週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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カテゴリ:中国と、どう付き合う( 62 )
冷凍ギョーザ;中国指導部、収拾への思いにじます?
<追記、3月1日>中国が態度を一変、中国国内での毒物混入の可能性は、
極めて低いと、検疫当局、捜査当局が表明。その裏では、当然のことながら、日本の
世論の動向、そして政治の対応を見ている。中国の国内事情もある。日本の食料自給率の
低さも見ているし、国際社会の反応も見ている。首相は苛立ち、国会答弁のなかで、
「両国民が対立することになる」と警告を発した。
胡錦濤国家主席来日の延期もあり得るほどで、ここが文字通り、正念場。


<追記、2>……と書いて、ニュースサイトを開いたら、胡主席来日について、
やはり、政府内から延期論が出ているとのこと。
めずらしくも、日本側から発した「警告」であり、不快感の表明でもある。


(本文)やや報道が下火になりつつある、中国製
冷凍ギョーザ事件について、少し、整理がてらに。
あわせて、中国の要人の一人、唐家セン国務委員の来日について。

唐国務委員は明日から24日までの日程で、
日本に滞在、福田首相、高村外相らと会談し、
4月に予定されている胡錦濤国家主席の来日に向けて、
日本側と協議するのがねらい。――当然、そのなかで、
東シナ海ガス田の問題や冷凍ギョーザの中毒事件について話し合われる。

                ※※

中国製冷凍ギョーザ事件については、
製造元の天洋食品に、中国の捜査関係者が連日、
出入りする姿が伝えられており、地元検疫当局や工場長らが
毒物混入の可能性を否定していても、中国の中央政府は
それと一致した行動を取っていないと受け取れる。

むしろ、日中間で言えば、胡錦濤国家主席の来日を
控えているだけに、明らかに、解決を急いでいると見てよさそう。

地元検疫当局や工場が、再度、毒物混入の可能性を
否定し、自分たちこそ被害者と言い、どこを相手に考えているのか、
損害賠償の可能性にまで言及した。

日本ではメディアもネットも、だいたいが呆れ、いぶかしがり、
中国への不信を募らせているが、彼らの立場に立てば、
いかに自分たちの責任を少なくするか、の考えにしか立てないのだろう。

しかし、それは「末端」での、発言や考えにすぎない。

                ※※

日本では、比較的話題になっていないと思うが、
中国駐日大使館のHPに、中国外交部(外務省)の報道官による
記者会見の記事が次の内容で掲載されている。以下、一部引用。

・中国駐日大使館HP→2008年2月14日の中国外交部
劉建超報道官の定例記者会見(2008/02/15)


>問 最近のギョーザ事件は日中経済関係と中国食品の
>安全性に対する日本国民の見方に影響を与えていると思うが、
>この事件の影響をどうみるか。

>答 いくつかの点を述べたい。第1に中国はこの事件の情報を得た後、
>非常に責任ある態度で直ちに調査に入った。中国は独自調査だけでなく、
>日本側と互いに協力して調査している
。中国政府と中国の関係企業の
>責任ある態度は日本の政府、消費者の理解が得られるはずだ。

>第2に国家品質監督検査検疫総局の基本的判断からみて、
>これは食品の安全性にかかわるシステム上の問題ではなく、
>個別の事件である。われわれは中日双方の検査機関、公安機関が
>合同調査チームを編成し、事件についてさらに調査するよう希望している。


>これは重大な問題であり、問題を解明することは中国製品に対する
>日本の消費者の信頼を回復するうえで非常に重要であり、
>中日間の経済・貿易分野の正常な協力にとっても非常に重要である。
>前回も言ったように、中国はこの問題を徹底的に調査する。
>日本側の積極的協力も希望している。


実際に中国が、この先、どのような行動を取るのか、
予断は許されないが、中国の中央政府では、たとえば
アンダーラインのように、まず日本との調査協力に言及し、
後段では捜査協力の必要性を表明もした。

また、「第2に……」以降の部分で、「(中国食品の)安全性にかかわる
システム上の問題ではなく」と述べて、今回の事件を
「個別の事件」との表現で、事件はあくまで特異なものと限定した。

日本からすれば、それは甘さのある話なのだが、
それでも、全体の文脈からすると、「個別の事件」と限定しつつも、
中国側の責任を認めていると受け取れる。

もし、そのような意図がないと言うのであれば、
すなわち天洋食品の工場長のように、
自分たちこそ被害者だ、とでも言いたいとしたら、
危うさだらけの発言となってしまう。

追いかけて18日、中国の国家品質監督検査検疫総局は、
輸出食品の生産・加工企業に対する一斉検査に着手する方針を明らかにした。
これもまた、今回の事件について、中国側が責任を認めないのであれば、
全国規模の検査など必要ないわけで、そこからも、
中国側の収拾への思いがにじむ。

・時事→食品輸出企業を一斉検査=「安全性」再確認へ-中国検疫総局
(2008/02/18-14:24)


胡主席の来日もそうだが、それ以上に、北京オリンピックが
迫っているわけだし、他国に波及すると経済に撥ね返る事態になる。
だから、この問題で尾を引きたくないはず。

                ※※

明日からの唐家セン国務委員の来日において、
何が話されるか……、結局は、政治の判断に
ゆだねられた格好になった。

中国は10年以上、二桁に近いか、それを超えるかの成長が続いている。
しかし、それは、かつての日本もくぐり抜けてきた、
粗製濫造で、公害問題で苦しみ、地方の荒廃を招いた時代と
似ていて(――地方の疲弊は今もあるけれど)、社会全体が
練れていない。拝金主義に傾き、すさんでもいる。

その程度が、国土が広く、人口の多い分、すさまじい。

冷凍ギョーザ事件は、中国のいまを象徴する事件のようでもあり、
日本と中国の行方にも示唆を与えそうにも感じる。

以上、整理がてらに、ちょっとまとめてみた。


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※以上、走り書きにて仮アップ、誤字脱字、許されたし。^_^;

 
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by yodaway2 | 2008-02-19 17:29 | 中国と、どう付き合う
中国製ギョーザ事件;会見の裏に交錯する思惑……、ニッポンは追い詰めることができるか?
中国製冷凍ギョーザへの毒物混入事件で、
昨日、中国政府、検疫部門の副総局長が会見した件について、手短に。

ブログを一覧したところ、全体に反発、怒り、疑問が渦巻いている印象だけれど、
会見は途中経過での、ひとつのエポックにすぎず、水面下では
むしろニッポンが追い詰めつつあるかもしれない――との視点から。

・毎日→<中国製ギョーザ>人為的混入を否定、共同捜査提案…中国
[ 02月13日 19時47分 ]

・サーチナ中国情報局→ギョーザ工場への不満が動機? 中国当局「憶測だ」
(2月13日18時54分配信)


会見したのは中国国家品質監督検査検疫総局と非常に長い、
ぎょうぎょうしい名前の役所、その副総局長、魏伝忠氏。
毎日の記事では「次官級」と括弧書きがついていた。

副総局長は会見の席で次のように話した。
「生産から輸出までの各段階で異常はなく、
人為的な破壊の可能性はほぼ存在していない」――と。

また、日本のメディア、共同、読売などが、
「待遇に不満を持つ工場作業員が事件を引き起こしたと
地元警察の専従チームが分析している」
と報道していることついては次のように述べた。

「我々や警察の発表した見解には
依拠しておらず、主観的で憶測に基づく報道だ」

これらの発言に、日本のメディアは
「中国、改めて人為的混入を否定」などの見出しをつけた。

                ※※

まず、昨日の中国側政府会見の段階で、
何か爆弾発言が飛び出すものと期待していたとすれば、
それは甘かったかもしれない。

所管官庁が、自分たちの手落ちによるもの、などと
直截に認めるのは、非常に可能性が低い。
日本以上に、中国は官僚制度がガチガチであり、
日本以上にエリート主義であり、かつ、無謬性を変えない。


ただ……、会見の内容を細かに見ると、否定の前に、
「ほぼ」「ほとんど」などの修辞が付いている。

さらに、捜査当局による捜査も認めており、
「憶測」「主観」としながらも、調子に弱さがある。

さらに共同の記事によれば、今後の展開についても、
次のように話している。
>副総局長は中国公安当局が専門家を動員し、工場の各生産過程を
>捜査中だと説明。事件解明へ日中共同調査チームをつくりたいとの意向を表明した。

つまり、終わりでないと話している。

                ※※

これらの発言から、中国側が自分たちに責任なしと
主張だけしているのとは、少し違うと見ることができる。
ぐらつき、処置に迷っている部分がありそうだ。

また一方で、中国は、この問題に限らずだけれど、
三国志の国でもあり、交渉は日本より老練であるかもしれず、
とにかく、彼らにとっては、これまでの主張をいきなり変えることなど
もってのほかとして、今回の発言で日本側の反応を見ている、ということになる。

中国からすれば、こうした品質の問題、類似事件は相次いでおり、
今回の事件が中国の制度的な問題として世界に受け取られ、
広まることだけは避けたいに違いない。

もちろん、あわよくば、責任逃れをしたいとも考えているだろう。

                ※※

日本側は、中国側が否定し得ないように科学的に、かつ、
論理的に捜査を詰めていく必要がある。
「毒物の指紋」(――成分の不純物分析)なども焦点になりそう。
「指紋」がわかれば、その毒物の使われている地域が、
かなりの確率で限定できるのだという。

日本政府、日本の警察が、毒物混入は中国で行われた、
とする見かたにたっていることは、すでに、
中国へも明らかに伝えられている。

それを否定するなら、ふだんの中国であれば、
大騒ぎするはずだが、今回は、ひたすら国民に隠している。

また、昨日の午前中、福田総理が横浜検疫所を視察した。
急遽であったのか、ある程度前から計画されたのか…と、
ちょっと疑問があるが、タイミングとしては、中国側の会見に、
政治的なメッセージを送り、プレッシャーをかけたことになる。

・共同→首相、検疫態勢の強化表明 ギョーザ中毒で検疫所視察
[ 02月13日 12時37分 ]


記事では、視察が国内向けのメッセージとして書かれてあるが、
国のトップによる、対中国を意識した行動でもあるのだ。

このようなやり方は、政治の場におけるメッセージの伝え方として、
ひとつの、わかりやすい方法論として定着しており、
中国側もそれを当然、受け取ったはず。

付け加えて書けば、こうしたことには、中国側がほんとうに、
自分たちに落ち度がないと考えているのであれば、
猛反発してくるに決まっている。

失礼な態度であるとして、中国の信用を貶める行為だとして。

                ※※

かくして、今回の事件は、すでに、きわめて政治的な
レベルの問題となっている。

胡錦濤国家主席来日のスケジュールに変更がないとすれば、
中国からしても日本からしても、日本の世論の熱がさめなければの
条件はつくが、どちらの国からしても解決の必要性が明らかに高い。

国民が中毒を起こしたという、本来であれば、政治とは
距離のありそうな、暮らしの中で起きた健康被害だが、
こうしたことも、政治の場での行動いかんで、結果に差が生じる。

日本は、中国側の、あわよくば責任逃れをしたい――、との思惑を封じ、
相手に有無を言わせないように、突き崩していかないといけない。

水面下、すでに、激しい戦いになっている。

ニッポンは、気迫をこめ、かつ、
静かに相手に迫っていくしかないと考えている。



<追記>中国側は、胡錦濤訪日のスケジュールをにらみつつ、
その範囲内としても、できるだけ事実の公表を先送りしたいと考えているのだろう。
いま、日本の世論が沸騰しているところでそれを行うと、みすみす、
日本のメディアの餌食となり、中国国内に撥ね返る不安を抱えている。
それを、日本側がどのように考えるか…、ボールはむしろこちらにあるかもしれない。

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by yodaway2 | 2008-02-14 08:08 | 中国と、どう付き合う
中国製ギョーザ、中国政府の不安が漏れてきた。……ひょっとして、犯人逮捕の影響を心配してる?
中国産冷凍ギョーザの事件で、中国政府高官が故意の犯行の
可能性に言及した、――とのニュース。中国もうわべの強気とは別に、
内心、自分たちの国での毒物の混入を疑い、明らかに
冷や冷やしていると思われ、手短にクリップする次第。

・毎日→<中国製ギョーザ>不満分子の可能性も…中国が「故意」示唆
[ 02月06日 20時34分 ]


下記に少し引用。
>中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国国家品質監督検査検疫総局の
>魏伝忠副総局長(次官級)は6日、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が
>中国国内で人為的に混入された可能性は低いとした上で
>「日中関係の発展を望まない一部分子が極端な手段を取った可能性を
>排除できない」と述べた。北京で日本政府の調査団との会談で明らかにした。
>(中略)……ただ、魏副総局長は「分子」が日本人か中国人かについては
>明言せず、故意と判断する根拠は示さなかった。(後略)

「不満分子」の言葉は、相手国、日本には使わないのではないか。
だいいち、「不満分子」が横行しているのは、日本ではなく、中国。
そのくらい、わかっているはず。だから、記事のように、
中国政府高官が話しているとすれば、中国人による犯行との
可能性を示唆したものと受け取れる。

このように発言したからと言って、中国政府が犯人逮捕まで
進めるかどうか不明と考えるが、発言は明らかに
踏み込んだものに聞こえる。

中国政府は、やはり、事態の早期収拾をこいねがっている。
胡錦濤国家主席より前にも、要人の来日が相次ぐ予定になっており、
かつ、長引けば、北京オリンピックなどを控え、
外国人の来訪などにも響くと考えているのだろう。

また、この事件がネットで沸騰しているとも伝えられ、
体制批判に結びつくことも警戒しているのだろう。

中国政府高官は「日中関係の発展を望まない一部分子」と
表現したとされるが、実際には、工場そのものへの不満、
あるいはうらみを抱いた何者かの犯行であるかもしれない。
しかし、そうした国民の不満が自国の社会機構に原因する可能性は
口にしたくなかっただろうし、できなかったのだろう。

また、犯人逮捕の可能性も視野に入れ、中国社会全体とは
無関係な特異な犯行であると、印象付けたかったのだろう。

とりあえず、日本側調査団を納得させたかったという、
思惑もあったかもしれない。

などなど……、いろいろ考えてみた。


これまで、この事件に関する中国の反応に、
中国政府は事件をうやむやにしたいだけと見てきた。
しかし、今回の発言が、中国政府高官の個人的な感想でないとすれば、
そこから、中国側のあせりも透けてくる。

犯人を突き出すべきかどうか、迷っているかもしれない。


<追記>ひょっとすると、中国側は犯人をもうすでに、
絞り込んでいるか確保しているのでは、、、とも考えている。
それをどうするか…、犯人を当局自身が突き出した場合の、
日中両国の世論への影響を不安視し、計りかねているかもしれない。
でも、この読み、当たっているかどうかワカリマセン。(-_-;)


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by yodaway2 | 2008-02-07 03:33 | 中国と、どう付き合う
中国製ギョーザ、困惑のドミノ。――混入毒物、どこまで広がる?
※2/5 19:00、生協商品で新たな毒物、検出のニュース(NHK)。→本文下に追記。

昨年の暮れ、12月27日、大阪府枚方市のスーパー、「ハッピース枚方」。

この日、このスーパーは特売日で、開店と同時に
正月用品、食料を買い求める客で、いつにも増して混みあっていた。
昼に少し客がひいて、また、それが戻ってきた午後1時過ぎ、その事件は起きた。

                ※※

女性の客のバスケットに入れられていた冷凍ギョーザ「中華deごちそう」、
レジ係の店員が手にとったときに、何かぬるっとした感触があった。
客を見ると、こちらをにらんでいる。

「あ、すみません、ちょっと袋、汚れてますわア、…お取替えしますから」
「あかんなア、そうして」

店員はレジを止め、近くにいた別の店員に商品の交換を頼んだ。

商品の交換に走った店員が、同じ商品の棚で、
他にも汚れがついているのを見つけた。

事務室から店長もその場に懸けつけ、商品のひとつを手に取った。
やはり、ぬるっとしたような、あるいはべたべたしたような感触が外袋にあった。
鼻に近づけると、少しすえたような、つんとしたような、そんな匂いもした。

「何やこれ、腐ってんのと、ちゃうか…」

ちょうど、その日、売り出し商品の補充に備えるために、
卸会社の担当が駐車場に待機しており、すぐに呼び出された。

「あかんなあ、うちは信用第一なんや、もし、腐った商品、
平気で並べてるって評判立ったら、どないするんや、
(船場)吉兆サン、他人事って言ってられへんで」

「すンません、すンません、すぐに交換しますよって」

「これもや、これも、これもだめや、みんな交換しといて。
今日は特売日やで、ぎょうさん買い物に来とんのや、はよ、してな…」

しかし、このときには、これらの袋に付着していた汚れが、
殺虫剤として使用される猛毒とは、つゆ、想像もできなかった。

しかも、それがメタミドホス、などという舌をかみそうな
名であることなど、わかるはずもなかった。

※情景は各種記事を再構成しており、細部は保証の限りでありません。
会話はフィクションです。

※注、その2/その後の報道で少し情景に異なる点があるようです。
報道が一巡したタイミングで、できれば加筆修正したいと思います。(2月6日記)


                ※※

中国産、冷凍ギョーザ事件の続報――、どうやら、
毒物、メタミドホスの混入は中国において、それも人為的に
行われたことが、はっきりしてきたようだ。

日本において、中毒を引き起こした商品が、それぞれ別の日にち、
別のルート、別の卸会社、別の運送会社によって流通していること、
中毒の発生が兵庫、千葉と、離れた地域で起きていること、
枚方市の事件では梱包されていたダンボールにも異常が見られなかったこと、
穴のないパッケージでも内側から毒物が検出されたこと……などが理由。

問題の毒物、メタミドホスは日本国内では入手が難しく、
しかも、検出された濃度は基準値の数百倍と分析された。

だいたい、ざっとこのようなことが伝えられており、
中国国内における混入の疑いを強めている。

                ※※

去る2月2日、天洋食品による初めての会見があった。

「誠心誠意、調査に協力するとともに、日本で被害に遭った消費者に
真相を伝えるようにしたい。しかし、厳格に生産管理してり、
過去に農薬事故は一度もない。調査の結果、該当する農薬の検出もなかった」

若く、エリート然とした工場長の眉間には皺(しわ)が寄り、疲労のためか、
目に少し充血があった。そして、用意された原稿を手放さず、
中国側においての毒物混入の可能性を否定した。

天洋食品は国営企業であり、そこでの不祥事は、
中国の信用を著しく傷つける……。だから連日、中国当局による、
原因究明が続けられているとも伝えられるが、
究明にあたる官吏であっても、原因が自分たちの
国にないことを強く願っているに違いない。

                ※※

3日、4日と、来日している中国側調査団と日本側との協議が行われた。
非公開だったが、日本側からの説明に、ほとんどの時間が費やされたらしい。

中国側からの発言で目立った点として、毒物が検出されたサンプルの
提供が求められたが、それには、日本側は、今後の調査にも必要な、
証拠物となるとして断ったのだという。

中国側の調査団は4、5人だっただろうか……、
国の名誉を守るためにも余計なことは言えない、
そんな考えを、固い表情の下に隠しているように見えた。

                ※※

日本の政府は、原因の発生、すなわち毒物の混入が、
日本国内でないとの見方に自信を強めている。
それで、福田首相も4日、参院予算委員会で、
輸入食料品の検疫体制を強化する方針と表明した。

岸田文雄国民生活担当相を中心とする関係閣僚会議も
行われているが、そこでも、水際対策の強化が打ち出されている。

しかし、そんなことよりも、もうすでに、店頭からは天洋食品製造の
品物は消え去っており、検疫体制の強化も何もない。

                ※※

大きな門を構え、長い塀に囲まれた天洋食品――。
国の経済発展を支える優良企業として、地域の
声望を担ってきたに違いない。……それがいま、門を閉ざされ、
材料の搬入や商品輸送の車列も途絶えてしまった。

従業員数は300人から400人くらいらしい。
働く人々の就業環境は厳しいとも伝えられるが、
そうであっても、皆、きっと誇りを持っていただろう。

そして、その人々にも家族があり、生活があり、夢があり、
みな、幸せを願って生きてきたはず。……それが、
いま、不安に変わっているにちがいない。

日本においても、天洋食品の輸入、流通、販売に
関係している会社は数多く、さらに、外国からの輸入食品に
関係する会社となると数えようもない。

今回、渦中のJTフーズや生協は、大企業、大組織ゆえ
耐えられるかもしれないが、それが中小企業となると、どうなのだろう。

故意なのか、事故なのか…… 断定は早いかもしれないが、
仮に、今回の事件が故意に引き起こされたものとしたら、
それを引き起こした何者かの、ほんのひとにぎりの、
ひとさじの毒物が、表現のしようもないほど多くの人々の、
人生にふりかかっていることになる。

中毒被害は日本人がこうむった。

でも、事件の被害は中国の人々も、同じように
こうむっているのだと思われる。


<追記>2/5、20:07記、午後7時のNHKニュース。問題の冷凍ギョーザと
同じ種類の製品から、これまでとは別の有機リン系の農薬の成分が
検出された――と、生協が発表。検出はギョーザの皮と具からで、
成分はジクロルボス。日本でも使われる農薬の成分だが、濃度が
100ppmあり、残留とは考えにくい値とのこと。

これで、ますます、中国産食品への忌避が加速するかもしれない。


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by yodaway2 | 2008-02-05 11:45 | 中国と、どう付き合う
冷凍ギョーザの恐怖。……事件の深淵はどこにある?
昨日、明らかになった、中国製、冷凍ギョーザの食中毒事件について、
中国大使館HPに、中国政府による談話がアップされた。

・中華人民共和国駐日本大使館→中国国家品質監督検査検疫総局、
日本での中国製冷凍餃子中毒事件について談話(1月31日)


下記に抜粋。
>中国側はこれを非常に重視し、直ちに関係企業の生産と輸出を中止させ、
>その製品の抜き取り検査を行っている。結果は近く公表される。
>中国の警察当局はこれを立件し、捜査を行っている。……中略。
>中国側は消費者を大事にする精神にのっとり、直ちに日本の輸入業者と連絡をとって、
>関係ロットの製品を自主的に店頭から引き揚げ、回収するよう勧告(し)た。

中国は、その「消費者を大事にする精神」こそに、世界から、
強い疑いの目を向けられており、そして、日本の消費者も、
ついに危うい目にあった。

                ※※

日本で相次いだ食に関わる偽装事件もひどい話だったが、
今回の冷凍ギョーザの事件に比べれば、まだ、日本のそれは
呆れて済むレベルに思われてくる。

今回の食中毒事件では、一時、患者が意識不明になるほどの、
毒性の強い殺虫剤が、食品に混入していた。

もし、命に万一のことがあれば、輸入、販売した企業だけでなく、
政府も強く責任を問われる事態になったかもしれない。

                ※※

中国大使館のHPには談話が発表されたが、
人民日報、新華社などのHP(日本版及び中国のサイト)では、
筆者はそれを確認できていない。(17:00頃)

・人民日報  ・新華社

少なくとも、上記2つの中国におけるサイトのトップからは見つからなかった。
中国政府は、この事件を国内では伏せている可能性がある。
そうした、情報に閉ざされた環境から、食料、工業製品が、日本に届いている。

今回の事件の原因と責任は、第一に製造元企業と中国政府にあるけれど、
日本政府も、もちろん関係する企業も、これまでにもまして自衛せざるを得ない。
企業も政府も、なんらかの対策を取り、制度、仕組みの見直しを行うに違いないが、
それら、制度や仕組みの欠陥から事件が起きたとばかり言えないのではないか。

                ※※

日本は食糧の輸入元、そして工業製品の生産、製造基地として、
中国を抜きにすることなどできない。また、市場としても、
世界各国がシェアを競っており、それからはずれることもできない。

日本にとって、中国は06年、すでに米国を抜き、
世界第1位の貿易相手国になっている。

もはや、日本人は自分の国でモノも作れず、
そして自分の国の中ではモノも売れなくなってしまった。
しかも、それが加速しており、後戻りしそうにない。

今回の事件に、何か、にぶい不安を抱く。
それは中国という貿易相手国に、そしてそれ以上に、
自分たち自身の国に、自分たち自身の生き方に――。

そのあたりが、今回の事件の深淵と言えるようにも感じる。


※冷凍ギョーザの製造元→天洋食品HP(中国河北省)
中国の食品製造大手であり、優良企業としての地位を得ているようす。

<追記、18:10>このエントリーを書いている最中に、中国政府の
記者会見が行われたもよう。しかし、それがどのように、中国国内において
報道されるか、未確認。記事本文は書き直しせず、趣旨にご理解のほどを。

<追記、その2>ほんの小さな記事として、人民日報電子版に掲載あり。
2月1日朝に確認。ただし、中国国内向けには、ほとんど伝えられていないようす。
ネット上で広まっているのだという。


<注意!>悪質なスパムTBあり。【殺人ギョーザ動画】ギョーザを食べた…のタイトル。
決してクリックしないでください。当方ではTB拒絶の設定を行いましたが、しつこいので、
防げるかどうか、わかりません。万一クリックしても、そこに現れるメッセージは無視し、
ページを閉じてください。そんなの、関係ありませんから。


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by yodaway2 | 2008-01-31 17:28 | 中国と、どう付き合う
福田首相の訪中、キャッチボールをしつつ、台湾問題でピリリ、、と。
27日からの福田首相の訪中、そして日中首脳会談について。
今回の訪中は特筆事項もないかわりに、対立も摩擦も少ない“旅(たび)”になった。

・サーチナ・中国情報局→温首相・福田会談で「戦略的互恵関係強化」野球の話も
(12月28日14時46分配信)


                ※※

29日午前には、福田首相から誘ったという、温家宝首相との
キャッチボールも実現し、少々、無理(ム、リ、、)のある雰囲気ながら、
友好ムードが精一杯、演出された。

・時事→日中首相がキャッチボール=親密ぶり演出-北京(12月29日13時1分配信)

そのプレイぶりを、年齢の割りにお見事!と見たか、
危なっかしい、とハラハラしたかは、意見の
分かれるところかもしれない。

また、今回のキャッチボールは、お互い、
あくまで肩ならしで、力を込めての投球、プレイは
これから、ということでもあるよう。

                ※※

中国は、実は日本にとって、けっして心許せる相手とは言えない。
経済の面ではめいっぱい交流が進み、いまや米国を抜いて、
輸出入とも1位の相手国だが、政治、安全保障の面では、
お互いに牽制し合い、ときに食い違い、摩擦が生じ、対立もする。

経済、経済と言っても、結局は政治に規定されるわけだから、
いろいろあっても、政治の面での交流が安定しているにこしたことはない。

争うかもしれない相手とは、あるいは、争っている相手とは、
日ごろの関係を良くする、争いを限定し、その他の面では関係を改善しておく――、
こんなところが定石と言えば定石になり、おそらく、両国の政府も、
同じように相手を見ている、ということなのだろう。

                ※※

かくも友好ムードに満ちた今回の訪中なのだが、
一場面だけ、ピリリとした空気になったらしい。

それは、福田首相が温家宝首相との共同会見で、
台湾問題についての日本語訳の間違いを訂正、念押ししたということ――。

・サンケイ→台湾問題で神経戦 首相、“誤訳”正す 日中首脳会談
(12月29日8時1分配信)


記事はその場面を次のように伝える。
日中首脳による初の共同記者会見は予定の20分間を25分もオーバーする熱の入ったものになった。両国友好の大切さを訴える温首相。だが、それまでの温和な笑顔を引き締め、台湾問題を切り出した。そして会場に通訳の日本語が響いた。

 「福田首相は台湾独立に反対するとの立場を順守、厳守していくことを表明した」

 その声に、温首相の右隣に座っていた福田首相が凍り付いた。温首相に気付かれないように右手の人さし指で、目の前の記者席にいた外務省の藪中三十二外務審議官に「資料をよこして」とサイン。福田首相の手元に資料が滑り込んだ。

 中国側メディアの質問に一通り応えた福田首相は、最後に「台湾についても、私から日本の立場を申す」と切り出した。受け取った資料に目を落としながら、慎重に「2つの中国という立場はとっていないし、台湾の独立も支持していない」と語り、「独立反対」という表現を「支持しない」に修正してみせた。


「反対」と「支持しない」は、日本語として明らかに違っているのだが、
そのことをその場でとらえ、間髪入れずに対処した、
というのはなかなかの反射神経だった。

福田首相がすかさず藪中審議官を手招きし、資料を持ってこさせた、
そして温家宝首相のあとに発言を継いだ、顔はにこやかに、、、
政治の場では「言葉」こそが最大の武器になり、脅威になる、、、。

まして、外交の場ともなれば、ひと言であっても、
それが国家間のレベルにおいて、後々、大きな禍根となることだってある。
時間が過ぎてからでは、言い直しがきかないこともある。

福田首相が機を逸せず、自分で判断し、説明しなおしたのは、
かつて、在任が歴代最長であった官房長官時代に
培われたセンスかもしれない。――けっこう、あっぱれ!だった。

今回、東シナ海ガス田問題は先送りされたが、願わくば、
同問題にも注意を怠らず、対処していただきたいもの。

                ※※

帰国すれば年が改まり、ねじれ国会が再開になる。
いよいよ、テロ対策新法(インド洋給油法案)にも参院での採決が迫る。

今回の「中国旅行」は、首相にとって、けっこう、
呼吸を整えるのに、よい機会になったと思われる。


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by yodaway2 | 2007-12-29 16:52 | 中国と、どう付き合う
中国の共同文書改ざん、「上層部の指示」と。――結局、直すの、直さないの?
北京で開催された閣僚級の「日中ハイレベル経済対話」で、
日中両政府が合意した共同文書の一部を、中国側が
勝手に削除して公表していた問題で、日本側の抗議に対し、
10日に中国商務省から回答(――???)があった、とのニュース。

・毎日→<日中共同文書>中国、一部削除し公表 「上層部が指示」
[ 12月10日 10時03分 ]


削除、改ざんがあったのは2箇所とのことで、ひとつは為替レートの問題、
もうひとつはエネルギー憲章条約に関わる部分。それについて、
いわく「上層部から2カ所を削除するよう指示があった」――と。

ということは、回答したセクションでは、自分たちの判断、権限で、
先の発表内容を変えることができない、というほどの意味なのだろう。
(もっとも、最終的にどうなるか、まだ、わからない。)

両国政府が、それも日本から5人もの閣僚が赴いた席で話し合われ、
合意したはずの文書であるにもかかわらず、
中国は自分たちに都合の悪い部分は隠した、ということになる。

強いて言えば、このような共同文書…、自分たちに都合の悪い部分が
多少あったからと言って、いったい、どれほどの政治的な影響があるのか?
耳の痛いことなのかもしれないが、文書として合意した以上、
発表を妨げるまでの必要があったのだろうか…?

中国の立場に立ったとしても、このようなつまらない行動の結果、
かえって、隠したいことが明るみに出てしまい、損な話になった。
まことにおかしな話だ。

                ※※

ところで、日本側による削除なしの発表は下記のとおり。
(※中国側発表の1次資料は確認できず。)

・外務省HP→第一回日中ハイレベル経済対話― プレス・コミュニケ ―(12月2日)
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/jc_keizai_hi01.html)



このうち、中国側が削除、改ざんした部分は次のくだりと思われる。
II. 双方のマクロ経済にかかわる問題
2.中国側は、過剰流動性によってもたらされた日本のバブル経済等の経験及び教訓が参考に値すると認識した。日本側は、人民元レートの柔軟性を向上させるとの中国側の方針を歓迎する一方で、人民元の実効為替レートのより速いペースでの増価を許容することに向けた中国の努力を期待する旨表明した。

(その他)
14.日本側は、中国がエネルギー憲章条約に参加することの意義を指摘した。


結局、日本側からは期待や意義の表明に止まっている。
こんなこと、たいしたことじゃない、と思えて仕方なし。

中国は日本の25倍の国土面積を有し、人口が10倍以上の人口があり、
毎年10パーセントもの経済成長を続けている大国(タ・イ・コ・ク)であるはずなのに、
ずいぶんと、スケールの小さなことにこだわっているもンだ。。。


・当ブログ関連記事→中国、共同文書を改ざん。――まさか、
現場が勝手にやった、なんて言わないよネ。^_^;(2007年 12月 09日)


<追記>なお、日本政府がこの問題について、今後どうするか…だけれど、
たぶん、深追いはしないはず。結局、たいしたことじゃないので。^_^;

<追記>その一方で、今回、図らずもクローズアップされた為替レートの問題と
エネルギー問題とは、中国経済の行方を左右する重要な問題。
つまり、あいての急所、痛いところ、アキレス腱なのだ。

<追記>中国政府はどちらの問題についても、日本の期待になど
応える気がないのかもしれない。あるいは、どこの国から言われても
そうなのかもしれない。よく言われることながら、中国は、
いまなお発展途上国の顔と、P5、大国の顔とを使い分けている。


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by yodaway2 | 2007-12-10 16:14 | 中国と、どう付き合う
福田外交、参謀に五百旗頭氏を迎える。――対米、対中、対北朝鮮…、どうのように石を打つ?
福田康夫首相が外交に関わるブレーンを集めた、
私的懇談会「外交政策勉強会」の初会合が9日にあった、とのニュース。

座長は防衛大学校長の五百旗頭真(いおきべ・まこと)氏、
メンバーは11人で此木政夫慶大教授、北岡伸一東大教授、田中明彦東大教授ら。
このメンバーは要チェックと思い、下記に貼り付け。

五百旗頭真(いおきべまこと=座長) 防衛大学校長
岡本行夫(おかもとゆきお) 岡本アソシエイツ代表
小此木政夫(おこのぎまさお) 慶應義塾大学教授
北岡伸一(きたおかしんいち) 東京大学教授
小島順彦(こじまよりひこ) 経済同友会副代表幹事
篠沢恭助(しのざわきょうすけ) 前国際協力銀行総裁
白石隆(しらいしたかし) 政策研究大学院大学副学長
田中明彦(たなかあきひこ) 東京大学教授
谷野作太郎(たにのさくたろう) 日中友好会館副会長
中西寛(なかにしひろし) 京都大学教授
渡辺修(わたなべおさむ) 前日本貿易振興機構理事長
(出所は官邸HP、12月5日官房長官定例記者会見用配布資料)

                ※※

福田首相が“参謀”に迎えた五百旗頭氏の、
論考の一端は下記にてうかがえ、筆者も共感。
日本は、何よりも知恵、知略を働かせないといけない。

・Blog - Letter from Yochomachi (名言(迷言)集)
 →「真に脅威を覚える相手(中国)とは、まず友好を求めるべき」(五百旗頭真)
1、第一次大戦後に日本は道を誤った。近隣諸国のナショナリズムを
日本が受け止めることが出来なかったのが原因。

2、戦後1977年の「福田ドクトリン」以降、東南アジアとは
「静かな和解」を遂げた。1998年の金大中大統領の来日以来、
日韓関係も劇的に改善した。

3、残るは中国。ただ中国は難しい。東アジアのに大国としての
ライバル性が否定できないから。中国を潜在敵と見る日本人もいる。

4、けれども日本と中国が対決に向かうというのは大きな誤りである。
真に脅威を覚える存在とは、まず友好を求めるべきである。
日本を破壊する能力を持つのは米国と中国だ。

5、米国との同盟を頼んで中国に粗い対応をしていると、
いつか米中双方から疎まれる事態を招く。 米中両国と協力できるか否かが、
21世紀の日本の運命を左右するであろう。

※日経経済教室からの引用とのことで、当引用は孫引きになる。

                ※※

メンバーのうち、谷野作太郎氏(日中友好会館副会長)は
中国大使をつとめた経歴があり、いわゆるチャイナスクールの代表格。
福田首相とは小学校の同級生と言い、親友。その一方で、
保守派の論客、中西寛京都大学教授もメンバー入りしている。

勉強会の内容は官邸HPに掲載されるとのことなので、
どのような話が交わされるのか、どこまで公表されるのか、注目してみたい。


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by yodaway2 | 2007-12-10 12:28 | 中国と、どう付き合う
中国、共同文書を改ざん。――まさか、現場が勝手にやった、なんて言わないよネ。^_^;


中国が、日本から高村外務大臣ら6人の閣僚が出席し、
北京で開かれた日中ハイレベル経済対話でまとめられた文書の一部を、
勝手に書き換えて(つまり、いま、日本で流行っている
改ざんをして)公表していた――とのニュース。
・共同→共同文書の為替の部分削除 中国、日本側の了解なしに
[ 12月09日 15時18分 ]


このように、政府間レベルでの共同文書が改ざんに
合うなどと言うのは、極めて異例に違いない。

失礼ながら、中国の政治レベルが低いのか、
はたまた、日本から5閣僚も出向いたというのに、
日本が見過ごすとでも思ったのか、気付いても
何も言ってこないと高をくくったのか……???

                ※※

書き換えが行われたのは、中国の人民元レートに関し、
日本側が上昇に期待を表明した部分とのこと。

同様の圧力は米国などからも強く、中国は
プライドとコンプレックスが交錯し、この問題では、
とても神経質になっていた。……だから、に違いない。

高村外相は9日、都内を移動中、記者の質問に応じ、
日本側が抗議していることを明らかにし、次のように話した。
「何かの手違いがあって落ちたのだと思うので、
『落ちていますよ。入れて下さいね』と
申し入れているところです」

                ※※

手落ち……という単純ミスとは、ちょっと思えないけれど、
中国人は「面子(メンツ)」を重んじるとのことなので、
そこは大人の対応を取ることにした、ということなのだろう。
「落ちていますよ。入れて下さいね」――と。

一方で、なんらかの意図が働いたかどうかはともかく、
中国側が合意どおりに文書を発表しなかったことで、
逆にこの問題(人民元の為替レートの問題)を
クローズアップさせてしまうことにもなった。

                ※※

中国が日本の抗議にどのように応じてくるのか、だけれど、
まさか、船場吉兆の取締役氏のように、現場が勝手にやった、
なあんて言わないよネ。www


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by yodaway2 | 2007-12-09 16:10 | 中国と、どう付き合う
デンソー;中国人社員のデータ窃盗。――すぐ隣にいた国際スパイ。
トヨタ系の大手自動車部品メーカー「デンソー」から、中国国籍の社員によって、
13万件もの技術データが盗み出されていた、とのニュース。
盗み出された技術データが民生用にコピーされるだけでなく、
軍事転用されないか、不安に思わないわけにはいかない。
・毎日→<デンソー>機密13万件持ち出す、中国籍社員逮捕 愛知(3月17日3時3分)

                ※※

上記の記事はかなり詳しいが、それでも、
盗み出されたデータが機密のものを含んでいるだけに、
今後、いったいどこまで明らかにされるかわからない。
それでも、とにかく大変なことだと、身震いした。

逮捕されたのは、同社社員、楊魯川容疑者、41歳。
来日は90年で、東京の工学系大学に留学、それ以来、
足掛け17年にもわたって、日本の社会に溶け込み、暮らしてきた。

楊容疑者は来日前、中国の国防科学技術委員会傘下の
軍事企業「中国航天工業総公司」に勤務した経歴があったとのこと。
同公司はミサイルなどの兵器も製造していると伝えられる。

だから、悪いケースとして、楊容疑者は最初からスパイに仕立てられるべく、
日本に送り込まれ、デンソーに潜入、日本と中国とを行き来し、
すでに、盗んだデータを中国に送り届けた――と、そう推理した。

私たちの、すぐ隣に、国際スパイがいた。

                ※※

今回の事件は、デンソーでデータベースのシステムに
エラーが頻発したことから、同社が社内調査し、明るみに出た。

2月14日、会社の調査を担当していたセクションで、
楊容疑者に事情を聴いた。――もちろん、答えは「知らない」。
しかし、この事情聴取に、楊容疑者はばれた、と確信したに違いない。

楊容疑者は会社側の再度の事情聴取を拒否、翌々日、
中国へと出国したが、いぶかしいのは3月4日の再来日。
逃げたなら再来日は不要だったはずだが、戻ってきた。

                ※※

楊容疑者になんの背景もなく、金目当てで、
どこかへ、盗んだデータを売り渡していただけなら、
証拠がのこっていようがどうだろうが、逃げればよいだけ。

また、背景があったとしても、小説もどきに、中国へ戻ったところ、
口封じに命を狙われでもし、再び勝手の知った日本へ戻ってきたとすれば、
自宅などに立ち寄らず、他のところへ姿を消すに違いない。

ひょっとすると、あわてて出国したために、なにか重大な
証拠、痕跡、機密を残したままだったのかもしれない。
それを隠滅する必要に迫られていたのではないか。

危険を承知で再来日し、自宅へ戻った……、そして、
その、なんらかの証拠、痕跡、機密を消そうとしたのではないか。

そして、再出国を図ろうとした直前、16日に、
愛知県警に踏み込まれた。

                ※※

家宅捜査で押収された楊容疑者の私有PCは叩き壊され、
HDが取り出されていた。さらに、アクセスの記録があるのに、
行方不明となっている記憶媒体もあるという。
確信犯のなせるわざと見るしかない。

彼はいま、愛知県警に拘留され、取調べを受けている。
が、データの持ち帰りは認めているものの、
コピーについては否認しているという。

祖国のために戦ってきた、と考えているかもしれない。
容易に、口など割るはずがなさそうだ。


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by yodaway2 | 2007-03-18 02:19 | 中国と、どう付き合う