週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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耐震偽装。イ社、藤田氏は勇気ある人かもしれない。(速報)
いま、午後3時。NHKで、姉歯建築士による構造偽装事件にかかわる、
国会、衆議院国土交通委員会、参考人質疑を見ている。

参考人として出席しているのは、今回の事件を“告発”した設計事務所の
代表、渡辺建築士、民間検査機関、日本ERIの鈴木社長、
同、イーホームズの藤田社長の3人。
姉歯建築士や、今回の事件で黒幕とも揶揄されている、コンサルタント会社、
総合経営研究所の内河健社長は欠席した。

ちょうど自民党、公明党、民主党・1人目の
委員による質問が終わったあたりで、キーを打ちはじめている。

                ※※

もともと、国会の参考人質疑で、全容が判明するなどとは期待していなかった。
また、自分がこうした席で質問したり、逆に答える立場であったなら、
それは容易なことではないと思うには思う。が、そうであっても、
質問の内容にはほんとうにがっかりした――と書かざるを得ない。

この問題、事件の全容は依然としてはっきりしていない。
そのなかで被害の件数は、なおも増えている。
さらに、名前の出ている関係者に特定の事件であればまだしも、
他にもあるのではないかとの疑念がある。
そうした状況のなかで、国会の参考人質疑が行われている。

であれば、今日の参考人質疑が、まず、この事件の事実関係を、
徹底して究明する場でなければならならないのは、
自明のことであり、当然、もちろんのこと。

しかし、残念ながら、質問を終えた3人は、
情緒的であったとの印象をぬぐえないし、参考人の発言も
すでに報道されている事柄の範囲を超えるものでもなかった。   

             ※※

1人目の質問者、自民党の松本文明氏が、
質問の終わりの方で、検査機関に2人に向かって声を張り上げた。

>あなたたちが(構造偽装を)見抜けなかったために、
>たくさんの方が被害にあわれているんですよッ!
>たいへんなつらい思いをしているんですよッ!

>それに対してあなた方が私財を投げ打ってでも償う、そして、
>どんなつらい刑を受けても、甘んじて受けるぞ、
>という気持ちがなくて、どうするんですかッ!!!

つまり、いったい検査機関のあなた方は
何をやっていたというのか、詫びよ――と言うほどの内容。

                ※※

公明党の質問者。
>今回の事件で張本人とも言われている姉歯建築士が体調不良と言って、
>(参考人質疑に)出てこないッ。姉歯氏に、ひとかけらの良心があるなら、
>この場に出てきて真相を明らかにしていただきたいと、訴えるわけであります。

……訴えるわけであります、か。。。
まるで、街頭演説のようだ。

                ※※

いずれの質問者も、少なくとも最初の3人は、
大体のトーンが、倫理的な面での追求に傾いていたように思われる。

が、いま、なすべきは事実の腑分け、全容の解明であるべきではないのか。
それが、今後に制度改正を行うとしても、前提になるはずだと思う。

                ※※

イーホームズの藤田社長に対しても、厳しく責任が問い質された。
それに対して、藤田社長は制度のしくみ、法の規定を前提に話した。
それは自己保身の弁明と、多くで報道されるに違いないが、
私としては、実はあながち、言い逃れしたいがためだけとも思えなかった。

この事件で検査機関、イーホームズの責任は小さくない。
しかし、今日、日本ERIの鈴木社長も参考人となったように、
そして自治体検査案件でも同様の偽装を見抜けなかったことなどから、
事件はイーホームズだけのハナシでもなくなってきている。

また、イーホームズは藤田社長の言うように、事件を把握したあとは
「知ったことを知らなかったことにすることはできない」――との姿勢を
貫いているように思われる。

問題を2つの検査機関に連絡した渡辺建築士も勇気ある人間だが、
藤田社長も、一面では、ひょっとすると勇気ある人間ではないか。


しかしその藤田社長は、事件が明るみに出た瞬間、
自身が重大な責任を負う立場に立たされ(前記のとおり、実際に責任は重大)、
被害者、そして社会の怨嗟を浴びてしまった。

                ※※

5人目、共産党の質問まで来た。……いま、終わった。
ちょっとむなしい気持ちになった。


                ※※
<追記、16:08>

国、国土交通省の責任、制度の欠陥を問う声が小さくない。
たしかに国、国交省にも責任はあると思われるし、制度の見直しが必要であるのも当然。
しかし、いかに制度を見直したところで、悪意を以ってそれをかいくぐろうとすれば、
なかなか防げるものではない。コンピュータウィルスといっしょではないか。

今回の事件で、マンションの購入者、ビジネスホテルの事業主などが
無辜(むこ)、善良でありすぎたとの声もある。しかし、
悪意を以って騙そうとする人間、プロの詐欺師を、かならず見抜けるとは限らない。
それに大体、詐欺師なんて、世の中、そこら中にいる。

建築士の資格についても議論が生まれている。
今回の事件は、いわば警察官が泥棒を働いたようなもの、
医者が毒を薬と偽り殺人を犯したようなもの。ゆえに特殊にも思えるが、
カネの亡者が世の勝ち組扱いされる世相にあっては、
事件が他でも起きていたり、繰り返される恐れは否定できない。


結局、この事件は“世の中”のありよう、“人間”のありようがかかわっている。
けっこう、根が深そうに思えるのだが……、どうだろう。


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by yodaway2 | 2005-12-07 15:34 | 社会の問題、世相さまざま