週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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ヤマト運輸の意見広告。なかなかのケンカ腰だ。
26日の朝刊に、宅急便のヤマト運輸が、ローソンからの撤退について説明する、
全面広告(意見広告)を出した。ヤマトの撤退は、ローソンが
郵政公社のゆうパックを取り扱うことにしたため、そうしたとのこと。

意見広告の見出しはこうだ。――「クロネコヤマトは変えません」。
・意見広告(ヤマトHP)→http://www.kuronekoyamato.co.jp/news/h16_30_00news.html
・同PDF(同)→http://www.kuronekoyamato.co.jp/news/pdf1/iken040825.pdf

そう言えば何日か前に、このことについて報道があった。
改めてgooのニュース検索に「ヤマト」「ローソン」と打ち込んでみた。
・gooニュース→「ローソンでゆうパック 郵政公社11月から、ヤマトとは契約解消」(サンケイ)
(http://news.goo.ne.jp/news/sankei/keizai/
20040819/KEIZ-0819-01-03-54.html)

                    ※※

●ローソンは郵政公社に、かねてから接近を図っていた。

ニュースを、ざっと読み返した。

ローソンは、どうやら郵政民営化を見越して、――すなわち郵便局との共同出店などを
視野に入れて、かねてから郵政公社との関係強化に動いていたようだ。
郵政公社は郵政公社で、これまた民営化を視野に入れて、是が非でも売上げ、収益の
向上を図りたい気持ちでいた。宅配便事業(ゆうパック)の強化はその一つだった。

ローソンは郵政公社からの働きかけに対して、宅配便(宅急便)の売上げが、
伸び悩んでいたことでもあり、ハナから応じたい気持ちになったのだけれど、
ヤマト運輸とは競合商品、すなわち他社の宅配便を、
ヤマトの了解なしに取り扱えない契約を結んでもいた。

そこでローソンはヤマトに、郵政公社のゆうパック取り扱いを了解してくれるよう、
要請していたと言うのだが……、ヤマトはこれをはねつけた。
結果、ローソンとヤマトの契約は解消された。

――だいたいこのような経緯であると、整理できるように思う。

●公平な競争ではない――と、ヤマト。

ヤマト運輸の意見広告を読んでみる。

まず、契約の中途解約の通告は、ローソンからヤマトに対して行われたものであると、
冒頭に述べている。たぶん、ヤマトが首を縦に振らない状況で、
ローソン、郵政公社が業を煮やしたと言えばそうなのだろう。

ただ、中段以降は、けっこうあからさまに郵政公社批判を展開していて、
ヤマトの長年の怨念をこめての、怒りのほどがうかがえるようだ。
手紙、ハガキを独占事業としているのに、その一方で、冊子小包(メール便)では
大口取引先に大幅な割引を実施している、郵政公社は税制面で優遇措置を受けている――と。

そもそも、郵政公社との競争は公平な競争ではないと、ヤマトは言うのだ。

                    ※※

●車4台で始まったヤマト運輸――。

ヤマト運輸は言わずと知れた宅急便(宅配サービス)のパイオニア。
「宅急便」はヤマト運輸の独自の商標のはずだけれど、
宅配便、宅配サービス全体の代名詞になっているのは周知のとおり。
マジック、バンドエイドなどといっしょだ。
クロネコヤマトの宅急便♪のCMソングは、誰だって知っている。

ヤマト運輸の創業は1919年(大正8年)。創業時の社名は大和運輸。
車両4台による貸切トラック輸送だった。

宅急便は2代目社長(前会長)の小倉昌男氏のもとで、1976年に始まった。
旧運輸省、旧郵政省など、運輸行政、郵政事業にかかわる許認可権限をもつ、
官との戦いの経緯については、マスコミでも、さまざまに取り上げられていると思う。

●三越との決別――。逆境のなかで、宅急便を育てた。

小倉昌男氏の著書、「経営はロマンだ」(日経ビジネス人文庫)を、パラパラめくってみたところ、
もともと宅急便をはじめたのは、第1次オイルショックなどによって悪化した業績を、
なんとか上向かせようとしての発案だったようだ。
そして――、それを本格化させたのは、ヤマト運輸が創業以来、経営の柱としてきた、
三越との決別がきっかけになったらしい。
逆境の中にチャンスを探し、道を切り開いた。

小倉氏は創業社長の次男。東大に学び、若き日にはマックスウェーバーに感銘を受けたという。
ヤマト運輸の社長に就いたのは46歳のときだった。ただ者ではない。

                    ※※

ヤマト運輸は創業85年。宅急便は生まれて29年になる。
今年の入社式の社長訓示によると、社員数は11万4,000人という。
トラック4台で始まった運送会社が、文字通り巨大な企業グループに成長した。
http://www.kuronekoyamato.co.jp/news/h16_01_02news.html

ヤマト運輸の成長は、たぶん、ヤマトが戦ってきたからこそ――。
実は、意見広告をチラッとみたときに、「ふーむ、ケンカ腰だなあ……」とも思ったのだけれど、
とどのつまるところ、今回も「官」が相手だ、このくらいでなくては、
いいように押しつぶされてしまうのかもしれない。

                    ※※

▽ヤマト運輸HP→http://www.kuronekoyamato.co.jp/index.html
▽株式会社ローソンHP→http://www.lawson.co.jp/company/index.html
▽日本郵政公社→http://www.japanpost.jp/
※上記、日本郵政公社HPに、ヤマト運輸の意見広告に対する見解が、報道発表資料として
掲載されている。(でも、報道発表資料……とは、やはりお役所だなぁ。)


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by yodaway2 | 2004-08-26 23:56 | 社会の問題、世相さまざま