週刊!Tomorrow's Way
tomorrows.exblog.jp

テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
・→関連エントリー
・→ブロガーズ・マナー
・→ステイタス&プロフィール
◆22万アクセスを突破!記事数644本(2007.3.16現在)

★★人気Blogランキング
よろしければ、ぜひクリックを!
カテゴリはニュース全般です。

・→BlogRanking

★厳選!情報ソース
※ニュースサイト、シンクタンクなどのリンク集。すごく便利ですよ!
(Seesaaに移転しました。)
★ブログ・リンク(excite以外)
※外部の相互リンクのページです。exciteブログはこのフレーム、下の方にあります。  
★中国古典の名言
※生き抜く知恵を古典に学ぶ。
以前の記事
カテゴリ
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
加藤紘一氏、新集団結成へ。「第2次加藤の乱」につながる……?
このところ、ちょっと遠ざかっていた政局関連のニュースからいくつか。
ひとつは、YKKトリオ(山崎拓・加藤紘一・小泉純一郎)の一角、
自民党元幹事長、加藤紘一氏の動静について。

                    ※※

今朝の新聞(サイトでは昨日)によれば、加藤紘一氏が
勉強会「真の地方自治を考える会」(仮称)を旗揚げしようと動いるとのこと。
24日に初会合が予定されていると、共同などが伝えている。

メンバーは閣僚経験者、中堅議員を中心に30人規模というのだが、
記事には個々の名前は書かれていない。
加藤氏は2000年11月の「加藤の乱」に敗れたのち、
秘書の脱税事件の責任を取って辞任に追い込まれるなど、
いばらの道を歩んできた。

「加藤の乱」とは、当時の森政権に対する不信任案の採決で、
加藤氏らが野党に同調を計ったものの、自民党幹事長・野中広務氏(当時)の
激しい切り崩しに遭い、不発に終わった事件。

ちなみに、このとき、自民党議員で不信任案を採決する本会議を欠席したのは、
加藤氏、谷垣禎一氏、川崎二郎氏、石原伸晃氏、中谷元氏(以上、加藤派)、
山崎拓氏、武部勤氏(山崎派)、平沢勝栄氏(無派閥、現在・山崎派)であった。

この乱の失敗によって、加藤氏は総理総裁候補のレースから脱落したばかりか、
自身の派閥が分裂する事態に発展し、政治的な影響力を失った――と、見られた。

加藤氏は2003年11月の総選挙で議員に返り咲き、つい先ごろ、
小里派(分裂した宏池会のうちの片方)に顧問として復帰した。
しかし政治の流れは速く、誰しも、加藤氏は「過去の人」と見ていたはずなのだが……。

                    ※※

「趣意書案によると……」と記事(共同)が続く。
「国・地方財政の三位一体改革で都道府県知事の権限が強まることを懸念。
住民と密接な関係にある市町村を重視する観点から、
地方自治のあり方を考えていきたい」。

加藤氏は1月30日、つくば市内での講演において、
コイズミ首相と疎遠になっていることを述べ、政策面での不一致に言及した。
以下は、その講演から。(共同、1月31日付より)

「山崎氏とは前からのように電話しているが、首相とは(小泉政権発足後の)過去3年半で
電話で話したのは1回だ。終えんしているのが実態だ」

「外交政策を中心に考え方が(自分と)かなり違う。中国といい関係を
持てるよう努力すべきだし(イラクで)大量破壊兵器が存在しないと
明確になった段階でイラク対応は変えると言うべきだった」

「(郵政民営化などは)内容を持った改革にしないと(いけない)。
キャッチフレーズだけでは実質を問い始めてきた国民に応えられない」

                    ※※

YKK時代から加藤氏とコイズミ氏は政策が一致していなかったのだけれど、
それを山崎拓氏が真ん中に入ってつなげていた。

加藤氏はハト派であり、保守本流を自認――。
派閥の系譜は次のようになる。
池田派→前尾派→大平派→鈴木派→宮澤派→加藤派→(分裂)小里派×堀内派

一方、コイズミ首相の母体・森派はタカ派が多く、次のよう。
岸派→福田派→安部派→三塚派→森派

かくも系譜、肌合い、政策の異なる加藤氏とコイズミ氏なのだが、
それが山崎氏(山崎氏自身はタカ派)の仲介で連合したのは、
実は共通の敵を抱いていたから。

それが橋本派だった。
橋本派は周知のとおり、田中派→竹下派→小渕派を後継している。

                    ※※

かつて、コイズミ首相が「自民党をぶっ壊す」と言ったのは、
普通に解釈する政党としての自民党ではなく、
田中角栄氏の弟子たち、あるいは遺伝子を持つ、
田中派的なる勢力、”古い自民党”を指してのこととされる。
これはまあ、けっこう多くの方に、そのように解釈されていると思う。

考えてみれば、道路公団改革でぶつかる道路族・建設族は主軸が「田中派」だし、
郵政民営化で対立する郵政族も同様、「田中派」だ。
……そして、小泉改革では、実際にそれを壊そうとしてきた。
たしかに、今日の政治の困窮は、田中政治のもとで
タネがまかれたものばかり……とまで言っては言いすぎだろうか。

が、過去に連合し、その後も精神的なつながりは保ってきたはずの加藤氏が、
YKKからの離脱を宣言したとすると……、ちょっと局面が違ってくるのではないか。

                    ※※

コイズミ首相は首相になる前、加藤氏から「エキセントリック」と評されていた。
田中真紀子氏は日本語で「変人」と言ったが、同じ意味。
しかし政治家としては、世評と異なり、強情なだけでなく、けっこうピュアなところがあり、
それゆえ、政権をここまで持ちこたえてきたとも見ることもできる。

一方、加藤氏はかつて保守本流のプリンスであったが、
「加藤の乱」以降の失脚体験で、何かふっきれたようになっている。

欲――がないわけではなく、復権を狙いというのも外れていないのだろうが、
一度失った命で戦いを挑んでくるとなると、コイズミ首相にとっては、
これまでの反小泉の動きとは異なり、けっこう、やっかいな相手になる。

                    ※※

24日に発足する「真の地方自治を考える会」が、
果たしてどのくらいの規模になるのか……?
「第2次加藤の乱」につながらなるほどのムーブメントになるのかどうか……?

                    ※※

本来であれば、政党間で政策論争し、政権が競われなければならないのだが、
2大政党の一翼、民主党との戦いよりも、いまだに、
自民党内の勢力のぶつかり合いの方が、はるかに中身が濃く、
迫力に富んでいるように見えてしまう。

決して、望ましい状態でないのだろうけれど……。


※よろしければ、今日もクリックを!→ Blog Ranking
[PR]
by yodaway2 | 2005-02-18 18:34 | 風雲急!政局と選挙