週刊!Tomorrow's Way
tomorrows.exblog.jp

テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
・→関連エントリー
・→ブロガーズ・マナー
・→ステイタス&プロフィール
◆22万アクセスを突破!記事数644本(2007.3.16現在)

★★人気Blogランキング
よろしければ、ぜひクリックを!
カテゴリはニュース全般です。

・→BlogRanking

★厳選!情報ソース
※ニュースサイト、シンクタンクなどのリンク集。すごく便利ですよ!
(Seesaaに移転しました。)
★ブログ・リンク(excite以外)
※外部の相互リンクのページです。exciteブログはこのフレーム、下の方にあります。  
★中国古典の名言
※生き抜く知恵を古典に学ぶ。
以前の記事
カテゴリ
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
カテゴリ:ロシアと欧州、遥かに( 3 )
ロシア、10年で倍増の経済成長。――辣腕、プーチンの光と影。
今回もメディアの扱い自体は小さなニュース、――でも、
ちょっとひっかかり、改めてふうん、とも思ったが、少し考え込みもした。

記事は次のとおり。
・東京(共同配信)→ロシア、07年7・6%成長 10年間で倍増の勢い
(2008年1月12日 08時26分)


>ロシアのズプコフ首相は12日までに、2007年のロシアの
>国内総生産(GDP)成長率が7・6%に達したことを明らかにした。
>原油高に支えられ、プラス成長は1998年の金融危機後、
>9年連続に及んだ。今年についても、少なくとも6・7%の成長を見込んでいる。

>3月の大統領選後に退任するプーチン大統領は「10年間でGDP倍増」の方針を
>宣言していたが、2000年の就任以来の8年間でGDPは1・7倍以上となり、
>年平均では約7%の成長となった。このままのペースが続けば、
>公約をほぼ達成できる計算になる。……以下略。

                ※※

筆者は旧ソビエト連邦崩壊の前年、モスクワに滞在した経験がある。
時は1990年の秋、連邦崩壊の前年のことだった。

当時、旧ソビエトはゴルバチョフ政権下にあり、
ペレストロイカ(改革)とグラスノスチ(情報公開)が進められていたが、
経済は疲弊しきっており、上昇に転じるきっかけをつかみそこねていた。

鉄道、道路などのインフラも荒れ果てており、
いくつもの工場が閉鎖や停止になってもいた。

一方で、マフィアが地下経済にはびこっている雰囲気もあり、
首都、モスクワには高層のホテルがいくつか建っていたが、
その中では、信じられないことにも堂々とカジノが開かれ、
街中は非合法の白タクであふれていた。

人々の暮らしはと言えば、物資、とりわけ工業製品、食料が
不足していたが、それも闇市に行けば、ありとあらゆる物が手に入った。
さらに、モスクワ市内にはドルショップ(外貨専門の店)がいくつかあり、
そこは西側のスーパーと変わらないほどの品揃えでもあった。

闇市に出かけてもホテルで食事をするにしても、
また、タクシーに乗るときにも、どこでも米ドルが通用し、
かつ、国内通貨、ルーブルよりもはるかに信用があった。

                ※※

あれからもう、17年も経った。
当時、日本はバブル経済の絶頂にあり、
その崩壊が迫っているとは、ふつうには想像もできなかった。

一方、ソ連は困窮しきっており、経済再生の
きっかけはつかめず、ゴルバチョフ政権、そして
ソビエト体制そのものに危機が迫っていた。

日本はまもなく、春の宵が一気に冷え込み、
ソ連はソ連で、91年8月にクーデター騒ぎが勃発、
そのことをきっかけにゴルバチョフ氏は失脚、
エリツィン政権に移行、さらにその年の暮れ、連邦が崩壊した。

プーチン大統領の登場までは、さらに時間がかかったが、
当時をふりかえれば、今日のように力を盛り返すとまで、
なかなか想像できないほど、すさんでいたと記憶している。

                ※※

ソビエトからロシアへ……、その短い歴史にも興亡があった。
そして、プーチン政権が誕生、財閥の解体など手荒な手法にも躊躇せず、
原油価格の高騰など幸運はあったが、どん底から這い上がった。

プーチン政権の強権ぶりには、ときに批判も集まる。
民族問題、チェチェン紛争に対しても、一切の妥協がない。
また、言論や報道の自由が確保されているとは、まったく言い難い。

にもかかわらず、これまでの在任期間、圧倒的な支持を
維持しえたのは、経済再生に成功したからこそ。

プーチン氏の陰は濃いが、しかし、
国家指導者としては辣腕で、彼の治世によって、
ロシアは威信を取り戻した。

                ※※

中国の経済成長は、私たちの日々の暮らしのなかでも、
つねに実感できること。――それはたとえば、メイドイン・チャイナの
タグや刻印によっても、容易に知ることができる。

ロシアにはそこまで感じる人は少ないはず。
数字の上では、たしかに中国にはかなわないし、
日本との貿易額も比較にならないが、それでも、10年で
倍増する成長を遂げている。

ひるがえって日本は景気回復基調とは言え、その成長率は
2・3%や2・4%という程度。……それはそれで仕方ないと言えば、
そうなのだけれど、中国ともロシアともずいぶん差があり、
冒頭のニュースを読んで、今日はいささか体調不良なのか、
少し考え込んでしまった。


★★よろしければ、今日もクリックを!→人気Blogランキング
[PR]
by yodaway2 | 2008-01-13 22:08 | ロシアと欧州、遥かに
ウクライナ問題についての参考ページ
ひとつ前のエントリー「かつて出会った、ウクライナの女性のこと」の補足として、
下記にウクライナ問題をてっとり早く理解したいと思い、私が参考にしたWebページを
ご紹介させていただきます。(新聞社・通信社系サイトは除きます。^^)

                    ※※

▽外務省HP、各国・地域情勢、ウクライナ
・→http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ukraine/index.html
★基本中の基本、定番中の定番情報ですが、ここが出発点になります。

▽外務省、在ウクライナ日本大使館、ウクライナ概況
・→http://www.ua.emb-japan.go.jp/J/AboutUkr/InfoUkraine_J.html
★さすがに、外務省本省のページより詳しく、ホットであると思います。

▽外務省HP、ODA、ウクライナ
・→http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/index.html
★こちらも外務省HPの内側ですが、若干、切り口が違いますので、おついでに。
 
▽ウクライナ研究会、キエフからの便り、ウクライナ大統領選挙後の情勢について
・→http://www.mii.kurume-u.ac.jp/~abe/kievsokuho.html
★今回の事態について「デモが起きている本質は『オリガーキー体制を認める
守旧派 対 民主化完結を目指す改革派』の対立です。人々は、ロシアなのか、
EUなのか、という選択で街に出ている訳ではなくて、今回の大統領選挙において、
不正をしてでも守旧派が権力にしがみつこうとした……」などの見方を伝えています。

▽ウィキペディア、ウクライナ
http://qrl.jp/?161101(URLは圧縮ですがコピペも可です。)
★ご存知、ウィキペディアですが、早くも今回の大統領選挙の情報が盛り込まれています。

▽ブログ、浮世風呂、「ウクライナ情勢を読む(4):ポーランドの存在感」
・→http://fafa.exblog.jp/1385309/
★現在、(4)。ウクライナ情勢について、報道を丹念に追ってまとめていらっしゃいます。
(4)は12月2日の記事で、当然のことながら(3)までも必見です。
当ブログの相互リンクサイト(excite blog)です!

▽ブログ、生きているウクライナ
・→http://cossack.exblog.jp/
★ブログオーナーの奥様はウクライナ人で、ウクライナのジャーナリストとも
つながりを持たれているとのこと。田中宇氏の論考については疑念を表しています。

▽ブログ、Continental Breakfast
・→http://contine.exblog.jp/1402053/
★けっこうウクライナ問題についても、継続して追われているようです。
他のエントリーもおもしろく読めます。

※さらに、 ひとつ前のエントリーにおいて、yoshihirouedaさんからのコメントにて
紹介のありました、ご存知、ネット・ジャーナリスト、田中宇氏の論考があります。
ソースは前記コメント欄をご覧ください。
※このほか、オススメのサイトがありましたらお教えください。


※よろしければ、今日もクリックを!→ Blog Ranking
[PR]
by yodaway2 | 2004-12-06 14:34 | ロシアと欧州、遥かに
かつて出会った、ウクライナの女性のこと
連日、ウクライナの大統領選挙について報道がある――。
今日の朝刊でも1面で「再度の一騎打ち確定」(共同配信)の見出し。
昨日も朝刊1面に「決戦投票は無効、最高裁、不正認定」(同)と。

しかし、何か降って湧いた出来事にも思えたし、日々バタバタと過ごしてしまい、
それがどういうことなのか、よく理解できずにいた。

                    ※※

●キエフの広場に集まる群衆に……。

テレビの映像、そして新聞に掲載された写真で、
ウクライナの首都、キエフの中心を埋め尽くす群衆を見た。
何日か前の報道だけれど、その数、50万人と伝えていた。

こぶしをふり行進する人々、ハンドマイクで演説する野党陣営のリーダー……。
胸に手をあて、目を腫らしてスローガンを唱える女性……。

大統領選挙をやり直しに持ち込んだ野党陣営は、
オレンジ色をシンボル色とし「オレンジ革命」と称しているとのこと。

                    ※※

●13年前、ウクライナ独立がソ連邦崩壊のきっかけに。

学校で学んだ「ウクライナ」は、私の場合、独立国としてのウクライナではなく、
ソビエト社会主義共和国連邦下のウクライナ社会主義共和国だった。
たぶん、「肥沃な大地にめぐまれ、ソ連を代表する穀倉地帯で……」などと教わったと思う。

外務省のホームページ、各国・地域情報、ウクライナへ。
ウクライナは1991年8月に独立を宣言し、同年12月の国民投票により、
圧倒的多数の支持のもと、ソ連邦からの独立したとのこと。
同HPに「ウクライナの独立はソ連邦崩壊の契機となる」――の記述。
そう言えばそうだったのかナ……と、記憶をたどる。

いま、その独立から13年が経ったことになるけれど、
今回の混乱は現政権(親ロシア派)による選挙の不正によって引き起こされ、
デモに集結している野党陣営は親欧州とされている。

かつてソ連崩壊の口火をきったウクライナが、いままた揺れだしているのは、
周辺国のロシア離れを強く警戒するプーチン政権にとって、
因縁めいて映っていたりしないのだろうか。

                    ※※

●ソ連崩壊の前年、モスクワに行ったことがあった。

私自身がウクライナを訪れたことはないのだが、
実はソ連邦崩壊の前年、モスクワで仕事をした思い出がある。
(私の年齢は、そのとき、30代の前半。)

当時、ソ連はゴルバチョフ政権のもと、グラスノスチ(情報公開)と
ペレストロイカ(改革)の2つの政策によって、
民主化と市場経済の導入の2つを同時に進めようとしていた。

仕事は2週間ほどの短い期間で済んだように記憶しているけれど、
滞在中、私のグループで通訳をしてくれた2人の女性のうち1人が
ウクライナ出身と話していた。2人とも外国語大学を卒業していて、共に20代後半、
ふだんは通信社で働いている――などと話していていた。
一度も日本に来たことがないとのことだったけれど、日本語は完璧だった。
(友人氏からソ連で外国語に堪能なのは情報関係者――と忠告があった。)

当時、ソ連の経済的な窮状は、日本でも連日のように報道されていた。
実際に訪問してみると、たしかにホテルでもバスのお湯がちゃんと出てこないし、
ロッカーの扉は壊れたままだった。街を歩けばデパートのショーケースの中は
カスカスだったし、食料品店の前にも、パンを求める人の長い行列ができていた。

しかしその一方で、自由市場では値段は10倍以上もしたと思うのだが、
肉でも果物でも、かなりの種類ものが山と積まれていた。

何よりも驚いたのは、タクシー(いわゆる白タクも含めて)に乗るにも、
外で食事をするにも、ほとんど米ドルが通用したこと――。
否、ソ連の通貨、ルーブルよりも、米ドルの方がはるかに信用が高く、
たびたび「ドルを持っているならドルで支払ってほしい」と要求された。

モスクワ市内には数箇所、「外貨ショップ」(米ドルなど外国通貨で買い物する、
外国人向けの特別なお店)が設けられていて、そのいくつかに入ったのだが、
そこにはお酒だろうがチョコレートだろうが家電製品だろうが、
ちょっとしたスーパー並みに商品が揃っていた。

                    ※※

●「この国の政治が悪い」――と、泣き出した通訳の女性。

それでも仕事はうまく進み、帰国の前日、それまでのお礼にと、
同僚といっしょに、2人の通訳の方を食事に誘った。

私はロシア料理が食べたかったけれど、彼女らの希望に従って、
モスクワ市内をタクシーで走り、フランス料理店へ案内してもらった。

そこでいろいろ話すうちに、私がソ連の印象をこんなふうに話したときだった。
「ソ連は、日本では今、とても経済的に困っているという報道ばかりされているけれど、
来てみると、お会いする方々はみんな堂々として知的だし、建物もりっぱだし……。
考えてみれば国土は広い、資源はいっぱいある、機械だって古いけれど、
一応、みなそろっている。なのに食糧不足だというし、工業生産は伸びず、
経済的に遅れてしまったのは、どうしてなのだろう。
日本は国土も狭い、資源はない、食糧も輸入に頼っている、それでも、
経済的にはうまくやっているというのに」――。

ウクライナ出身の女性が話した。
「この国は競争を忘れてしまったのです。経済だけではありません。
教育もそうなのです。チェルノブイリ(ウクライナ国内)の原発事故だって、
そうした体制の腐敗が引き起こしたものなんです」

驚いたことに、レストランのなかだというのに、彼女はしくしくと泣き出した。
「この国が、こんなふうになってしまって、ほんとうに恥ずかしい……。
この国の政治が悪いんです」

つられて、もう一人の女性も泣き出した……。
周囲に聞こえるほどの嗚咽になった。

                    ※※

日本に生きていて、ふつう、政治のことで泣いたりなどしないと思う。
政治に募る思いなどを、無用心に吐露したりすると、
おおかた奇人扱いされてしまいかねない。

また、そこまでいかなくとも、話題が政治なんて、何かちょっと照れてしまうし、
ビジネスがからめば、ほぼ、タブーの話題になってしまう。

                    ※※

●人々に思いは募れど、情勢は混沌……。

いまもウクライナの首都、キエフには、デモに参加しようと、
地方から続々と人々が集まってきているのだという。

それでも選挙の情勢自体は、野党陣営が勝っていると断じることもできないらしく、
国内が東西で民族、言語も違い、親ロシア、親欧州に別れていて、
とくに東部地域では保守派、現政権派が根強いともいう。

しかし、それでも自分たちの国をいかにすべきかについて、
人々がそれぞれに思いを抱き、渦を巻きつつ、動き出しているように見える。

                    ※※

きっと、これも歴史の一つの場面であるに違いない。
しっかりと、目に焼き付けておきたいと思うのだ。



※よろしければ、今日もクリックを!→ Blog Ranking
[PR]
by yodaway2 | 2004-12-05 21:33 | ロシアと欧州、遥かに