週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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山崎氏の怒りは誰に対してか?――ポスト小泉、1対1になると予言。
昨日、時事通信が配信した、山崎拓氏によるポスト小泉発言について、
その意味まで踏み込んでいる記事が他に見当たらなさそうなので、
前記事に追記した部分を、敢えてエントリーとして書き直す次第。
(前記事の追記は重複しますので、その部分、削除しました。)

                    ※※

記事(抜粋)は下記のとおり。

「安倍氏出馬なら対立候補は一本化=自民・山崎氏が見通し-総裁選」
>自民党の山崎拓前副総裁は4日、TBSの番組収録で「ポスト小泉」を決める
>来年9月の党総裁選について「全体の構成は、
>安倍晋三官房長官が出れば1対1になる。そうしないと(他候補が)勝てない。
>安倍氏が出なければ、かなりたくさん出る可能性がある」と指摘。……以下略。
(時事通信) - 11月4日19時1分更新 (※毎日にも同様の記事あり。)

昨日、一つ前のエントリーには、暫定、次のように追記した。
安倍氏が出馬しない可能性は、極めて低い。……限りなく、ない。
であれば、この山崎氏の発言は軽くない。
彼がどう動くのか、で、けっこう、地図が塗り変わっていく。
自民党内のせめぎ合いで、キャスティングボートを握る可能性がある。

                    ※※

コイズミ首相が盟友と頼む山崎氏が、
ポスト小泉について、必ずしも首相の期待と一致しない見通しを述べたのは、
一見、ささいな発言なのだが、やはり注意して受け止めてよいと思われる。

ひとかどの政治家が、何か発言する場合、
そこには意図、目的、目算が、必ずある。
逆から言えば、そういう効果・影響についてのイメージを、
なんら持たずに発言することなど、極めて稀なのだ。

たしかに、世評、失言とされる発言も多いわけだが、
実はそれらが、かなりの割合で、意図された失言である場合が少なくない。

                    ※※

山崎発言はTBSの番組収録で行われたものだが、
これは自派からの入閣がゼロだった組閣から4日経ち、
さらに、そのショックが覚めないなかでの副大臣人事で、
またもやゼロ、という追い討ちにあったあとでのことだった。

山崎氏の発言には、首相との間に、ひんやりとした
すき間風が吹いたことを感じさせもするが、
それでも入閣ゼロであっただけなら、耐えるつもりでいた。

しかし耐え難かったのは、むしろ、その次の
副大臣ポストが配分ゼロだったこと。

                    ※※

この発言は番組の質問に答えたものであり、
ポスト小泉候補の名前は当然、登場するわけだが、
そこで安倍氏の前途について、必ずしも安閑としたものでないことを、
もごもご、きっぱり言い切ったところに意図が込められている。

しかも、安倍氏出馬なら1対1――になる、と予言してみせた。

                    ※※

山崎氏は1日に開かれた派閥の会合で、
自派からの入閣がなかったことに、力不足と詫びたうえで、こう続けた。
「しかしながら副大臣、政務官はこれからでございますので、
近未来政策研究所としては、これらに全力を尽くしたいと思います」

副大臣ポストは従前、各派閥からの推薦リストに従い、
官邸で調整して決めた、のだという。
それが、今回はその手続に、もう一手間かけ、
対象者に対して本人の希望などについて聞き取りを行い、
それを党幹事長室がとりまとめたうえで、官邸に届けたという。

党幹事長室でとりまとめた、とは、当然のことながら、
山崎派出身の武部氏のもとを通った、ということになり、
その段階で山崎氏の意向は滑り込んだと見て良い。

ところが、官邸に届いたリストに対して、その調整を行ったのが安倍官房長官。
首相は党3役、閣僚人事を独断で決めたが、副大臣以下については関心を示さず、
今回、どうやら安倍氏に丸投げしたらしい。
首相からすれば、安倍氏に人事をさせるのも教育と考えたのだろう。

「副大臣・政務官、『安倍カラー』にじむ、ポスト配分は派閥配慮型」とは
サンケイの見出し。一つ前のエントリーでもふれたが、塩崎外務副大臣など、
安倍氏は派閥横断で、自分に近い人物を要所要所に配した。

結果、山崎氏と山崎派は無視され、面目を失った。

                    ※※

コイズミ首相の人事であれば、まだ、がまんもせざるを得ない。
それがなんだ、安倍なんていう、ボンボン、ガキがでかい面(ツラ)しやがって――。

今後も表面、山崎氏はコイズミ政権との一致を取り繕うだろうが、
心のなかでは、必死に滅私奉公した末がこの仕打ちかと、
そんなふうに、にぶい気持ちを沈ませてしまった。

                    ※※

安倍氏が出馬するなら1対1になる――。

しかし、政治の世界が受動態で進むことなど、ほとんどない。
偶然と思われる出来事にも、ほとんど、理由があり、
仕掛けが潜んでいる。

政治、ことに権力闘争の世界では、
ものごとは常に、すべて能動態で決まる。

1対1の戦い――とは、偶然にしてそうなっていくわけではない。
仕掛ければそうなる、ということ。

そこに睨みを効かし、丁半、サイの目もオレの考えだ、と釘をさしてみせた。

そしてその相手は、もはや残り1年の首相ではない。
むしろ、コイズミ首相その人に対しては、これからも盟友を演じ続けるだろう。
もはや言うまでもないかもしれないが、釘をさした相手とは、
今回の組閣で後継一番手、本命となった安倍氏、その人なのだ。


                  ――◇◆――

※以下、追記。です、ます調で。

<追記>
今回の組閣で「麻垣康三(あさがきこうぞう)」のなかで、ただ一人、
入閣しなかった福田康夫氏が、逆に存在感を増していることについては、
けっこう、多くの報道記事、解説、分析があると思いますので、
本稿では、敢えて触れませんでした。

先はわかりませんが、いまの段階では、まったくそのとおりと思います。

<追記2、5日12:45>
郵政民営化法案に反対した平沼赳夫氏、堀内光雄氏、野田聖子氏ら9名が、
第3次小泉改造内閣発足の翌日、自民党本部に離党届を出しました。
政治の場での運命に、明と暗、光と影を思いました。

さて、今後ですが、5日午前のTBSの番組に武部幹事長が出演し、
「今の状況では(自民党に)戻れないのではないか。」と話したとのこと――。
私自身は改革続行に賛成の立場ながらも、
まだまだこの先、わからないのではないか、と考えています。

政治は囲碁の盤面のようなもので、たった一手で、
形勢がまったくあべこべに、逆転してしまうことがあるのです。
ただし……、偶然にそれは起こらないものですし、
まぐれの勝ち、もありません。

当ブログ、郵政改革は成し遂げてほしいとの立場ですが、
この国の、政治の行方はなかなか予断が許されません。
願わくば一面にとらわれず、多面体として見ていきたいものと考えています。


※記事(ソース)のリンクなどは、のちほど加筆させていただきます。
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by yodaway2 | 2005-11-05 11:35 | 風雲急!政局と選挙