週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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カテゴリ:社会の問題、世相さまざま( 168 )
人間!それでは悪いのだ――TBSも捏造(ヤラセ)だって。。。
関西テレビ、「発掘!あるある大事典Ⅱ」の余震がおさまらない中で、
TBSからも番組内容の捏造、ヤラセが飛び出した。
TBS「風鈴学習塾」はやらせだった [日刊スポーツ 02月09日 10時29分 ]
・TBSの情報番組で調査を開始 総務省、不適切な表現で [ 共同 02月08日 13時14分 ]
・総務省 TBSの演出を調査へ(NHK、8日)

今月3日に放送した情報バラエティ 「人間!これでいいのだ」 の中で、
「風鈴」がハイパーソニック音という特殊な音であるとし、
都内、学習塾で活用されているようすが放映されたのだという。

それが、スタッフによる、まったくの捏造、ヤラセ、ウソ、だった。

                ※※

番組を制作している連中は、ほんとうに深く考えていないのだろう。
ほんとうか、ウソかなんて、まったく関係ないとは言わないまでも、
それらしければ十分で、あとは、じゃんじゃん煽ってしまえばいい――と、
そんなふうな感覚でいるんじゃないか、、、

情報も、完全に流行の対象と見ていて、自分たちのイタズラで、
人々が右往左往してしまうのを、けっこう、楽しむような感覚を
持っているんじゃないか――と、ウタガイタクナル。

もちろん、視聴率稼ぎに追われていて、
捏造、ヤラセという禁断の果実を、
それが悪いと知りつつ、食べてしまうこともあるだろう。

とにかく、そんな体質なのだと、やっぱり、ウタガイタクナル。

                ※※

こう言っては何なのだけれど、いま、問題になっているのは、
どちらも情報バラエティ番組――、「納豆(ダイエット効果)」や
「レタス(安眠効果)」、「風鈴」であれば、けっこう、
まだ、かわいいハナシだと思う。

納豆の食べすぎで、あべこべに太っちゃっても、たかが知れているような気がする。
レタスの食べすぎで、夜中にトイレに起きて、寝不足になったとしても、
まあ、次の日にはそれほど響かないのじゃないのか。

「風鈴」の音がうるさくて、先生の話に集中できなかったりしても、
家に帰ってから、静かなところで勉強しなおせばいいのだ。
(でも、取材された学習塾の生徒の方々、うるさかっただろうね。w)

けれども番組を制作し、電波に乗せる放送局は、一方で報道機関――。
総務省から再調査を求められている関西テレビ、
また、「あるある――」の問題発覚後に「これでいいのだ」を放映したTBS……、
報道機関としてであれば、やはり批判されても仕方ない。

                ※※

――と、わが家の中を振り返ってみたら、
夏に、軒先につるしていた風鈴、しまうのが面倒で、
かもいの端に、ちょんとぶら下げっぱなしにしていた。

わが家を取材していただければ、吊り下げていることだけは、
ウソにならなかったのだけれどね。

今回のエントリーは、「休憩」になっちゃった。。。かナw


                ◇◆

<追記、18:15>
TBS、「これでいいのだ――」では、研究者の論文を無断使用していた、とも。
・TBS情報番組が論文無断使用で謝罪 [ 日刊スポーツ、02月08日 10時29分 ]

ほんとうに、いいかげんなのかも。視聴率競争や時間に追われているのだろうけれど。
他局はどうなのだろう、制作現場には共通の問題がありそうだけれど……?

                ◇◆

<追記、その2、9日19:00>

●総務相、法改正検討の意向を表明。――こうなってくると、ハテナ?

あるある捏造問題について、昨日、9日の衆院予算委員会で、
菅総務相が法改正検討の意向を表明した。
こうした展開になることが、いったい、誰の利益になるのか、
妙な展開にならないよう、放送局も、ちゃんとやればよいだけだ、と思うのだけれど。
以下にソース貼り付け。

・「あるある」捏造、再発防止のため法改正も…菅総務相(9日22時10分 読売)



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かなり難しそうですが、ありのままに、こつこつ書いていきたいと思います。^^
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by yodaway2 | 2007-02-08 17:11 | 社会の問題、世相さまざま
JR福知山線事故、企業体質のせいでないと副社長。――え?聞き間違い?
05年4月に起きたJR福知山線、脱線事故について――。
今日の午前、国土交通省で事故原因などにかかわる
意見聴取会が開かれ、JR西日本の副社長が
当時の列車ダイヤについて、次のように公述したのだという。

「ダイヤ設定は標準的で、定時運転は可能だった」

また、問題視された、運転士への日勤教育についても、
「必要かつ有益で事故原因と結び付けるのは不適当」と述べた。

事故の原因については、同省航空・鉄道事故調査委員会が
無理なダイヤ設定などが運転士の焦りを招いた可能性があると指摘したが、
JR西日本側は、公式の場で、この見方を否定した。

職場環境についても同様で、いわば、
事故は企業体質のせいでない、と主張した。

複数紙の内容が一致しているので、
記者たちの聞き間違いではなさそうだ。

・<福知山線脱線>JR西、企業体質との関係否定 意見聴取会(毎日、1日)
・JR西副社長「日勤教育は有益」 尼崎脱線事故で、意見聴取会(共同、1日)

                ※※

事故では107人もの方々が犠牲になった。

おそらく、まだ賠償なども済んではいないはず。
それゆえ、そうした事情も背景にあって、
企業体質が事故を招いた――との見方には、企業としては、
やはり受け入れることなどできない、というほどのことではないのか。

刑事裁判であれば、否認、ということになる。

では……、JR側の見解どおりとすれば、
いったい、なぜ、事故が起きたのか、防げなかったというのか?
運転士が悪かった、とだけいうのか?

今日の意見聴取会では、遺族や被害者ら146人が傍聴したという。
怒りをこらえていたに違いない。

※当ブログ、過去のエントリーから。お時間があれば、どうぞ、お読みください。
・脱線、緊迫の瞬間――。運転士、車掌の心をよぎったのは何か?(05年4月30日)


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by yodaway2 | 2007-02-01 16:56 | 社会の問題、世相さまざま
あるある捏造;して、のうのうと生きているヤツラがいるのではないか。
二度あることは三度ある……という言葉がある。
小学生でも知っていそうな慣用句だけれど、
それがそのまんま、当てはまってしまったのが、
あるある大事典の捏造事件――。

今回の納豆ダイエットだけでなく、
平成10年に放映された同番組、レタスの催眠効果でも
同じような実験データの捏造があったとのこと。
当時、実験を依頼された大学教授が
いまになってだが、曝露した。

・「あるある大事典」 平成10年 レタスでも捏造 実験結果無視し「催眠効果」
  (サンケイ、29日)


・98年にレタスも捏造「あるある」 研究者証言(iza、29日)


                ※※

こうなってくると……、誰しもが
まだあるんじゃないか、もっとあるあるに違いない、
と考えてしまうのは、当然のナリユキ。

番組制作の舞台裏はどんなんだったのだろう。
制作現場にのしかかる視聴率の重圧、下請けへのしわ寄せ。
ごまかしても通用してしまう大雑把、どんぶりなテレビ界の体質……。

とてもザンネンだけれど、この番組も、そんなものに、
もみくちゃにされていたのではないか、と思えてきた。

                ※※

データの捏造に手を下した下請け制作会社の
責任はもちろん大きい。――自分たちの仕事を維持するために、
つまり地位やお金のために、不正への感覚も麻痺したのかもしれない。

けれども、その一方に、現場をそのように追い込みながら、
自分たちは安全な場所にいて、のうのうとあぐらを掻き、
余裕しゃくしゃく、人生をエンジョイしてきた者たちが
いたりしたのではないか。

迫る制作期日、思い通りに出ない成果……、
しかし、現場に届くのは激励や智恵ではなく、
叱声ばかりだった……と、想像してみた。

                ※※

ことはテレビ界だけじゃないと思う。
現場、下請け、末端に圧力をかけ続けるのが仕事と
勘違いしている人間が、そうしたエライ企業の人々には、
案外、けっこう多かったりする。

それが、実は、世のなかの構造であったりする。

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「ニュースの圧縮ファイル」は「週刊!Tomorrow's Way」に統合しました。
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by yodaway2 | 2007-01-29 00:00 | 社会の問題、世相さまざま
そのまんま東、眼光に、なかなかの鋭さあり!
宮崎県知事に、大方の下馬評を裏切って当選した、
そのまんま東氏が初登庁した、とのニュース。

宮崎県庁に白いワゴン車で到着。
大勢の職員が出迎える中、座席から降りたその姿は、
作業ジャンパー風だった。

花束を受け取り、正面玄関の階段を上がって振り向いた。
深々と一礼。ほとんど、腰が直角に折れた。

それは、居並んだ職員を前にしてのものだったけれど、
当然のことながらメディアを通して伝えられる、
自分の姿を意識したものだったはず。

そして、講堂らしき場所での、幹部職員を集めての初訓辞。
上下を、きちんとした背広に着替えていた。

歴史の話――。織田信長が斉藤道三と初めて会う際に、
道中、奇妙奇天烈、奔放ないでたちで進み、
いざ、会見の場には威儀を正した正装で臨んだ。
重ねるのはオーバーかもしれないけれど、
ふと、思い出した。

                ※※

そのまんま東氏の初訓示、幹部職員と
テレビカメラ、記者たちに向かって、聞かせどころを、
こう、つくった。

「わたしはまったくの素人。『新入社員』として意見をぶつけ、
いろんな意見を聞きたい。……県庁内に裏金はありますか。
もしあれば早期にうみを出したいので、自分の意思で
早めに出してほしい。後で出ればまた恥だ」

早めに出してほしい……、言葉を和らげて見せたけれど、
目つきには、なかなかの鋭さがあった。

                ※※

49歳。ドラスチックに芸能界から政治家へ。
それも汚職で前知事が逮捕された自治体のトップに。

しかし、そのいっぽうで、かなり早くから
政治への転進の道をさぐり、機会を探ってきていたかのふう。
志も策も秘めているものと、いまは期待したい。

守旧派に負けんなよ!


※追記/そのまんま東氏は知事就任後、
芸名ではなく「東国原英夫」の本名を使用。
ホンキを演出している。

・「裏金あれば自ら出して」=東国原知事が就任あいさつ-宮崎(時事、23日)


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by yodaway2 | 2007-01-24 16:43 | 社会の問題、世相さまざま
不二家問題;空っぽのたなでペコちゃんだけが……。
不二家の消費期限切れ原料使用の問題――。
発端の埼玉工場から出荷された消費期限延ばしのプリンは
10万個にも達していた、とのニュース。

ただし、この数字は、問題となったプリンに限ったもの。
昨年10月25日から12月25日までのこと、とのこと。
しかも埼玉工場出荷分、とのこと。

                ※※

昨日、近くのスーパーで買い物した。
菓子売り場の棚……、やはり、不二家の商品は
もののみごとに消え去っていた。

そこにあったはずの場所では、
ペコちゃんのディスプレイだけが残っていた。
棚はすっかり空っぽになっているというのに、
なぜか、電気仕掛けで動いていた。

・不二家埼玉工場、プリンの消費期限延ばし出荷10万個

                ※※

今回の事件が発覚してからまだ1ヶ月そこそこと思う。
しかし、不二家の前途を危ぶむ観測があふれ、
事実、再建策が取りざたされている。

そもそも、この不祥事が明るみに出たのは、
内部告発からだったのだろうか?

菓子業界の老舗、一流どころが、
あっという間に運命を変えようとしている。

ギギギギッ……、ギリギリギリッ……。
きしむ音が伝わってくる。


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by yodaway2 | 2007-01-24 16:41 | 社会の問題、世相さまざま
荒川、金メダル!――クライマックスで、ついに女神を呼び込んだ。^^
★追記、25日09:30/いま、TVで荒川静香選手のエキシビションを見た。
ほんとうに、自分の世界をつくり上げているんだ……、と思った。
外国メディアが荒川選手を「完璧な演技、深い表現力」と評した。
東洋のオーラが会場を振るわせているようでもあり、神秘的にも思えた。

                ※※

トリノオリンピック、女子フィギュア、荒川静香選手の金メダル――!
その演技、何度、テレビで見ても、見飽きない。

朝、起きて見た、午前中、一息ついたときに見た、
NHK、お昼のニュースで見た、午後、BSで録画を見た、
午後7時のニュースで見た、午後10時、NHKニュース10でも見た。

何度見ても、何度見ても、見飽きない!!――よかったあ!

                ※※

朝、おはよう、おはようございます、とあいさつする。
ふだんならそうするのだが……、今朝は違っていた。

おはよう抜きで始まった――、
「金メダルだったね!」「うん、金メダルだねッ!」
「金メダル、感激!」「うん、金メダル、すごい感激!」

                ※※

筆者は女子フィギュアの演技、まして、採点法なんてわからない。
でも、ジャンプの度にドキリとし、ほっとし、感激した。
そして後半のステップ……、あまりの巧みさに、華麗さに、
背筋がゾクゾクっとした、鳥肌が立った。

ストレートライン・ステップ、というんだそうな…。

                ※※

1998年、長野オリンピックに16歳で初出場、13位。
しかし、次のソルトレーク・オリンピックでは出場権を逸した。

2004年の世界選手権で優勝、復活。
ところが2005年のグランプリシリーズでは3位、3位…と続き、
昨年の世界選手権では9位と、思い通りにいかなかった。

さらに、今日のニュースでも繰り返し触れられていたが、
採点法が変更になり、荒川選手のトレードマーク、イナバウアーが
得点対象からはずされてしまった。

荒川選手は落胆し、引退をほのめかした。

                ※※

テレビで、荒川選手が苦闘していたころの映像を見た。
レベル4の技を身に付けようと必死に練習を重ねるのだが、うまくいかない。
転んでしまい、そのまま、リンクに倒れこみ、つっぷし、動かなかった。

これじゃあ終われない、やっぱり自分の満足するところまで行きたい――、
彼女はそう言い、這い上がろうとしていた。

                ※※

トリノオリンピック……、SP1位の米国、コーエン選手が、
荒川選手の直前に演技した。……転倒した。

荒川選手の後、最後に、優勝候補と目されていたロシア、スルツカヤ選手。
解説者が「さすがのスルツカヤ選手も緊張しているのでしょうか」、と。
のびやかさがなく、たしかに硬い。……と思って見ていたら、転倒した!

スルツカヤ選手の話。
「何が起きるかわからないのフィギュア。それがオリンピック」と。

オリンピックの勝者となるには実力がいるのはもちろん、
しかし、その実力に運、女神の微笑を重ね合わせなければならない。
荒川選手は女神の微笑みを引き寄せた。

                ※※

4位に食い込んだ村主章枝選手は大健闘。

4分間の演技を終えて、リンクの外に出た瞬間、
「もう、足が動かなーい」と言っていたのが、映像から聞こえた。
演技は優美そのものだったが、持てる力のすべてを出し尽くした成果だった。

彼女は、「やろうと思ったことは、ぜんぶできた」と話した。

                ※※

安藤美姫選手――、事前の宣言どおり、4回転ジャンプを飛んだ。
でも、転んだ。そのあとも転んだ。バランスも崩した。
結果は15位。でも、でも、りっぱ。世界で15位なのだから。

安藤選手は競技場の外で母親から、
「逃げなくて、よかったね」と声をかけられたとたん、泣きだしたという。

うん、でも、18歳だもの、これからじゃないか!

                ※※

エントリーをポチポチ、打ちながら、実はまだ、オリンピック見ている。
飽きないんだなあ、これが、さ。……荒川選手の笑顔、いいよね。

それに、ビール、うまいや。^^


                ※※
<追記>
荒川選手は高校まで仙台で過ごした。……筆者、yodaway2は
実は仙台に住んでいる。その意味でも、ばんざーい!^^

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by yodaway2 | 2006-02-24 23:36 | 社会の問題、世相さまざま
2園児殺害、動機に口を閉ざす加害者の女。……心を覆う無言の闇。
★追記、19日12:46/容疑者の女が動機について、自供を始めた。
「自分の子どもがほかの子となじめない。なじめないのは周りの子が悪い。
このままでは自分の子が駄目になってしまうので殺した」――、と。

5歳の子が、周りりの子となじめていたかどうか、は、実は女自身が
なじめていたかどうかを、勝手に子に置き換えていたのではないかと考えてみた。
周りからは普通に暮らしている家族と映っていたが、何か、その裏側で、
負の感情が澱のように、降り積もっていたのではないか。…そして、暴発してしまった。

明日から、幼稚園に通う子どもたち、ご父兄はどうなるのだろう……。


                ※※
<本文、ココから>

ふだんと変わらない朝だった――。
Aさん宅……、目覚まし時計のベルが鳴り、子どもを起こして、
朝食のテーブルへと追い込む。
「早く着替えしなさい。顔、洗って、手を洗って。
さっさとしないと、幼稚園へのお迎えに遅れるわよッ……」

子どもの朝食には、けっこう、時間がかかるもの。
母親は、いつものことながら、気が気でない。
ご飯が済んだら歯をみがきましょうね。……それからお着替えよ。
自分でできるわよね、5歳なんだから」

Bさん宅でも、同じような朝だった。
「パパ、今日は何時に帰ってくるの?」
「今日は早く帰るよ、おりこうにして待ってるんだよ」

そんな光景だったかもしれない。
しかし、AさんにもBさんにも、送り出した子どもは、
それっきりになってしまった。

再来年は小学校だったというのに……。

                ※※

逮捕された容疑者の女は中国籍。
しかも、同じ幼稚園に通う園児の母親だった。

女は来日して6年半になり、日常会話に不自由するということはなかったが、
どうやら、周囲には溶け込めない部分もあったらしい。

それでも近所には手料理を配ったり、携帯でメールを打ち合い、
悩みを打ち明けたりもしていたらしいし、日本人の夫と
夫婦喧嘩をしているようすなどもなかったという。

周りの人々からは、ごく、普通の日常生活を
送っていたようにしか、見えなかった。

                ※※

しかし、幼稚園には、子どもがいじめにあっているのではないか、
と何度か尋ねており、グループ通園にも当初は抵抗、
先生方の説得で応じたのだという。

                ※※

今朝から、滋賀県警大津署で本格的な取調べが始まった。
容疑者の女は、昨日、逮捕されたときには呆然としたようすだったが、
取り乱したりせず、取調べにもたんたんと応じ、容疑を認めているとのこと。
が、しかし、動機については口を閉ざし、何も語っていないらしい。

                ※※

人の心には神、仏も住めば、悪魔も宿る。
同じ人間であっても、神、仏が住むときもあれば、
悪魔に身も心も奪われてしまうことがある。

容疑者の女は幸せを求めて日本に来た。
そして結婚し、子どもにもめぐまれた。
さらに、琵琶湖のほとり、田園の風景ゆたかな長浜に、
新居を得て、引っ越してきた。

普通に考えれば、外国籍とはいえ、犯罪者と
ならなければならない理由など、見つけることができない。

                ※※

犯行の朝、女は包丁を車のなかに隠し持った。
自分の子どもを助手席に乗せて、家を出た。
いっしょに送る子ども2人を拾うと、後ろの座席に乗せた……。

車は無言で運転した。……しかし、幼稚園には向かわず、
人気のない場所を探して回った。民家から離れた田んぼの傍に車を止める。

運転席を降りた。……手には包丁、引きつる2人の子どもを、
次々に刺した。傷は数十箇所に及んだらしい、小さな体だったというのに。

女はこの間、ずっと無言だった。

                ※※

助手席には、容疑者の子どもも乗っていた。
その子は、犯行の間、いったい、どうしていたのだろう……。
5歳と言えば、大人の話もたいがいはわかり、
テレビでもなんでも理解する。

自分の目の前で起きたことが、友だちの身に起きたことが、
わからないはずがない。だから、容疑者の子だって、
これから、将来、どうなるのか、とも思う。

                ※※

幼稚園は保護者の協力で子どもを守ろうとした。
しかし、それが、あろうことか、まったくの裏目に出た。

被害者の家族の号泣が、ニュースの行間からこぼれてくる。
ご冥福を祈りたいと思う。


                ※※
<追記、18日15:18>
●容疑者の女に精神科通院、入院履歴。……極度に不安定だった、との報道。

毎日、15:00UPの記事に、容疑者の女には精神科への通院、入院の履歴あり、と。
そうなってくると、犯行を罪に問えない場合も生じてくる。……いずれにしても、
被害者家族の心は晴れないだろうと思われる。みな、悲しく、哀れだ。
・毎日→<滋賀2園児殺害>鄭容疑者、精神不安定で通院入院歴も(2月18日15時00分)


※今回も参照記事の表示、ご容赦ください。多数であり、記憶の範囲です。
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by yodaway2 | 2006-02-18 15:05 | 社会の問題、世相さまざま
堀江メール、チキンレースの様相に。――自民、民主、共に引けず。
★追記4、19日10:19/テレビ朝日、サンプロを見ながら。
民主党、ライブドア問題追求チームの櫻井充氏が出演―。「堀江」の「堀」の、へんの
黒塗りひとつにしても、しどろもどろ……。ほんとうに、民主党は確証を持っているのか?
何か、危うすぎて、あべこべに同情したくなった。だいじょうぶなの、民主党サン???
(※追記1~3までは、本文末尾に移動しました。)


                ◇◆
(本文、ココから)
ライブドア、前社長、堀江貴文被告による、自民党、武部幹事長二男への
送金疑惑(堀江メール)について、続報――。

昨日、午前の衆院予算委員会で、民主党、永田寿康議員は
次のように切り出し、この「堀江メール」を政府、自民党側に突きつけた。
「昨年の選挙の前に、ライブドア社内でやりとりされた、
1通のメールを紹介したいと思います」――。

甲高い声だった。

「シークレット、なか黒、至急扱いで処理して欲しいんだけど、
おそくても31日できれば29日までに00さん宛てに3000万円を
振り込むようの手配してください。項目は選挙コンサルタント費で処理してね。
○○○○(ほにゃららら)、宮内の指示を仰いで。
○○(ほにゃらら)には、こちらからも伝えておくので心配しないで……」

永田議員は、ところどころ黒塗りしたメール本文の
拡大コピーを手にかざしながら、迫った。

議員席、野党議員からは「ホオッー」と、驚きの反応。
政府側答弁席は、一瞬、凍りついた。

                ※※

午後、それほど時間を置かないタイミングで、
当事者、武部幹事長がテレビカメラの前に立った。
「(自民党の)予算委の理事が私の息子と連絡を取ったが、
そういう事実は全くありません。そのことだけ明確にしておきたいと思います」

夕刻、武部幹事長は官邸へ出向き、首相と会談。
そのあと、首相は官邸内で記者の質問に応じ、次のように。

「根拠のないことを公の場で民主党議員が言うのはおかしい。
ガセネタをもとに(衆院予算)委員会で取り上げるのはおかしい」

ガセネタ、との強い言葉を使って
不快感をあらわにし、民主党をけん制した。

                ※※

民主党からも発言が相次いだ。
午後、前原誠司代表が国会内で開いた同党の代議士会で。
「メールを入手した時点で私も聞いており、なかなか
確度の高い情報だとの認識を持っていました。
……新たな情報も含めて、党を挙げて追及をしていきたい」

野田佳彦国対委員長、17日午前の会見で。
「小泉総理大臣が『がせネタ発言』をされています。
行政のトップが、国会における審議で『がせネタ』とは何事だ!」

                ※※

民主党、永田議員は今日、17日午後の予算委員会でも、質問に立つ――。
もはや、ここで手など緩めるわけにはいかないだろうし、
昨日の繰り返しであっても、足りない。

堀江メールの真贋について、より説得性のある主張をし、迫れなければ、
攻守は、一瞬にして入れ替わってしまう。

一方、武部幹事長は二男の個人、法人の預金通帳を
国会に提出するという。(――すでにしたかもしれない。)

しかし、それで疑惑が晴れるわけではない。
堀江メールが本物であるとして、個人、法人、いずれであっても、
第3者がそれとわかる口座を、こうした類のお金のやりとりに
使うかどうかはわからない。

堀江メールには「(前回、振り込んだ口座と同じでOK)」とだけあり、
それが、どのような口座かは、メールだけからは浮かび上がらない。

                ※※

少し戻って。永田氏は質問のなかで、口座、振込みの
事実の有無について、次のように言及した。
「お金の口座の情報を得ている。振り込まれた日も知っている」

しかし、そのあとの記者会見において、それ以上、具体的に話しはしなかった。
今日の再度の質問において、どう出ていくのか……。
もう、この後、1時間半あまりで、永田氏が質問に立つ。

                ※※

武部氏の二男は現在、欧州に出張中なのだという。
毎日が次のように伝えている。(※短いので記事全文を引用、失礼。)

>民主党の永田議員が衆院予算委で取り上げた電子メールに、
>資金提供先として記載されていた自民党の武部勤幹事長の二男(33)は
>先月25日以降、毎日新聞の計3回にわたる取材に無回答のまま。
>16日、二男が経営する有限会社「ライフロング」のスタッフは
>「(二男は)欧州に出張中。来週まで戻ってこない」と話した。
・毎日→<武部幹事長二男疑惑>二男は無回答のまま「欧州に出張中」(2月17日)

このような一大事が起きた。――いかなる所用か知らないが、
民主党が要求している国会の参考人質疑がどうなるとしても、
すぐに帰国の途につかなければならないはずだ。

また、父親である、武部幹事長もそのように、息子に指導するのが普通だ。
日本に残っている家族、会社の関係者だけで、
二男の口座等がすべて把握できるかどうかなんてわからないはず。

もっとも、戻ってきても、すべて真実を話すかどうかは、
それもまた、わからない。

                ※※

メールが偽造された可能性は、それはあるかもしれない。
しかし、自民党のなかにも、「事実無根」との主張には不安の声も漏れているらしい。
「偽造メールなんて、そんな手の込んだことするのだろうか……」と。

永田氏がメールの“受信日時”とした、
8月26日、15:21:35、午後3時21分35秒――。

この時間の前後、堀江被告は広島6区で遊説をしていたらしい。
ただし、車の乗り降りの合間にもメールは打てる。
また、メールの受信日時が正しいとも限らない。

しかし、その一方で、たとえば「(前回、振り込んだ口座と同じでOK)」の
文言は、偽造したとするならば、まったく余計なひと言で、
真贋を洗う、格好の手がかりになる。

                ※※

この堀江メールについては、東京地検も、すぐに反応を見せた。
昨日夕刻、伊藤鉄男次席検事が「メールの存在及び指摘された事実関係について、
当庁では全く把握していない」と、文書でコメントした。
事件に対する憶測を回避したいとの思惑がうかがえる。

また、堀江被告自身も、17日午前、接見した弁護士に対し、
「金を送るはずもないし、送ってもいない。メールも送ってもいない」と否定した。

                ※※

ふってわいたような話でもあるが、民主党にとって、この、堀江メールの追及は、
もちろんのこととして、永田氏の個人プレーなどではない。

永田氏への情報提供は10日ほど前にあったらしいが、
それはすぐに党幹部にも伝えられた。そして、16日の、
ライブドア問題、集中審議に照準が合わせられた。

それでも、たぶん、迷いはあったはず。
質問決行の判断は前日まで行われず、最終的に
GOサインを出したのは、野田佳彦国対委員長だった。

水面下、この質問のために、どこまで民主党が準備したのか……。
しかし、矢が放たれた以上、もはや引き下がれないだろう。

                ※※

自民党は自民党で不安が打ち消せないのではないか。
堀江被告、そしてライブドア……、もともと、かなり間抜けな議員であっても、
叩けば埃(ほこり)の一つや二つ、出てくるという体質なのだ。

また、武部氏の二男も、新聞社の取材から逃れようとしているようでもあり、
どうも、いぶかしい。

                ※※

メールが真実であり、送金が行われたのならば、
即時、政権の存在を危うくしかねない大問題になる。

メールが偽造されたもので、民主党の質問が、
ガセネタに基づいたものだったとなれば、前原体制は
取り返しのつかないほどの傷を負い、民主党の信用も失墜する。

自民党と民主党……、思わぬタイミングで、
2台の車が一本の道をまったく反対方向から疾走する、
チキンレースをするはめになった。

「どけろッ、どけろッ!」
「おまえこそ、どけろッ!」

真実はどうなのか、勝つのはどちらなのか……。


<関連エントリー>
・02月 16日→堀江被告、武部氏次男に3000万円振り込め、とメールで指示!?


※本エントリーは17日午後2時までの、各種の報道、民主党HP等を参考にしています。
個々のソースについては、数が多いため割愛させていただきました。
※未校正、仮のアップにつき、誤字脱字、お許しを。^^

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※上記本文UP以降の、追記1~3。

★追記、17日16:45/民主党、永田寿康議員が、昨日に続いて質問に立ち、
たったいま、午後4時40分、終えた。――驚いた、ただの、一つの事実の追加もなし。
質問は終始、首相、法相らに対し、メールが本物とするための基準などを問うほどの内容で、
ごく一般論的なものだった。迫力にも欠け、厳しく言えば、腰砕け、にさえ見えたほど。
これでは、永田氏が昨日追及した「堀江メール」を本物と受け取るには、
ちょっと、いまの段階ではだが、難しいのではないか。

全体としては、来週のコイズミ首相VS前原代表の直接対決、大将戦まで、
勝負はお預けとなった、とも言える。

★追記2、17日19:20/自民党・公明党が今夕、永田議員に対し、懲罰動議を提出。
それに対抗するように、民主党も今日、堀江メールに関し質問に立った、
自民党の逢沢幹事長代理に対して、あいまいなことを断定して質問した、などとして、
同様に懲罰動議を提出しかえした。文字通り、泥仕合になった。

自民党と民主党のチキンレース――、どくのはどっちだ?

★追記3、18日12:42/昨夜、民主党、野田佳彦国対委員長が
緊急記者会見を行い、問題の堀江メールを公表した。しかし、多くが黒塗りのまま。
明日、19日午前の、各局の報道番組を意識しての措置と思われるが、
効果には?マークをつけざるを得ない。永田氏の質問のあと、各紙に報道された
メールの内容からは、「堀江」のへんの部分が黒塗りになっているとはわからなかった。
この部分の黒塗りは意味不明のように思われる。――なお、この件については、
コメント欄にも、さまざまご指摘いただいており、ご一読いただければと思う次第。

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by yodaway2 | 2006-02-17 14:58 | 社会の問題、世相さまざま
安藤美姫、4回転、必ず飛ぶと宣言!――メダルなんかいらないッ、と。
私事、ブログのエントリー、書いていられる状況でもないのだけれど、
ひとつ前の「堀江被告、武部氏次男に3000万円振り込めと、メールで指示!?」
に関連する続報を見ようと思い、ニュースサイトを開いたところ……、
マウスはズズズズズッ…と、勝手に、トリノ五輪の方へ。^_^;

最終調整している、女子フィギュア、安藤美姫の記事に。
・夕刊フジ→美姫宣言「4回転必ずやる」「メダルなんかいらない」 [ 02月16日 17時05分 ]

おーし、いいじゃないかッ!!!

                ※※

以下、記事から一部引用。

>メダルなんか、いらない!! トリノ五輪のメーンイベント、
>フィギュアスケート女子代表の安藤美姫(18)=中京大中京高=が
>最終合宿地で練習を公開した。今大会、苦戦が続く日本にあって
>メダル獲りはフィギュアが最後の砦。
>五輪本番にむけた「ミキティの主張」には過激トークがたっぷり詰まっていた。

>連盟幹部が絶対にイケると自信をもつのは、「私はメダルなんかいらない!!」と、
>強気に言い張る安藤の変身ぶり。13日にトリノ入りした安藤は、
>日本の前線基地のクールマイヨールでただ一人、最終調整を行っている。……中略。

>このコメントのあとには「私の演技をみて子供たちに
>フィギュアをやりたいと思わせたいから」という本音も初めて披露。
>また、代表選出の際にヒロインに躍り出た15歳の浅田真央の存在が、
>安藤にプレッシャーを与えていたのも事実だ。

>「自分がここにいるべきではないと、トリノに来るまでは毎日のように泣いていた。
>でも、今は違う。もう誰にも文句は言わせない」とまで言い切る。……後略。

                ※※

けっこう、伝わってくる記事だ。
この記事を読んで、よし、それでいいじゃないかッ!――と、思った。

名前はちょっと失念したが、たしか、どこかの国の、
大回転の選手も同じような話をしていた。
「メダルなんかいらない。自分が誇れる滑りができるかどうか、だ」――。
そのときも、これぞ、オリンピックの精神、心意気だ、と思った。

安藤がその選手の言葉を知っているかどうかはわからない。
たぶん、知らないはず。でも、同じことを言っている。

ギリギリの、人間の極限に挑む、オリンピックの世界。
そこでしのぎを削る人たちの、メダル争いとは、もうひとつ、異なる世界だ。

メダルは結果だ。

                ※※

安藤は昨年来、ケガなどもあって不振が続き、オリンピックの最終選考でも、
4回転ジャンプにも挑まず、よい成績は残せなかった。
苦しんでいたと思う……。

また、最近の週刊誌報道を見ると、露骨なバッシング記事なども見かけ、
本人にはプレッシャーに輪をかける事態になっていたのではないか。
それで、オリンピック代表に決まってから、トリノに来るまで、毎日泣いていた……。

だから、いま、安藤が記事のとおり、開き直ったとすれば、
ほんとうにすばらしいことだ。

                ※※

記事の言葉――、メダルなんかいらない、が真実であれば、
ぜひ、自分を貫(つらぬ)け!!!!!

メダルなんて獲らなくたっていいぞ。
4回転、転んだっていいから、きっと、きっと飛べよッ!

                ※※

アンドー、大和なでしこの意地が、どんだけすごいか、
世界に見せてやれ!――勝負しろッ!


                ※※
<追記>
荒川静香選手も村主章枝選手も、ガンバってネ!^_^

※ライブドア問題は、また、今度ね。^_^;
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by yodaway2 | 2006-02-16 17:49 | 社会の問題、世相さまざま
堀江被告、武部氏次男に3000万円振り込め、とメールで指示!?
★追記、19:37/堀江被告によるメール問題、武部幹事長は
「事実ではないということです。私だけではなく、予算委の理事が直接、
電話で(二男と)話をしております」と否定。首相も会見で「根拠のないことを
公の場で言うのはおかしい。がせネタをもとに委員会で取り上げるのはおかしい」と。
首相は落ち着いており、すっきりと、自身ありげな表情にも見えた。

夕刻、首相と武部氏は官邸内でこの問題を協議、その際に武部氏は
銀行口座などの記録もすでに予算委員会に提出しているので
いずれ事実が分かるだろう」と話したとのこと。

さらに、東京地検、伊藤次席検事は「メールの存在および指摘された事実関係について、
当庁では全く把握していない」とコメントした――、と。

もし、がせネタであるとすれば、一転、民主党には大きな失点、汚点になる。
民主党、前原代表は国会内、民主党議員の集まりで、「確度の高い情報であり、
徹底的に追求する」と力説したが、冷や冷やもしているのではないか。

ライブドア事件……、怪文書の類も山のように積もっているだろう。
謀略の類も横行しているに違いない。続報を待ちたいと思う。

(※上記、JNN、NNNなどの報道を参考にしています。この追記の内容は、
後ほどエントリーとして再構成し、アップしたいと思います。ちょっと長くなったので。)


                ◇◆
(本文、ココから)

これは驚愕……、しかし、さもありなん。

今日午前の、衆院予算委員会で、民主党、永田寿康氏が、
ライブドア前社長、堀江貴文被告が自民党・武部幹事長の次男と
同じ名前の人物に、昨年の衆議院選挙に際して、選挙コンサルティング費の名目で、
3000万円を振り込むよう指示した、社内メールの存在を指摘した。

記事は現在のところ、毎日が詳しそう。
・毎日→<衆院予算委>堀江被告、武部氏二男に3千万振り込むメール(2月16日13時8分)

                ※※

同じ名前の人物……などと、もったいぶったが、メールの存在が事実であれば、
状況としては、明らかに、武部氏の次男と違うわけがない。
メールがホンモノ、と決まったわけではないが、
民主党のツメが甘いものでなければ、確度の低い情報とは思えない。

しかも、毎日の記事を読むと、昨年8月26日の時点で、武部氏と武部氏の次男に、
堀江氏からの資金提供の有無を質すべく取材を申し入れていた、というので、
少なくとも、これと同じ情報は毎日にも入っていた、と考えてよさそう。

                ※※

永田議員は予算委員会の質問を終えたあと、記者会見し、
情報提供者への配慮もあるので、メール自体の公表は差し控えたい、とした。
しかし、毎日には、予算委員会で読み上げた内容、として、
下記のとおり、早くも掲載されている。……短いが、生々しい。

>シークレット・至急扱いで処理して欲しいんだけど、おそくても31日
>できれば29日までに○さん宛(あ)てに3000万円を振り込むように
>手配してください(前回、振り込んだ口座と同じでOK)
>項目は、選挙コンサルティング費で処理してね。
>○○○○、宮内の指示を仰いで。
>○○には、こちらからも伝えておくので心配しないで。
>堀江
(※改行は筆者、句読点は記事のママ)

                ※※

堀江氏から武部幹事長側に資金が流れた、としても、
ただちに、武部氏に法違反の疑いが及ぶものではないと思われるが、
少なくとも政治問題化し、政権に打撃を与えるのは必至。

また、振込みが事実としてあり、それが武部氏本人に渡ったと証明されれば、
あるいは選挙に使われたとなれば、政治資金規正法への抵触も考えられる。
そうなれば、決して、道義的責任――だけにとどまらなくなる。

                ※※

ライブドア事件について、現段階では、堀江被告の起訴容疑は、
証証券取引法違反(偽計取引、風説の流布)の罪。……しかし、
次には会社の粉飾決算容疑が来る。

しかし、それだけで終わらない可能性が高い。

13日、堀江被告を起訴したあとの、東京地検、伊藤次席検事の談話。
>立証には十分な自信を持っている。ライブドアグループが急成長を遂げた鍵が、
>実は証券取引の公正を害する犯罪行為にあったということを
>今後の公判で明らかにしていく。ただ、本件はあくまでその一端であり、
>引き続き、証券取引等監視委員会と連携し、全容解明に向け、徹底的に捜査する。
(以上、ロイター、13日報道から引用)

東京地検は、すでに、ライブドア急成長の要因が「犯罪行為」にあったと断じており、
さらに、「本件はあくまでその一端」と述べ、これで終わりではない、と宣している。
さしあたって、次は、前述のとおり、粉飾決算疑惑だが、
さらに、その先(――政界ルート?)があるかもしれない。

先ごろ、民主党の鳩山幹事長が、ライブドアが不正取引、資金還流の隠れ蓑とした、
投資事業組合について、政治家の関与を指摘し、ひともんちゃくあった。
この辺りについても、多くの人がすでに疑っているだろうけれど、何か、
具体的に飛び出してくるかもしれない。

                ※※

>本件はあくまでその一端であり、引き続き、証券取引等監視委員会と連携し、
>全容解明に向け、徹底的に捜査する。(前同)

東京地検の意向どおりに捜査が進めば、政治関係までつながらないとは限らない。
今回の資金提供指示のメールも、事実であれば、その、ひとつの現れかもしれない。

                ※※

これ以上書けばごちゃごちゃになりそうだけれど、政局について、ひと言だけ。

筆者は、ライブドア事件こそが、コイズミ政権を根本から揺るがし、
国民の評価を変えてしまう可能性が高いと見ている。
当然にして、今回の件も、ポスト小泉に影響を与えそうだ。

国民からの人気では、いまなお、安部官房長官がダントツだが、
自民党内、安部氏支持以外(含む反小泉、反安部)からすれば、
そのようなことは織り込み済みであって、スンナリ決まるはずがない。

その力関係に、やはり今回の件は、影響を与えるに違いない。

※当ブログ、関連エントリー(ライブドア事件)
・01月 25日→ライブドア、これ以上、野放しにできなかった。
                 ……ラ社は偽札を作っていたようなもの?

※当ブログ、関連エントリー(政局、ポスト小泉)
・02月 05日→コイズミ政権はすでに失速した!
                 ――いかに軌道修正できるかが、争点になる。


                ※※
<追記、14:45>
zaraさん(zaraの当方見聞録)が早々とアップなさっていて、“メール”のなかの、
>(前回、振り込んだ口座と同じでOK)
に注目されている。……つまり、“次男氏”への振込みは、
このメールの指示が最初ではない、ということ。
そもそも、まっとうな政治献金であれば、「選挙コンサルティング費」などとして、
わざわざ次男氏に振り込む必要などなし。メールの存在が事実であれば、
これらのことは、ライブドア事件について、新たな展開を呼ぶきっかけになるかもしれない。
いずれにしても、武部幹事長の立場はきわめて微妙になった。

                ※※
<追記、16:38>
下記のとおり、民主党のウェブサイトに記事が掲出された。メール本文の掲載もあり。
・民主党HP→【衆院予算委】武部自民党幹事長らの参考人招致を要求 永田議員(2/16)
・民主党HP→永田議員、武部氏次男へのライブドア資金提供問題で会見(2/16)

また、永田議員の会見について続報も出ており、そのなかで「ライブドア前社長の
堀江貴文被告から自民党の武部勤幹事長の二男に対し、昨年8月26日付メールで
指示のあった振り込みの前後にも資金提供があった」と述べたとのこと。
・時事→武部氏二男への資金提供は3回以上
        =ライブドアの口座から出金-永田氏会見(2月16日15時1分)


何でもカネで買える、と豪語した堀江被告が、選挙への立候補に際して、
武部幹事長側に、まったくカネを渡さなかったなどとは、もとから考えにくかったが、
それにしても、結局、ここでも非合法なやり方をとっていたと、強く疑われる。


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by yodaway2 | 2006-02-16 14:04 | 社会の問題、世相さまざま