週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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<   2005年 11月 ( 9 )   > この月の画像一覧
ヒューザー社長、「何言ってんだよ、ふざけんじゃねえ!」と、不規則発言。……かくも異様な登場人物たち。
すさまじいほどの更新空白をつくってしまい、恐縮。
いろいろ立て込んでしまい、ツライ日々(^^)を送っています。
さて、とは言っても、これはちょっと書き留めないといけないと思い、
久しぶりにログインし、キーボードをたたく次第。

それは……、連日報じられている、ヒューザー、姉歯設計などの
マンション構造設計書偽造の問題。

                ※※

今日の夕方、テレビをつけてみたところ、ちょうど衆議院、
国土交通委員会の国会中継の最中で、
民間の建築審査機関・イーホームズの藤田社長、
売主(建て主)・ヒューザーの小嶋社長らが、
参考人として質疑に答えていた。

議員がイーホームズ・藤田社長に質した。
「会社として、大事だと考えていることは何ですか?」

藤田社長が右手を挙げ、文書ファイルを抱えながら、マイクの前に。
「私どもは民間審査機関で唯一、独立系の会社。それだけに、
公正中立であることを心がけております。それゆえ、今回の件でも
内部監査で不正が判明した以上、それを公表しないわけにはいかないと考えました。
もし、そうしないとしたら、会社のミッションを失ってしまうことになります」

肩書きをしらずに、もし、どこかの街角ですれ違いでもしたとすれば、
ごく普通に、地味に暮らしていそうなサラリーマンか、公務員然とした雰囲気。
今回の事件に責任の一角を負うべき立場ながらも、44歳の年齢にはそぐわないほどに、
落ち着いたふうで、はったりもなさそうに思われた。

                ※※

午後10時、NHKのニュース10で改めて参考人質疑の場面を見た。

藤田社長が不正を認識し、ヒューザー・小嶋社長らと会った経緯について
「呼ばれたのではなく、こちらから乗り込んで(事実関係を)質さなければならないという、
そういう意識だったんです。(ヒューザーの)社長にちゃんと伝わってないんじゃないか、
この事件の重大性が。そういう気持ちで行ったんです……」と話したときに、
後ろの席から小嶋社長が、いきなり怒鳴った。

「何言ってんだよッ、このやろう!ふざけんじゃねえ!ほんとに」
(バンッと、書類でテーブルをたたく音)

これには委員長から「参考人は不規則発言を控えてください」との、注意が続いた。

小嶋社長は高校卒業後、職を転々とし、28歳で不動産会社を興したという。
その世界では風雲児として鳴らした人物の一人であったらしい。
声を荒げて自己の正当性を主張するかと思えば、目を細め、ときに三白眼となり、
相手を射すくめようとするかのような顔つきを見せた。
怒声もおそらく、この人物にとって、交渉ごとの場などでは常なのだろう。

その怒声に、イーホームズ・藤田社長は、あろうことか、
テレビ放映されている国会の場で、さらされた。

                ※※

中心人物、姉歯建築設計事務所代表の姉歯秀次建築士は
「怖くて外出できない」などとして、この日の参考人質疑には欠席した。
精神的に不安定な状態に陥っているのだという。

この、一連の事件では、すでに、姉歯事務所に構造設計を
下請け発注した設計事務所の代表が自殺してしまった。
また、何よりも、マンションを購入した住民などが動揺しているわけで、
姉歯氏が精神不安定に陥ったからと言って、同情する人などは、
なかなかいないに違いない。

まだ、事件全体の構図、構造がはっきりしているとは言い難いし、
今日の参考人質疑においても日本ERIなる会社の名が飛び出したが、
事件がどこまで広がるかもわかっていない。

さらに、他の異なる発注者、設計者、施工者では、
同種同様の不正はないのか……、疑わないわけにはいかない。

                ※※

姉歯氏に同情の余地はないのだが、
この事件が明るみに出たときから、姉歯氏の妙に
淡々とした態度が気になっている。

自分が悪魔に魂を売り渡したことを自覚しており、
その報いを、きっと必ず受ける――とでも覚悟しているようでもあった。

夫人が病弱なのだという。家族を抱え、数年前には
お金に困っていたとの話も、どこかに報道されていた。
ひょっとすると、そのなかで、悪魔からの誘いを受けてしまったのだろうか……。

姉歯氏の自宅は何度もテレビで見た。
建築家――の肩書きには似つかわしくない、飾り気のない住居。
荒れた感じですらあった。

しかし、風貌はと言えば温厚そうで、カラーのワイシャツにネクタイ、
ダブルのスーツをきちんと着こなし、所有する2台の車はどちらも外車という。
外見と私生活の著しい乖離(かいり)が、この人物の内実を物語るようだ。

                ※※

その他の登場人物まで言及すると長くなりそうなので割愛したいが、もう一人だけ。
施工の木村建設の元東京支店長だが、もっとワルな顔つきなのかと
想像していたところ、線が細そうで意外に思えたし、神経質そうな感じも受けた。

姉歯建築士に鉄筋を減らすよう圧力をかけ、従わなければ会社を変えると脅し、
さらにリベートを要求し、それを個人口座に振り込ませる……などの言動が、
姉歯氏の口から明かされていたがゆえ、相当なヤクザ顔かと思っていた。

一方で、答弁は官僚のようによどみがなく、不必要なことも
しゃべっていない印象があり、それにも少し驚いた。

しかし、外見に騙されてはいけなさそうな人物の典型なのかもしれない。
また、元支店長の背後、背景も気になる。

今日の参考人質疑では、姉歯氏が欠席したがために、
命拾いしたということなのだろうか。――もちろん、
今日は、の話としてだが。

                ※※

この事件、果たして姉歯設計の手がけた物件に限った話なのだろうか。
他にはないのだろうか……、そうした考えが思い過ごしだとよい。


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by yodaway2 | 2005-11-29 22:48 | 社会の問題、世相さまざま
紀宮さまのご結婚。――そのつつましさに、日本を感じた。
遅ればせながら、紀宮清子さまのご結婚について。
すべてにつつましい、お2人の姿に、日本を感じた。

嫁ぐ日に、皇居から式場に向かうお車を、沿道で見送る人々……。
それにお手を上げ、小さく会釈するようにして、お応えになる紀宮さま。

白いロングドレスでのぞんだお式。
普通の結婚式のように、新郎新婦、両家のみの参列。
しかし仲人を置かず、指輪の交換も行わず、簡素に。

披露宴の参列者も120人ほどと、
ごく普通に、私たちが接する結婚披露宴よりも、
ややもすれば小ぶりなほど。

司会は陛下のご学友の方が、そして乾杯の発声も、
ごく普通の結婚披露宴のように、新郎の職場の上司、石原都知事が行った。

紀宮さまが披露宴にてお召しになられた衣装は、皇后さまのお着物を
仕立て直したものとのことであるし、ふるまわれたお料理も、
帝国ホテルの粋をこらしたとは言え、3品(しな)。

引き出物は皇室の伝統をふまえ、金平糖の入ったボンボニエールという器。
けれども、それは先例の多くが銀製であったのと異なり磁器だった。

新居は、来春に新築マンションにお引越しになるとのことながら、
それまでの仮住まいとして賃貸マンション、1LDK、50平方メートルに。
いまどき、ちょっとお金持ちなら、もっと広々とした住まいを求めるところだろう。

                ※※

しかしながら、伝統を踏まえつつも、お2人が大切に考えられたのは、
たぶん自分たちらしさ、そして、普通の国民としての身の丈……。

うまく言い表せないのだけれど、飾らずに、
すがすがしく生きようとするお2人を見ているうちに、
とにかく日本という国はこんな国なんですよ――と、
誰かに胸を張りたい気分にもなった。

お2人の前途に幸多かれと祈りたい。
どうぞ、明るく、和やかなご家庭を築かれますように。


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by yodaway2 | 2005-11-15 23:23 | 社会の問題、世相さまざま
ドラッカー氏、逝去。知日派の巨人、日本人とは相思相愛に思えた。
昼食を済ませ、ニュースサイトを開いた。
現代経営学の父、ピーター・ドラッカー氏が亡くなったとのこと。
95歳、日本流に言えば天寿をまっとうした生涯となった。

                ※※

ドラッカー氏の信望者は日本にも多い。
そしてドラッカー氏も非常な知日派で、たびたび来日していた。
わが国、明治の回天の時代、数々の産業、銀行を興した渋沢栄一翁を、
世界的な経営者――と評価してくださったりして、
日本人として、なにかこそばゆいような気持ちにもしてくれた。

その一方で、日本人はドラッカー氏の言葉に素直に耳を傾け、
とりわけ高度経済成長期、大きな励みとして、国づくりにまい進した。
だから、日本人とドラッカー氏は相思相愛のような関係に、ずっとあった。

ビジネスマンが経営レベルに少しでも関係する立場となれば、
1冊や2冊は、ドラッカー氏の著作が本棚にしまわれていそうなくらいなのだ。
(たとえ積読=ツンドク、であっても、ネ。^^)

                ※※

記憶によれば、ドラッカー氏はユダヤ人であり、
第2次世界大戦の戦火を逃れるようにして、英国にわたった。
経済記者としてスタートし、その後、大学に職を得て、
経営、マネジメントを学問領域に高めた。

彼があるとき話していた言葉を、ひとつ覚えている。
「私は誰かに学んだのではない。非常に多くのことに興味があり、
それに惹かれながら、人に教えた。ほとんどすべてのことを、
私は人に教えたなかで学んだ」

                ※※

自分の力で、ひとつの世界を切り開いた。
その恩恵に多くの人々が浴し、希望や力が湧いた。


※出掛けの走り書き。ショートだけれど、アップ!
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by yodaway2 | 2005-11-12 13:04 | 経済を、ちょっと考えてみる
ヨルダンの爆破テロ……。なぜ、結婚式が標的となったのだろうか?
昨日、フランスの暴動について書き留めた。
それを書きながら、9日夜に発生した、ヨルダンの
自爆テロのことも考えていた。――2つはまったく異なる事件だけれど、
ものが燃えたり崩れる音が、同じように響いてきた。

                ※※

ヨルダンの同時爆破テロは9日夜(現地時間)に発生した。
狙われたのは3つの高級ホテル。
そのうち一つでは300人ほどが参加する結婚式の最中で、
犯人はその式場に紛れ込んで、自爆した。

轟音と共に天井が、壁が崩れ落ち、
粉塵に視界を奪われ……、遺体が飛び散った。

事件のあとでアルカイダ系の組織が犯行声明を出した。
いわく「ヨルダンはユダヤ人の防御壁であり、
十字軍に軍事拠点を提供している」(米ABCニュースから)

                ※※

夜の時間帯であれば、同じホテルであっても、
欧米人などがたむろするバーやレストランを狙いそうに感じるのだが、
犯人はほとんどがヨルダン人だった結婚式場に侵入した。

花嫁は純白のウエディングドレスを身にまとっていたが、
ひょっとすると、それが原因したのかもしれない。

西欧式のウエディングドレスは、イスラム原理主義者からすれば、
本来、イスラムの女性が身を覆うべきベールとは異質であり、
結婚式自体をイスラムからの逸脱と断じたのかもしれない。

                ※※

ヨルダンは小国ながら、中東の交差点のような位置にあり、
西にイスラエル、東にイラクと国境を接している。
北はシリアであり、南(南東)はサウジアラビア。

地政学上の要衝――というわけなのだが、
これまでヨルダンがテロの標的となったことはなかった。
微妙な位置にあるのだが、数ある中東諸国の中では、
比較的、安全な国と思われてきた。

日本政府も、拉致事件などが発生する度に、
現地対策本部を、ヨルダンの首都、アンマンに置いた。
イラクへ入るには、最初の3人組、2人組も、そして橋田さんも
香田さんも斉藤さんも、皆、アンマンに投宿し、そこから向かった。

それが、今回の事件で、ヨルダンから
中東であっても安全な国――のイメージを、完全に吹き飛ばした。

                ※※

テロは、やはり際限なく広がっているように感じるし、
いくら武力を持って攻撃しても、根絶やしにすることはできそうにない。
終わりなき戦いになってしまった。

世界が、砂漠に足をとられて、
身動きができなくなっているかのようだ。


※睡魔に勝てず……、校正は明日にさせてください。^^
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by yodaway2 | 2005-11-11 23:44
液状化するフランス。……暴動、いまだ収まらず。
★仏、内相発言について末尾に追記。11日21時50分。

夜、いつもより遅めの夕食を取りながらテレビのニュースを見た。
2週間前に発生したフランスの暴動。――主要先進国、G8のひとつで、
まさか、こんなことになるとは、ちょっと思えなかった。

略奪にあった店、焼け爛れた車、骨組みだけになったバス、
道端に散乱する靴、投石、割れたビン……。
戒厳令でも敷かれているかのように、隊列を組んで
巡回する武装警官……、手には、ごつく、重たそうな拳銃。

荒れたカフェのような場所で、若者の一人がインタビューに答えた。
「計画なんてない。ゲームみたいなものさ。
それで石や火炎瓶を投げつけるのさ。
でも、もう、みんなうんざりなんだ」

                ※※

テレビでは、フランスの地図の3分の2ほどが
暴動の発生した県として着色されたフリップが映った。
そして、そのうち5つの県で夜間外出禁止令が発令され、目立つ赤い色に。

液状化――の言葉が、頭をよぎった。

                ※※

連日、報道されているので、暴動の背景などについては、
改めて書くまでもないのかもしれない。
暴動の中心になっているのは若者、それもアラブ系、アフリカ系の住民で、
彼らは仏社会で差別され、4人に1人が失業しているのだという。
それで暴動は、その不満の現れ……と。

                ※※

冒頭、主要先進国、G8のひとつで、まさか、こんなことに……、と書いた。
9・11以来、世界各地で発生し続けているテロに加えて、
私たちの世界は、何か新たな重荷を背負いつつあるような気がしてきた。

今回の事件は、いまのところ、おおよそ
フランス国内のこととして捉えらえられているが、
フランスに限らず、同様の事件が起きる危険は、けっこう、
さまざまな国、地域に広がったりしていないか。

それを疑わずにはいられない。

                ※※

ボディブローのように、打たれた感じがにぶく、重たい。


                ◆◇
<追記、11日21:50>
フランス発。「社会のくず」発言でテロを激化させたとも批判されている、
サルコジ内相が10日、テレビに出演し、発言を撤回する考えがないと言明した。

サンケイの記事によれば、サルコジ内相は「警官の頭を狙って銃を撃ったり、
身障者を乗せたバスに放火する連中を何と呼ぶのか。
ごろつきだから、ごろつきと呼ぶのだ」と主張したという。

さらに「『若者』と呼ぶのはやめた方がいい。(暴動に参加しない若者との)
誤った同一視を生む」とたたみ掛けたとのこと。

内相発言にも理屈はあるが、
それを言ってはおしまい――、のような気がする。
少なくとも、いまは。

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by yodaway2 | 2005-11-10 23:49 | 世界のいろいろ、さまざま
中川氏、07年消費税引き上げ提出、拙速と――。その意図は?
自民党政調会長の中川秀直氏が今朝のNHK、日曜討論に出席し、
谷垣禎一財務大臣が示唆した2007年度の通常国会での
消費税引き上げ法案提出に対して、拙速――と、
反対意見を述べたことについて。
・共同→消費税増税07年提出は拙速 中川氏、デフレ克服優先 [11月06日12時18分]

これもまた、小ネタと言えば小ネタになるのだけれど、
中川氏の発言の意図したことについて、少しだけ補足してみたい。

                ※※

中川氏の発言は、07年度が参議院の改選期にあたっていることを、
まず強く意識した。つまり、与野党の勢力が拮抗に近い参議院で、
選挙を前にしての消費税引き上げ法案提出など、
軽々しく口にすべきではない、ということ。

さらに、もう一つ。
谷垣氏はポスト小泉・第1グループ、“麻垣康三(あさがきこうぞう)”の
一人であり、その意思を隠そうともしていない。
昨年夏、軽井沢で行われた財界の夏期セミナー
(社会経済生産性本部主催)で、時期が来れば、と前置きしたが、
「絆(きずな)」をキーワードに政権構想を練ってみたいと話した。

その谷垣氏がポスト小泉の有力候補であるからこそ、
森派の中川氏は牽制をしてみせた、のではないか。

                ※※

森派は先の総選挙で、自民党の最大派閥に躍り出たが、
それにしても、“麻垣康三(あさがきこうぞう)”のうち2人が森派の所属。

1年後、どのような戦いの構図になっているか、それはまだ、
ちょっとわからないが、オーソドックスに考えれば、
森派対森派以外――となりそうだし、そうなった場合、
谷垣氏が味方ではなそさそうだ。

中川氏は、そこらへんをイメージしているのではないかと、
発言を聞いたときに、チラッと考えた。

                ※※

前述、森派対森派以外――は、何も安部晋三VS谷垣禎一になる可能性を、
今の時点で予測できるものではないし、また、森派対森派以外になるとも限らない。
いまはまだ、順列組み合わせのごとく、さまざま考えられると思う。

それでも、参院選挙をにらみ、森派の中川氏からすれば、
とりあえず消費税引き上げを、牽制しておいて損はない、と考えての
発言であったように思われる。

                ※※

前エントリーで書いたように、ひとかどの政治家であれば、
その発言に意図、目的、目算がないことなどあり得ない。

こうした、一見、ささいな発言も、数年先をにらんだ布石であったりする。
以上、感じたままではあるけれど、ちょっと書き留めて見た次第。


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                ※※
<追記、8日午後2時6分>
自民党、武部幹事長が、8日の会見で上記、中川政調会長と同様の発言。
こちらは後追いであるし、ほとんど参院選を意識してのことに聞こえるが、
とは言え、それでも、先々の政局はからんでいるかもしれない。
貴社の質問に答えたものである可能性は高いが、であるとしても、
しっかり、ピシッと中川発言は取り込まれている。――そこがおもしろいと感じた。

                ※※
<追記、8日午後6時40分>
中川政調会長、武部幹事長の発言に対して、谷垣財務相が釈明&反論。
消費税増税には徹底した歳出削減が前提としたうえで、
「平成18年度予算は歳入歳出改革の基礎になるようにしなければならない。
歳入にも道筋をつけていかなければならない」などと述べた。
(NHKニュースから。記憶による。)

冒頭、>これもまた、小ネタと言えば小ネタになるのだけれど……、と書き始めたが、
意外にも“炎上”しかかっている。けっこう、大きな問題になりそうだ。

少し、本文の(――直感で書いたものです。^^)からズレてきた部分も
見え初めているが、根本には、ポスト小泉をめぐる綱引きがあるとした視点は、
間違っていないように思われる。谷垣氏には、私なりに言えば、
こんなところでつまずいたりしてほしくない。
まだ、レース、始まったばかりだものネ。

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※PCを再インストールし、クッキー情報、辞書登録などが飛んでしまい、
文字打ちすら一苦労……。明日、なんとか復旧させたいナ、と。^^

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by yodaway2 | 2005-11-06 22:51 | 風雲急!政局と選挙
山崎氏の怒りは誰に対してか?――ポスト小泉、1対1になると予言。
昨日、時事通信が配信した、山崎拓氏によるポスト小泉発言について、
その意味まで踏み込んでいる記事が他に見当たらなさそうなので、
前記事に追記した部分を、敢えてエントリーとして書き直す次第。
(前記事の追記は重複しますので、その部分、削除しました。)

                    ※※

記事(抜粋)は下記のとおり。

「安倍氏出馬なら対立候補は一本化=自民・山崎氏が見通し-総裁選」
>自民党の山崎拓前副総裁は4日、TBSの番組収録で「ポスト小泉」を決める
>来年9月の党総裁選について「全体の構成は、
>安倍晋三官房長官が出れば1対1になる。そうしないと(他候補が)勝てない。
>安倍氏が出なければ、かなりたくさん出る可能性がある」と指摘。……以下略。
(時事通信) - 11月4日19時1分更新 (※毎日にも同様の記事あり。)

昨日、一つ前のエントリーには、暫定、次のように追記した。
安倍氏が出馬しない可能性は、極めて低い。……限りなく、ない。
であれば、この山崎氏の発言は軽くない。
彼がどう動くのか、で、けっこう、地図が塗り変わっていく。
自民党内のせめぎ合いで、キャスティングボートを握る可能性がある。

                    ※※

コイズミ首相が盟友と頼む山崎氏が、
ポスト小泉について、必ずしも首相の期待と一致しない見通しを述べたのは、
一見、ささいな発言なのだが、やはり注意して受け止めてよいと思われる。

ひとかどの政治家が、何か発言する場合、
そこには意図、目的、目算が、必ずある。
逆から言えば、そういう効果・影響についてのイメージを、
なんら持たずに発言することなど、極めて稀なのだ。

たしかに、世評、失言とされる発言も多いわけだが、
実はそれらが、かなりの割合で、意図された失言である場合が少なくない。

                    ※※

山崎発言はTBSの番組収録で行われたものだが、
これは自派からの入閣がゼロだった組閣から4日経ち、
さらに、そのショックが覚めないなかでの副大臣人事で、
またもやゼロ、という追い討ちにあったあとでのことだった。

山崎氏の発言には、首相との間に、ひんやりとした
すき間風が吹いたことを感じさせもするが、
それでも入閣ゼロであっただけなら、耐えるつもりでいた。

しかし耐え難かったのは、むしろ、その次の
副大臣ポストが配分ゼロだったこと。

                    ※※

この発言は番組の質問に答えたものであり、
ポスト小泉候補の名前は当然、登場するわけだが、
そこで安倍氏の前途について、必ずしも安閑としたものでないことを、
もごもご、きっぱり言い切ったところに意図が込められている。

しかも、安倍氏出馬なら1対1――になる、と予言してみせた。

                    ※※

山崎氏は1日に開かれた派閥の会合で、
自派からの入閣がなかったことに、力不足と詫びたうえで、こう続けた。
「しかしながら副大臣、政務官はこれからでございますので、
近未来政策研究所としては、これらに全力を尽くしたいと思います」

副大臣ポストは従前、各派閥からの推薦リストに従い、
官邸で調整して決めた、のだという。
それが、今回はその手続に、もう一手間かけ、
対象者に対して本人の希望などについて聞き取りを行い、
それを党幹事長室がとりまとめたうえで、官邸に届けたという。

党幹事長室でとりまとめた、とは、当然のことながら、
山崎派出身の武部氏のもとを通った、ということになり、
その段階で山崎氏の意向は滑り込んだと見て良い。

ところが、官邸に届いたリストに対して、その調整を行ったのが安倍官房長官。
首相は党3役、閣僚人事を独断で決めたが、副大臣以下については関心を示さず、
今回、どうやら安倍氏に丸投げしたらしい。
首相からすれば、安倍氏に人事をさせるのも教育と考えたのだろう。

「副大臣・政務官、『安倍カラー』にじむ、ポスト配分は派閥配慮型」とは
サンケイの見出し。一つ前のエントリーでもふれたが、塩崎外務副大臣など、
安倍氏は派閥横断で、自分に近い人物を要所要所に配した。

結果、山崎氏と山崎派は無視され、面目を失った。

                    ※※

コイズミ首相の人事であれば、まだ、がまんもせざるを得ない。
それがなんだ、安倍なんていう、ボンボン、ガキがでかい面(ツラ)しやがって――。

今後も表面、山崎氏はコイズミ政権との一致を取り繕うだろうが、
心のなかでは、必死に滅私奉公した末がこの仕打ちかと、
そんなふうに、にぶい気持ちを沈ませてしまった。

                    ※※

安倍氏が出馬するなら1対1になる――。

しかし、政治の世界が受動態で進むことなど、ほとんどない。
偶然と思われる出来事にも、ほとんど、理由があり、
仕掛けが潜んでいる。

政治、ことに権力闘争の世界では、
ものごとは常に、すべて能動態で決まる。

1対1の戦い――とは、偶然にしてそうなっていくわけではない。
仕掛ければそうなる、ということ。

そこに睨みを効かし、丁半、サイの目もオレの考えだ、と釘をさしてみせた。

そしてその相手は、もはや残り1年の首相ではない。
むしろ、コイズミ首相その人に対しては、これからも盟友を演じ続けるだろう。
もはや言うまでもないかもしれないが、釘をさした相手とは、
今回の組閣で後継一番手、本命となった安倍氏、その人なのだ。


                  ――◇◆――

※以下、追記。です、ます調で。

<追記>
今回の組閣で「麻垣康三(あさがきこうぞう)」のなかで、ただ一人、
入閣しなかった福田康夫氏が、逆に存在感を増していることについては、
けっこう、多くの報道記事、解説、分析があると思いますので、
本稿では、敢えて触れませんでした。

先はわかりませんが、いまの段階では、まったくそのとおりと思います。

<追記2、5日12:45>
郵政民営化法案に反対した平沼赳夫氏、堀内光雄氏、野田聖子氏ら9名が、
第3次小泉改造内閣発足の翌日、自民党本部に離党届を出しました。
政治の場での運命に、明と暗、光と影を思いました。

さて、今後ですが、5日午前のTBSの番組に武部幹事長が出演し、
「今の状況では(自民党に)戻れないのではないか。」と話したとのこと――。
私自身は改革続行に賛成の立場ながらも、
まだまだこの先、わからないのではないか、と考えています。

政治は囲碁の盤面のようなもので、たった一手で、
形勢がまったくあべこべに、逆転してしまうことがあるのです。
ただし……、偶然にそれは起こらないものですし、
まぐれの勝ち、もありません。

当ブログ、郵政改革は成し遂げてほしいとの立場ですが、
この国の、政治の行方はなかなか予断が許されません。
願わくば一面にとらわれず、多面体として見ていきたいものと考えています。


※記事(ソース)のリンクなどは、のちほど加筆させていただきます。
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by yodaway2 | 2005-11-05 11:35 | 風雲急!政局と選挙
副大臣ゼロ、メンツを潰された山崎氏……。それでも耐えるだろうか?
★ポスト小泉、山崎氏の発言を末尾に追記。(4日19:15)

私が山崎拓氏であれば、やはり承服しがたい――と思わざるを得ないのではないか。
副大臣、政務官のポストが昨日決まったが、山崎派からの副大臣は、
結局、生まれなかった。政務官ポストは3つ取ったが、
閣僚ゼロ、副大臣ゼロであっては、そのようなもの、数に入らない。

                    ※※

副大臣ポストについて、山崎派と共に閣僚ゼロであった旧堀内派は
総務、財務など最多の5人。高村派も、今度はかろうじて1ポスト、得ることができた。
このほか森派4人、津島派(旧橋本派)4人、伊吹派(旧亀井派)2人となった。
・共同→副大臣22人を決定 第3次小泉改造内閣 [ 11月02日 13時18分 ]

これらの人事について、サンケイは
「副大臣・政務官『安倍カラー』にじむ、ポスト配分は派閥配慮型」、
朝日は「副大臣・政務官、派閥重視の人事」と、
それぞれお気楽な見出しをつけた。

また、首相も首相で、昨夜の、官邸内でのショート会見で、
「党全体のバランスを考えたんじゃないか」と、
これもまた、まるで他人事のように、お気楽極まりない発言をした。

そもそも、首相は脱派閥をタテマエとし、
バランスなど二の次、三の次にしているはずではなかったのか……?

                    ※※

一つ前のエントリーで紹介したとおり、山崎氏は組閣の翌日、1日に開いた、
派閥の会合で、自派から大臣を出せなかったことについて、頭を下げた。
さらに続けて、「副大臣、政務官の人事はこれからなので、
それに全力を尽くしたい」と話していた。

ところが、その発言(意向)は逆に、山崎派出身の
武部幹事長の手足を縛ってしまったかもしれない。

武部氏は1日、新内閣発足後の記者会見で、
入閣のなかった派閥から不満の声が出ているようですが――の問いに、
「それはそれで認めてもらわなくてはいけません。
我々は派閥政治と当然決別していると思っています」(自民党HP)と答えた。

そう答えた以上、武部氏としては、逆にお手盛りの人事はしにくくなってしまった。
加えて、山崎氏に「副大臣、政務官の……」と発言されてしまったために、
これで出身派閥が目立つ結果にでもなれば、何が「決別」だとなり、
党内は収まらない状況となっただろう。

                    ※※

組閣の直前、一部報道で山崎氏が日歯連事件にからみ、
東京地検から再度の事情聴取を受けた――とのニュースが流れた。

山崎氏自身の入閣もうわさされてはいたが、
その報道が原因して、入閣の話が消えたのではないだろう。
ただ、官邸がそれらの情報を、報道のはるか以前につかんでいて、
山崎氏は当初から閣僚、党3役の対象でなかった可能性は、あるにはある。

が、山崎氏としては、首相後継候補のレース、と形容される、
今回の内閣に、自ら入閣したいなどの気持ちは、もともとなかったはずだ。

これは福田康夫前官房長官が、森前首相を通じて、
入閣の意思がないことを、前もって首相に伝えたのと同じ心理と見てよい。

                    ※※

山崎派は、退任した大野前防衛庁長官のかわりに、
閣内に1ポスト、得られれば、それでよかったのである。
そのくらいはしてもらえるだろう……と、
山崎氏は、半ば安心していた。それがかなわなかった。

そして、副大臣も来なかった。

                    ※※

ちなみに、今回の副大臣、政務官の人事は、安倍官房長官が、
事実上、仕切った形となった。

従来は派閥から推薦リストが上がり、それを官邸で調整した。
今回からは対象となる議員に自己申告書を書かせ、
党幹事長室がまとめて官邸が調整する方法にした――らしい。
そして、首相自身は党3役、閣僚以外には関心を示さず、
これらの人事を、安倍官房長官に任せたようだ。
(朝日、サンケイ等の記事から考察)

それで、決まった人事は安倍官房長官の人脈が
色濃く反映したものらしく、前述、朝日の見出しにあるとおり。
たとえば外務副大臣でも、麻生外相と安倍氏の間で鞘当てがあったが、
最後は安倍氏の推した塩崎恭久氏が就いた。

だが、……山崎派の意向は、あまり反映されない結果となったのではないか。

                    ※※

閣僚人事も、副大臣、政務官ポストも、
数が決まっている以上、ゼロサムの世界。
誰かが想いを遂げれば、誰かは割を喰らってしまう。
どこかに配慮すれば、どこかにしわ寄せがいく。

山崎拓氏、山崎派はこれまで、
首相を陰から支える役回りに、甘んじて徹してきた。

たしかに幹事長職は握っているが、
その幹事長の武部氏を、新聞は「イエスマン」と書き、
武部氏自身は、「私はイエスマンではなく、偉大なイエスマン」と開き直る。
けれども、その幹事長職も、実は首相の「大いなる人質」となってしまった側面がある。

不満に蓋をして、この先も隠忍自重、首相を支えていくのか、
ポスト小泉に新たな火種となっていくのか……、それはまだ、
もう少しみていかないとわからない。

                    ※※

首相からすれば、いまや、山崎氏にしか甘えることができない状況ではある。
組閣後、首相が山崎氏に、どんな内容の電話をしているかによるのだが、
いまは、それが漏れてきていない。


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by yodaway2 | 2005-11-03 15:45 | 風雲急!政局と選挙
内閣改造、入閣ゼロの山崎派。――耐える山崎氏に侠気の美学。
★「速報2、福田康夫氏、閣僚名簿からこぼれる!―ポスト小泉、どうなる?」の続きです。

内閣改造から2日経った。2日経って、今回の内閣改造も、
なかなか味わい深いものであるようにも思えてきた。

昨日、ちょっと目に止まったのが、自民党で入閣のなかった派閥から
不満が漏れている、とのニュース。
入閣ゼロは旧堀内派(宏池会)、高村派(番町政策研究所)、
そしてコイズミ首相の盟友、山崎拓氏が会長である山崎派(近未来政策研究会)――。

                    ※※

その山崎拓氏が、昨日開かれた派閥の会合で頭を下げた。
「残念ながら近未来政治研究会(山崎派)からは、閣僚を出すことができませんで、
私は責任を痛感しているわけでございまして、その点につきましては
お詫びをいたしたいと思うわけでございます」

山崎氏は、いつも何か、もごもごとした語り口なのだけれど、
さらに会場の雑音と混じり、聞き取りにくかった……。

高村氏も派閥の会合で、自派からの起用がなかったことに、
悔しさをにじませる挨拶をした。旧堀内派は会合などは開かなかったらしく、
派閥幹部が不平不満をもらしていると間接的に伝えられた。

                    ※※

今回の人事に論功行賞の側面があるとすれば、
旧堀内派、高村派がゼロであったのはわかるような気もするのだが、
山崎派のゼロは、いくらコイズミ政権が「派閥政治と決別した」(武部幹事長)としても、
腑に落ちない、ということになる。

山崎氏は政局、外交の節目節目に首相の黒子として動き、
解散前の国会では、自民党副総裁の経歴がありながら、
5、6段格下の、衆議院特別委員会での党筆頭理事をつとめた。

すべて首相の要請であったが、山崎氏はそれを受けた。

                    ※※

解散前、郵政民営化法案に対しては、
山崎派のなかにも異論、反対論は、当然あったわけで、
たとえば派閥幹部で、郵政大臣、建設大臣、国土庁長官の経歴のある、
関谷勝嗣氏が、派閥の会合で滔々(とうとう)と民営化反対論を、
ぶとうとしたことがあった。

そのとき山崎氏が、のっそりとした首をもたげ、
ドスを効かせるようにして言った。
「おい、いいかげんにヤメロ」

それがテレビに映ってしまった。
否、テレビに映っているからこそ、山崎氏は関谷氏を制そうとした。

そのあとを伝えたニュース……、新聞記事だったと思うが、
関谷氏はそのときの山崎氏の言動に、
「オレを子ども扱いしやがって!」とカンカンに怒り、さらに
「こんな派閥、辞めてやる」と息巻いたとのことだった。
(実際には退会などしていない。)

山崎氏は女性スキャンダル(……たぶん、謀略)によって落選した浪人中を含め、
内に外に、陰に陽に、首相を支え続けている。

                    ※※

コイズミ首相が非情を哲学とし、信賞必罰の人であれば、
山崎氏には、もっと見える形で、何か応えてあげてもよさそうなものだが、
いまのところ、はっきりとした処遇は伝えられていない。

                    ※※

ただ、逆から、そして側面からちょっと見てみる。
まず、閣僚と党役員は異なるとは言え、内閣改造に際して、
ワンセットで行われており、同派出身の武部幹事長は留任した。

党のナンバー2の役職であり、党人事については、
だからたぶん、かなり大胆に自由に決めていくのではないかと思われるし、
そこには山崎氏の意向は強く反映もされれば、首相も異は唱えないはず。

副大臣、政務官は今日決定するが、それは見てのお楽しみ。

一方で、今回、もし旧堀内派、高村派だけが入閣ゼロであったのならば、
どのような評価となっていただろうか。

たぶん論功行賞、信賞必罰がきつくなりすぎ、
党内の怨念はともかく(それは今でも十二分にあり過ぎる)、
マスコミ、国民にもその点を衝かれてしまうのではないか。

今回の組閣をバランスが取れている――と評する声も少なくないが、
それに一番の犠牲を払っているのが、実は、首相の盟友、山崎氏であるように思われる。

                    ※※

今回の組閣で、衆院当選九回ながら閣僚未経験だった中馬弘毅(旧河野派)が
行政・規制改革担当相として入閣した。中馬氏は1995年に、
コイズミ氏が初めて自民党総裁選に出馬しようとしたときに、
推薦人集めに苦労しているのを見て、他派閥ながら名を連ねた。

その中馬氏が入閣の機会に恵まれないことに、
コイズミ首相は「『かわいそうだ。何とかしてあげたい』と
ずっと気にしていた」(森派幹部)のだと言う。
最後の改造で、首相はこれに報いた。

                    ※※

閣僚ポストの数は17――。これは内閣法で規定されている。
>内閣法第2条
>2 前項の国務大臣の数は、14人以内とする。ただし、
>特別に必要がある場合においては、3人を限度にその数を増加し、
>17人以内とすることができる。

改造に際して、首相も苦しんだに違いない。
いろいろ割り振っていき、結局はポストが足りなくなってしまった。
そして、山崎派からは大野功統防衛庁長官が退任し、ポストが消えた。

                    ※※

首相も山崎氏も侠気の人――。
お互い、貸し借りをそのままにはしない、と思う。

「拓さん、すまない。党は好きにやってもらって、いい」

組閣を終えて首相は、たぶん山崎氏に、そんなふうに電話したかもしれない。
それでは足りない、と思いつつも。……山崎氏は、それを呑んだ。


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by yodaway2 | 2005-11-02 11:55 | 風雲急!政局と選挙