週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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<   2004年 04月 ( 21 )   > この月の画像一覧
遅ればせながら柏村発言
更新を少ししない間に、気になることはたくさんあった。
そのなかでも27日に報道のあった自民党参議院議員の柏村武昭氏の発言は
遅ればせながら、ひと言だけ記録しておきたい。

柏村氏はイラクで人質にされた日本人について、国会の委員会において
「人質の中には自衛隊イラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。
仮にそうなら、そんな反政府、反日的分子のために血税を用いるのは
強烈な不快感を持たざるを得ない」
と発言したという。(読売新聞による)

「反日的分子」……すごい言い方だと思った。
普通、なかなか使わない言葉だよね。
これでは一理あることも一理あると受け止めてもらえなさそうだ。

人質にされた方々に対する批判は、実は本人たちが引き起こしたというよりも、
もともと、家族の姿勢、発言にきっかけがあったように思う。
本人たちの責任を省みることを求めたとしても、
それは決しておかしな話じゃなかった。

いずれにしても、批判の多くが、家族の言語感覚に対する反発でもあったと思う。
そして柏村氏の発言も、言語感覚の奇異さでは、たぶん家族と変わらない。

私自身、とても鼻白いでしまい、彼の発言に接して、
ちょっと言いたいことが言えなくなってしまった。
国会議員のカシムラさんには失礼かもしれないが、
おんなじだとは思われたくないな、と。

それにしてもイラクは混乱から先が見えない。
たしかに何か起きてからでは遅い。
自衛隊を呼び戻せるなら呼び戻したい、コイズミさんだって
そう考えているに違いないのだが…………。
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by yodaway2 | 2004-04-30 10:22 | 日本とイラク、どうなる
人質事件のカメラマン、事実かどうか……?
日本人人質事件関連、下記のサイトについて、事実を反映しているものかどうか、
どなたか、お教えいただきたい。
事実とすれば、やはり行動に問題があると思うのだが……。
http://2.pro.tok2.com/~higashi-nagasaki/g_a/G53-46.html
HOME
http://2.pro.tok2.com/~higashi-nagasaki/index.html

                    ※※※
上記、URL、なぜかうまくリンクしませんので、ブラウザで別ページを開き、
コピーペーストしてください。「人間の盾」についての記事です。
http://2.pro.tok2.com/~higashi-nagasaki/g_a/G53-46.html

なお、HOMEのイラク関連から行くことは、もちろんできるはずです。
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by yodaway2 | 2004-04-21 14:02 | 日本とイラク、どうなる
イラク人質事件、批判は悪いことか
仏ルモンド紙が今回のイラクでの日本人人質事件について、
人質バッシングが起きていると論評した。
最初に朝日が伝え、他のメディアもこれに続いている。
米国のパウエル長官の発言も同じだ。

事件が一応の決着をみたこともあるのだろうが、Y掲示板サイトの書き込みも
あっという間にペースダウンし、かつ人質に批判的だった意見は少なくなり、
逆に批判した意見を批判する意見が多くなっている。
ブログサイトも同じ傾向かもしれない。

掲示板を巡った自作自演説について、もともと、これはあり得ないと話だったと
考えてよいと思うし、これはほんとうに誹謗中傷だろう、きっと。

当初に家族が繰り返した言い分、政府への要求、政治的主張に
疑問を感じ始めたのはメディアではなかった――との印象を持っている。
掲示板サイト、ブログサイトには耳を傾けて良い意見も多かった。
それに何より、メディアが無視、素通りしようとした人々のホンネが見えた。

3人+2人が同じ条件、同じ目的でイラクに出掛けたとは言い難いはず。
ボランティアは女性、青年(ライターと称しているので?)、
後の事件のW氏(NGO職員、原稿を書いていたようなので?)の3人。
後の2人は、政治的主張はあったかもしれないが、結局は仕事だった。

共通していることもあるかもしれない。
政治的な傾向も似ていたと思うが、共通していたのはきっと次のこと。
これは人質にされた方々だけではなく、誰でもそうなのだろうが、自己実現の欲求。
結局はこのことが一番大きかったのじゃないか。
そして彼らは、その対象をイラクにした。

自己責任論がいま、逆に批判されつつあるけれど、
仮に人質になった方々に自己責任を求めたところで
責任は取れないのではないかと思う。
以前の記事にも書いたが、したがって「自己責任論」は言わない。

先の3人の家族と同じように、結局、政府はどんなに勝手なことを国民がしても、
救出して当然だ!――と言い募られる。
自己責任を求めたって、結局、この方たちに限らず、日本ではそうなる。
それに3人の家族は、ついでに自分たちの主張まで繰り広げ、
それが人々の反発、批判を駆り立てた。

人質のうちの一人はサイトで「戦場は楽しい」とのたまわっていた。
簡単に言えばオフザケモード。そんな方も含まれているんですよ、
武装グループから日本政府へのメッセージを、口頭で預かって帰ってきましたが。
(ソースはお探しください。ブックマークまでしていませんので)

そんなにご立派なのかな……やっぱり自分勝手な人たち、
家族だったのではないか。
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by yodaway2 | 2004-04-21 12:19 | 日本とイラク、どうなる
北朝鮮問題、山崎氏の密使役はバレたが。
今月初め、拉致家族の帰国問題を話し合おうとして、
極秘裏に北朝鮮側と会談した山崎拓氏、平沢勝栄氏の行動について、
この問題を政府側で担当する中山恭子内閣参与が
講演の中で強く批判、不快感を示した。

そして会談の目的を
「特定船舶入港禁止法案を阻止する工作活動の一環だった」と切り捨てた。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040420AT1E2000G20042004.html


中山参与が不快感を示すのは立場上、当然とも思うが、
政治のプロ中のプロであったはずの山崎氏は形無しだ。

後日の新聞記事によると、山崎氏らの行動は、
どうやら首相にも予め伝えれていたようだ。
そして、表ざたになって「ばれないと言ったじゃないか」と、
首相は山崎氏をなじったと言う。

つまり山崎氏は、事実上、首相の密使役だった可能性がある。
そして接触は北朝鮮側からあり、
当初、北朝鮮まで来てほしい――とのことだったらしい。
山崎氏らは、言わば呼びつけられた格好だが、
それには応ぜず、結局、中国の大連で会談に及んだ。

それにしても、この問題、被害を被っているのは日本だ。
にもかかわらず、お願いにこちらから出向かなければならないとは……。
そこがまず、根本的におかしい。

この問題では、日本にも家族にも、まったく非はない。
こちらに呼びつけて、家族を帰せと言うのが筋ではないか。

北朝鮮は米国大統領選挙をにらんで、
核開発をめぐる6カ国協議をさんざんサボタージュし、
かつ日本人拉致の問題についても外交カードにしている。

いますぐに解決に動く気配は少ないように思われるのだが……、
山崎氏らによる会談の成果は現れてくるのだろうか……。
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by yodaway2 | 2004-04-20 19:09 | 北朝鮮問題、どうする
イラク人質事件、アメリカなら何もしない?
今回のイラク人質事件について議論が止んでいない。
このことについて、先ほど届いた元衆議院議員の愛知和男氏(落選→引退)による
ニュースレター(メルマガ)が興味深い指摘をしているので紹介したい。
「アメリカで同様な事件が起きたときには、政府は基本的に何もしない」――と。

http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000102398

念のため、もう少し長く引用したい。

「今回の人質事件でも、危険を承知の上で出かけた人なのに、
政府は彼らを救うために全力をあげて当然だという風潮が国中を支配した。
アメリカで同様な事件が起きた時は、政府は基本的には何もしない。
アメリカでは政府の命令で出かけて災難にあった場合だけ
政府が救済に乗り出すのである。」

イラクに出掛けている方々も結局、今回のように、最後に政府を頼る以上、
「自己責任」の言葉は、言う側も言われる側も、あるいは自ら言うとしても、
空疎じゃないのかナ。
よって、その意味から、私はその言葉を使いたくないのだけれど。

つまり、日本人に自己責任は難しいような気がするのです……。
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by yodaway2 | 2004-04-20 17:58 | 日本とイラク、どうなる
イラク人質事件とインターネットの力
インターネットの世界に、イラクで拘束された人質を批判、そして誹謗中傷する
意見が多いとして、今度は批判することを批判する意見が出て来ている。

合わせて5人の日本人が人質になった今回の事件を振り返ってみると、
さまざまな意見――批判、擁護が激しく交わされたのは、おおかた、
最初の3人だったと思う。後の2人は比較して静かだ。

では、なぜ3人だったのだろうか……?
それは家族の発言、行動の奇異さに、少なからず人々が
違和感を覚えたことに端を発している。

インターネットは基本的に匿名の世界だ。
話題になった掲示板サイトも、特殊な立場の人間を除けば、
どこの誰が書き込んだものかわからない仕組みになっている。
もちろん、名乗るつもりになれば名乗ることはできるが、
セキュリティの上からそんなことをする人間はまずいないし、
それが常識でもある。

しかし、だからと言って、そこで交わされる意見、会話に
価値はないのだろうか?

3人の家族がみな同じではなかったかもしれない。なかでも突出したのは
女性NGOの兄弟、18歳青年の両親の発言だったような印象がある。
彼らの発言には政治的な主張が込められ、「自衛隊撤退」を声高に叫んだ。

ところがインターネットの世界では、こうした家族の主張とはあべこべに
自衛隊の撤退に賛同しない意見が圧倒的に多く、本人たち――と言うよりも
家族に対する反発、批判が噴出した。

自衛隊撤退は犯行グループが解放の条件に掲げてきたものだが、家族たちは
それを繰り返し実行するよう政府に迫り、デモを行った。
本人たちの行動の責任には、当初、ほとんど言及することもなしに。

当初、マスコミはそれらを映像にして、記事にして流しただけだったのではないか。
それもおびただしい量にして……。
「恐れていたことが起きた」「自衛隊派遣が民間人の誘拐という
最悪の事態になって現れた」などと、家族と大同小異のコメントを付けて。

拘束中の3人のようすは、犯行グループが最初に撮影したビデオ映像を除いて、
解放されるまで伝えられることはなかった。
したがって、拘束された3人が自分たちで日本に
メッセージを送ってきたわけでもない。

だから人々の間に起きた反発や批判は本人たちと家族を混同している部分がある。
ただ、犯行グループよりも自衛隊を派遣した小泉政権が悪い、
だから自衛隊を即時撤退させよ――とした、家族の主張、論理に多くの
人々は乗らなかった。
少なくともインターネットの世界の議論では、だが。

良い悪いの議論はさておいて、かくして意見の多くが、家族らによる
あまりにすばやく見事な政治的主張、政治思想と、
背後で影響を与える特定の政党、グループの存在を直感的に嫌悪し、
3人や家族に批判的な意見が多く占めるようになったのではないか。

世論をつくる上でマスコミの力は絶大だし、
これからだってそれは、たぶん変わらない。
でも、人々のホンネがインターネットの世界にこぼれだすことがある――。
そして、独占的に権力を振るってきたマスコミに対して、
ときには対抗することだってある。

それを感じさせたのが、今回の事件だった。

               ※※※

家族たちやイラクの犯行グループにオススメいただくまでもなく、
ほんとうに、自衛隊は1日も早く日本に帰還すればよいと思う。
それは、小泉首相だって望んでいるに違いない。
政府だって自衛隊を出したくて出したのではないはず。
本来なら、リスクは負いたくないに決まっているのだから。

日本にとって苦しい時間は、しばらく続きそうだ。
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by yodaway2 | 2004-04-20 13:11 | 日本とイラク、どうなる
口頭で託された声明……??
解放された2人に託された口頭のメッセージ、少し胡散臭さがあります。
自衛隊云々は先の3人を巡った声明の影響か、
彼ら2人から持ちかけた議論の結果かもしれません。
考えは考えとして認めたいのですが、やはりどこか違和感があります。

仏ルモンド紙が日本人人質の行動を評価したと、
朝日新聞が伝えているようです。
仏紙は人ごとのよう。それを伝える朝日はまってましたとばかりで、
意図が見え透いてます。

2つ前の記事に書きましたが、国際政治の冷徹な論理のもとにあって、
駆け引きして解決できたのが今回の事件です。
私は自衛隊の撤退など、もともと条件でもなんでもなかったと思います。
人質にとられ、決して自分の力ではなく解放され、
さらに政治主張はしてほしくないものです。

自衛隊撤退→米軍撤退と、このロジックについてずいぶん宣伝されてしまいました。
かの国のグループの方々に使える――などと思われるとたら、
とんでもない話です。
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by yodaway2 | 2004-04-18 01:18 | 日本とイラク、どうなる
自衛隊は意図せざる脚光を浴びた
消息を絶っていた安田さん、渡辺さんが解放された。……よかった。

でもですね、イラクにはまだまだたくさんの勇気ある、日本人の方々がいたり、
あるいは、いまなお入国を試みているとのこと。
誘拐されないように願うばかりです。

今回解放されたお2人、家族も落ち着いたようすでしたし、
ご本人たちも、テレビで見る限り、良識を感じます。

それにしてもイラクの聖職者協会、武装グループとものすごいパイプです。
?と考えては感謝が足りないかもしれませんが、やはり
よくわからないですね、ちょっと。

ただ、今後のイラクの復興、政治体制の構築に、
影響力を高めていくのかもしれません。
武装勢力……と書きましたが、米国、CPA、日本との間にも
パイプは太くなったわけです。
これはお互いに有効に活用できそうです。

とりあえず、一件落着!なのですが、イラクは混迷のさなか。
日本人の拘束で、逆に自衛隊は、イラク国内で
意図せざる脚光を浴びてしまったのではないでしょうか。

自衛隊の方々からすれば、いらぬ宣伝をされてしまい、
活動に難しさ、厳しさを増した――と言うことです。

政治的主張はさておき、
結果的に同じ日本人のリスクを高めているとすれば、
彼ら自身、いかに生命の危険に遭ったとしても、
やはり、彼らの行動には決して共感できません。
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by yodaway2 | 2004-04-17 18:14 | 日本とイラク、どうなる
目的はファルージャからの米軍撤退。自衛隊じゃない。
共同通信が伝えるところでは、解放された高遠さんの話として、
武装グループのメンバーたちからは、サマワに展開する
自衛隊についての批判はほとんど聞かれなかったという。

http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2004/hostages/news/0417-169.html


●ほとんど出なかった「自衛隊の撤退」

拘束=誘拐されたあとの最初の声明で、彼らは
3日以内に自衛隊は撤退せよ。さもなくば一人ずつ焼き殺す――と、
自衛隊撤退を人質解放の第一条件に突きつけてきたはず。
それがなんと、拘束中、その話はほとんど出なかったという。
ちょっと信じがたい話だ。

彼女の証言によると、会話のなかに出てきたのは
米国のファルージャ攻撃に対する民衆の怒りだった。

日本を含めて、諸外国の民間人が相次いで誘拐、人質に取られているが、
やはりその原因は米国の強硬な統治政策、さらにはファルージャにおける戦闘が
一番の原因とみるのが妥当だ。

●事件発生直後に停戦。その影では?

この分析は事件発生の直後から、実は政府関係者、そして米国の政権に
共通する認識となっていたのではないか。
つまり事件の起きたファルージャからかなり離れたサマワに展開する、
日本の自衛隊の存在など、彼らには、もともとあまり関係がない……と。

外国人の誘拐は、ファルージャの攻撃を止めない米軍への、
彼らの最後の抵抗手段だった。

米国にとって、日本と日本の自衛隊はアキレス腱だ。
日本に、もし万一にでも自衛隊を撤退されてしまったら、今度こそ
ほんとうに米国は国際社会で孤立してしまいかねない。

事実、米国の判断は早かった。
ファルージャにおいて、モスクまで攻撃対象にしていた強行策を、
たちまち転換し、停戦してしまった。
日本人3人が拘束されているなかで、米軍は包囲網こそ解かなかったが、
その動きをピタリと止めた。

●解放は 「アラーアクバル」のプラカードを見たからじゃない

その影では、きっと日本政府の働きかけもあっただろう。
自衛隊云々なんかじゃないのだ。
日本は米国に言ったはずだ。日本人が拘束されているが、
このことは決して日本人だけのことではない。
米国にとっても当事国にとっても防御しようのない、
民間の外国人が標的にされている。
彼らの要求はファルージャからの撤退だ。どうにかならないか、と。

米国は6月の政権移譲を控えるこの時期に、
4人の米国人殺害事件を裁くこともできないこの時期に、
威信の揺らぐ撤退は呑めないとしても、
同盟国の窮地を放っておくことはできない。
放っておけば、そのツケは自分たちに跳ね返ってくる。

本国からの指示に違いないが、米軍は止まった。
解放は一度出た予告からかなり時間が経ってからのものになったが、
そこにはおそらく、武装グループ自身の身の安全に加えて、部族や周囲が
停戦のなりゆきを見極めていた点もあったのではないか。

なお、イタリア人も誘拐、拘束されているが、悲惨なことにも人質が殺害された。
ただ、武装グループは日本人3人とは異なり、拘束したイタリア人を明らかに、
軍関係者(傭兵)と見ているように思われる。
その意味では、日本人3人が純然たる市民であったことが幸いした。

3人は解放された。しかしそれは、解放の声明にあった日本のデモのなかに
「アラーアクバル(神は偉大なり)」のプラカードがあったためじゃない。

●声明文の中身には、やはり怪しさが……

さて、ここで気になるのは武装グループの声明文の中身。
以下のページに、テレビに出演しっぱなしの大野某氏が所属する、
シンクタンク・中東調査会による分析が掲載されている。

http://www.meij.or.jp/information/Country%20Profile/iraq.files/20040413iraq.PDF
※コピペでお願いします。

ようするに、声明はアラブ語を母国語とする人間が書いたものとしては不自然だと。
中身もアラブの人が書いたにしては不自然だと。
事の真偽は、これから解明されていくのかもしれない。
あるいは闇のなかへと隠されていくのかもしれない。
ただ、いまの段階で声明文を振り返っても、
日本の自衛隊撤退を強烈に求めたロジックには、
どうしてもすっきりしないものがある。

仮に、母国語としない人々が今回の事件にかかわっているとしたら、
それは一体、どのような人間か?
アルカイダは母国語のはず。ならば……?

私はネットの掲示板で出回っている自作自演説について、
これはあり得ないと考えている。
その一方で、武装グループがファルージャという一つの地域の、
一般の市民から構成されているとは考えにくいとも思う。

元情報は見失ったが、米軍は旧フセイン政権の情報組織が
関与している――との見方をしているとの報道があった。
でも、そうだとしても、それはやはり母国語を話す人々なはず。

それに旧フセイン政権の情報機関……としても、ロジックはおかしい。
それなら、米軍の武装解除、ひいてはイラクからの撤退を、
彼らの狙い通りに、ストレートに突きつければよいのだから。
武装グループに背景がないとは言い切れない。

まず、3人は解放された。それはほんとうによかったのだが、
それでも釈然としないことは、多い。

               ※※※

●消息不明の2人の情報が少ない

消息不明となっている2人について、報道される情報が少ない。
一刻も早く解決されるように祈りたいと思う。

●クバイシ師、イラクの新たな調停者に?

今回の日本人人質事件で、イラクの聖職者協会(スンニ派)、
そしてクバイシ師の名が躍り出た。
フランス人、ロシア人、中国人など、他の外国人誘拐事件でも、解放にあたって、
クバイシ師が同席している姿がテレビに映し出された。

米国の占領政策が行き詰る中で、そして政権移譲を目前にして、
この協会とクバイシ師が、新たな仲裁機関として浮かび上がりつつあるように
思うのは期待のしすぎだろうか。

今回の事件においても、日本がクバイシ師らとのパイプに頼ったことは、
当然のことながら、CPA(連合国暫定当局)も承知していたはず。
あるいは逆に、CPAもからんでのことだったかもしれない。

クバイシ師は反米の立場を取っていると言うが、
米国との間にも信頼関係が生まれつつあるのかもしれない。
米国からすれば使えるカード?として。

テレビでは温和そうで、なかなか紳士的な人たちに見えます。
私も「嫌いになれません」。^^;

●警視庁のテロ対策チームの動きが気になる

警察庁のテロ対策チームが相沢副大臣に随行する形で現地に入り、止まっている。
これは交渉決裂、強行突破を視野に入れてのシフトだったと思う。
それ以外にも役割を担っているだろう。
ロシアの新聞は「日本の特殊部隊が救出に向かった」と報道したそうだが、
それはさておき、気になる。

●米、国連主導に転換。国務省は巻き返せるか。

今朝の朝刊に、米国がイラクの主権移譲について、
国連主導に政策転換したとの記事。
なぜもっと早く、なぜ最初からそうしなかった……と思う。
日本はますます声を大きくして、同盟国に助言しなければならない。
そうすれば、自衛隊の方々も早く任務を終えることができるかもしれない。

もともと、今回のイラク戦争では、米政権のなかで、
開戦前に国務省と国防省(及びネオコン)が激しく対立していた。
ここへ来ての政策転換は切羽詰ってのことだが、国連主導となれば、
国務省のセンスで少しは修正、巻き返せるかもしれない。
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by yodaway2 | 2004-04-17 14:19 | 日本とイラク、どうなる
3人が解放されて、2人がまだで……。
イラクで武装グループに拘束されていた3人が解放された。
それと入れ替わるように消息を絶っている2人はまだだ。
だから、手放しで歓声をあげることはできないはず。

この1週間、3人――というよりもその家族の映像に、国民は釘付けになった。
批判はしたくない。しかし、解放された今も違和感は強い。
ひとり、カメラマンの母親は常識をわきまえている感じなのだが、
女性と18歳の青年の家族は、やはり奇異に思えた。

今朝の産経新聞の社説でもふれているが、11日の犯人側からの解放の予告に、
家族は「世界中の仲間に対して心からの感謝をささげます」と声明した。
そこには国、政府への感謝の気持ちは、やはり込められていない。

家族によって繰り返された政府批判は、「支援者」による政治運動に広がったが、
その一方で、本人たちの責任を問いただす姿勢は、少しも見られなかった。

生命の危機に遭遇した方々を、たしかに批判はしたくはない。
しかし、他の邦人2人が消息を絶ち、そして「世界中の……」と言うなら、
イタリア、米国など他の国々の方が、やはり今も武装グループの手によって、
誘拐、拘束されていることを思うべきだ。

この人たちは、「世界中……」などと言うが、結局、
自分たちのことしか見えていないのではないか。
手をたたいて、自分の家族の無事だけを小躍りして喜んでよいのか。

それにしても3人は、きちんと帰国するのだろうか……。
カメラマン氏は「まだ写真を撮っていないので、このまま
イラクに残りたい」と言っているそうな……。

今回の事件でどれほどの国民の税金が使われていくのだろうか。
やはり気になる。

税金を払うのに苦しんでいる国民も多いというのに、
皆が年金が削られていくことに不安を覚えているのに、
景気が回復したなかで失業した方々も少なくないと言うのに。

自己責任――彼らと同じように考える方々に、そう、求めることもできるのだろうが、
結局、何かの事件に巻き込まれれば、国は動かざるを得ないし、
大勢の方々に混乱が及んでいく。
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by yodaway2 | 2004-04-16 10:30 | 日本とイラク、どうなる