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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 ・
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元旦の習慣②、中国問題、戦後問題について。
2005年 01月 03日
さて、「元旦の習慣」の続き。
私は元旦に、主要紙を買い込み、それを読み比べ、 さらにその先、3ヶ月くらいは手元近くに置いて、 「座右の書」にしている――という「習慣」についての話。 しかし、こんなことをしているのは、 どうも私だけではないらしい。 今年も、初詣の途中、駅の売店に立ち寄り、 日経、朝日、読売、毎日、サンケイ――の5紙を買おうとしたところ、 それがちゃんと袋詰めのセットになっていて、平積みになっていた。 (地方紙は購読率1位、我が家でも取っているので、駅では買わない。) 売店のおねえさんに聞いたら 「そうですねえ、けっこう、全紙をお買いになる方、多いですよ~」と。 ふむふむ、なるほど。 ”同志”に負けぬよう、私も行間に目を凝らしていきたいナ。^^ ※※ さて、続いて読売、朝日、毎日、地方紙――。そして読売から。 <読売> 1面トップに「東シナ海ガス田開発、全容判明」――。 「中国、日本側に12鉱区、政府計画に抗議」、「日中中間線、”完全越境”3区」と。 とくに、今回明らかになった中国設定の鉱区は、 日中が領有権を争う尖閣諸島からわずか数10キロ・メートルの海域とのこと。 放置すれば、当然にして尖閣諸島の領有問題に影響が生じる。 東シナ海ガス田開発問題こそは、日中間において、 いま一番過敏になっている問題。靖国問題は、表面上は大きく取り上げられるが、 国益のぶつかり合い――という面では、はるかに差し迫っている。 むしろ靖国問題が、この問題の対立の深刻さを隠している、 カモフラージュしている、とも見える。 日本は東シナ海に資源埋蔵の可能性があると分かってから、 実は中国に気兼ねするように、独自の調査をきちんと行って来なかった。 来年度の予算案では、遅ればせながら調査船建造の費用を計上しているが、 積年のツケは、とても大きい。 しかし、それにもまして、要は中国が将来にわたっての、 経済成長を維持するために、資源問題に躍起であるということ。 中国は軍事的にも東シナ海での活動を活発化させている。 日本と中国は折り合うことが難しくなってきている。 ひとつ手順を間違えば全面対立、北東アジアの不安定化――となることだってある。 中国問題は、ひょっとすると北朝鮮に勝るとも劣らないほどの、 懸念材料となってきているのではないか。 社説は「『脱戦後』国家戦略を構築せよ――対応を誤れば日本は衰退する」。 文中に「現実の日本には、いまだに『戦後』思考を脱却できない ”守旧”勢力が存在する……」とあるのだけれど、 「守旧」の言葉の使い方も、新聞によって、こうも違うものかと思った。 その「守旧」思考について、読売はGHQのおおがかりで巧妙な検閲・言論統制、 マスコミ操作によって培養された「戦後民主主義」の残滓――としている。 「守旧」の言葉の使い方はともかく、こうした話は、実は、私個人としては食傷気味。 私自身の非力、浅学を顧みないで言えば、いつまでもいつまでも 同じ論理を繰り返さず、何か、新しい話をしていただけないものか。 現在の日本国憲法誕生について、GHQの押し付けであったことは、 まったくそのとおりなのだろうけれど、ひとつ、まとめてみたい話題がある。 それについては、後ほどに。 それにしても憲法問題は、戦後60年の節目でもあり、 日中問題、北朝鮮問題、イラク問題などと共に、 主張のぶつかる、今年の政治テーマになることは間違いなさそうだ。 ※※ 続けて書くつもりだったが、またも急用発生! 已む無く、朝日、毎日、地方紙については続報とします。 うーん、我が家は年明け早々、やや騒々しいナ。^^ ※よろしければ、今日もクリックを!→ Blog Ranking
by yodaway2
| 2005-01-03 18:35
| ブログの気持ち、いろいろ
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