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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 ・
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米大統領選、クリントンVSオバマの死闘――、“READY”か“CHANGE”か?
2008年 01月 09日
(※1/10、ほんのちょこっと手直ししました。^^)
混戦が伝えられていた米国大統領選挙、民主党の指名争いで、 ニューハンプシャー州の予備選挙にヒラリー・クリントン上院議員が、 バラク・オバマ上院議員を辛くも振り切り、勝利した、とのニュース。 得票率はクリントン氏、39%に対し、オバマ氏、37%と、 わずか2ポイント差、僅差だった。 ・ABC→Clinton Wins in N.H.: I 'Found My Voice' Clinton Narrowly Beats Obama; Edwards Concedes 3rd Place Defeat (Jan. 8, 2008) ※オバマ氏の写真の方が大きいけれど許してネ。同じくらいの大きさに 調整するのが、ちょっと手間で……。^_^; ※※ クリントン氏は直近、アイオワ州でオバマ氏に敗れ、 オバマ氏は勢いを増し、連敗すれば本命の座を 追われかねない情勢だった。 クリントン陣営は各種世論調査で劣勢が伝えられ、 メディアもオバマ氏の勝利を予測していたが、 予備選投票日前の24時間、6000人もの運動員を投入、 徹底したローラー作戦を展開した、のだという。 ※※ 投票日の前、テレビでオバマ氏、クリントン氏の 選挙戦のようすを見た。 オバマ氏の演説会場には若者、無党派層が押しかけ、 「CHANGE WE CAN BELIEVE IN」の、 青いプラカードで埋め尽くされ、熱気にあふれていた。 クリントン氏の表情からは余裕が消えうせ、 若者や女性の多いミニ集会で訴え、1軒、1軒、 戸別訪問(――それは明らかに演出だろうけれど)する姿が。 そして、クリントン氏の、ある集会での一コマ、 女性参加者の一人からの質問に「選挙はゲームであり、 ただの勝ち負けと考える人もいるけれど、国のため、 子どもたちのために戦っている」と答え、声を詰まらせた。 ・youtube→Hillary Clinton Emotional (http://jp.youtube.com/watch?v=nee_AFordWE&NR=1) メディアはそれを見て、クリントン氏が涙ぐんだ、と一斉に伝えた。 クリントン氏の表情、表現は計算されていたものかもしれないが、 たしかに、苦しい戦いとなり、なりふりかまわず、 情けにすがるようにも見えたし、弱気にも受け取れた。 が、冒頭記述のとおり、NHではメディアの予測は覆された。 しかし、それでも、今回の結果によって、 オバマ氏の躍進が止まるかどうかは、まだ、わからない。 それに、今回はクリントン氏の“涙”が引き止めた票もあっただろうけれど、 基本的に、アメリカ、という国の気風を考えれば、 それがこれからも通用するようには思えない。 20州以上が予備選を行う、2月5日の スーパーチューズデーまで勝敗は 見えないかもしれない。 ※※ なお…、だいぶ後ろの方になってしまったが、 共和党の、ニューハンプシャー州における予備選は マケイン上院議員が制した。……が、今回の大統領選では、 民主党が政権を奪還できるかどうかに関心が高いし、 かつ、候補者も女性初対黒人初――と、話題性に富む。 それで共和党の動きは、ややかすんで見えてしまうのだ。 また、米国の大統領選挙は、当然のことながら、 日本の政治、政局に影響する。 (実はこのことこそ、当ブログが米大統領選を取り上げる、一番の理由。) 米国の共和党は日本の自民党に、米国の民主党は 日本の民主党のイメージに重なるようにも見える。 それで、米国での出来事が、日本での出来事を 似せてしまうのではと想像してしまう。 米国大統領選挙は、ひょっとすると、日本の政治地図の、 一歩先を進んでいるかもしれない、……と。 <追記>今回の結果について、夕刊、共同の記事に、 「黒人大統領誕生が現実味を帯びたことに対する抵抗感などが 影響したとみられる」との分析。それは、けっこう、ありそうだ。 黒人女性の、ライス国務長官という存在もあるが、米国では、 パワーエリートの条件として、まだまだWASP(ワスプ=ホワイト、 アングロ・サクソン、プロテスタント)への信仰も強いはず。 さらに白人であるかないかはWASPのWであって、 それらが頭をもたげる可能性は否定できない。 ちなみに、歴代大統領はケネディ、レーガンを除いてWASPであった。 仮にオバマ氏がスーパーチューズデーにも勝利し、 民主党候補となる場合、その非WASP、黒人大統領への抵抗感は 共和党候補との本選で、より強く現れることになる。……よって、 けっこう、まだまだ、わからないのかもしれない。 ★★よろしければ、今日もクリックを!→人気Blogランキング
by yodaway2
| 2008-01-09 16:27
| 米国はどうする、どうなる
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