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週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。

by yodaway2
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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速報!額賀氏喚問、見送りに。――自民が見せた、必死の危機管理。
速報。12月3日に予定されていた、参議院における、
額賀財務相に対する証人喚問が見送られることになった。

昨夜から、各紙が見送りの公算が高まっていると報じていたが、
今日午後1時過ぎ、サンケイが「公算」の2字を取り除いて報道した。
各紙の報道が揃ったわけではないが、もう、
この流れで動かないと見てよさそうだ。

・サンケイ→額賀財務相の証人喚問は見送り 江田参院議長の仲裁で
(11月30日13時28分配信)


民主党のダメージは小さくなく、逆に自民党は、
問題発覚後に党独自の調査に着手、
さらに宴席の主賓とされた米国防総省元日本部長、
ジェームズ・アワー氏来日させるなど、とりあえず、危機管理に成功した。

                ※※

もともと、額賀氏がくだんの宴席に出席したかどうかなど、
本質的な問題とは言い難かった。

その宴席は宮崎元山田洋行専務が用意した接待の席ではない。
たまたまいっしょになったかどうか、を争ったに過ぎないし、
仮に、額賀氏がその席にいたとしても、そのことだけで
責めることのできる話ではなかった。

ことに、その席がアワー氏を歓迎する趣旨であったと言うのだから、
なおさら、ということになる。

それでも、出た、出ないでもめることになったわけで、
ふりかえれば、まことに珍妙な展開になった。

                ※※

見送りに転じた経緯としては、守屋前事務次官が逮捕、拘留され、
法務省が起訴前の出張尋問を認めない意向を示したことが、
表面上、きっかけになった。――が、しかし、守屋前次官の逮捕は、
概ね予想されていたことであったはず。

昨日、共産党の穀田恵二国対委員長が緊急記者会見し、
「野党単独で証人喚問を採決したときに(共産党が)賛成したのは間違いだった。
証人喚問は全会一致が望ましい」(サンケイ、30日付)と述べ、
賛成撤回に転じたことで、野党間の足並みが一気に乱れた。
民主と他の野党との間の温度差が明らかになったのだ。

共産党に続いて、社民党、国民新党も民主党に慎重な対応をもとめた。
「自民党、与党が3分の2以上を占める衆院で
同じことをされたらどうするのか」(亀井久興国民新党幹事長ら)――などの、
あからさまな批判が飛び出した。

また、問題となっている宴席の主賓、米国防総省元日本部長の
ジェームズ・アワー氏が自民党本部で会見し、テレビカメラの前で、
当日、額賀氏がその席にいなかったと証言し、民主党を心理的に圧迫した。
・毎日→額賀氏宴席同席疑惑 アワー氏、会見し同席否定
11月30日10時23分配信 毎日新聞


前後して午後3時過ぎに、朝日新聞が守屋容疑者の詳細な日誌が存在し、
文脈として、その日誌により、あたかも額賀氏の出席が
証明されるとも受け取れる記事を流した。――が、これも
数ある“怪情報”のひとつにすぎなさそうで、
民主党は、またたくまに劣勢となった。
・朝日→守屋前次官、詳細に日記 会合の相手・内容も判明か
(2007年11月29日15時06分)


輿石(こしいし)民主党参院会長は、なおも喚問を強行する意向を示したが、
党内、そして野党各党の空気は変わっていた。
・<額賀氏喚問>延期も…野党内からも慎重論

そして今日、30日午前、自民、公明の両党が江田五月参院議長に
喚問の中止を申し入れし、同議長が仲裁する形になった。

                ※※

表面上、守屋前次官が拘留の身となったことが大きな理由。
しかし、内実では、どうも、結局、民主党は
額賀氏を追い詰めるだけの証拠、根拠を手にできなかったことが、
方針転換の一番大きい原因ではないか。

他の野党も、民主党への不安が増し、
方針転換を迫ったのではないか。

また、その一方で、自民党は危機管理に、ひさびさに成功し、
傷口が広がるのを、いまのところだが(――この先、
何が飛び出すかわからない)、防げた。

ここまで、自民は必死だった。
民主党は宴会の他の参加者へのアプローチなど、
すべて自民党の後手に回ってしまった。

それでも、15日に守屋前次官が国会で名指しを受けて以来、
この問題は他の疑惑とも相まってほとんど連日報道され、
自民党にも、言いようのないほど、痛手になった。

だから自民党は、宴席問題に限っては危機管理に成功したが、
やはり、曇り空のような気分だろう。

                ※※

自民党の伊吹幹事長が、昨日、うさを晴らすように、
民主党に痛烈な批判を浴びせた。
「(参院第一党となり)初めて権力という名のピストルを持った小学生が、
うれしくて学芸会でぶっ放したようなものだ」
・スポニチ→伊吹氏「民主はピストル持った小学生」(07年11月29日 22:39 速報記事)

おそらく今日午前の記者会見と思われるが、重ねて同様に発言した。
「私たちは、学芸会でピストル撃っているわけではないんだから、
議会のあり方として、もう少し品位と品性を持って対応すべきだ」
・ANN(テレビ朝日系)→「学芸会じゃないんだから」
額賀大臣の喚問見送りか[30日13時14分更新]


小沢一郎民主党代表は、この問題でほとんど表面に出てこなかった。
ひょっとすると、内心、もともと、喚問に乗り気ではなかったのかもしれない。


<当ブログ関連記事>
額賀氏喚問、決定。――民主、アリバイ写真の日付は改ざんできると、強気。
2007年 11月 28日



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by yodaway2 | 2007-11-30 15:10 | 風雲急!政局と選挙