週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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施政方針演説;国民の心に届かないのはなぜか――?
18日に召集された第169通常国会、福田首相の施政方針演説について――。
大変、遅れてしまってのエントリーなので、ほんのひと言のみを。

福田首相は昨年末、原稿作成に着手し、正月休み
返上と言ってよいほどの状態で勉強会を開き、
準備を続けてきたとのこと。

演説の最後に盛り込まれた「井戸を掘るなら水が湧くまで……」の
言葉も、首相の友人(誰だろう?)に知恵を請い、選んだものであったらしい。
・毎日→<国会>「井戸を掘るなら水が湧くまで」 首相が聖農の言葉
[ 01月18日 15時34分 ]



それにもかかわらず、評判はさんざんで、
福田カラーが見えない、具体性にかける、
国民の連呼も遅きに失している……などの見出しが、
新聞の記事、解説、社説に並んでしまった。

「井戸を掘るなら……」も、インパクトでは、かつての
小泉首相の「米百俵」に及ばなかったかもしれない。

筆者には、プラスに評価した記事を見つけられなかった。


しかし、今回の演説では、始まってまもなくの段落で、
演説の結論となる5つの基本方針を明示し、構成面でも工夫があった。
少なくとも、このように、結論を箇条書きのようにして、
最初に掲げるスタイルは、施政方針演説ではめずらしく、
ひょっとすると、いままでなかったかもしれない。

5つの基本方針とは下記のとおり。
>第一に、生活者・消費者が主役となる社会を実現する「国民本位の行財政への転換」
>第二に、国民が安心して生活できる「社会保障制度の確立と安全の確保」
>第三に、国民が豊かさを実感できる「活力ある経済社会の構築」
>第四に、地球規模の課題の解決に積極的に取り組む「平和協力国家日本の実現」
>第五に、地球温暖化対策と経済成長を同時に実現する「低炭素社会への転換」
(官邸HP掲載の施政方針演説全文より)

また、それが効果的だったかどうかはともかく、
「国民」「消費者」というキーワードを、これでもかこれでもか、
とちりばめ、受け手への浸透を狙った面が読み取れる。

「国民」の登場回数は、44回とも48回とも数えられているよう。
キーワードの繰り返しは、まるでコンピュータ、ウェブにおける
SEO(検索エンジンに上位表示されるための技術)さながらだった。

施策に具体性を与えられないのは、
まさに、国会がねじれ状況にあって、強引な部分を、
暫定税率問題などに絞り込まざるを得なかったから。

また、せっかく打ち出した消費者保護を所管する
新組織についても、事実上、名称の紹介に止まってしまったのは、
おそらく、霞ヶ関に加え、与党内の調整が間に合わなかったから。
それでも、首相は少しでも具体性をと、言及を決断したが、
迫力にかける結果となった。

それでも、けっこう、難しい環境で行われた演説だったと
振り返ってもよいように思われ、とくに作成スタッフには、
少しだけど、同情と慰労の念が湧いた。


それにしても、今回の原稿で、根本的に誤っているように
思われてならない点がある。

それは、基本理念として掲げた「自立と共生」の言葉――。
この言葉は、民主党、小沢代表が、かつて、
自著などで語っていた言葉なのだ。

施政方針演説では次のように語った。
>自らの手で困難を克服し、困っているときは助け合い、励まし合う、
>すなわち「自立と共生」の考えを基本理念とし、私は、国民本位の
>信頼される政治や行政の実現に向け、全力で邁進してまいります。

もちろん、「自立」も「共生」も、いまや、特別な言葉でも
個性的な言葉でも何でもなく、誰がどのように使おうが勝手、
というほどの言葉と思う。


ある記事で、首相が、こうした言葉を、
小沢氏もすでに使っていることを知っていて使うのは、
暗に小沢氏に秋波を送っているから、と解説していた。

そうかどうか……、そういう気持ちがあったとしても、
基本理念の部分で、対抗勢力、政敵が先に使ったと
見られるような言葉は避けるべきであった。

政治の場では、言葉こそが武器――。
その武器選びで、相手にすがっては勝負にも何にも、なりっこない。

仮に、首相が心底から、この「自立」「共生」を好んでいるとしても、
意地でも、異なる言葉に替え、国民に訴え、かつ、
相手にぶつけなければならなかった。



一つ前のエントリーで、米国大統領選挙における
スピーチの力についてふれた。

ニッポンの政治の場では、言葉の力について、
あまりにも鈍感すぎるのだ。

そんなことを、首相の施政方針演説について、ちょっと考えた。
以上、速攻、走り書きにてアップ、誤字脱字、許されたし。


<追記>今国会、民主党は「ガソリン国会」と名付け、
揮発油などにかかる暫定税率を論戦の中心に据えるのだという。
この問題で解散に追い込む、とまで言っている。
それは軽い問題とは言えないが、果たして、この国の姿を
左右するまでの問題だろうか?……もっと、優先度も高くして、
話し合うべきことが、たくさん、たくさんあるのじゃないか?

※この記事は当ブログ、741本目の記事となります。


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by yodaway2 | 2008-01-20 15:35