週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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橋梁談合、公団副総裁が逮捕。――10月の民営化にひるむなッ!
今日、7月26日の朝刊、トップは「道路公団副総裁を逮捕」――、だった。
先に、元公団理事で大手橋梁メーカー、横河ブリッジに天下りしていた
神田創造容疑者の逮捕のときにも、少し、このことを書きたいと思っていたのだけれど、
機会を逃していた。それで、書く。

逮捕された副総裁、内田道雄容疑者は、公団のプロパー、生え抜き。
日本道路公団のトップ、総裁は、現在の近藤総裁を除いて、
代々、建設省、国土交通省からの天下りポストだった。
副総裁もだいたいそうで、プロパーで副総裁となったのは、
内田容疑者が2人目だった。

                    ※※

昨日、帰宅して、NHK、ニュース10を見た。
ちょうど、猪瀬直樹氏と内田副総裁が対決している場面だった。
6月、道路公団民営化委員会、猪瀬氏が内田副総裁を厳しく追求した。

「あなたは『かづら会』という団体を知っているでしょう?」
「新聞で読んで知りました。それまでは知りませんでした」
「そんなこと、あるわけないでしょう、『かづら会』と言ったら、有名ですよ、OBの間で」
「全く知りませんでした」
「あなたは委員会の席でウソをついているんですよ!」

このやりとりのあと、内田副総裁(容疑者)は、
「猪瀬委員から根拠もなくウソつき呼ばわりされた。名誉が回復されるまでは、
委員会に出席しない」――と記者会見までして、次の委員会をボイコットした。

                    ※※

東大工学部土木工学科を卒業、1968年、発足間もない日本道路公団に入社、
将来の公団を背負うと嘱望され、エリート街道をひた走る……。
仙台建設局長、企画部長、技官(技術系職員)トップの技師長などを歴任した。

コイズミ政権のもと、日本道路公団を襲った民営化の激震――。
藤井治芳総裁(当時)が、石原伸晃国交相(同)に激しく抵抗、
ついに解任され、2003年11月、現在の近藤剛氏が総裁に就任した。

近藤氏は伊藤忠商事出身で、初の民間出身総裁。
日本経済団体連合会、経団連事務局長を経て、
2001年に政界に転出、参議院議員をつとめた。

近藤総裁は公団改革を進めるには、それまでほとんど、
建設省、国交相からの天下りポストとなってきた副総裁に、
同省からの影響を振り切ろうと、生え抜きの内田容疑者を抜擢した。

だから今回の逮捕で、近藤総裁は、内田容疑者に裏切られた……。

                    ※※

コイズミ内閣は、旧橋本派を中心とする道路族と戦いながら、
公団改革には道筋をつけたはずだった。

道路公団民営化委員会では答申のとりまとめが近づく中で、
委員同士が激しく対立し、これもまた、メディアのかっこうのネタになった。
(答申への評価はまちまちだが、何もしないよりも1000倍も良い――というのが、
当ブログの意見。これまでも繰り返しエントリーしてきたとおり。)

近藤総裁は参議院の職を辞して登板した、期待の民間トップ――なはずだった。
しかし、就任後の改革が思い通りに進んでいないさまは、
今回の事件、逮捕劇からも容易に知ることができる。

                    ※※

道路公団改革に立ち向かうリーダーとしては、
近藤総裁は、何か、ずいぶん大人しい印象だと思っていた。

が……、今朝の新聞に猪瀬氏の話。
「(内田容疑者は公団の中で)最も権力を持っており、
一般企業で言えば、社長だった。……総裁は外様。何も改革ができなかったのは
実質的な社長である内田副総裁がいたから」

                    ※※

技術官僚が権力を握る特殊な世界――。
先に逮捕された神田容疑者と言い、今回の内田容疑者と言い、
さらにこの2人だけでなく、先に逮捕された神田容疑者に、
談合の総元締めを禅譲したとされる、公団の元副総裁(三菱重工業に天下り)はじめ、
もっとっもっと多くの人間が関わっている疑いも強い。
それらが業界と癒着し、この社会にブラックボックスをつくってきた。

                    ※※

日本道路公団は今年10月の、分割、民営化が決まっている。
この事件は、それに向かって胸突き八丁と言うタイミングで起きた。

民間出身(――ただし参議院議員出身)、近藤総裁のもとで、
生まれ変わろうとしてきたはずだが、それが依然として、
公団と業界の悪しき実態を引きずっている実態を浮かび上がらせた。

しかし、ひるむな。事件を逆手に取り、好機ととらえ、
過去の清算に挑めばよい――。              

いま、もめている郵政民営化も同様と思うけれど、
道路公団民営化にも不十分のそしりはある――と考える。
それでも、ゼロと着手とでは、1000倍ほども違うはず。

闇は深くとも、突っ込むしかないじゃないか――と、今日は考えてみた。
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by yodaway2 | 2005-07-26 12:10 | 社会の問題、世相さまざま