週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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<   2005年 05月 ( 23 )   > この月の画像一覧
ドタキャンから透ける、胡錦濤政権の絶望……。
中国、呉儀副首相の突然の帰国、ドタキャン事件から1週間経った。
このことについて、少し書き足してみたい。

それは、今回の事件をきっかけにして、
日中関係は雰囲気が、がらりと変わったような気がしているから――。

中国は政治面で、コイズミ政権との話し合いに、
まったく希望を失ったのではないかと思われてきた。
コイズミ政権への興味自体も、たぶん、急速に失くしている。

                    ※※

●ドタキャンの真の理由は、コイズミ政権への絶望だったのでは……。

つまり、今回のドタキャンは、一向に出口の見えない靖国問題に対する、
中国側の政治的な圧力や、反発、抗議などというよりも、
コイズミ政権に対する絶望だったのではないかと……思われてきた。

国連改革、北朝鮮の核問題、東シナ海ガス田問題などを抱えつつも、
もうこれからは、ほんとうに必用最小限の関係になり、
暗さだけが増していくのではないか……とも。
日本人の嫌中感も増し、中国人の反日感も強まっていく……、と。

ドタキャンの責任を、中国側に問い詰めるだけでは、
どうも済まないような気になってきた。

                    ※※

●親日を期待したはずの胡錦濤政権が……、いまや。

反日的とされた江沢民政権から、
胡錦濤政権に代わり、さらに軍事委員会主席の座も、
胡錦濤氏がもぎ取ったことによって、
本来なら、日中関係は温むはずだった。

胡錦濤主席はもともと、故・胡耀邦元総書記の子飼い、側近だった。
胡耀邦主席の時代、中曽根元総理が靖国神社を公式参拝、揉めたことから、
いわゆる中曽根書簡によって関係を改善、親交を結んだ。

胡錦濤主席は、86年末から87年の学生運動に同調して失脚した、
胡耀邦を批判する大会で、李瑞環氏(元政治局常務委員)と共に
胡耀邦への批判を拒否したという。

このとき批判を拒否したのは、この2人だけだったと伝えられる。
そのため、胡錦濤氏は民族運動で混乱するチベット自治区へと左遷され、
中島敦の小説さながらの体験をした。

胡錦濤氏はその後、中央へと返り咲き、胡耀邦氏の系譜(共青団閥)を引き継いだ。
こうした経歴から、政権掌握時には親日的と見られていた。

その胡錦濤主席が、日本、コイズミ政権との間で外交的な得点を挙げることができず、
今回の事件では、最後、同主席自身がキャンセルの決定を下したと伝えられている。

                    ※※

●胡錦濤政権を追い込み過ぎたのかもしれない。

ドタキャンは、以前のエントリーにも書いたとおり、
その事実だけでとらえれば中国側の一人相撲であり、まったくの珍事にして、
受け入れ難いものであり、かつ、国際的な儀礼を無視した未熟な行動にさえ見える。
そうなのだろう……。

が、逆から言うとコイズミ首相は、本来、
そこそこに話し合えるかもしれなかった相手――胡錦濤政権を、
どうも、追い込み過ぎてしまったように見える。

                   ※※

●メイラー氏著書にあった言葉――、政治家が行動を起こすとき。

以前に読んだ本、ピューリッツァー賞作家、ノーマン・メイラー氏の
「なぜわれわれは戦争をしているのか」(03年、岩波書店刊、田代泰子訳)に
次のような言葉があった。

「政治指導者や政治家というのは、一見バカなようでもじつは真面目な連中で、
自分たちが納得できるなにか深い理由がなければめったに行動を起こすものではない」

そのように感じてきた。間近に接してみると、
政治家はマスコミが批判するほど愚かでは、決してない。
そう考え、いつもこれでも、耳を澄ましている。

                    ※※

●中国は非礼。――それでも、深き理由の響きがほしかった。

なのに、コイズミ首相の、今回の、16日の国会答弁は何だったのだろう。
中国側の非礼にも怒りたいが、その前に、嘆きたくもある。

首相の靖国神社の参拝に、理は、もちろんある。
が、それを主張するなら、相手にとおるような主張の仕方を、
もう少し考えられないのだろうか。

あるいは……、もう少し、双方で歩み寄れるやり方を
工夫できないのだろうか。

ボツンと、自分の主張、行動を繰り返すだけでは、やはり、
それが政治である以上、絶対に足りなかった。
少なくとも、知恵、知略の働いた政治とは言えなかった。

                    ※※

「深い理由」を響かせてほしかった……。


                    ※※

≪追記≫

●中曽根書簡について――。

中曽根元首相が首相在任時、自身の公式参拝のあとに日中関係が悪化し、
それを打開するため胡耀邦主席(当時)に書簡を宛てた。
この、中曽根氏の行動は、いまに禍根を残しているとの批判もあるけれど、
やはりそれは、政治の知恵を働かせた形だった――と受け取れる。

文意は「公式参拝をやめるのは本意ではないが、日中間の関係を考え、
やめることにした」――というもの。

「やめる」と述べている箇所は次のよう。
>私は、四十年の節目にあたる昨年「一九八五年」の終戦記念日に、
>わが国戦没者の遺族会その関係各方面の永年の悲願に基づき、
>首相として初めて靖国神社の公式参拝を致しましたが、
>その目的は戦争や軍国主義の肯定とは全く正反対のものであり、
>わが国の国民感情を尊重し、国のため犠牲となった一般戦没者の追悼と
>国際平和を祈願するためのものでありました。

>しかしながら、戦後四十年たったとはいえ不幸な歴史の傷痕を、
>いまなおとりわけアジア近隣諸国民の心中深く残されており、
>侵略戦争の責任を持つ特定の指導者が祀られている靖国神社に
>公式参拝することにより、貴国をはじめとするアジア近隣諸国の国民感情を
>結果的に傷つけることは避けなければならないと考え、
>今年は靖国神社の公式参拝を行わないという高度の政治決断を致しました。

>如何に厳しい困難な決断に直面しようとも、自国の国民感情とともに世界諸国民の
>国民感情に対しても深い考慮を行うことが、平和友好・平等互恵・相互信頼・長期安定の
>国家関係を築き上げていくための政治家の賢明なる行動の
>基本原則と確信するが故であり、>また閣下との信頼関係に
>応える道でもあると信ずるが故であります。

                    ※※

長野県日中友好協会HPに、書簡全文について、
(財)世界平和研究所刊、『中曽根内閣史』よりの転載あり。
支持するにせよ批判するにせよ、一読の価値あり。
リンク、ソースは以下のとおり。

・長野県日中友好協会 → 中曽根康弘総理大臣から胡耀邦総書記への書簡
 (http://www.avis.ne.jp/~nihao/nakasone-koyohou-syokan.htm)



※時間の都合で未校正、仮アップ。のちほど読み返し、修正したいと思います。^^
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by yodaway2 | 2005-05-31 19:20 | 中国と、どう付き合う
外部リンクページのアップ、ブログ・ランキングのこと、などなど。^^
今日はご連絡と独り言になります。

まず、ご連絡から――。外部リンクのページ、昨日からアップしました。
exciteブログはこれまでどおり、左フレームの下の方に表示されていますが、
excite以外のブログの相互リンクは、今回がはじめてです。

●相互リンクができて、ちょっと、ほっとしています。^^

私のブログを外からリンクしてくださっている方に、こちらからリンクをお返ししていなくて、
それがずっと気になっていました。ちょっと、肩の荷が下りた気分です。
リンク集――「厳選!情報ソース」のなかにありますが、個別ページは下記のとおりです。
・厳選!情報ソース/ブログ・リンク編 → http://tomorrows.exblog.jp/1972109/

私のページにリンクしてくださっている方がいらっしゃれば、
ぜひ、お教えください。すぐに、こちらからもリンクさせていただきます。
(アフェリエイト狙いの方はゴカンベンを。^^)

                    ※※

●情報ソースのページをつくって、けっこうへとへと、かも。^^

実はこの数日、リンク集――「厳選!情報ソース」づくりに没頭しまして、
それでもう、へとへとになってしまいました――。

ソースを確認して次に、次にと進めば、それでよさそうなのですが、
ついつい立ち止まってしまい、予想外に時間もエネルギーも費やしてしまいました。
ちょっと、いつもカンジのエントリーを書くまで、一休みさせてください。スミマセン。

ただ、リンク集は、前々からつくりたいと思っていましたので、
やっとデビューさせられたことが、自分ではとてもうれしいのです。
(まだ途中、作成中です。)

                    ※※

●ランキングサイトへのリンク、はずしてみることにしました。

これまで、エントリーごとにクリックをお願いしていたブログ・ランキング
(Blog Ranking;URL=http://blog.with2.net/rank1760-0.html)
ですが、リンクの貼り付けをやめることにしました。

exciteブログの場合、管理画面においてヒット数は
表示してくれるのですが、アクセス解析まではしてくれません。
それで、ブログランキングのページからご来訪いただいた方が、
どのくらいなのか、ちょっとわからないですし、それゆえ、迷いもしました。

ただランキングに参加していると、順位をまったく気にしないというわけにも、
私自身、いきませんでした。……その、ランキングの上下に、
けっこう、疲れちゃう面もあるわけです。

だから、やめる理由は、ランキングの意味を論じるというのとは、
私の場合、少し、違うかもしれません。

ひところから比べて、当ブログ、Tomorrow's Wayの順位も、
ちょっと下がってはいたので、もう一度ガンバッテ、せめて
ニュース総合、7位、8位くらいまで復活させてからにしようかな……などとも
考えたのですが、昨日、えいやっ、と”決断”しました。

ブログランキングさんにも、
お世話になったなあ……と、思ってマス。<(_ _)>

                    ※※

ランキングサイトの効用はあると思います。
私の方はブログランキングから仮卒業ですけれど、ご参加の方々は
応援させていただきたいと思います。

                    ※※

なお、TBセンターとして、「ブログピープル」を、
日記のような空間、juggingさんから教えていただきました。
こちらもよくみるとランキング表示がされてしまうようなのですが、
ブログランキングよりは直接的でなさそうなので、登録してみました。
(登録したあとに気付きました。^^)

RSSの機能など、ずいぶん便利そうなのですが、まだ使い方に慣れていません。
TBも試験的に1回しかしていません。どうしたらよいのか、考え中です。^^

                    ※※

とりとめもなく雑談させていただきました。
ブログ活動を、これからも充実させていく気持ちには、
ぜんぜん変わりはありません。

てくてく、歩いていきたいと思います。
さしあたって、次は500エントリーが目標です。(^^♪


※yodaway2のメールアドレス → yodaway2?excite.co.jp
(?を@に変えてお使いください。スパムメール防止のためです。)
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by yodaway2 | 2005-05-29 15:03 | ブログの気持ち、いろいろ
斎藤さん殺害の声明、ニュースに幕が下りてしまった……。
28日、正午のNHKニュース――。
トップに、イラク、武装勢力に捕らわれていた斎藤昭彦さんについて、
武装勢力がネットに「殺害した」と声明、とのニュース……。

政府は事実確認中としているけれど、声明のとおりと思う。
やはり、生還はかなわなかった。

                    ※※

44歳。私と年齢も、それほど変わらない。
彼の行動は自己責任であるし、PMC、民間軍事会社に
参加していたことについても、危険は覚悟のうえであったかもしれない。

斎藤さんは今年の2月、マルセイユのアパートに戻り、
そのときに隣の不動産会社の女性に、バグダッドで
車が攻撃を受け、危うく命を落としかけたと、そう話したのだという。

そのときの斎藤さんの話し振りが、それが
とても穏やかだったのだとも……。

                    ※※

斎藤さんの行動について、過去のエントリーにおいて、
さまざまご意見をいただいたけれど、いまは、あまり、議論したくない。

ただ、今回の事件で、PMC(プライベート・ミリタリー・カンパニー)という
”新語”が登場したけれど、これまでだって、案外、
政府関係機関、日本の海外進出企業などでは、
そこが政情不安定な国であれば、どこかの会社、機関に、
警備、警護を依頼してきた例は、少なからずあるように思われる。

それに今回、日本人、斎藤さんがスタッフに加わっていたというのは、
ショックではあったけれど……。

                    ※※

静かに……、「斎藤さん、イラクで拘束」のニュースに、
幕が下りてしまった。


                    ※※

斎藤さんの事実確認、遺体確認については、現地の状況からすれば、
とても困難だと考えざるを得ない。

気になっていたけれど、すでにニュースで取り上げられることは少なくなっていた。
今回の声明で、斎藤さんのニュースは、これまでにもまして減っていくのだろう。
たぶん、もう、メディアは伝えなくなるのではないか……。

一人の人間の人生……。
人々の記憶からも消えていくのだと思われる。


                    ◇◆
≪これまでのエントリー≫
・戦争のプロ、斉藤氏の心に去来したのは何か――?(5月13日)
・斎藤さんの生き方……。私たちに欠けているものがあるかも。(5月14日)
・斎藤さん、宗教指導者が仲介の用意も――の記事!(5月16日)
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by yodaway2 | 2005-05-28 12:29 | 日本とイラク、どうなる
「厳選!情報ソース」のUPと相互リンクについて(お願い)
今日はお知らせ、かつ、お願いです。
去る5月18日に、400エントリーを達成し、その節目にと下記の記事を書きました。
 ・記事400本、達成!^^――「愚公移山」のコトバを思い出す。 (2005-05-18)

そうしましたところ、「にぶろぐ」のyoshihirouedaさん「浮世風呂」のrakurakuonsenさん
「Continental Breakfast」のyamarikuさんらから、それぞれのブログタイトルに、
「’way」をつけるなどしてお祝いというか、ご激励いただきました。そのほかにも
コメント、メールをいただくなどしており、改めて御礼もうしあげたいと思います。

折りしも、にぶろぐ、yoshihirouedaさんが1周年とのことなので、それで、
私も期間限定ですが、タイトルをちょっと、「にぶ刊!Tomorrow's Way」としてみました。^^
(28日お昼までです。短くてゴメンナサイ。)

                    ※※

さて、少し時間が経ってしまったのですが、その400本の節目のつもりで、
このたび、左のフレームにリンク集の入り口、「厳選!情報ソース」をつくってみました。
数日かかって、いま、ニュースサイト、シンクタンクなど4つのカテゴリーまで、
やっとできたところです。ここまでだけでも、けっこう、時間がかかりました。^^
★厳選!情報ソース → http://tomorrows.exblog.jp/1950520/
   ・ニュースサイト編  ・シンクタンク編  ・国会・政党編  ・官公庁編
   (今後の予定;トピックス編、リサーチ編、ブログ・リンク編……etc.)

こうしたリンク集は、ネットを検索すれば、それは、ザラにあるのかもしれませんが、
前々から、自分でも、自分なりにつくってみたいと考えておりまして、
やっと、カタチにしてみたということです。(途中ですが……。)

                    ※※

HPで、これをつくるとなると、ホームページビルダーを使うにせよ、
けっこう、サイト構築やらレイアウトやら、いろいろ、ややこしいと思っていたのですが、
そこはブログ……、ソースの確認には時間がかかったとしても、
作業はテキストを打ち込むだけなので、私にも実現できた――というわけです。

(完成後に、ブログのソースを、そのまま自分のHPにも
貼り付けようと思っていますけれど。^^)

ご興味が合えばですが、ご一覧のうえ、お時間のあるときに、
探索などしていただければと思います。

とくに、「シンクタンク編」では無料で研究レポートが読めるところを選びました。
読むのは大変ですが、情報の宝庫――であると思います。
オススメですよ。
                    ※※

もう一つ、お願い―――。
私の大家さん、exciteの場合、自動でブログ・リンクができるのは、
exciteのブログのみで、外部リンクはフレームの、「メモ帳」にソース書きするしかありません。

その、ソース書きになかなか踏み切れず、excite以外のブログについては、
相互リンクもせずに、いままで、時を過ごしてしまいました。
今回の400エントリーをきっかけに、気持ちを新たに、遅ればせながら、
ブログ・リンク(外部リンク)のページを作りたいなあ、と思っています。

もし、このエントリーをご覧いただき、すでに、私のブログをリンクしていただいている方、
相互リンクしていただける方がいらっしゃれば、ぜひ、コメント欄、メールで、
お知らせいただければと思います。

exciteブログの方々には、私もリンクを発見次第、リンク(相互リンク)を
貼らせていただいたつもりなのですが、なにせ数あるブログ……、
見落としは当然、あるかと思います。

リンク、貼ってるよ――という方がいらっしゃれば、
やはりお教えいただけると、うれしく思います。すぐに、
こちらからもリンクさせていただきます。

当方のメールは yodaway2?excite.co.jp です。
(?を@に変えてくださるようお願いします。スパムメール防止のためです。)

                    ※※

このお知らせも、エントリーの数に入れれば、今日、5月27日午後7時20分現在、
414エントリー、累計、83823ヒット――です。

ときどき休むこともあるかと思いますが、今後とも、
どうぞ、お付き合いください。^^

亭主、yodaway2 敬白
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by yodaway2 | 2005-05-27 19:31 | 厳選!ナレッジ・リンク
細田長官、発言に気になる箇所アリ――。ボソボソに何か秘めてる?
★細田長官の発言部分について録画でも確認し、補足・修正しました。(21:58)

中国、呉儀副首相の会談ドタキャン事件についての続報――。
3つ続いてのエントリーになってしまうのだけれど、
今日正午のNHKニュースで、細田官房長官の会見時の発言が報道された。

「これ以上コメントすることは、日中関係にとって生産的ではないと
判断しておりますので、コメントすることは控えたいと思います。

一部をとらえて、また、先方にそれが伝わり、そして向こうもですね、
それに対してコメントするというような現象が見られるわけですが、
そのようなやりとりを繰り返すことは、非常に日中関係にとって、
生産的ではないと、心底、私は思っております。

事細かに反論したり、理由を聞いたり、
非難したり、責任を問うたりしないことが適当だと考えます」

うん、よし。

とくに「心底、思っております」の「心底」では語気を強めていた。
それがまた、ホソダ長官らしく響いた。

                    ※※

どういうふうに言ったところで、”メンツの大国”は折れようはずもなし。
かえって、「コメントしない」とコメントすることによって、
中国側の取った行動だけが置いてけぼりになる。

力の方向を見事に逆転させる、よい一手とみた――。
最低限、相手の勢いは削ぐことになる。

ひょうひょう、ボソボソ(ダ)と、いつもの調子で地味目に言い放ったけれど、
なかなかよい味なので、ささっと、書き留めてみた次第。

                    ※※

ところで、このことを伝えるロイターの記事に、気になる箇所あり。
NHKのニュースでは、この部分、なかったように思う。

>細田官房長官は、「今、生産的でない議論をするのは適当ではない」と話した。
>また、「日中の長期にわたる過去の問題を取り除いて今後の発展につなげるのは
>大命題なので、今ここで簡単に話すことではないが、基本政策は、
>日本政府として決まっている」と述べた。
・ロイター→これ以上コメントするのは日中関係に生産的でない=官房長官(25日12:13)

                    ※※

ん?――「いまここで話すことはではないが、基本政策は、日本政府として決まっている」。
これは靖国問題について、政府内、水面下で検討が進み、ほぼ概要が固まったと、
何気なく、ほろっと漏らした、ということではないのか。それも会見の席で。

「今ここで簡単に話すことではないが」――は、まだ、与党の自民党、公明党にも、
根回し、説明が済んでいない、ということのように聞こえる。
もしくは根回しに動き出しているのだが、党内タカ派の反発に遭い、
難航していることもあり得る。それで「言えない」と、言った。
もちろん、中国政府に対しては、ましていわんや、いまの時点で話せるはずもない。

でも、ロイターの記事によれば、
「基本政策は決まっている」――と、そう言ったというのだ。

これは、気になる。

しかし……、いまのところフォローする報道、記事は、まったくなし。
深読みのしすぎだろうか。

                    ※※

たしかに、靖国問題について、政府内でなんら検討も何もしていない、
とすれば、あまりに無策ということになる。

コイズミ首相の16日の、内政干渉云々発言も、ひょっとするとだが、
何か異なる意を含んだものであったのかもしれない。

16日の予算委員会で野首相発言は次のようだった。
「どの国でも戦没者に対する追悼の気持ちがある。
どのような追悼の仕方が望ましいかは他の国が干渉すべきではない」(日経、17日)

首相は「どのような参拝の仕方が……」と言ったのではなく、
「どのような追悼の仕方が」と言っている。同様に、参拝に関しては、
日中首脳会談のときと変わらず「適切に判断する」とするとしか話さなかった。

楽観的にとらえてはいけないけれど、かと言って注意力不足で
大事なことを見過ごしてもいけない。マスコミ各社が
揃って見落とすことだってけっこう、あったりする。

政治家の発言には、こうした、言葉の、ほんのちょっとした端に、
その後の局面を大いに変えていくヒントが潜んでいることがある。

                    ※※

4月に繰り返された、中国国内の反日デモには、中国政府もさることながら、
多くの進出企業、在留邦人を抱える日本政府にとっても、やっかいな出来事だった。
そして、今年は終戦60周年、中国では抗日戦勝利60周年、還暦――の年。
それと日中間のさまざまな問題が、これから折り重なり合っていく。

ゆえに、無策であって、よいはずがない。

これから先をどう読んでいくか――。
棋士もアマチュア上級までなら5手先、10手先を読んで済むかもしれないが、
プロであれば30手先、40手先まで見通したいところ。

細田長官から漏れた言葉は、
そうした、プロとしての読みを含んだものなのか、どうか……。


                    ※※

≪追記≫

敢えて、推論を控えたいと思う。
注目すべきは、連立の相手、公明党の発言であると思われる。
神崎代表らの言動は、要チェックだと思う。

ちょうど、もうすぐ6月。……来年度予算についての作業が始まる。
来年はコイズミ政権にとって、最後の年になる。
この問題で、中国と言うよりも、公明党の要求に応える可能性がある。

妙なところに転がってしまったけれど、
今回、武部氏と共に冬柴氏が訪中したのは、
いまにして振り返ってなのだけれど、
実は伏線、布石とするはずの仕掛け――だったと読み解くことができる。

(はずれるかもしれないけれど、はずれないといいナ。
ホント、生産性がなくて、もう、うんざりだもの。。。^^)

≪追記、その2≫

コネタ。そう言えばなのだけれど、ホソダ長官、囲碁ではなくて、
カードゲーム(コントラクトブリッジ)がお好きらしい。
あれでなかなかの博打うち、ギャンブラーだったりして。^^


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by yodaway2 | 2005-05-25 14:53 | 中国と、どう付き合う
中国、ドタキャンの理由は「靖国」と発言――。日中は冷戦状態に。
中国、呉儀副首相の首相との会談キャンセルについて、
中国政府が発言を翻し、「靖国問題にある」と言明したニュースについて。
NHK、午後7時のニュースを聞きながらタイプする。

一つ前に、「呉副首相のドタキャン事件。……割り切れない、背景のハテナ?」
アップしたばかりだが、続報せざるを得ないと思う。
(ぜひ、一つ前も、あわせてお読みください。^^)

中国外交部、孔泉報道官は記者会見で次のように述べた。
「日本の指導者の最近の言論によって、会談に必要な雰囲気がなくなったためだ」(共同)

「私が緊急の公務と言ったことはない。
呉副首相の訪日中にもかかわらず、日本の指導者から不適切な発言が繰り返された。
日本の一部の人々は不満に思っているかもしれないが、
被害国の人々の心情をわかっていない」――とも。(記憶の範囲、多少不正確かも)

                    ※※

日中は完全に「冷戦」――の状態になってしまった。
ここまで来てしまうと、もうしばらく、政治の面での修復は期待できないのではないか。
国益、拠って立つ歴史、文化が違う以上、日中間に対立が生じるのは、ありがちなこと。
対立するなら対立するで、それは仕方のないことだとも思う。
――が、なにか、今回の事件はばかくさい。

                    ※※

世界から見れば、中国も中国だが、日本も日本……ということになってしまう。
どちらの国も知恵がなさすぎる、と映るだけだし、実際にそうなのかもしれない。
知恵が働かない政治は見ていて、ほんとうに嫌になる。

日本の政治リーダーも、中国の指導部もパーツしか見ていないような気がしてきた。
ほんとうに、ばかくさい。

短いけれど、情報の更新を踏まえ、アップする次第。


※一つ前のエントリーをあわせてお読みいただければと思います。
 →呉副首相のドタキャン事件。……割り切れない、背景のハテナ?

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by yodaway2 | 2005-05-24 19:26 | 中国と、どう付き合う
呉副首相のドタキャン事件。……割り切れない、背景のハテナ?
中国、呉儀(ごぎ、ウー・イー)副首相の会談ドタキャン、帰国事件についてひと言――。

呉儀副首相は、昨日、23日の午後に予定されていたコイズミ首相との会談を、
その日の朝になってキャンセルを言い出し、お昼をオクダさんらと食べたあと、
中国の政府専用機に乗り、帰国してしまった――。

それにしても珍事も珍事……。
突拍子もない行動で呆気に取られた。

                    ※※

理由は「国内で緊急の公務が発生したため」とされたが、真の理由は
首相の靖国参拝問題への不満であることはたしかなよう。
事実、孔泉報道官が呉副首相の帰国後、そのことに言及している。

首相の靖国問題について、中国側が承服できないとしているとしても、
自分の側から申し入れていた会談を、わずか数時間前に、
理由もはっきり言わず中止にする――というのは、おかしすぎる話。

                    ※※

その背景、原因の一つとして指摘されているのが、
先週末に中国を訪問した自民党・武部幹事長の発言。

武部幹事長は公明党・冬柴幹事長と共に訪中し、
唐家セン国務委員、共産党・王家瑞対外連絡部長と会談。

とくに王部長との会談において、首相の靖国参拝問題をめぐって、
武部氏が「日本には内政干渉の声もある」と発言したところ、
激しい応酬となり、そのことが原因したとの分析がある。

それは中国側も匂わせていて、考えらるのだけれど、
一方で、そのあとの、胡錦濤主席との会談は予定どおり行われた。

また、応酬のあった席上、むしろ王部長の方から、
会談内容の詳細――、すなわち応酬の部分について口止めがあったという。

武部氏の発言が原因しているとは言えるのだろうけれど、
それで数時間前のギリギリのタイミングで、日本訪問中の副首相の、
最大の目的ともなっていた首相との会談を、ふつうなら、
キャンセルになどするだろうか……。

                    ※※

中国側が不満に思ったとするならば、そしてキャンセルするならば、
それは順序として、胡錦濤主席(会談は中国共産党総書記の
立場で行われた)と、訪問中の武部幹事長らとの会談を
先にキャンセルすればよかったのではないか……。

そちらは予定通り行い、日本における会談だけ
中止にしたとあっては、あまりにチグハグ。

胡錦濤主席との会談で、胡主席が「目にしたくないことがある」と、
首相の靖国参拝に中止を求めてきたが、振り返ってみれば、それも異様ではあった。
でも、主席との会談では、武部氏は聞き役に徹していたような印象がある。

だから、もめたのは王部長との会談の場のみ。
その中身のために、中国指導部が、一国の総理との会談まで、
袖にするような行動に出る――というのは、珍事以外のなにものでもなし。

                    ※※

冬柴氏を同行している武部氏が、一連の日中間の問題に、
何か特別のミッションを与えられ、そのことで唐家セン氏らと決裂した――なども考えにくい。
だいいち、密使であれば山崎氏、加藤氏、高村氏クラスが指名になると思われる。
(山崎氏は補佐官の一時辞任、郵政民営化集中で動けないけれどね。)

武部氏はかつて農水相であったとは言え、際立った外交経験はないはず。
もともとは、ごく、ふつうの国会議員(――本人がそう言っていた。)なのだから。

                    ※※

また、呉儀副首相自身が来日中に、16日のコイズミ首相の国会発言――、
内政干渉云々を知り、憤慨。自分から会談のキャンセルを
本国、中国指導部に働きかけた、との報道があった。
・共同→呉副首相自らが拒否か 会談中止で消息筋(05月24日 09時03分)

しかし、このことも呉儀副首相の、日本での発言、講演、
他の大臣との会談時における表情からはまったく読み取れず、
真偽については、いまのところ、首を傾げざるを得ない。

だいたい来日前に、中国外交部、孔泉報道官は、呉首相の来日について、
コイズミ首相との会談が主な目的になる――と言明していた。
少なくとも、中国外交部は呉副首相の日本訪問に、関係改善への期待を込めていた。

日中間の問題、靖国問題についても、コイズミ首相の発言を含めて、
当然にして、訪日前にブリーフィングが行われていたと思われる。
そんなの、逆から言うとあたり前――。

また日本側も、中国側の期待を読み取って、格下の副首相との会談であったけれど、
他の対立案件もにらんでのこととは言え、快諾したものだった。

来日してから、コイズミ首相の発言を知って怒った――とは、
何か、素人くさい話にも聞こえてくる。
ちゃんと取材されていない記事だと思われる。

それに首相の国会での発言は、いまに始まったことでもなく、
日本国内においてもその是非が議論されていることでもあった。

                    ※※

ただし……だ、呉副首相が震源地と見るには、
一つだけ、似たような例が、日本にもある。

コイズミ政権発足直後に、ときの外務大臣、田中マキコ氏が、
米国の東アジア、対日政策のトップであったアーミテージ国務副長官(当時)の来日に、
会談をすっぽかした”事件”――。あのときは福田官房長官(同)がとりなし、
首相との会談を急遽、設定して急場をしのいだ。

呉副首相はSARS問題の収拾などで辣腕を振るい、
いま、中国で人気急上昇中――とのこと。
肝っ玉母さん的な外見といい、マキコ氏と似ていなくもない。

でも、マキコ氏ほどおバカな政治家って、
この世に、他にもいるとはなかなか信じ難いのだが……。

なので、呉副首相震源地説は疑って聞いている。
ただ、本国からの指示に抵抗しなかった、もしくは靖国問題で自分自身の
リスクを避けるがために、積極的に応じた――ということは、十分にあり得る。

                    ※※

中国大使館の動きも、いまひとつ、見えにくい。
王毅駐日大使は、国の将来を必ず担う――と、期待されているホープ。
エリート中のエリート。なんやらかんやら言っても、日本をよく知り、
対日政策には慎重と見られてきた。

それが今回の事件では、蚊帳の外におかれた可能性も感じる。

呉副首相離日の際の、中国大使館のスタッフの受け応えが
テレビに映ったけれど、彼らも、非常なとまどいの表情を見せていた。

                    ※※

日本外務省、官邸の対応も不鮮明――。
中国側から一方的な通告があったとされるが、また、
靖国問題が関係しているのかなどと質したとも言うが、
こうした事態は、中国にとっても日本にとっても利益になるとは考えにくい。

「中国国内での、緊急の公務のため、急遽帰国の必要が生じた」――との連絡に、
鋭い人間であれば、その影響を見越して、
「おい、ちょっと待てよ!とんでもないことになるぞ!
アタマを冷やせ、もう一度、連絡いただきたい。ただいまの電話は忘れる。
予定は変えられない」――とでも、発言して然るべきだ。

ボソボソダ長官の述べたとおり、「先方からの申し入れなので、
いたし方ない」――などと、悠長に応じて良いこととそうでないことがある。

中国側、日本側共、あまりに対応が不鮮明、そして稚拙ではないか――。

                    ※※

もっとも、いま報じられている情報は、ほんの一部分に過ぎないはず。
これから周辺情報が、さらに伝わってくるかもしれない。
この事件が、今後の日中関係に影を落とす――という事態、展開は、
やっぱり、あまり見たくはないと思うのだけれど……、どうだろう。

それにしても呉副首相の、せっかくの来日が、
これですべてパーになってしまった。

日本と中国……、こんな関係がこの先も続くのかと思うと、
ちょっとうんざりしてしまう。。。


                    ※※
≪追記≫
武部幹事長の、中国における発言がトリガーになったとの見方には、
少し、かなり疑問があるが、ただ、もともと訪中の目的が不鮮明で、
何も、不慣れな2人が、百戦錬磨、手練手管、やり手揃いの中国に、
のこのこ出掛けるべきではなかったのではないか――とも考えられてくる。

どの程度、武部氏の発言が原因しているか、速断できないが、
少なくとも武部氏(+冬柴氏)の派遣は失敗だった。
力量の劣る2人を、みすみす中国という虎穴に入れてしまった。

呉儀副首相のドタキャンも珍事だけれど、武部・冬柴組の訪中も
とんだ珍道中、となってしまったのかもしれない。

≪追記、その2≫
中国国内の、胡錦濤政権に対するタカ派の批判が背景にある――との見方も。
時間の都合で書ききれなかったけれど、反日デモ以降の、現指導部に対して、
江沢民前主席の影響を受けるグループ、上海閥が、弱腰外交と、
現政権を揺さぶり始めているとの観測あり。

ちなみに胡錦濤氏は共青団閥(共産主義青年団グループ)。
(※その説明はこちら。→現代中国ライブラリィ

日本でも、コイズミ政権は国内(自民党内)タカ派から批判を浴びている。
(コイズミ政権はもともとタカ派はタカ派。)
日本の政権も中国の指導部も、共に国内タカ派に手を焼いている――とも言えそうだ。


≪追記、その3≫
今回の事件で一つだけほっとしたことあり。
ドタキャンの余波で、民主党・岡田代表との会談も中止になってしまったこと。

コイズミ政権の外交姿勢を批判する発言も、外国、中国に対してそれを言えば、
日中関係の悪化は、日本側にこそ責任がある――と
自分から言っているのと同じになる恐れがある。

そのあたりに配慮があれば良いけれど、正直、不安だった。

★→「中国、ドタキャンの理由は「靖国」と発言――。日中は冷戦状態に。」(24日UP)に続く。



≪呉儀副首相のプロフィール≫
・現代中国ライブラリィ→http://www.panda-mag.net/colum/onkahounaikaku.htm


※各情報ソース、貼り付けたかったのだけれど、時間の都合でアップ、失礼!
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by yodaway2 | 2005-05-24 14:24
仕事を、ちゃっちゃと片付けるコツ――!(yodaway2流)
今日は私事(わたくしごと)――。身の回りのことなどを。
よってニュースネタ、時事ネタではなくて、息抜き……。コーヒーブレイク。

昨日、新規プロジェクトの計画書づくりを頼んでいた、
仕事のスタッフから悲鳴をあげられた。
「何をどうしたらよいのか、私にはわからない……」と。

                    ※※

悲鳴をあげたのは、30歳の女性、Tさん。
外国で暮らしたキャリアなどもあり、けっこう、
視野の広い方だとは思っていたのだが、ある仕事を目の前にして、
かなり、とまどっているようす。

実は黙って、数日、みていたのだけれど、
彼女の方からお手上げのジェスチャーをされてしまった。

でも、この、何をどうしたらよいのか……の問いは、
けっこう、仕事ではありがちなこと。そこでちょっと立ち止まって、
対処のコツを話してみたほうが良さそうだと考えた。

                    ※※

●その1、そもそも、何を求められているのか――、それを再確認する。

念押し、でもよい。とにかく「与件」が何かについて、
クライアントときちんとすり合わせしないといけない。

勝手に進みだしてはみたものの、それが求められていたものと方向が
違っていたとあっては、せっかく努力したのに、水の泡になる。

                    ※※

●その2、先行事例、類似のケースを探すこと。

この世に先行事例、類似のケースがまったくないことなど、ほとんどない。
それを探す――。かなり、懸命に探して、
資料が取り寄せられるのであれば、それも取り寄せる。

この事例を探すということには、それなりの手間、そしてコストをかけてよい。
時間がなければ、みんなで探す。
場合によっては、007のようなパフォーマンスが必要なこともある。

言い方をかえれば、お手本を探す――ということ。
それなしに挑戦しては危険ですらある。

                    ※※

●その3、真似ること。……それも、できれば、よいものを。

事例がみつかったら、それをバラバラに分解して、調べる。
日本がかつて、自動車の国産化に挑もうとしたときには、
米国の自動車を分解するところから始まった。

これは製造業にだけでなく、当然にして、あらゆる仕事にあてはまること。
かつて、写真週刊誌、FC誌が創刊され、一世を風靡したところで、
ライバル誌として、FR誌が企画された。

契約ライター、数十人がFR誌の発行元、出版社の一室に集められたという。
そこで、編集長が先行誌、FC誌を各自に1冊ずつ渡して、こう指示した。
「来週の会議まで、最初から最後まで、文章をすべて写してきてもらいたい」。

誇張もあるかもしれないが、さもありなん――の話。
かくしてFC誌、FR誌は、写真週刊誌の2大誌となり、
以後、歴史に残るほどの戦いを繰り広げることになった。

作家の浅田次郎氏も売れない時代、著名な作家の文章を、来る日も来る日も、
写し続けたという。著名な作家で、写したことのない人はない――というほどだそうだ。
ちなみに、こうした文章修行のやり方を、”写経”――というのだそうだ。

                    ※※

●その4、真似て、もっとよくする。

仕事は人真似で構わない。
独創にこだわっている時間など、たいがい、ない。
プライドなども、場合によっては邪魔。邪魔なときは、捨てる。
もしくはいったん、どけておく。

とにかく、ちゅうちょせずに真似て、アウトラインだけはそれらしくする。
それから、自分なりの「差」を考えていく。工夫も加える。
要は真似ればよい、真似て、もっとよくすればよい。

                    ※※

●その5、独創性は真似るスキマから生まれる。

私は、真似ろ、真似ろ、どんどん真似ろ!――と、いつも言っている。

独創的な部分は、もちろん、必ずなければならないが、それは
類似性のすき間に生まれてくるもの。
もしくは類似性が形を変えたところに生じるもの。

類似性とは情報であり、情報に基づかない企画、事業、作戦、
そしてサービス、製品、商品はないとさえ考えている。

というようなことを、Tさんに話した。
話しているうちに、彼女は何かひらめいたらしく、
あっ!と言うような顔になって、図書館に出掛けて行った。
そして、なにやら抱えてきたと思ったら、猛然とタイプしはじめた。
いわく、「あんまり考えなくていいんですね!」と。

ム、ム、ム、mmmm……、でも、まずは、めでたし。^^

                    ◇◆

●急いでいるときには、どうするか――?

男性スタッフ、S君に緊急に、ある事をまとめてほしい、とお願いした。
かなりびっくりされてしまい、「でも××はどうすればいいんですか、
△△になったら困るし、今からでは計画しても準備に時間がなさ過ぎます」――と。

なるほど――と、私。それはそうなのだけれど、
早く仕事を形にしなければならないときには、不完全を許容したいと話した。

緊急に、企画、事業を立ち上げるときには、やはりコツがある。
それは、ひと言で言えば「焼き直し」。

これまで実施した企画、事業の中から、今回、使えそうなものを探す。
そしてリサイクル、リユースを考える。

逆から言うと、切羽詰って何か新しいことをしようとしても、それはムリ――。
だから、基本は経験のあるやり方、企画、事業であること。
手持ちのカードで勝負すること。

それがないなら、やはり動くのはリスキーな話になる。
ないからダメとも限らないが、そのときは余裕がほしいし、思案しないといけない。

……と、かくして、30分ほどで、計画を作ってみた。
A4、ワンペーパー。文字だけ、箇条書きのような企画書、図解もデータもなし。
急いでいる話なので、それで十分、と考えた。

あとはゆっくり、S君に書き直してもらおう。

                    ◇◆

●なっとくのできる仕事なんて、できるのだろうか……?

N君。なっとくのできる仕事がしたいと言う。
うーん、それはりっぱな考えなのだが、さて……mmm。

私は、なっとくのできる仕事……なんて、できようはずもないと考えている。
なっとくできないから、次を考える。そしてそれは飽くなきこと。

なっとくできないからと言ってご破算にせず、手を打つセンスも必要と考えている。
そこそこであっても、だいたいであっても、前に進むのが良いと考えている。

大事なのは、前に進むこと――。

時代も時間も、世のなかも止まっていない。
だから、細部にこだわるあまり、停滞もしくは先送りすれば、
それはすなわち、相対的には後退となってしまう。

                    ※※

●”次善の策”にこそ、知恵が試される――、と。

世のなか、思いどおりにいくとは限らない。
でも、一つでも二つでも、新しい価値が見出されるのなら、
勇躍として、チャレンジしたいもの。

私は「次善の策」――にこそ、その人の知恵が現れると考えている。

個人の人生の小さなことから、政治のテーマなど大きなことまで、
これって通用したりしないのだろうか……。^^

                    ※※

今回は文章のおしゃべり。
次は時事ネタ――に戻しますよ~!^^

(こういった話、書くの初めてかナ?)


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by yodaway2 | 2005-05-21 15:41 | ブログの気持ち、いろいろ
福岡一家殺害。中国人留学生、極刑に。……人はなぜ転落するのか?
昨日、判決の下った福岡県、一家殺害事件について。
3人の犯人のうち、ただ一人、日本で逮捕された魏巍被告(25歳)は、
この日、生命で償わせるのが相当――として、極刑を言い渡された。
・共同→中国人元留学生に死刑 福岡一家4人殺害事件(05月19日 18時43分)

                    ※※

●事件の概要。ベンツに乗っている……と、狙った。

ざっと、事件を振り返ってみる。

事件は2003年6月20日午前0時過ぎ、福岡県福岡市東区で起きた。
中国人留学生3人が、衣料品関係の会社を経営する
松本真二郎さん(当時41歳)宅に押し入り、松本さんと妻千加さん(同40歳)、
長男海君(同11歳)、長女ひなちゃん(同8歳)の一家4人を殺害、
現金約3万7000円などを強奪して、博多湾に投げ込んだ。

事件の動機は金銭目当て。
松本さんがベンツに乗り、一戸建てに住んでいたことから裕福と考えての犯行。

松本さんは投げ込まれたときには、まだ、息があった。
松本さんと3人の遺体には、手錠と重りを付けられていた。

事件後、犯人のうち2人が帰国――。
2人は中国当局に逮捕され、中国における裁判で
主犯格とされる楊寧被告(25歳)は死刑判決を受け、控訴中。
共犯の王亮被告(23歳)は事件解明に協力したことで減刑があり、無期懲役となった。

魏被告は同年8月に、日本で別件で逮捕された。
魏被告はこのほか、中国人に対する強盗、盗みなども繰り返していた。

                    ※※

●判決のあとに祖父の漏らした言葉……。「まだ若いのに」。

判決のあと、被害者、千加さんの父、2人の孫のおじいちゃんは、
犯人たちを激しく憎み、死刑の判決に安堵しつつ、次のような言葉も漏らしたという。

「死刑判決で片方の肩の荷は下ろせたけどね。悲しみは死ぬまで消えん。
……まだ若いのに。どうせ4人は帰らんなら無罪にしてやっていいかとも思った。
矛盾するけど、彼にも親兄弟がおる。親が子を思う気持ちは同じやけんね」
・毎日→「福岡一家殺害 中国人元専門学校生・魏被告に死刑判決」(5月20日10時8分)

                    ※※

●貧しい地区出身の楊、王被告。優等生だった魏被告……。

「……まだ若いのに」の、祖父の言葉に魏被告の写真を見た。
日本でも、ごく普通に街を歩いていそうな青年――。
真面目そうにも見えるほど。

犯人3人のうち、中国に帰国、逃亡を企てた楊、王の2人は、
中国北東部、吉林省の出身。2人の実家は同省長春市中心部近くの住宅街らしく、
そこは舗装もされていない道に、レンガ積みの平屋の並ぶ貧しい地区。

日本行きに夢をかけて、親戚などからお金を借りて渡航してくる留学生も多いというが、
2人も、たぶん、そんなだったろう。

2人は日本で共同生活をしていたが、生活は苦しく、アルバイトでも思うように稼げず、
学業もうまくゆかず、夢とはほど遠い、八方ふさがりの日々を過ごしていた。 

魏被告は南部、河南省の出身――。
ふつう、中国人留学生たちは出身地を強く意識し、同郷同士で固まるというが、
3人はネットカフェで知り合い、出身地の垣根を越えて付き合い出した。

                    ※※

●2度目の受験失敗……、泥沼。

魏被告の実家は宝石加工工場を経営とのこと。
両親と弟の4人家族、成績は小学生のころからトップクラスで、優等生。
中国の大学を中退し、貿易商を夢見て、日本へ。
日本で語学学校に通いながら、大学進学を目指していた。

――が、大学受験に2度、失敗。
生活苦、夢と現実の激しい落差、自暴自棄……と、転落が始まる。

語学学校のなかでの窃盗、携帯電話の詐取、同じ中国人留学生を狙った強盗……。
泥沼、あり地獄のなかにはまってしまった。

                    ※※

●裁判長。犯行動機に酌むべき事情なし――と断罪。

魏被告の弁護士は、公判において同被告が主犯ではなかったなどとして、
情状酌量を求めたとのことだが、中国側での裁判によれば、魏被告の方が、
むしろ殺害には積極的な役割を果たしたともされている。

裁判長は厳しく断罪した。

>被告らは犯行手順を決めた上で、犯行に使う手錠、ナイフなどを準備している。
>計画通り松本千加、海、ひなおよび真二郎を次々と殺害しただけでなく、
>犯行の発覚を防ぐため窓などに付いた指紋をふき取ったりしている。
>用意周到に謀議と準備を重ねた末に敢行された、高度に計画的な犯行といえる。

>被告らは松本方に侵入してわずか30分の間に千加と海を殺害、
>真二郎が帰宅して1時間もたたない間にひなを殺害するとともに、
>真二郎に瀕死(ひんし)の重傷を負わせ、その後の1時間で
>4人を箱崎ふ頭から海中に遺棄している。
>金銭のためには、人の生命であっても平然と、いとも簡単に奪って
>良心の呵責(かしゃく)さえ感じない冷酷非情さが見て取れる。
>卑劣でずる賢く、残忍で、血の通った人間らしさや人の尊厳に対する
>畏敬(いけい)の念は全く感じられない。犯行は誠に残虐で悪質と言うほかない。

>被告は、王亮、楊寧から事件に誘われた際、学費などを
>自ら調達する方法がなかったことに加え、王亮から「少なくとも一人100万円にはなる。
>何百万円になるかもしれない」と言われ、誘いに応じたもので、
>犯行動機に酌むべき事情はない。
(以上、判決要旨から。)

                    ※※

魏被告が犯行後、手にしたお金は、わずか1万円だった。

                    ※※

●理想と現実の乖離……。狂ってしまった生き方。

被害者の無念は極まりなし。
それを十分にわきまえての話として、犯人たちもまた、
本来であれば、望みたくはない人生の結末を迎えてしまった。

夢、理想を描き、うまくやりたい、儲けたい、金持ちになりたい、
人よりも楽をしたい、豊かにくらしたい……。
人は少なからず、そう願うのに、必ずしもそうはいかない。

それにこらえて生きるのが、普通なはず――。
これは、国が異なっても、民族が違っても、時代が変わっても、
同じではないのだろうか。

転落した中国人留学生たちの人生は、反面、人間の、生き方に
共通する危うさがこぼれ、転がってしまったもの――などと、ふと考えた。

                    ※※

末筆に、幼い2人を含めた被害者のご冥福を祈りたいと思う。



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※情報ソースにはニュースサイトのほか、河北新報KD(データベース)を使用しています。
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by yodaway2 | 2005-05-20 14:23 | 社会の問題、世相さまざま
郵政民営化、特別委の設置可決。――この間、たったの1分!(速報)
衆議院本会議が今日午後1時40分過ぎから開かれ、
郵政民営化法案を審議する特別委員会の設置が、
与党、自民、公明による賛成多数で可決した――とのニュース。
民主党、社民党は予定どおり、欠席した。共産党は出席して反対した。
・共同→郵政特別委設置を議決。民主、社民は欠席(05月20日 13時52分)

                    ※※

午後1時から開会――とのことで、ずっとインターネット、
衆議院TVを立ち上げっ放しにしていた。

午後1時40分に音声が入り、画像が動き出した。
議場では与党席、共産党席に、議員が着席しているが、
間の民主、社民の席はぽっかり、空席。

41分過ぎ、河野洋平衆院議長が、議長席の後ろ、深緑の幕の影から。着席。

42分。
「これより会議を開きます。
特別委員会の設置につき、お諮りいたします。
郵政民営化に関連する諸法案を審議するため、委員45名よりなる
特別委員会を設置いたしたいと存じます。
賛成する諸君の起立を求めます。……起立多数。よって、そのとおり決まりました。
ただいま議決されました特別委員会の委員は、追って指名いたします」

議事進行係、梶山弘志議員。
>「ぎ、ちょーぉーー。(議長――)」

「梶山弘志君」

>「議事日程は延期し、本日はこれにて散会されることをのぞみまーーーーぁす!」

「梶山弘志君の動議にご異議ありませんか」
議員席から「なぁし、っ!」――の声。

「ご異議なしと認めます。よって動議のとおり決まりました。
本日はこれにて散会いたします」

                    ※※

この間、およそ1分――、たったの。

これで、今国会、最大の対決法案、郵政民営化法案の、
国会審議に、幕が切って落とされた。

                    ※※

河野議長は一礼、再び後ろの幕の影へと消えた。
議場内からは早くも議員たちが退席していた。
これから……、現政権最後の、ファイナル・マッチになる。


                    ◇◆

今回のエントリーで、民主党、社民党の本会議欠席には、あまり触れない。
民主党、社民党は今後の審議に対しても拒否することが予想される。
その異様さ、おかしさについては、過去のエントリーで取り上げている。
お時間があればお読みいただけると、うれしい。
・当ブログ→霞ヶ関、更迭のバラード…!郵政民営化、憤怒の舞台裏。(2005年05月17日)


※この項、短信にて失礼。これだけで、UP!
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by yodaway2 | 2005-05-20 13:52 | 風雲急!政局と選挙