週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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選挙の話題が続くけれど、やっぱり話さねば!
選挙の話題が続いています。いろいろコメント、TBをいただき、
それがまた次にと続いてきてしまっています。

キーボードを打つ指先が、勝手に動いてなかなか止まってくれません。
まるで、ブレーキが壊れた三×自動車のようです。
以下、長くなってしまいましたが、お許しのほどを。

一つ前のトピック「自民党が陥った、組織のデフレスパイラル」に頂いた
rakurakuonsenさんからのコメントについて、私の文字数オーバーによる、
再コメントです。お時間のない方は、見出しのみご覧いただければと思います。

                    ※※

●コイズミ政治をめぐる4つの視点

rakurakuonsenさんからコメントのなかで、
いまの自民党が陥っている政治状況について、次のように整理していただきました。

「(1)小選挙区制・公明との連立という権力基盤、
(2)「構造改革」という名の旧来の田中・竹下派的政策の否定、
(3)オルタナティブとしての拡大民主党の登場、
(4)9・11以降の国際情勢
――といった面が複合して作り上げられているものに思えます」。

非常に納得してしまいました。スッキリした気分です。


●「55年体制」を駆け足で振り返ってみる。

たしかに、今の日本政治は過渡期であると言えば過渡期であって、
その一場面かもしれません。
ただ、でも、政治は案外、いつだって過渡期です。

戦後、1955年に社会党の誕生に触発されて、かつての民主党と自由党が合同し、
自由民主党が誕生しました。その後長く、政権は自民党が単独で支配し、
野党第1党の社会党が対抗勢力として、対峙しました。
いわゆる55年体制です。

この55年体制下にあって、政治は停滞したとする意見もあるかもしれませんが、
事実はいつも揺れ動き、とくに自民党内の、かつての5大派閥(5大――ではない
時期もあり)が党内覇権を競い、そのなかでかいわゆる角福戦争、三木降ろしなど、
数々の「抗争」が繰り広げられました。

いま、テレビで人気のハマコーさんが活躍したのは、そんな時代の後半戦でした。


●「自民党をぶっこわす」――、世論の風が止むとき。

55年体制は政治の停滞期であったとする見方をするにしても、
その中では、つねに派閥の領袖が群雄割拠し、覇を競い合い、
政策も、ひょっとすると今の政党間の違いと寸分も違わぬほどに、
派閥間で差がはっきりあったかもしれません。
また、官僚派、党人派――そんな、言い方もありました。

いまの日本の政治が抱える弊害という弊害は、直接的には
この55年体制のもとで澱のように堆積してきたものでしょう。
政官財のトライアングル――、そんな、言い方も、やっぱりありました。

いま政権を担っているコイズミ氏は、こうした時代の残照に、
明らかに抵抗を試みています。
「自民党をぶっこわす」――、いまや、この言葉を信用していない人の方が、
増えてしまったとも思いますが(内閣支持率などを見て)、
彼にとっては、明らかに不本意でしょう。

細川連立政権の誕生が、55年体制の終焉とする見方があります。
しかし細川連立政権の中心は、自民党内、田中派―竹下派内で
権力闘争に敗れて離党したオザワ氏らだったのです。
非常に常識的なことなのですが、敢て振り返らせていただきました。

停滞期と言われた55年体制下にあっても、政治のダイナミズムは
今以上であったかもしれませんし、それ自体、大きな過渡期と
見ることができると思います。

なお、55年体制下での選挙制度は、概ね中選挙区制でした。
一つの選挙区から複数の議員が誕生するため、
自民党所属の議員が、選挙区によっては何人もいたり、独占することだって、
めずらしいことではありませんでしたが、一方で、自社以外の政党、少数政党だって、
けっこう、しっかりと存在し得たのです。
話はズレてしまいますが、いまの選挙制度……果たして良いのかどうか、です。

いまの民主党の代表、オカダ氏は、もともとは竹下派の出身です。
自民党時代の彼はオザワ氏のもとで若手として頭角を現し、
オザワ氏に伴って党を飛び出しました。はしなくも、いま、
オカダ氏が党代表となり、オザワ氏が影の軍師――党実力者です。

コイズミ氏は、「構造改革」という名の旧来の田中・竹下派的政策の否定を、
政権運営の機軸に据えて、それと闘ってきたのです。
今度はオカダ氏、オザワ氏にとって、それは皮肉なことであるはずです。
rakurakuonsenさんご指摘のとおりです。

そして、そしてです。こうした政治闘争の結果、今度はコイズミ氏にとって、
それがとても皮肉なことに、自民党の支持基盤を弱め、かつ今は、
世論の支持も離れつつあるように思います。
もちろん、これからどうなるか、それはまだまだわかりません。


●憲法改正論議に大流動化、再々編の兆し――?

rakurakuonsenさんの(1)から(4)まで、私なりに、
全部ふれたい誘惑にかられますが、たぶん、rakurakuonsenさんご自身で、
さらに詳しくまとめられると思います。
・rakurakuonsenさんのページ「浮世風呂」→http://fafa.exblog.jp/

とくに(4)については、発展的に話し合いたいところです。
このことに、どう応じていくかこそ、いまのニッポン、政治に
一番問われていることだと思います。

政権を担う側としても、頬かむりして済むなら済ませたいに違いありません。
それが許されないのです。――で、しからばどうするか、そこが選択になるのです。
コイズミさんの選択には党内の異論も根強いのですが、
彼はそれを押さえ込んでいます。
彼にとっても苦しい、ガラス細工のような選択です。

ところで、私自身は少し信じられない思いなのですけれど、
今回、当選した議員も過半が憲法改正に賛成とのことです。

先ごろ訪米したコイズミ首相の盟友・ヤマタク氏も、
米国での講演で、憲法改正が次の日本政治の中心課題になると話したようです。

とくに憲法問題を巡っては(仕掛ければ)、民主党も一枚岩というわけには
いかないかもしれません。自民党もかならずしも推進派ばかりではありません。
加藤紘一氏なども、いまは一見、力を失ったままのように見えますけれど。

憲法改正が、政治のテーマとして最前面に出てきたときに、
それが自民党であっても、民主党であっても、割れるのではないでしょうか。
そもそも、改憲すべきではない、少なくともその時期ではない――とする論は、
少数派となってはきているものの、けっこう根強く存在しているはずです。

9条問題についても、自民党にだって慎重論はあるのです。
憲法改正をめぐって、政党が再編を繰り返す――、あり得ないとも思えません。

なお、ここまで自民党、民主党を中心にみてきましたが、ご承知のとおり、
改憲については自民党の連立相手、公明党が慎重な姿勢を
崩していないことを付け加えます。


●さしあたっては米国大統領選挙――。そして……。

ニッポンの政治、政局には、いつも米国の政治が強く影響してきます。
言うまでもなく、11月の大統領選挙の帰趨は、最大の変動要因です。

民主党のオカダ氏は、ジョージ・ジュンの関係を横目に、
米国・民主党との連携を深めようと動いています。
皆さまご存知かもしれませんが、近く渡米の予定とのことです。

ほかにも注視したいことはかなりあります。
散漫になりますが、そのなかでも特にマスコミで指摘が少ないと思うのは、
民主党内の、党内権力構造の変化です。

菅氏の代表辞任から、オザワ氏の力は高まる一方です。
菅氏がなかなか代表辞任に応じようとしなかったのは、ひょっとすると、
オザワ氏との戦いに理由があったかもしれません。

年金法案への対応で、代表就任早々、オカダ氏はオザワ氏からの働きかけで、
3党合意の実質的な棚上げへと動きました。

こうした、いま生まれつつある、民主党の「二重権力構造」に対して、
マスコミの目は、なぜか甘いと思います。
オカダ執行部の、オザワ氏による傀儡の度合いは小さくないと思いますが、
いまは勝てば官軍とばかりに、誰もそれに異を唱えていません。
これがこの先も続くのか……、非常に気になります。

                    ※※

またも、なお――になりますが、今回の選挙結果のなかで、
公明票の与えた影響について、 qlown_ynさんがまとめています。
非常に参考になる考察のように思いました。

いくつか前のトピック、
「政治闘争、再開。コイズミ首相の迷いと……、そして孤独。」
の最後にコメントをいただいていますが、アドレスを貼ります。
http://blog.goo.ne.jp/qlown_yn

                    ※※

選挙の話題がずっと続いていますが、政治は結局、選挙によって
決まります。政治権力も、選挙によって洗われるのが、いまの制度です。
書きたいことは尽きません。

お読みいただいた方には、心から感謝を申し上げます。
また、誤謬などお気づきの点はお教えください。



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by yodaway2 | 2004-07-15 11:32 | 風雲急!政局と選挙