週刊!Tomorrow's Way
tomorrows.exblog.jp

テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
・→関連エントリー
・→ブロガーズ・マナー
・→ステイタス&プロフィール
◆22万アクセスを突破!記事数644本(2007.3.16現在)

★★人気Blogランキング
よろしければ、ぜひクリックを!
カテゴリはニュース全般です。

・→BlogRanking

★厳選!情報ソース
※ニュースサイト、シンクタンクなどのリンク集。すごく便利ですよ!
(Seesaaに移転しました。)
★ブログ・リンク(excite以外)
※外部の相互リンクのページです。exciteブログはこのフレーム、下の方にあります。  
★中国古典の名言
※生き抜く知恵を古典に学ぶ。
以前の記事
カテゴリ
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
一般教書演説、どんなことが言われたのか。ちょっと覗いてみた。
さてさて、今日3つ目のエントリー。と言っても、前の前のエントリー
そして一つ前のエントリー「一般教書演説、北朝鮮問題には数秒しかふれず」の続き。

「一般教書(State of the Union)」とはなかなかイメージが湧きにくいのだが、
それは、日本で言えば、ちょうど通常国会の冒頭に行われる、
首相の「施政方針演説」にあたる――ということは、一つ前のエントリーで紹介したとおり。

ちなみに、施政方針演説は、毎年1月に召集される通常国会(会期150日間)での、
首相の演説を言い、臨時国会、特別国会の冒頭に行われる首相演説は
「所信表明演説」と、分けて呼ばれている。所信表明演説の方が、いくぶん、短い。

さて、大統領の一般教書演説に話を戻して。
私は今回の一般教書演説をBSのライブで聞いていた。
そして、つくづく思った。

良くも悪くも、たしかに演説、スピーチに賭けている、と。

                    ※※

大統領選挙では、民主党・ケリー候補の攻勢に、守勢一方だったが、
改めてブッシュ氏の演説、スピーチを聞いてみると、
それがなかなか、行き届いたものなのだ。

もっとも、世界に自由を広め、圧制国家をなくす――と宣言した就任演説にも、
現実味がないなどと批判が生まれたが、今回の一般教書演説にも
楽観的すぎるとの評価が生じているらしい。

                    ※※

しかし先入観を取り払って聞いてみれば、それが「宣教師」の演説であるとしても、
日本の首相演説などに比べれば、はるかに、はるかに表現力豊かで、
聞く立場の人々を意識したものに聞こえる。

ほんとうに欧米の政治リーダーときたら、演説、スピーチに
賭けているようなところがあり、それゆえ、歴代大統領は
政治任用のスピーチライターを抱えてきた。

「華氏911」ではコテンパンにされたブッシュ氏だが、
映画で主演した姿のみを見て、侮っては、
かえって米国を率いるリーダーの人物を見誤ってしまうかもしれない。

前置きばかり書いていても仕方ないので、どんなことを言っているのか、
さっそく一般教書演説から、適当にだけど、いくつか言葉を拾ってみる。
(内容よりも、演説の調子、修辞に着眼しての抜き出し。^^)

                    ※※

>米国は2009年には財政赤字を半分にするという道を歩んでいます。
>納税者のお金は、1ドルたりと言えども、賢明に使っていかなくてはならないのです。

>このままでは年金制度は破綻してしまいます。力を合わせて、
>私たちの公的年金制度を守らなくてはなりません。
>……リーダーの方は、誤ったメッセージを送らないでください。

>あなた方と私は責任を共有しています。公的年金制度を
>存続させるために、私たちは根本から見直さなければならないのです。

>改革は簡単ではありません。しかし、私たちは勇気を持って
>取り組まなければなりません。なぜなら、子供たちの年金制度の問題は、
>党派色、政治色による対立よりも、ずっと重要だからです。

>結婚は聖なる制度であり、社会の基礎です。
>私は結婚制度を守るための、憲法改正を支持します。

>圧制やテロに打ち勝ち、希望に変えるのは、人類の自由の力のなのです。
>自由は圧制を、この世からなくすでしょう。

>イラクにおける自由は、今後数世代にわたって、
>私たちアメリカを、より安全にするのです。

>この国は大きな夢の生まれる国です。
>奴隷制度を廃止し、欧州をファシズムから解放し、共産主義を崩壊させましたが、
>それらは達成されるまで夢でしかありませんでした。

>神の摂理の道は平坦ではありません。
>しかし、行き着く先は決まっています。自由です。
>神のご加護のありますように。

                    ※※

大統領が演説した議場には上下両院の全議員、全閣僚が着席する。
閣僚たちは大統領のすぐ目の前に、向き合って腰掛ける。
ただし、チェイニー副大統領は上院議長を兼ねているので、
大統領の立つ演題の後ろに着席する。

傍聴席には招待者が着席し、今回、その中にイラク戦争で亡くなった兵士の母親がいた。
大統領は演説のなかで、その兵士を讃え、母親を紹介し、満場の拍手を浴びた。

                    ※※

大統領が議場に入場してくると、上下両院の議員たちは、
全員が起立しての拍手、スタンディングオベイションで迎える。

日本とは、まったく異なり、野次などは聞こえない。
その代わりに、度々の拍手が起きる。
スタンディングオベイションも、度々、起きる。

それも与党、共和党の議員だけからではなく、
ときには民主党の議員からも拍手が贈られる。
スタンディング・オベイションも同様。

                    ※※

それは例えば、

>……不正義がまかり通れば、我々の経済は強くなりません。(一斉起立、拍手)

>……イランの人々に申し上げます。あなた方が自由のために立ち上がるのであれば、
>アメリカはあなた方と共にある、と。(一斉起立、拍手)

と、いった具合なのである。

居眠りする議員など、もちろんいない。
気に入らないからと、途中退席する議員も、もちろんいない。
反対であれば、静かに座ったままでいるだけなのだ。

                    ※※

末尾紹介の、在日米国大使館HPで、
演説(全文)に記録されている(Applause.)=拍手の回数を数えてみた。
66回、あった。

拍手の度に、演説は一呼吸、止まり、それがまた、演説の内容を印象づける。
前述、ゲストに戦死した兵士の家族を招いていることなどと合わせて、
一面で演出ではあるのだろうが。

                    ※※

日本は米国の何倍もの歴史がある国――。
そして民族も、概ね一つ。ことさらに大声で主張せずとも、
その意を察し合うという、あうんの呼吸もある。

リーダーシップについても、歴代首相の指南役であったとされる、
漢学者(陽明学者)、安岡正篤氏(故人)は、指導者の資質に
「深沈重厚」であることを挙げたという。

また、かつての名横綱、双葉山には
「これをのぞむに木鶏のごとし」の言葉を授け、
真の強さは、敵を前にしても動ぜず、敵が戦う前に退散するほどの、
徳を充実させることだと説いたという。

ちなみに、ハナシはズレるのだけれど、
双葉山が70連勝まであと1勝という69連勝で敗れたとき、
彼が安岡翁に送った電報には
「ワレイマダモッケイタリエズ フタバヤマ」とあったという。
これを読んで、安岡翁は双葉山の連勝ストップを知った。

しかし現代、リーダーシップについては、
もはや東洋的な理想ばかりでは、意思疎通に不足するかもしれない。
それに、正直に言えば、米国の議会の方が、日本に比べても、
ルールに厳しく、かつお互いにマナーも守ろうとしているような印象を受けてしまい、
党派の別なく拍手するようすを、少しうらやましく思ってしまう。

                    ※※

ブッシュ大統領の演説に、ただならぬ危うさが漂っていることは、
世界の、多くの人々が感じているとおりなのかもしれない。

しかし、ブッシュ氏はブッシュ氏の理想を示し、米国の国益を掲げ、
世界をコントロールしようとしている。

それを嫌に思うとしても、ブッシュ政権と、大きくは米国のチームカラーとを知り、
何をどのように考え、どう動こうとしているかはについて、
聞き耳を立てないわけにはいかないのではないか――などと、ふと考えてしまった。


★一般教書演説・記事と全文(在日米国大使館)
http://japan.usembassy.gov/e/p/tp-20050204-06.html


※今回も時間切れ。まだまだ書き足りないけれど、次の機会にネ。見出しは後ほど追加します。^^
※よろしければ、今日もクリックを!→ Blog Ranking
[PR]
by yodaway2 | 2005-02-05 23:52 | 米国はどうする、どうなる