週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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インドネシア、外国部隊の撤退を求める――のニュースに。
※末尾に追記(20日午後5時10分)あり。米軍は撤退へ。

最近のニュースのなかで、奇異に感じたひとつに、
インドネシア政府の高官が、津波被害の救援活動にあたっている、
米軍などの外国軍に対して「外国の部隊は3ヶ月以上、
とどまる必要がない」などとして、期限を切る姿勢を示したことがあった。
私、yodaway2が不在中の、13日頃に報じられた。

こうしたインドネシア政府の姿勢に国連は困惑し、
米政府も、すぐさま、不快感を示した。

その結果、インドネシア政府も「3ヶ月後に、インドネシアの国軍が
外国の部隊の活動を引き継げるようにしたい」などと、
修正する発言をし、”収拾”が図られたカタチになった。

背景については、最も被害の大きいアチェ州に続く独立紛争に、
外国(国連と米国)が介入してくることを、インドネシア政府が
警戒したため――と解説された。

                    ※※

●米軍の展開に、「さすがだなあ」と思っていたのだけれど……。

津波のあと、日本政府はわりにテキパキと行動を起こし、
自衛隊やレスキュー隊、医療チームなどの派遣も決定された。
そして、米国も続いて――のタイミングとはなったけれど、
1万3千人余りの部隊、空母、ヘリを派遣し、それを「さすがだなあ」と感じもした。

イラクと違い、ことは災害救援――。
米軍が圧倒的な機動力を駆使して、支援物資、食糧などを運び、
兵士が次々と人々に渡すさまを見て、こういうことなら、
米軍も世界から歓迎されるだろうに、と考えていた。

それがなんと、3ヶ月を超える手助けは無用――と、
当のインドネシア政府が言い出した。

                    ※※

●津波の犠牲者は7割がインドネシア……というのに。

それにしても、今回の津波被害の犠牲者は、
現時点において、すでに17万人を超えているとのこと。
その中でもインドネシアの被害は最も大きく、12万人に近いらしい。
つまり犠牲者の7割がインドネシアに集中している。

しかも……、独立紛争の続いてきたアチェ州は震源地にも近く、被害は最大。
昨日のニュースでは、同州には人口の9割が亡くなった村もあるという。

このようなときにも、誰しもが異論を唱えなさそうな人命の救助にさえ、
政治、民族・宗教の問題が影を落としていくとは……。
ちょっと気持ちがふさいでしまう。

                    ※※ 

●群島国家ゆえの、入り組んだ民族模様。

インドネシアは世界最大の群島国家で、民族、言語、宗教の
入り組んだ困難さを抱えており、分離独立運動、住民間紛争が絶えない。
スマトラ、ジャワ、カリマンタンなどの巨大な島から、
名も知れない小さな島々まで、その数1万3000という。

2002年に、21世紀最初の独立国となった東チモールも、
インドネシアの東部にある東チモール島に位置する。
2002年にバリ島で、2004年にはジャカルタで、大規模な爆弾テロが起き、
多数の人々が犠牲になった。

民族、住民間紛争は、アチェ州以外では
西カリマンタン州(先住民×移民)、中部スラウェシ州(イスラム教×キリスト教)、
マルク州アンボン(キリスト教×イスラム教)、イリアンジャヤ州(パプア分離独立運動)
などがあり、国情は安定していないように見える。

                    ※※

●最大の被災地、アチェ州に続いてきた独立運動。

アチェ州はスハルト政権崩壊後から分離独立運動が始まり、26年間にわたって
治安部隊と独立アチェ運動(GAM)部隊との間で衝突が続いてきた。

アチェ州の、こうした事態にスイスの国際NGO、人道対話センター(CHD)などが
政府と独立運動勢力との仲介を試みようとし、日本政府も国際社会と共に、
2002年12月、東京で「アチェにおける和平・復興に関する準備会合」
(日、米、EU及び世銀が共同議長)を開催するなど、
和平プロセスの支援に参加してきた。

しかし、折りしも津波に襲われる前、現地では
インドネシア国軍と独立アチェ運動(GAM)部隊の武力衝突が多発する情勢にあった。
(インドネシア政府による武装勢力の掃討作戦が推し進められていた。)

その、アチェ州が最大の被災地域になった。
なんと皮肉なことだろう、なんて悲惨なことだろう。

インドネシア政府は、国内に多発する民族問題への波及を防ぐためにも
アチェ州の独立運動を押さえ込みたいと考えている。
明らかに、インドネシア政府、インドネシア国軍だけでは、
現地の復興に時間がかかりすぎてしまいそうなのに……。

                    ※※

インドネシア政府の意向がどうあれ、この場合は、
現地の状況によっては、の条件はつくのだろうけれど、
米軍などには、やはり居座ってもらって良いだろうと思った。

そしてまた日本も然り。実質的には最大の資金援助国として、
3ヶ月などという期間に、とらわれることなどないと思った。

くだくだ書いてしまったけれど、書いて胸のつかえが下りた。
独りよがり、ご容赦のほどを。^^


                    ※※

<追記/20日午前9時20分>

◆各国の死者の数、22万人に。

時事のニュース(Yahoo!、 1月20日3時1分更新)。
インドネシア政府が今回の地震・津波被害の死者の数を、
これまでの発表から5万人多い、16万6320人に達したと発表した。

ロイター通信による各国の死者の合計は22万6566人とのこと。
最初、1万人に達する――との報道にさえ驚いていたことを振り返れば、
何か、こうなってくると実感がつかめなくなってきた。
気持ちを書くこともできない。

ボランティア、NGOなどで、実際に被災地に赴いている方々はいるのだろうし、
それには心から敬意を表したいとも思うが、前述のとおり、
こんな状況にあっても、政治、民族、宗教が複雑にからんでいそうだ。
個人でできることも、それはもちろんあるだろうが、
私としては日本の国としての支援に託すよりほかないと思う。

                    ※※

<追記2/20日午後5時10分>

◆米軍は、やはり撤退の方向に。

インドネシア救援にあたっている米軍の司令官が、
来月限りで、派遣している米軍の部隊を縮小、撤退するとの方針を明らかにした。
たったいま、BSニュース(NHK、BS1)で知った。

インドネシア政府の意向に従った形であると思われる。
また、米軍にしても、本来の任務に戻ることになり、抵抗はないということ。
もともと、イラク問題をかかえる米軍に、それほどの余力はない。

米軍の動向は、自衛隊の派遣についても影響は当然にしてある。
次第に、インドネシア政府、国軍が中心になるということにもなるのだろう。

いずれにしても、復興は時間もかかれば費用もかかる話。
”自然な形”を考えて、応援していくしかないのだろうね。

このエントリーはこれにて、いったん、打ち止め。


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by yodaway2 | 2005-01-19 23:02 | 社会の問題、世相さまざま