週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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NHK「2つのアメリカ」を見て、ふと、考えてみた。
昨晩のNHKスペシャル「2つのアメリカ――イラク戦争のなかの大統領選挙」を、
いま、ビデオの録画で見た。

直前のエントリーでNHK職員の不正問題を取り上げたのだけれど、
いただいたコメントとのやりとりに、「受信料を払っているからには
しゃぶりつくさねば……」と書いた。さっそく実践と、番組を話題にしてみたい。
(※お時間のない方は、どうぞ見出しのみご覧ください。)



                    ※※

●2000年の大統領選挙も法廷闘争の末に決まったものだった。

2000年の大統領選挙も、史上、例のない大接戦だった。
共和党、ジョージ・ブッシュ氏(テキサス州知事)と
民主党、アル・ゴア氏(副大統領)の戦いは、フロリダ州の得票再集計をめぐり、
法廷闘争へと持ち込まれ、連邦最高裁の判断によって決着したほどのものだった。

番組では、イラク戦争が米国内の深刻なイデオロギー対立を生み、
巨大な国家があたかも2つに割れてしまっている――と分析してみせた。
しかし、……米国の割れようは、実は9・11の起こる前、先の大統領選挙に、
すでに形に現れていたのではないか。

戦争がなくとも、今年、04年の大統領選挙は、厳しい選挙になるはずだった。

●ブッシュ政権の中の2つの路線闘争

ブッシュ政権の中を、おおざっぱに振り返ってみたい。
イラク戦争の開戦については、さまざま報道もされているし、分析もされている。
その中でよく指摘されるのが、やはり2つの路線の対立だ。

ブッシュ政権には、政権発足直後からパウエル国務長官、
アーミテージ国務副長官らの国際協調派と
チェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ウォルフィッツ国防副長官ら、
いわゆるネオコンと呼ばれる強硬派の2つの流れがあって、対立を続けていた。

その中で国家安全保障問題担当の、コンドリーザ・ライス補佐官は
中道と見られ(もともとはネオコン)、双方のバランスを取っていた。
彼女はブッシュ氏の信頼も厚く、文字通り片腕にして、キーマンだった。

●9・11テロに唇をかみしめたライス補佐官

それが9・11テロによって、大きくバランスが崩れた。
ライス氏は強硬派寄りとなり、それがイラク戦争開戦まで突き進む状況をつくってゆく。

ライス氏は9・11のテロ現場の前に立ち、青ざめた顔で唇を噛みしめた言う。
彼女は、テロが起きたのは、ひょっとすると自分の責任ではなかったか――と、
そう悔やんだのかもしれない。何かの記事に書かれていた。

そして、その後、彼女の言動は以前とは明らかに変化しはじめ、
米外交の舵が切られていった。

●開戦直後の90%の支持率も、いまは50%以下に。

2つの米国――というが、実は政権内にだって2つの流れが、
はっきり分かれたかたちで存在した。
それが9・11で、日本人にはなぜ、アルカイダのテロがイラク攻撃に結びつくのか、
理解が難しいのだけれど、米国ではネオコンの論理が押し切った形になった。

イラク開戦直後、ブッシュ氏の支持率は90%にも跳ね上がり、
ブッシュ政権の前途は強固で、1つの米国が見え始めたように思えた。
しかし……、政治が、一寸先は暗闇であるというのは、日本も米国も同じ。

その後のイラク統治は混乱を極め、その状況から、米国の世論はたちまちにして
もとの2つの路線対立の形に戻ってしまった。

そして、ブッシュ氏の支持率もぐいぐいと下がり、いま、再選には危険水域と言われる
50%を割り込む状況であると言う。

●有権者はすでに、共和、民主、いずれかの支持を決定済み――と。

番組は今回の大統領選挙について、力の行使を貫こうとする現職のブッシュ大統領と、
国際協調を掲げる民主党のケリー候補が激しく競い合っている結果、
有権者は、かつてないほど早く、2つの政党のいずれかに、支持を決めていると伝えた。

だから、ブッシュ大統領を批判する映画「華氏911」の影響も、
それほどでないとの、世論調査の結果になったりもしているようだ。
http://www.excite.co.jp/News/world/
20040724122520/Kyodo_20040724a362010s20040724122526.html


かつては3割もいたとされる無党派層が、映像のグラフで見る限り、1割程度でしかない。
共和党、民主党がそれぞれ45%、のこり無党派層が10%――と言ったところなのだろう。

これだけ外交路線について、選挙で対立したものとなると、
ブッシュ政権が再選されれば、それは変化がないけれど、
民主党に変わったとなるとどうなるのだろう。

外交問題については、選挙が近くなると両党の政策が近づく傾向があったとも、
番組の中で解説されていたが、今回は逆に溝を深めているということなのだろうか。

                    ※※

●大統領選挙の結果に、やはり翻弄されてゆくのだろうか……。

日本は憲法9条のおかげで、なんのかんの言っても、直接の軍事紛争には
大きく巻き込まれることもなく、繁栄を享受してきた。

それだけに、タカ派、ハト派という言い方があるけれど、
おおまかに言えば、国民全体が「ハト派」なのではないかと、私は考えている。
繁栄の源泉がなんであったかを、やはり知っているように思うのだ。

もちろん、これから先、それで済むのかどうかはわからない。
政府、政権党からすれば結果責任も問われる。

米国大統領選挙に、日本人は誰も選挙権を持たないが、その帰趨に、
日本の国は揺さぶられ、翻弄されていくのだろうか……。

                    ※※

●2大政党制って、ほんとうに優れたものなのだろうか……???

日本の、今回の参議院選挙は2大政党制の流れを加速させたもの――と評されている。

イギリスの保守党、労働党、米国の共和党、民主党を、そのモデルに見ての
ことだろうけれど、私には、あべこべに、その2大政党制が、
融通のきかない、ファジーさのない、窮屈なシステムにも思える。

深く考えているわけではないけれど、西洋合理主義のなせる業のように思えるのだ。
東洋の叡智はあいまいもことした部分をも許容し、中庸を美徳に考えたりもする。

米国の選挙戦を見て、そして日本の参議院選挙を思い返して、
なんか、一つ……、割り切れない。違うかナ?


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by yodaway2 | 2004-07-25 17:23 | 米国はどうする、どうなる