週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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ミツトヨ、核関連技術を不正輸出のニュース。……下町の町工場から発展した会社のあゆみ。
★追記、14日午後00:37/14日、NHK正午のニュース。
3次元測定器の輸出に際して、ミツトヨは性能を低く偽って輸出していた疑いがあると見て、
警視庁公安部は捜査を進めています――、と。そうであれば確信犯になる。
一方、ミツトヨの手塚和作社長は今日午前、記者会見し、お詫びしつつも次のように話した。
「きちんとやっているつもりで、違法性はなかったと信じています」
すなわち、輸出に関する自社のチェックは適正であって、捜査当局とは見解の相違、と。
この事件の評価は、もう少し、捜査の推移を見てからにしたほうがよいのかもしれない。
ただし、同様の事件はこれからも繰り返される恐れがあり、事前の防止に、
企業だけではなく、国も体制を見直したほうがよいことだけは、すでに、はっきりしている。


                ◇◆
<本文、ココから>
先月、ヤマハ発動機が、高性能の無人ヘリを中国へ不正輸出し、
強制捜査を受けたが、またもや、日本の企業が、今度は核開発に
利用可能な、高性能の、3次元測定器を不正に輸出していた。

この報道は、今日のNHK、正午のニュースでトップで伝えられた。
不正に輸出した企業はミツトヨ……、筆者は不勉強にも、この会社の名前を
初めてきいたけれど、計測器メーカーでは国内どころか、
世界でもトップレベルの計測器メーカーなのだという。
・毎日→<外為法違反>「核の闇市場」にメス マレ-シアに測定器(02月13日15時00分)
・共同→測定機不正輸出で捜索続行 警視庁、押収資料分析へ(02月13日 16時16分)

                ※※

さっそく、下記、ホームページを開いてみた。
・株式会社ミツトヨ→http://www.mitutoyo.co.jp/index.html

本社所在地、神奈川県川崎市。創立、1934年 (昭和9年)10月22日。
資本金、3億9,100万円、単独売上高、591億1,300万円。
事業内容を精密測定機器の製造・販売とし、
従業員、国内、2,360名、海外、2,013名。

代表取締役会長、沼田智秀、代表取締役社長が手塚和作。
会長は創業者、沼田惠範氏の子弟であるようだが、
役員の姓を、ざっとみると、けっこう、ばらばらで、
組織のトップ、経営を、単純に世襲しているのではなさそうだ。

                ※※

社長メッセージ、企業理念、会社のあゆみ……と、順に読み、
関連の情報についても、駆け足ながら探してみた。

手塚社長……、「『ナノテクノロジー』に代表されるような技術革新が期待される
21世紀におきましても、変化する産業界のニーズにお応えすべく
先進技術へのたゆまぬ取り組みを行い、計測技術、開発技術、生産技術など
世界をリードする企業としての役割を担ってまいります」と。

社是として「良い環境、良い人間、良い技術」を掲げ、下記の説明が。
>創業間もない頃にマイクロメータの国産化にあたって、
>自ら陣頭に立って物作りを体験した創業者沼田惠範は、
>それに係わる人の心構えが如何に大切かを痛感したのです。
>信頼される製品を作り出す為には、それに係わる人の教育に意を尽くさねばならぬ。
>又良い人材は、良い自然環境、良い職場環境のもとに育つという意味が
>込められています。

さらに、創業者の心意気、として次のように。
>創業者沼田惠範は、1934年(昭和9年)東京・蒲田で、
>マイクロメータの国産化をめざして、わずか30坪の研究所からスタートしました。
>そして創業から3年後、数々の試行錯誤と技術の研鑽を積み重ね、
>マイクロメータを完成し、「良くて、安くて、長くもつ、世界一 三豊のマイクロ」という言葉を
>手拭いに刷り込み、全国に配りました。そしてそれを現在、現実のものにしております。

会社のホームページからは、けっこう、生真面目な社風が浮かび上がってくるのだが、
それでは、なぜ……、と考え込んでしまう。

                ※※

創業者の沼田惠範氏は明治30年、1897年、広島県の出身、
浄土真宗本願寺派の寺の三男として生まれ、30歳になる直前、
仏教伝道のために渡米したが、資金に窮した経験から、
経済的な基盤の確立が必要と痛感し、帰国して起業したのだという。
・参考/財団法人仏教伝道協会→発願者沼田惠範氏と仏教伝道協会

それが、今日のミツトヨに発展した。
それで、会社のホームページ、企業理念のページをみると、
「仏教伝道活動の支援を通して人々の幸福に寄与する」と、
はっきりうたっており、会社のミッションの打ち出し方としては、
ちょっとめずらしいようにも感じられる。

また、前記、紹介のとおり、ミツトヨは昭和9年に、
日本の製造業、町工場のふるさと、とも言える東京、蒲田に
「三豊製作所」として創業され、製造が始まった。……それから
技術を磨き、製品の開発、改良を重ね、今日に至った。

NHKのプロジェクトXを地で行きそうなあゆみにも思えたし、
同社のホームページを読む限りでは、だが、必ずしも利潤追求オンリーの
会社にも思えず、強制捜査のニュースとの隔たりを感じた。
(実際にプロジェクトXに登場したかどうかは未確認です。^^;)

                ※※

このような、言ってみれば、リッパであるはずの会社が、
今日、あろうことか、警視庁公安部から家宅捜索を受ける事態となった。

共同の記事によれば、ミツトヨは2001年から02年ごろ、
核兵器製造にも転用可能で輸出が厳しく規制されている「3次元測定機」を、
中国とタイに無許可で輸出した疑い――、で捜索を受けている。

会社側からのコメントは伝えられていないが、専門家が考えれば、
極めて明白でありそうな事柄を犯したように思われるし、
かつ、ミツトヨほどの企業であれば、それを自覚していないはずがなく、
弁解の余地は、極めて少ないのではないか。

                ※※

最初、ニュースをテレビで知ったときには、またか、と、
ちょっと苛立ったが、次に同社のホームページを読み、複雑な気持ちにもなった。
こんな会社であれば、間違いであってほしいナ……、と。

案件が核開発に関係しているのだから、ある意味、ヤマハ発動機よりも、
ゆゆしい、重大な事件であるかもしれない。

同社が進んで事実を明らかにされるよう、
第3者ながら期待したいと、ふと、ちょっと考えた次第。


                ◇◆
<追記、17:10>

企業の責任は問われて当然だけれど、その一方で、
ニッポンが技術立国であり、貿易国家としてしか生きていけない以上、
こうした、リスクはそこら中にあるのかもしれず、狙われもしているのだろう。

企業ももちろんだが、国も、こうした事件が再発を繰り返さないよう、
もっと、真剣に対策を講じるべきなのだ。
筆者、yodaway2は、そう思う。


※書きっぱなしのままアップ。誤字脱字あったら、ご容赦を。あとで校正します。^^
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by yodaway2 | 2006-02-13 17:08 | 社会の問題、世相さまざま