週刊!Tomorrow's Way
tomorrows.exblog.jp

テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
・→関連エントリー
・→ブロガーズ・マナー
・→ステイタス&プロフィール
◆22万アクセスを突破!記事数644本(2007.3.16現在)

★★人気Blogランキング
よろしければ、ぜひクリックを!
カテゴリはニュース全般です。

・→BlogRanking

★厳選!情報ソース
※ニュースサイト、シンクタンクなどのリンク集。すごく便利ですよ!
(Seesaaに移転しました。)
★ブログ・リンク(excite以外)
※外部の相互リンクのページです。exciteブログはこのフレーム、下の方にあります。  
★中国古典の名言
※生き抜く知恵を古典に学ぶ。
以前の記事
カテゴリ
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
趙紫陽氏の残した言葉。中国の腐敗は抑制できない……と。
17日に死去した、中国の元共産党書記長、趙紫陽氏が、
生前、現在の国家指導者、胡錦濤国家主席らに、
非常に厳しい批判の言葉を残していた――とのニュース。
11時50分現在、日経(北京共同)、読売の2紙が伝えている。
・日経(圧縮)→http://qrl.jp/?175108

                    ※※

●思想も信念もない、どう進めてよいのかもわかっていない……。

趙紫陽氏は89年の天安門事件で、誤った指導を行った、として失脚させられた。
以来、15年間、趙氏は北京市内の自宅に、軟禁状態に置かれてきた。

批判は昨年夏、趙氏の自宅を友人らが訪れた際に話された内容とのことで、
ニューヨークに本部を置く人権団体「中国人権」が発表した。
元記事の著作権を気にしつつも、非常にひっかかるので、
ソースが消えてしまう前に、「」の中の部分(本人の言葉)のみをカットしておきたい。

まず、日経から。
>(政治腐敗対策や民主化に)思想も信念もない。
>一度天下を取ったらいつまでもそこに居座れると思っている。

>(インドネシアで長期間、独裁政治を続けた)スハルト軍事政権下の
>腐敗よりもさらに深く社会に浸透している。

>胡主席も温家宝首相もどう政治改革を進めていいのか分かっていない。
>西側世界の資本主義も当初はひどかったが、中国が歩んでいる資本主義は最悪だ。

                    ※※

●共産党が、今なお、あらゆる資源を握っている……。

以下は、読売から。
>現職の指導者には(政治の現状を変えようとする)理想や信念がない。
>彼らは中国をどこに導くべきかわかっていない。

>胡錦濤(総書記)と温家宝(首相)に政治体制改革に対する考えがあったとしても、
>多くの既得利益者の恨みを買うことは難しい。どうしようもない。

>共産党があらゆる資源を握っているという基本的事実は(過去と)変わらず、
>腐敗は抑制できない。中国のように深刻な国は世界でもまれだ。

                    ※※

以上の言葉は、趙紫陽氏が不遇の身にあったとは言え、
中国をどう見るか――について、気にとめる意味はありそうだ。


                    ※※

●中国経済、04年に9・5%の成長、対中貿易額は第1位に。

25日、中国国家統計局は、2004年の中国の、
国内総生産(GDP)の伸びは9・5%になったと発表した。
中国政府は経済の過熱を警戒し、引き締めを図ろうとしているが、
投資ブーム、消費ブームにはブレーキがかからない。

日本の高度経済成長時代も、年平均10%という、驚異的な成長率を残したが、
数字だけの比較では、ほとんどいっしょのよう。

また、26日に財務省が発表した2004年の貿易統計によれば、
対中国の貿易額は22兆2500億円(通関ベース、含む対香港)となり、
対米貿易額の20兆4795億円を抜き、第1位になった。
これは、戦後初めてのこと。

                    ※※

●経済の沸騰に、警戒感は薄らいでいる……?

日本の高度経済成長時代も公害問題や首都圏、都市部への人口集中など、
さまざまな問題が生まれた。また、遅れて首相になった田中角栄氏は、
公共事業費をバラマキ、社会保障費を増大させ、その後の日本に、
非常に大きなツケを残した。

しかし、中国のそれは、国が大きいだけに、さらに壮絶――であるのかもしれない。
それを趙紫陽氏は語っていた。

もちろん、中国政府、現在の国家指導者も、そのあたりは
十二分にわかっているとも思われるので、これから先、うまく調整するかもしれない。
それに、ちょっと前までは中国経済の先行きについて、
警戒論が多かったと思うのだが、最近になって、
楽観論が増えているのではないか――との感触が感じられる。

例えて言えば、「バスに乗り遅れるな」――、だ。
そして、その熱気に呑まれるようにして、警戒感は薄らぎつつあるのではないか。

                    ※※

●趙紫陽氏宅の前で慟哭する人々……。

趙紫陽氏が亡くなったことに対する、中国政府の伝え方は、
とくに国内向けではTV報道をほとんど行わなかったなど、極めて制限されたものだった。
中国政府は、天安門事件の記憶がよみがえることを恐れた。

人々の、自宅への弔問は許されることになったが、
これは当然のことながら、当局の監視下に置かれていたはず。
大学なども監視下に置かれていたらしい。
葬儀には、ロイターの報道では約2000人が参列したらしいのだが、
それはすべて、事前に認められた人だけの参列だったのだという。

                    ※※

テレビのニュースで、趙紫陽氏の自宅を弔問する人々の映像を見た。
慟哭する初老の婦人……、うわぁ、と泣き崩れるようにして、
「あなたがいなくなって、誰が導くの」。
同じく初老の男性。「中国で唯一、正しい道を貫いた指導者だ」。

                    ※※

●いまも鮮明な、天安門広場での姿に……。

89年の天安門事件のときの、趙紫陽氏の姿を、はっきりと覚えている。
学生たちの中に分け入って、小さなハンドマイクを握り、話した。
「来るのが遅くなった」……。

そして、ハンストを続ける学生に中止を呼びかけ、泣いた。
立てこもったバスの中から、手を差し出す学生に対し、握手で応えもした。

けれども、趙氏のそうした行動は、鄧小平氏の逆鱗にふれることとなった。
鄧小平氏は、趙氏が民衆の前で泣いた姿を許さず、失脚させた。

                    ※※

すさまじいばかりのエネルギーを孕み、膨張の続く中国のパワー……。
しかし、いつ動揺に見舞われるかも知れず、それはまるで、
巨大なロシアンルーレットかチキンゲームのようにも思えてくるのだ。


※よろしければ、今日もクリックを!→ Blog Ranking
[PR]
by yodaway2 | 2005-01-30 23:56 | 中国と、どう付き合う