週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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<   2007年 02月 ( 16 )   > この月の画像一覧
なんというご都合主義!――自民、平沼氏に復党を打診とは。
一つ前のエントリーに補足。
郵政造反組で現職の、平沼赳夫元経済産業相に対して、
自民党側が復党を打診してきたのだという。
・一転、復党打診 平沼氏は拒否(東京新聞、27日)

                ※※

平沼氏は、野田聖子氏ら、他の現職の造反組が復党する際に、
党側が条件にした郵政民営化賛成の誓約書を、ただ一人拒否し、
自身、復党しない道を選んだ。

当時、平沼氏は他の議員の復党問題で取りまとめ役であって、
同僚、同士の議員が復党するのを見届けつつも、船に残った。

それが一転、今度は党側から「戻りませんか」と、
打診してきたというのだ。

                ※※

当然のことながら、平沼氏への打診は、江藤氏が
落選組であるのにもかかわらず、特別扱いで
復党が決まろうとしているのに関係している。

落選組からも復党させるのだから、誓約書を拒否したとは言え、
もともと復党組のまとめ役であった平沼氏は、
ましていわんや、というわけなんだろうが、

なんという、ご都合主義だッ!

                ※※

これでは、ほんとうに舛添要一氏が怒りを爆発させたように、
首相も執行部も首尾一貫していない、ということになる。

平沼氏は、現在も執行部が、――それはあたり前だが、郵政民営化への
賛成を求めているのに代わりがないとして、復党を拒否した。

郵政民営化がよいことなのか、そうでないことなのか、
よい方向に進むのか、そうでない方向に進むのかは別として、
平沼氏の身の処し方には、一服の清涼感がある。

                ※※

安倍首相は、周辺に、思い通りにやって、それで支持率が
下がるのであれば本望――などともらしているらしいのだが、
もともと政治の場で思い通りにできることなど多くない。

無理をするなら、そのテーマを磨きぬいて、事を絞り込んで、
当たるべきではないのか。

それが、枝葉末節のことで「思い通りにしたい」とこだわるようでは、
政治家としての器量を低く見られていくだけだし、
中川幹事長がいくら力んでみても、尊敬の念など
集まらないのではないか。


<追記>
言い足りないので、さらにひと言だけ。
首相も首相だが……、
中川幹事長よ、恥を知れ!


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※↑27日午後4時現在、58位です。見つけにくくて、すみません。^_^;
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by yodaway2 | 2007-02-27 15:56 | 風雲急!政局と選挙
安倍首相は呼吸が乱れている。――なぜ、悪天候に向かうのか?
衆院大分1区で落選した衛藤晟一氏が27日午前、自民党に
正式な復党願を提出、近く党紀委員会が開かれ、
正式に復党が認められる見通し――、とのこと。

・衛藤氏が復党願を提出 自民党紀委で正式決定へ[ 共同、27日 12時53分 ]
・首相判断を尊重-各閣僚意見 復党問題で、冬柴氏は不快感 [ 共同、27日 11時23分 ]

                ※※

復党願は中川秀直幹事長宛、提出された。
中川氏は当初、郵政造反、落選組の復党に慎重であったが、
江藤氏の問題では、安倍首相の強い意向が働き、一転、容認に転じた。

つい最近、中川氏は「閣僚、官僚のスタッフには
首相に対して絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が
求められる」と発言したが、その言葉がブーメランのように、
自分の側に向いて襲ってきた感じになった。

党内には不満が渦巻いており、
火薬庫さながらの状況に近づいている。

                ※※

27日、閣議後にそれぞれの省庁に戻って開かれた記者会見、
閣僚たちは一斉に記者たちから質問責めにあった。
江藤氏の復党について、どうお考えですか?――と。

記者たちは、閣僚たちの「忠誠心」を試した。――と言うよりも、もてあそんだ。

第一線の記者たちは年齢が必ずしも高くない。
キャップ格は別にしてだが、主力は30代で、20代の記者も混じる。
でも、40代、まして50代はめずらしい。

閣僚によっては、ややもすれば、自分の子どもの年齢のほどの
記者たちから責め立てられる。

しかし、従順を装う。……首相にもだが、記者たちにも。
突っ張ったっていいことなど、めったにない。

何も世間のことなど知らないくせに……と、内心、記者たちを呪うのだが、
「報道機関」の権力には、巻かれたほうがよい場合が少なくない。

かくして「首相の判断を尊重します」「方針に従いたいと思います」などの
優等生発言ばかり揃うことになった。

もちろん、選挙協力に傷つけられたと怒っている、
公明党、冬柴国土交通相が「コメントしない」と不満を表したが。

                ※※

内閣発足後4ヶ月かそこいらで、次から次へと問題が生まれ、
一つひとつは決して大問題にも見えないのだが、
ボディブローを受け続けるように、じわじわダメージが広がり始めた。

中川氏は閣僚に忠誠心を求めたが、それは党内に向けても
同様のロジックになるのだろう。……しかし、全体の流れは
あっという間に、安倍首相、総裁の求心力、統率力が
ガタガタになりかかっている。

仮にこのまま、内閣改造など行わず、参院選まで走るとしても、
不満が充満しているだけに、選挙の結果次第では、
とんでもない展開になることだってあり得る。

                ※※

小沢一郎民主党代表の前任者、前原誠司氏は永田寿康氏の
偽メール事件の責任を取り辞任した。……三日天下だった。

当初、英国のブレア首相登場の時と比べられ、
その若さに期待が募った。しかし、さんざんな結果しか残せなかった。

安倍首相も、前原氏よりは年齢が上だが、政治家としては若い。
しかも首相に就いた。祖父が首相であり、父親も総理総裁を
目前にするまでだった。しかし、それだけで彼が首相になったとは言い難い。

血統や能力のほかに、彼の持ち味である、一種の信念の強さ、強情さも
首相となるまでは幸いした。しかし、何よりも強運の持ち主だった。

だから、首相になれた。

しかし、これから先はどうか……、それはほんとうに先へ行ってみないと
わからないことだけれど、政治の世界では、ときに、場の力が、
いきなり変わることがある。

英雄――と目されていた人物が、いきなり奈落の底へ
転落してしまったり、逆に、沈むとばかり思われていた船が、
突如として帆に風を受けて走り出したり……という具合だ。

ただ、いまの状況では、プラスに転じる気配を感じにくい。

                ※※

安倍首相の国会答弁や演説を聞いて、
典型的な胸式呼吸の人だと観察している。

お腹で呼吸していない。
だから、いつも早口で、少し上ずって聞こえてしまう。
ずしんと、言葉が響いてこない。

胸式呼吸は激情家の人に多い。
小泉前首相も胸式呼吸の人だと思っていたが、
彼にはタメがあった。その、力のタメを使っていた。

安倍首相は、しかも、ここへ来て、
少し呼吸が乱れている。

もう少し深く呼吸しないと、なんと言えばよいのだろう……、
天地の気を遠ざけるばかりのように思えてならない。


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by yodaway2 | 2007-02-27 15:09 | 風雲急!政局と選挙
中川氏の中国脅威論。――中身は間違っていないゾ!
自民党、中川昭一政調会長が、激しい「中国脅威論」を口にした。
いわく「台湾がおかしくなったら、20年ぐらいの間に、
ここ(日本)は中国の何番目かの省になるかもしれない」――。

26日に名古屋市での講演した中での発言。
毎日、共同の記事は書きのとおり。
・毎日→<中川政調会長>「中国の省になるかも」軍事費増大懸念示す [26日19時25分 ]
・共同→「日本が中国勢力下に」 中川政調会長、関係改善に波紋も [26日21時08分 ]

前後の発言はなく、いまのところ、文脈は記事により推察するしかない。
毎日の記事では、前段において、発言が「党三役の刺激的な中国脅威論は
影を落としそうだ」とし、後段で、次のように続けた。

>防衛白書によると、中国が公表している国防費は
>18年連続で2けたの伸びを示している。
>中川氏は「核の費用や研究開発、武器輸入の予算は入っていないから、
>合算すればどれだけの軍事力を増強しているか。とても大事な状況だ」と指摘。

                ※※

中国の軍事費増大については、中川氏の主張するように、
実態が明らかになっておらず、非常な脅威とする見方が強まっている。
もちろん、そうでもない、とする見方も、ある。

しかし、それがはっきりしていないとしても、現実に
中国の海洋調査船が東シナ海を脅かしているし、
近宇宙開発(宇宙軍拡)では、近年、有人飛行を成功させ、
さらに、人工衛星の爆破実験も行った。

                ※※

小泉政権下、少なくとも政治の分野で冷え込んだ日中関係について、
安倍政権は現実路線を取り、今月16日には、安倍首相が
来日した中国、李肇星外相と会談、4月の温家宝首相来日に向けて、
双方で地ならしを行った。

懸案の東シナ海ガス田開発についても、
日中共同開発の方向で前進しそうなのだという。

中川氏が小泉政権下、農水相の前に経産相だったころは、
中国側に、極めて厳しい態度で接していた。
たしかインドネシアで、ASEANか何か会議の際に、
中川氏が中国側と会談したことを記憶している。

中国側が日中境界線(日本側主張の中間線)ぎりぎりのところで、
いくつものガス田開発をすすめていることについて、
中国側は、開発場所が中間線より中国側であり、
問題ないとしたところ、中川氏はテーブルの上にあった、
ジュースのコップを手に取り、ぐいと、引き寄せた。

そして、次のように言った。
「いま、コップにストローが1本、入っている。ここへ、もう1本入れる。
あなた方は、この1本が自分たちのものだと言うが、
それで吸えば、結局はこちらの分も吸ってしまうことになる」

たとえ、日中の中間線より中国側で採掘したとしても、
ガス田は地下でつながっており、日本側の権益を脅かすものだ、と、
例え話にして、つよく反発してみせたのだ。

                ※※

今回の中川氏の発言は、非常にあけすけな表現だが、
中身は、けっこう多くの人々が、気にしていること。

もちろん、隣国とはうまくやりたいが、
気を許しているだけでは、あるいは気を遣いすぎていては、
いつのまにか相手のペース巻き込まれ、抜け出せなくなる。

表現はともかく、政治の場では、性善説だけでは生き残れない。

                ※※

中川氏の言うように、そう簡単に属国になどならないとは思うが、
意図することまで否定できないのではないか。

とは言え……、安倍首相にとっては、温家宝首相来日や
北朝鮮問題が差し迫っているだけに、けっこう、
タイミングが微妙すぎて、聞かないフリをしたいに違いない。


<追記、23:40>
いま、iza!の記事を読んだら、けっこう、かなりカゲキ。
・iza!→「日本が中国勢力下に」中川政調会長が脅威論展開(26日21:48)

ただ、ひとつ考えなければならないのは、いま現在は、日本は
日米関係によって守られる、と多くの人々が考えるかもしれないが、
米国の政権が変わっても同じとは限らない。

つまり、ブッシュ政権は中国に距離を置いているけれど、
他の政権になれば、それが変化することも、十分にあり得る。

やっぱり、うかうかしていられないかもしれない。


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by yodaway2 | 2007-02-26 23:09 | 中国と、どう付き合う
舛添氏、キレる!――百害あって一利なし、と。(江藤氏の復党容認)
政局関連、自民党、舛添要一参院政審会長の発言について――。
・衛藤氏復党容認、舛添氏が首相批判
・舛添氏激怒「参院は姥捨山じゃない」…衛藤氏復党容認で波紋

郵政民営化で造反し、落選中の衛藤晟一(えとう・せいいち)氏について、
安倍総理が復党を容認したことについて、舛添氏が
「百害あって一利なし」と斬り捨てた。

24日朝のTBS番組で発言し、そのあと、記者たちに改めて話した。
その映像は、昼のNHKニュースでも放映された。

舛添氏は、先にも柳沢厚労相の発言に関し、
辞職すべきだ、との見解を表したが、執行部から
たしなめられ、口をつぐんだかに見えた。

しかし今回も、また、批判した。
しかも、安倍首相のリーダーシップを、あからさまに
問題視する文言を含んでいた。

                ※※

発言の、具体的な中身は、いますぐであれば、
NHKのサイトで読めるし、動画でも見ることができるが、下記のとおり。
下線は直接的な首相批判の部分。

>安倍総理大臣の判断はまちがっており、百害あって一利なしだ。
>友達だからという理由で衛藤氏を復党させることは、政治の世界では通用しない。
>参議院の比例代表は、衆議院選挙で落選した人の失業対策ではなく、
>たいへん遺憾なことだ。

さらに、舛添氏は柳沢厚労相発言の際にも内閣改造について言及したが、今回も。

>このままでは来年度予算案が成立したあとに内閣改造を行わないと
>安倍内閣はもたない可能性がある。今回のような首尾一貫せず、
>国民に説明できないことをしようとするのであれば、

>夏の参議院選挙は、衆議院との同日選挙にする以外、
>与党が勝てる見込みはない。

ある意味、舛添氏の面目躍如で、ほとんど、朝まで生テレビ――の、ノリだった。
が、言っている中身は、けっこう、フツーの人々に響くと思われる。

舛添氏自身、今夏に改選を迎えるので、選挙向けの
パフォーマンスも何割かは入っているに違いないが、
そうであるとしても、党内にくすぶる、……というより渦巻いている不満、
そして選挙への不安を代弁してみせた。

キレた、と言ってよい発言だった。

この発言に、安倍首相は安倍首相で怒るに違いない。
国会答弁でも、けっこう、感情的になる場面を見るので、想像して余りある。

                ※※

今回の、舛添氏の発言は、一見、賞味期限が短いようにも思われるが、
それがけっこう、安倍政権、官邸、党執行部への、党内の不満の
根深さから来ているだけに、やはり、引きずるのではないか。

また、舛添氏の発言どおり、公明党も不快感を隠さず、
実際にどうなるかはともかく、幹部から「選挙協力を見直す」の言葉も漏れた。

                ※※

安倍首相は、生来の頑固者――。
よく言えば血統、悪く言えばお坊ちゃん育ちゆえ、
プライドも高ければ、意地も強い。

それで、動じないそぶりだ。

このあたりは、小泉前首相から後継指名を
勝ち取っただけのことはあるのだろう。

しかし、選挙は日一日と迫っており、
これでは誰の目にも、迷走しているようにしか見えない。

                ※※

内閣発足から4ヶ月――。
安倍氏の「美しい国づくり」には、どうも、若さばかりが際立ち、
権力の維持に、深さや狡知さが、もうひとつ足りないのではないか、と思う。


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by yodaway2 | 2007-02-25 01:08 | 風雲急!政局と選挙
安倍内閣、学級崩壊??――中川発言が意識したもの。
近年、教育現場で話題になるひとつに、「学級崩壊」――、がある。

小学校などで、子どもたちが教室内で勝手に席を立って歩き回ったり、
私語を慎まなかったりしているうちに、授業が成立せず、
学級が機能停止してしまう状況を差して使われている言葉のよう。

※参考/文部科学省・学級経営研究会の報告(PDF)

18日、自民党幹事長の中川秀直氏が、仙台市内で行った講演のなかで、
安倍内閣の閣僚たちに苦言を呈したが、その内容に、「学級崩壊」を連想した。

中川氏の発言は次のようだった。
「内閣総理大臣が入室したときに起立できない政治家、
あるいは私語を慎めない政治家、それは美しい国づくり内閣に
ふさわしくないと思います」(TV各局報道の映像による)

さらに、こうも、話したという。
「自分が目立つことを最優先にする政治家は
内閣官邸から去らねばならない」

「閣僚、官僚のスタッフには首相に対して絶対的な忠誠、
自己犠牲の精神が求められる。首相の当選回数や、
かつて仲良しグループだったかどうかは関係ない」

いやはや……、激しい。

・<中川自民幹事長>「忠誠心なき閣僚は去れ」講演で苦言呈す(毎日)

                ※※

非常に異例であり、異様な発言だった。

この発言、中川氏は何か準備してのぞんだふうでもあり、
少なくとも、柳沢厚労相のような、うっかり失言ではなさそうだ。

なぜ、中川氏がマスコミが注視し、衆人環視のなかで、
こうした発言をしたのか……、理由はわからないが、
幾人かの発言、行動を目に余る、と見たことは確かだ。

発言が意識したのは、おそらく麻生外相、久間防衛相、
伊吹文科相らであり、気の緩みということでは、
柳沢厚労相も当然、含めたに違いない。

麻生外相、久間防衛相は、たしかに、安部首相よりも自分が
格上と思っているかもしれない。……だから、内閣での立場にびくびくせず、
あっけらかんと対米批判など、口を滑らせた。

伊吹文科相も、官邸の意向よりも省優先で、
渡辺規制改革担当相との間で、ちぐはぐなやりとりをした。

柳沢厚労相は安部首相誕生に多大な貢献をしたが、
件(くだん)の「産む機会」発言は、いまも尾を引いており、
それも、そもそも気の緩みから出たものだったのだろう。

他にも、尾身財務相ら主要閣僚級であっても、
首相を甘く見ている大臣がいそうだ。

                ※※

少し前、中川氏と似た発言をした人物がいた。
否――、中川氏の発言は、その人物の発言をなぞったに等しい。
その人物は、中川氏が側近として長く仕えてきた森元首相――。

森元首相は発言のなかで、はっきりと名前も述べた。
「ベテランも若手も、首相を尊敬していない。まず安倍氏に忠誠を誓い、
安倍氏を尊敬すべきだ。政策的には何も間違っていない。……特に、
首相より当選回数や年齢が上の久間防衛相、麻生外相、尾身財務相も
首相を立てる姿勢がにじみ出ていない。だからすぐに問題を起こす」
(2月13日、インド訪問中、記者団に語った。)

                ※※

実は、自民党内には、柳沢厚労相の発言によるダメージで、
このままでは参議院選を戦えない――とする不満がくすぶっている。
そして、7月の参議院選前に内閣改造を断行すべきだ、という声もある。

当然、安部首相は「そのような考えは一切ない」と話す。
が、古来、政治の場では「一寸先は闇」と言われてきており、
いつ、どのように状況が変わるかわからない。

                ※※

今回の中川発言は、うがった見方かもしれないが、
「内閣改造もありうるんだぞ」――と、不良閣僚を脅し、
さらに、実際に改造劇に発展する場合に、その意図を予め
明らかにすることによって、党内のタガを、ここで、
締めようとしたのではないか……などと考えてみた。

政権政党たる自民党は、当然、来る統一地方選挙を通過点にして、
7月、参院選があり、野党と議席を奪い合わなければならないが、
主流派、執行部からすれば、その前に、党内の不満、不平、不良の
勝手な発言、勝手な行動を封じておく必要がある。

いちばんの劇薬は、これも、古来からの習いどおり、
やはり閣僚の椅子――なのだ。

中川氏は、若葉マークの新任教師の学級経営にやきもきし、
それをちらつかせ、すごんでみせたのだろう。

ただし、今回の中川発言が吉とであるか、さにあらざるかは、
まったく別の話である。


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※校正はあとで。誤字脱字、あったら許されたし。^_^;
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by yodaway2 | 2007-02-20 17:25 | 風雲急!政局と選挙
職場のいじめ急増。――会社なんて、しょせん、誰かが作ったものじゃないか!
exciteニュースを開いたところ、TBの多い記事のひとつに、次の記事があった。
・<職場いじめ>深刻化…カウンセラー、8割「相談受けた」 [ 毎日、18日 03時00分 ]

そのリードは次のよう。
>社員の心のケアなどに配置されている産業カウンセラーの約8割が、
>社員の職場でのいじめに関する相談を受けていることが、
>日本産業カウンセラー協会のアンケートで分かった。
>弁護士などが実施する労働相談でも、ここ数年いじめに関する相談が
>急増しており、大人の世界でもいじめは深刻化していることをうかがわせている。

続きはリンク先でご覧いただきたいが、
「急増」の具体的な数字は紹介されていないものの、
感触としては、そうなのかナ――とも思う。

そして、こうした「いじめ」に苦しむ方々が多いのであるとするなら、
どうか、ぜひ、そんなものに押しつぶされないでほしい、と、心の底から思う。

                ※※

こうした「いじめ」は、大人に限らず子どもに限らず、
人間の本性に根ざしているかもしれず、多い少ないはあっても、
いつの時代にもあるはず。

それで、いじめにあっている側の苦痛を軽くみて、
耐え忍ぶことを、何か美徳かモラルのように説かれたりする場合もある。
ある程度は、それも、たしかに、もちろん、必要だが。

また、多くは人間関係の問題と片付けられたりもし、
人間関係改善のハウツー本などが、しばしばベストセラーになったりする。

さらに、最近は「ヒーリング」が流行しているよう。
「いじめ」に苦しむ方々の心理を、かんたんにストレスといっしょにし、
ヒーリングが効果的と考える方も、けっこう、いらっしゃるのではないか。
これも、ある程度までなら、たしかに効果が絶無とは言えないかもしれないが。

とにかく我慢して解決できるなら、それでよい。
解決できなくとも、我慢を続けられるなら、それでもよい。
が、我慢できない場合だってある。

それでも、多くの人は我慢しようとする、でも、そうするともっとひどくなる、
でも我慢する、ますます苦しくなる、……ついにスパイラルになる。

そんなときにどうするか、が難しい。

                ※※

結論――、我慢してもダメなら、やめてしまえばいい。

原因が何か、とか、どちらが悪いかなど、考えている時間がない場合だって多い。
その人の精神が危険にさらされていることを、まず優先して考えたほうがいい。

やめて、新天地をめざせばいいのだ。
人生の居場所に固定も絶対もないと割り切ればいいのだ。

つまり、本来、職場、会社など、しょせん誰かが作ったもの、
そこにはさしたる必然性などないはず。

そこが気分のよい場所なら、もちろん、そこにとどまればよいが、
毎日、嫌な気分にしかなれないのなら、苦しいだけなら、そして、
我慢に値する価値を得られないとすれば、去ればよい――のだ。

我慢し、状況を変えようとしてもダメなら、
最後、「場」を変えるしかない――。

                ※※

次のような反論は、当然、いただくはずだ。
やめて、次にいく「場」がない、少なくとも見つけにくい……などなど。
だから、「いじめ」の被害に、人知れず耐える方々は、
それに耐えることを選択する……と。

もっともな話で、ある人が耐えることを選択するとすれば、
それもまた、ひとつの道には違いない。

「選択」――、なのだ。

また、記事にある産業カウンセラーの方々や、
もしくは制度の改革、あるいは法の整備などにより、
救われるよう、願いたい。……でも、現実には、そんなのすごい時間や
手間がかかってしまうし、多くの方々に光があたるなど考えにくい。

                ※※

一度の人生を、たとえば、ひとつの会社につとめ、
定年までまっとうできるとするば、それはもう、ほんとうに幸運と思うが、
どうしてもそうならない方々へ――。

前述のとおり、職場、会社など、しょせん、誰かがつくったもの――。
絶対の存在ではない。

そして、何よりも、人生はたったの一度かぎり。
しかも、時間はかぎられている。

だから、不愉快な職場や会社など、自分から切って捨てればいい。
「いじめ」などで苦しむ時間など、もったいない。

けっきょく、最後の最後、頼るれるのは「自分」だけだ。
職場じゃない、会社じゃない、組織でもない、
自分自身に帰ればよいのだ。

                ※※

結局、前述、人間関係論やヒーリングなどでは、なかなか解決に
つながらない場合が多いと考えている。

だから、筆者は、そんな領域、方向、やり方とは異なる主張をしてみたい。

反逆せよ、自分が中心となれる場を探せ、
見つかるか見つからないか、難しいが、誰かから苦しめられるだけの
人生なんてもったいないじゃないか。

反逆せよ――、
自分の足でたしかに歩める道、自分を取り戻せる世界は、
必ずあると信じて、嫌な相手や会社、組織は、
自分から、バッサリ、切り捨ててやればよいのだ。

なあに、ここは日本だ、その日の食べ物、水くらい、
どのようにしたって手に入る。やってみればわかる。

――と、そのように、苦しむ方々に、伝えてみたい。


<追記、19日11:35>

上記、どうしても我慢できない方々へ――として記述。
なんとか我慢できるのであれば、もちろんそれでよいと思います。
ただ、いずれの選択であっても、会社や何かの組織、集団なんて、
しょせん、誰かが作ったものと割り切ればいいのです。


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2週間前、314位でしたから、おかげさまです。^^
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by yodaway2 | 2007-02-18 18:40
救命ボートの船上パーティ。――危機に現れる、ほんとうの勇気。
非常にすがすがしい気分になったニュース――、
先ごろ、大型船に衝突され、沈没、72時間漂流ののちに
救出されたマグロ漁船の船長たち3人の話。

船長と甲板員のお2人が退院し、15日記者会見した。
2人は、沈没から救出されるまでのようすを、笑顔を見せながら話し、
ぶつかった大型貨物フェリーについては、多くを語らなかったという。
・<マグロ漁船衝突>船長ら「フェリー会社に言うことない」 [ 02月16日 00時27分 ]

                ※※

多くを語らなかった――のは、もちろん、海保による取調べや
係争になるかもしれないなどの事情かもしれないが、
それにしても、たとえば、「怒り」のようなものが口をついて出ても、
決しておかしくはないはず。……それが、まあ、それはいいでしょう、
みたいな感じだったと受け取った。

ニュースで伝えられたのは断片だが、
なかなか、太っ腹だなあ……と思い、感服!した。

                ※※

彼らが乗った救命ボートは、大人3人では、
それぞれが膝を抱えなければならないほどの大きさしかなかった。
そのなかで彼らは72時間、海水をかき出し、体を寄せ合い、救助を待った。

救命ボートに備えてあった、たった18枚の乾パン、それにわずかな水――。
それを3人で分け合い、乾パンは1日に1、2枚ずつ食べるだけで、救助を待つことにした。

「絶対に、仲間の船が助けにきてくれる」――、船長が言った。
船は沈んだが、船長はゴムボートでも船長であり、
甲板員はやはり甲板員として、海と格闘した。

乗船していたカメラマンは、弱気にもなったようだが、
2人に叱咤され、力をあわせたのだという。

                ※※

漂流中、漁船や船舶が7回も、近くを通った。
手を振ったり、発炎筒で合図したが、気付いてくれなかった。

遭難から3日目……、海原の遠くからヘリの音が近づいてくる!
救命ボートから乗り出すようにして、手を振る、叫ぶ……、
ヘリがライトを点滅させて合図してきた!
ついに発見された!

爆音、スピーカーからの呼びかけ、
がんばれッ、がんばれッ!――と、声を聞いたはずだ。

                ※※

発見されて、また、船長が言った。
「せっかくだから、残ってるもん、みんな食べようや!」

巡視船が現場に到着するまでの時間、
ボートの中は、にわかのパーティになった!

粋(イキ)だ――!!!
そして、船長には、ユーモアがありそうだ。

                ※※

人間、危機のときにこそ、ほんとうの判断力、決断力、行動力、
勇気、知恵、粘り……もろもろ、が現れる。
そして、そんな切羽詰った、生きるか死ぬかになれば、
美しい姿でばかりいられないかもしれない。

しかし、彼らは、危機に直面しても汚れなかった。
それが、救出されたあとの、彼らの笑顔、言葉から伝わってくる。


                ※※

悲惨な、あるいは凄惨な、わけのわからない事件のニュースも
多いのだけれど、一方で、私たちに勇気を呼び覚ましてくれるニュースがある。

東武東上線で自殺を図ろうとする女性を救出し、
自らは跳ねられ、殉職した警察官のニュースも同じと思う。
警察官の方は、ほんとうに、あまりにお気の毒であったが、
その方が見せてくれた勇気は、長く人々の心にのこるに違いない。

もちろん、転覆漁船のニュースと殉職した警察官のニュースは、
明暗がまったく異なるわけだが、何か、勇気――ということでは、
通じているのではないか。

2つのニュースは、私たちの社会が、そうした
市井の勇気ある人々に、まだまだ支えられているのだと、
そう、気付かせてくれたように思う。


※営業・宣伝目的のTBについて/1年ぶりにブログを再開し、まだ2週間余りですが、
営業・宣伝のみを目的にしていると思われるTBが瞬時に入ってくるのに驚いています。
記事と関連性のない、営業・宣伝だけのTBは削除しますので、ご了解のほどを。

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by yodaway2 | 2007-02-16 15:32 | 社会の問題、世相さまざま
6カ国協議;ロシア、支援不参加を表明。――自分勝手な国だ。。。
<追記、15日19:23>
いま、NHK、午後7時のニュースで、北朝鮮に対する、
重油5万トンの支援は韓国が単独で行う方向とのこと。
米国は食料支援を行うらしい。中国はハテナ?
下記の記事本文は、趣旨に変更がないので、そのままにします。


当ブログ関連記事(2月14日)/
 → 6カ国協議、戦いはこれから!――「孤立」でけっこうだ、ツッパれ!


                ◇◆

北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議について、続報――。
当初のエネルギー支援に不参加を表明したのは日本だけで、
ゆえに「孤立」と見られているのだと思っていたら、
なあんと、ロシアもそうなのだと、つまり、
「重油5万トン」の支援には加わらないそうだ。。。
・北朝鮮への「重油5万トン支援」、露は加わらず(2月15日10時7分配信 読売新聞)

日本も立場として微妙ではあるし、ロシアも北朝鮮支援に
消極的であるとすれば、それは結果としては、日本と
同じ方向になるので、まあ、文句も言いにくいわけだが、、、

やっぱり、自分勝手な国だ――!

                ※※

となると、合意とは何なのか、どこが負担するのか、
北朝鮮がほんとうに対峙する相手・米国と、
北朝鮮の「宗主国」・中国、もともと太陽政策を進めており、
機会あるごとに支援したい韓国、の3カ国で負担するのか……。

今回の合意は入り口に過ぎないが、それにしても、
ずいぶんといびつなカタチになったもンだ。

                ※※

日本は、今回のエネルギー支援に不参加を表明するため、
水面下で必死に動き、北朝鮮をのぞく各国から理解を得たはずだった。

米国が柔軟路線に傾くと察知し、
日本が不参加を表明した場合の各国の反応などについて、
シナリオを描き、ひそかに動いた。

安部首相は合意が採択された直後の、衆院予算委員会で
「日本は拉致問題で進展がないかぎり、北朝鮮を支援できない」と述べ、
不参加を表明した。そして、「各国も理解している、
これは外交努力の成果なんです!」と、胸を張ってみせた。

それほど神経をすり減らした結果だった。

それが、ロシアときたら、こともなげに言った、
「ロシアは加わらない」――。

                ※※

もともと、ロシアは北朝鮮情勢について、中国と米国が覇権を競い、
韓国が民族統一を「国是」のようにうたい騒ぐなかで、
冷ややかだった。

もちろん、だからと言って、わずかだが国境を接しているし、
日本海を隔て、太平洋につらなりもする地域なので、
何よりも軍事的に北朝鮮問題にコミットしないわけにはいかない。

また、米国や日本からしても、国連安保理の常任理事国である、
ロシアの協議参加は必要性が高い。その誘いには、
一応、乗っておこう、、、とでも考えてきたのだろう。

と、いうわけで、いつも冷ややかさを漂わせながら、
ロシアは、6カ国協議の席についてきた。

                ※※

自分勝手は、米国も中国もかわらないが、
無理難題をふっかけ、めちゃめちゃ言ったりするにも、
もっと何か理屈を言い、どうにかして大義名分を
立てようとするのではないか。

こと、北朝鮮問題について、支援の足並みが乱れるのは
デメリットばかりではなく、ホンネ、、そんなふうに状況が展開するのも、
興味がひかれるが、これがほかの問題、たとえば、
北方領土、漁業権益、シベリア開発とパイプライン敷設など、
日本が別の形でダイレクトに向き合っている事柄ではどうなるのか、、、。

非常に、扱いにくい、接しにくい、そして話のしにくい相手だと、
いまさらながら、あらためて思えてならない。

※お時間があれば、こちらもどうぞ。
 → 6カ国協議、戦いはこれから!――「孤立」でけっこうだ、ツッパれ!


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by yodaway2 | 2007-02-15 19:12
6カ国協議、戦いはこれから!――「孤立」でけっこうだ、ツッパれ!
簡単に、北朝鮮の核問題をめぐる、今回の6カ国協議について――。
結論を先に書けば、今回、合意が採択されたけれど、
それは文字通り、途中経過に過ぎない、と考える。


●日本;強硬路線を変えられるはずがない

日本は当初のエネルギー支援に不参加を表明、
孤立しているとの見方もあるが、動揺などまったくする必要なし。
たしかに、各国の支援が本格化すれば立場は苦しくなりそうだが、
それを逆手に、北朝鮮を追い込むしかなさそう。

なお、国内では統一地方選挙、参議院選挙が迫っており、
支持率下落の続いている安倍政権は、政治情勢をにらみんでも、
北朝鮮問題で柔軟路線に転じることなどできない。


●米国;今回の合意でも「堀」は埋まる、と考えた?

米国は強硬路線を転じたが、今回の合意では布石を打った――と見る。
相手を調べないことには、いざというときに備えられない。
また、手数を封じられるだけ封じておくのは、歴史の教訓であり、定石。
つまり、不測の事態にも備え、埋めることのできる「堀」は
埋めておくほうがいいに決まっている。

北朝鮮は今回の合意に、ほぼ一方的に勝利したかに見えるが、
だからと言って、無傷ではなかった。

まず、核開発の拠点、寧辺(ニョンビョン)を稼動停止にすると約束した。
だが、それ以上に、これで、各国が大義名分をもって、
北朝鮮国内を調べることができることになった。

これからしばらく、そのあたりに着眼してみたいと思った。

                ※※

●北朝鮮;初日に沈黙、そして協議を振り回し続けた

協議では、やはり今回も、終始、北朝鮮に振り回された。
初日、北朝鮮代表の金桂冠(キムケグァン)外務次官は、
自分からは何も発言せず、他の5カ国の話を聞くばかりだった、という。

事前には、報道陣にもみくちゃにされながら、こんなおしゃべりもしていた。
「米国は何をすればよいかわかっているはずだ」――。
しかし、協議が始まると、貝になった。

第2日、一転、金次官が口を開いた。――寧辺の
核施設凍結には応じる、そのかわり、重油200万トン、寄こせ。
さらに米国は金融制裁を解除せよ、テロ支援国家のリストからはずせ、と。
他の5カ国が法外な要求に怒り、あきれもした。

北朝鮮は、かなり正確に、各国の情勢をつかんでいるように思われる。
命がけで「外交戦」を仕掛けているふうだ。

それからけんけんがくがくが始まり、
5日目、たぶん、頃合とでも見たのだろう、
突然、それまでの要求を引き下げ、核放棄の段階に応じて、
100万トンまでの重油を受け取ることで折り合ってきた。

結局、協議には6日間を費やした。

                ※※

●ブッシュ政権;「悪の枢軸」と言い切ったころがなつかしい

まがいなりにも、今回、合意文書が採択されたのは、
すでに、そうした分析が大勢とは思うが、
やはり米国の政策転換が大きいには大きかった。

米政権、ブッシュ大統領やライス国務長官らは、
少なくとも昨年夏の中間選挙前までは、
北朝鮮に一切の見返りを与えない――と強気いっぺんとうだった。

それが、今回の協議、合意文書では180度、
姿勢を変えたように見える。

北朝鮮を「悪の枢軸」と、威勢良く、
切って捨てていたころが、ちょっとなつかしい。

                ※※

●安部政権;米国の変化に水面下で動く

日本政府は、事前に、米国の政策転換を嗅ぎ取り、
焦っていたに違いない。

だから、今回の6カ国協議では、ホンネ、決裂したほうがよいと
思っていたかもしれない。その可能性は大きいはず。

しかし、米朝がベルリンで事前折衝した内容が伝わり、
今回の協議は、日本をのぞく各国の事情からも、
決裂しそうにないこと、北朝鮮への見返りとして
エネルギー支援などが約束されそうなことを読んでもいたはず。


●山崎訪朝;個人プレーとだけ見ていいのだろうか?

話はわき道にそれるけれど、
年明け、自民党の元副総裁、山崎拓氏が北朝鮮を訪問、
金総書記側近と面談したとのニュースがあった。
多くの報道が、山崎氏の個人的な行動として片付けていたし、
事実、政府は関与していないとして不快感も示した。

しかし、いくら北朝鮮からお招きがあったとしても、
こんな時期に、完全な個人行動など取り得ないはず。

山崎氏は派閥の領袖ながら、現政権への影響力は
ほとんどなさそうにも見えるのだけれど、
帰国後、訪朝の内容を「小泉前首相にも報告するつもり」と語ったように、
なにがしかの、裏舞台の動きが働いていた、と見るほうが順当。

その山崎氏からも、拉致問題にかかわる事項を含め、
当面の動きについての“予測”は、政府にも伝えられていたはず。

また、6カ国協議の最中には、額賀福志郎元防衛庁長官が中国入りしており、
6カ国協議の議長、武大偉中国外務次官と会談している。
これもまた、状況的には政府の「密使」とみて間違いない。

ことほどさように、日本政府は、水面下で激しく動いていた。


●危機管理;当初の支援不参加だけは各国に呑ませた

日本政府は、合意が採択されることを前提に水面下で動き、
拉致問題についての進展がなければ、当初は
見返り措置、エネルギー支援に参加できないことを、
中国、ロシア、韓国、そして米国に呑ませる形を、つくるにはつくれた。
そのために、先々で負担を強いられるかもしれないが……。

統一地方選、参院選が刻一刻と近づいているなかで、
安倍内閣の支持率下落が続いている。
柳沢厚労相の失言が響いているのだろうけれど、
なにか政権発足から、明るさがない。

こうした国内の政情勢も、ひとつの拘束要因となり、
安倍政権は各国の支援措置に引き込まれて、
拉致問題をなおざりにしたとの批判を受けないよう、
必死にあがいたのかもしれない。


●佐々江氏;外交官のポーカーフェイス

なお、現在の6カ国協議、日本政府の首席代表、
佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長は、いつも発言が慎重で、
感情をうまく隠しているような印象がある。

実に冷静そうで、けっこう、いいのじゃないか、と思える。

                ※※

●寧辺;稼動停止へ――、しかしそのあとは?

これから北朝鮮がどう動くのか――。
たぶん、寧辺(ニョンビョン)の核施設の稼動停止は
織り込み済みだったわけだから、それは実行に移してくるに違いない。
IAEAの査察も受け入れるに違いない。

それで、当面は事態を先送りできるし、
当座のエネルギーも手に入れることができそうだ、と、
考えているのではないか。

勝手に核施設をつくり、成功だったかそうでなかったかはともかく、
核実験の実施を宣言し、ついでに、ポチャンとだけれどミサイルも発射した。
そして、やめろと言われれば、やめてもよいがカネを寄こせ――という。

他の5カ国の足元を見透かしての恫喝だった。

                ※※

●勝利か敗北か?――仕掛けがするりと滑り込んでいる?

今回の合意は、北朝鮮の側の外交的な勝利。
しかし、勝ちと思ったところからほころびが生じたりするもの。
今回の合意を受けて、とりわけ米国と日本は、
北朝鮮のなかへもぐりこもうとしている。

麻生外相がテレビで話し、安倍首相も同様のことを国会で答弁した。
「日本は(今回のエネルギー支援に)間接的であれば協力できる。
たとえば、調査に参加することなどはできる」

迫力のまったくない、その場をとりつくろっているだけの発言にも聞こえるが、
ひょっとすると、けっこうホンキで、エネルギー支援に関わる調査を大義名分に、
堂々と北朝鮮国内に入りこもうとしていたりしないだろうか、、、。

また、日朝国交正常化についての作業部会も設けられるが、
そこで、どのように巻き返していくか――、そこでは、
他の4カ国は入ってこないわけだから、文字通り、
日本の自己責任でやり合うことになる。

そこに、日本政府が神経を集中しようとしていると、期待したい。

                ※※

●しばらくは孤立に耐え、ツッパるしかない!

国会でも、日本は孤立しているのではないか――などと、
野党側から質問があった。孤立、と言えば孤立なのだろうけれど、
この程度の情勢の変化で、やれ孤立だなんだと、騒ぐほうがおかしい。

もし日本が、他国の柔軟路線に、個々で諸手をあげて賛成し、
転じたら、ほんとうに、拉致問題は置き去りになる。
それは、国、国民の精神的な自殺にも等しくなる。

そもそも、政治の場では情勢に変化はつきもの。
そのときどきの情勢を、いかにプラスに転じていくかに、
知恵と体力を使うほうがよいに、決まっている。

日本は孤立をむしろ逆手に取って、
各国を拉致問題に巻き込んでいけばよいし、
振り回していけばよい。

少なくとも、今回の合意に盛り込まれた、
日朝の分科会は使える、と考えたい。

また、韓国には日本の数倍(600人以上とも)の
拉致被害者がいると言われている。
日本は動いて、動きのなかで、北朝鮮に迫る火の手を、
大きくしていったらよいだけなのだ。


                ◇◆


最後に、資料として外務省HP、6カ国協議の概要と合意文書にリンクを張りたい。
・第5回六者会合第3セッションの概要(外務省)
・共同声明の実施のための初期段階の措置(外務省)

今回の合意では、まず、北朝鮮は寧辺(ミョンビョン)の核施設停止や
国際原子力機関(IAEA)の査察受け入れなどを60日以内に実行すれば、
見返りとして、重油5万トンか同額の経済支援を受ける――ことが盛り込まれた。

さらに、北朝鮮側が保有するプルトニウムの完全放棄など、
核計画放棄に向けた措置を実行していけば、
その段階に応じて、最大重油95万トンかそれに相当する支援を
受け取ることができるとされた。

合意は2005年9月19日の、第4回6カ国協議における
共同声明を実施するための初期段階の措置と位置づけられた。

※当ブログ関連記事(2月15日)
   → 6カ国協議;ロシア、支援不参加を表明。――自分勝手な国だ。。。


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by yodaway2 | 2007-02-14 15:34 | 北朝鮮問題、どうする
驚いた!転覆漁船の3人が生還。――生死を分けたのは、何?
<追記、12日23:59>
その後のニュースで、やはり、マグロ漁船が転覆したのは
白い大型船と衝突したことが原因とわかった。船長らが話した。
大型船はそのまま北東に向け、去ったのだという。
よく、ヘイキで逃げられたものだと思う。


                ◇◆

気になっていたひとつ、9日に種子島沖でマグロ漁船が転覆し、
乗組員、テレビカメラマンの3人が行方不明になっていたニュース。

昨日、船体が沈没した状態で発見されたと伝わり、
何しろ広い海のこと、3人の生存は難しいのだろうか……と、考えていた。

それが今日午前、捜索していた航空機に発見され、
午後0時30分過ぎ、現場に急行した巡視艇により救助された!

                ※※

ほんとうに、驚いた。

テレビ、ネットで映像を何度か見たけれど、
理屈ぬきに、ほっとする。――こういうニュースはよい。

9日、海上で何が起きたのか、これから報じられるとは思うが、
船体は前半分が折れた状態と伝えられ、
衝突した可能性もあるとのこと。

いずれにしても、船体が折れた以上、
沈没は、たぶん、あっという間の出来事だったのではないか。

そういう切羽詰った状況で、3人は、
救命ボートに飛び乗った、そして、渦を巻く海面から逃れた。

                ※※

日々、いろいろなニュースがあり、
そのうちいくつかが事故や災害であったりする。

そこでは、しばしば、どなたかの生と死とが伝えられるのだけれど、
その運命、分かれ目には、ときに不思議さを感じる。

乗組員には経験や知恵も備わっていたに違いないが、
なにより、運命の手綱を離さなかったのだと思う。


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by yodaway2 | 2007-02-12 18:11 | 社会の問題、世相さまざま