、特殊な情勢とはいえ、
17人の閣僚うち15人が再任または横滑りし、
新たな入閣は2人だけ、しかもそのうち、初入閣は
文部科学相の渡海紀三郎氏(山崎派)、ただ一人となった。

                ※※

官邸前庭には報道各社のテントが並び、閣僚が到着するたびに
記者たちが群れ、後を追い、フラッシュが焚かれた。
官邸はすべての照明を点し、久々に輝きを取り戻した。

よく言えばだが、福田内閣は、荒れる海を承知のうえ、
あわてず船出した、というところだろうか。

が、しかし、海は、前途において、
やはり容赦ないに違いない。


                ※※

なお、麻生太郎氏は党内にあって“下野”の道を選んだ。
文部科学相としての入閣要請を拒んだと伝えられる。
総裁選において、麻生氏は自分の野心を残すことができる結果を得た。
時期を探る腹づもり、なのだろう。


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by yodaway2 | 2007-09-25 20:08 | 風雲急!政局と選挙
安倍首相、退場。――最後の閣議は12分だった。
入院中だった安倍首相が、閣僚の辞表を取りまとめる、
最後の閣議に出席した。

午前8時52分――。官邸着。
報道陣がフラッシュを浴びせるなか、玄関、エントランスホールを進み、
以前のように軽く右手も上げてみせた。

閣僚控室へ。
いつもなら、閣議前、閣僚たちが談笑する場だが、
この日は会話がなく、最後に入室した首相も無言だった。

午前9時前に閣議室へ、そして安倍内閣最後の閣議に。
首相が感謝の言葉を述べ、国会に提出する20件の答弁書が決定された。
9時12分、閣議は終了、安倍首相が閣僚一人一人と握手し、退室。

エントランスホールには職員が見送りにと勢ぞろいし、
女性職員から花束の贈呈を受けた。

テレビからも、目を潤ませた表情がわかった。


                ※※

9月25日で、政権発足からちょうど1年、365日――。

生真面目な首相は相継ぐ閣僚の失言や
政治とカネをめぐる問題、閣僚の自殺、辞任、
そして社会保険庁の記録不明問題に相継いで生じ、
野党の攻撃にさらされ続け、7月の参院選に大敗した。

それでも政権の存続を図ろうと、内閣の改造を行ったが、
ほころびはそこでも出た。

参院選の結果を受けて、11月に期限切れを迎えるテロ特措法が
重圧となってのしかかり、ついに、気力が潰えた。

ポキン……と、折れるようにして辞意を表明、
唐突に政権の幕を降ろした。


                ※※

首相は、あまりに老獪さに欠けていた。
それが、結局、とどのつまるところ、命取りとなった。


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by yodaway2 | 2007-09-25 13:39 | 風雲急!政局と選挙
自民党の執行部人事、案外、したたか、かも。
以下、自民党の執行部人事について走り書きにて。

自民党の新しい総裁が福田康夫氏に決まり、24日に、
幹事長、政調会長、総務会長の、従来からの党3役に、
総裁直属の選対委員長を加えた党4役が決まった。

さっそく、各方面から「露骨な論功行賞」、
「派閥の領袖、ズラリ」……などと、批判を受けているよう。

しかし、福田総裁の側からすれば、案外、それなりに考え、
決して意味の浅くない人事かもしれない。

伊吹文明氏の幹事長起用は意外だったが、
仮に、誰かの推薦の結果としても、福田総裁の
感性には響くものが、たしかにあるに違いない。

福田氏も伊吹氏も、どこかひょうひょうとしたところがあり、
相通じるところがあるのかもしれない。

伊吹氏のらりくらりとした物言いは
血気にはやる小沢民主党の執行部を
煙に巻いてしまうかもしれない。

伊吹氏も、自身が事務所費問題に問われたはずだが、
松岡前々農水相、赤城前農水相らと異なり、
いつの間にか、沙汰やみになってしまった。
なかなか、老練なのかもしれない。

谷垣氏の政調会長起用は、今回の総裁選が、
党内的には路線闘争であったことを、はっきりと印象づける。
少なくとも、福田政権が政策面においては、
小泉政権、安倍政権と一線をかくす――とのメッセージを
伝えることになった。

二階氏の総務会長続投はおもしろみにかけるが、
古賀氏の総務会長辞退で決まったもの。
二階氏も、のらりくらりしたところがあり、
党内のうるさ型が揃う総務会を仕切るには適任かもしれない。

古賀氏に割り振られるポストが幹事長であれば、
受けた可能性は少なくないが……、しかし、
そうなると、それこそ露骨な論功行賞とのレッテルは
はがれなくなるし、党内の反発も招くに違いない。

そのへんのところを、福田総裁側、古賀氏側の双方が
見切り、さらに、古賀氏が名よりも実を得ようと、
選対委員長をもぎとった。

これまでの幹事長職のおいしいところををさらったカタチ。
すべて、ホンネでやりとりされた結果――ではあるのだろう。


最新のニュースで、麻生氏が入閣を誇示する意向とのこと。
執行部にも入れず、重要閣僚のポストもはっきりせず……と、
ちょっと、居場所が見つからない。

今回の総裁選の本質が、自民党の路線闘争であったとすれば、
麻生氏は、党内にあって「下野」するのが、ある意味、
次を狙うにも有利だし、筋も通る――のかもしれない。


閣僚人事は期待できないが、ただ、何か、予想されていなかったことが、
ひとつくらいは起きるのではないか。


今回の総裁選の舞台裏については、けっこう、いろいろ漏れ出している。
安倍首相には同情したい面もあるが、できれば、国会答弁中にでも倒れ、
救急車で病院へ入るくらいであれば、納得できた。

死力を尽くしてほしかった。
政治的なポジションはさておき、非常に残念だ。


短いけれど、以上のとおり、感想がよぎった次第。


                ※※

<追記、25日午後2時40分>

上記本文を書いてから半日経ち、ほんの少しだけ、考え直してみた。

古賀氏の選対委員長が、自民党内では波乱の目になるかもしれない。
伊吹氏は幹事長職から選挙にからむ実権を奪われるカタチとなるが、
汚れ役を古賀氏に押し付けもできる。……円満に進めば、
伊吹氏は表の幹事長、古賀氏は裏の幹事長となるが、
党内の軋轢が大きくなった場合、どうなるか。

選対委員長の格上げは、後になって軽はずみだった、と
ふり返られるかもしれない。

たしかに、したたか、とばかりも言えず、
けっこう危うさもある。……筆者としても、よく、今後を見てみたい。


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by yodaway2 | 2007-09-25 03:50 | 風雲急!政局と選挙
秋田連続児童殺害―いつも子どもに汚れた服を着せていた畠山被告。
記事を読んで、被害者の子どもがあわれで、思わずキーを叩く。
昨年、秋田県藤里町で発生した連続児童殺人事件の記事。
・→彩香ちゃん様子、住民らが証言=連続児童殺害、第2回公判-秋田地裁
9月21日13時2分配信 時事通信


21日に畠山鈴香被告の第2回公判が開かれ、
被告と同じ団地に住む男性が証言、
殺害された被告の長女、彩香ちゃんについて
「彩香ちゃんはいつも汚れた同じ服だった。
髪もぼさぼさで、べとべとしていた」などと証言した。

被告のもとへは、頻繁に男性が訪れていたと言い、
そのときに彩香ちゃんは、決まって外に出され、
暗くなっても外で一人で遊んでいたという。

子どもは、生まれてくるときに親を選べない。
虐待を受けても、ひどい仕打ちを受けても、
食事もろくに与えられないとしても、
誰かが手を差しのべでもしないかぎり、
生んでくれた親を親と思い、頼ろうとするしかない。

以前、公判で検察側が陳述した、彩香ちゃん殺害の様子も
記事で読んだ。……9月12日、サンケイの記事。

>午後6時半ごろ、橋の中ほどに車を止めた。
>彩香ちゃんは欄干の隙間から川をのぞき込み、鈴香は左横にしゃがんだ。
>「暗くて見えねえべ」と鈴香。彩香ちゃんは身を乗り出して「大きい魚、見たい」……(中略)。
>その後、橋の欄干で彩香ちゃんが「お母さん、こわい」と言い、
>左回りに半転した。それに驚いた鈴香は左手で払うようにしてしまった。
>左手には、その感触が残り、彩香ちゃんが視界から消えた。
・→彩香ちゃん払いのけ、視界から消える 鈴香被告弁護側冒頭陳述(2)
(9月12日18時43分配信 産経新聞)


被告は「お母さん、こわい」とすがる、自分のこども、娘を、
手で払いのけ、暗く、かすむ川底へと突き落とした。


被告は米山豪憲君(当時7歳)殺害の罪にも問われている。
むごたらしい事件だ。



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by yodaway2 | 2007-09-21 17:44 | 社会の問題、世相さまざま