週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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李登輝氏にビザ。ひょっとして、仕掛けてる――???
★長くなってしまったので、お時間のない方は、どうぞ見出しのみを。^^

台湾の李登輝前総統に、日本政府がビザの発給を決めたことに対して、
中国政府が「激しく反発」(サンケイ)してきている。このニュースについて、ひと言。
ソースはいろいろあるけれど、下記サンケイ、毎日などを参照。
・サンケイ(12/16、19:16)→http://www.sankei.co.jp/news/041216/kok073.htm
・毎日(12/16、11:23、圧縮)→http://qrl.jp/?163910

                    ※※

●オトボケムードの日本政府。――「断る理由もない」と。

この件について、政府首脳はけっこうオトボケムードだ。
たとえばホソダ長官。「日中関係は従来通り重要であり、幅広い協力関係を
深めていく。……日中関係に大きな影響を与えると考えていない」と、
いつもの斜めうつむき姿勢、”ボソボソダ長官”調で。(16日午前の会見)

コイズミ首相。「(申請を)断る理由ない」、「友好関係を重視していく」、
「(けん制の意味合いは)まったくない」――と、そっけなく。
いつもの、ワンフレーズ連発回答法で。(16日昼のぶらさがり)

マチムラ外相は都内での講演で「今や一私人になった人が
観光目的で来ることについて断る理由がないという単純簡明な理由だ」と、シラっと。

                    ※※

●エキサイトしまくる中国政府。――報復もチラつかせ。

これに対して中国側のエキサイトぶりはすさまじいのなんの。
まず中国外交部(中国の外務省)、劉建超報道官が間髪入れず会見。
「これは『台湾独立』勢力による分裂活動への黙認と支持であり、
また中国の平和統一事業への挑発でもある」。(16日、人民日報電子版)

王毅駐日大使も16日午後、外務省の竹内次官を訪ねて、次のように言った。
「中日関係の改善には双方が努力することが必要。
日本側が一途に難題を造り出し、問題を引き起こすならば、
必ずその行動の結果を自らが受けることになるだろう」。(同上)
……必ずその行動の結果を自らが、とはコワ。^^

また、共同の記事によれば、中国政府は16日午前に、
阿南惟茂駐中国大使を呼び付け、撤回を要求――。
その記事の見出しには「中国、報復の可能性も 大使呼び撤回申し入れ」と。
記事の中に具体的な発言は記されていないものの、
「報復」をにおわせる発言があったことを匂わせている。
・共同(インフォシーク、圧縮)→http://qrl.jp/?150947

李登輝氏へのビザ発給については、ホソダ官房長官が
記者会見で明らかにする前に、中国政府に通告していた。
中国は、さぞや忙しかったことだろう。

外交部のスポークスマンが会見し、駐日中国大使が外務省に吹っ飛び、
日本の駐中国大使を呼びつけ……と、レベル5の対応なのだ。

                    ※※

●抗議にも「李氏は完全に私人」と、シラっと。

しかし、以上のような中国側の反発にあっても、けっこう、政府はシラっとし続けている。
ホソダ官房長官は「李氏は完全な私人だ」と、発給方針を変更する考えがないことを表明。
カッカする中国に、ホソダ長官はあいかわらずのボソボソダぶりを変えない。

                    ※※

●「渦中の人」となるだけで、李氏は十分――?

李登輝氏の来日希望には、やはり政治的意図はからんでいると見る。
台湾では、ついこの間、立法院選挙(国会議員の選挙)が終わったばかり。
李登輝氏の来日希望は今年8月にも伝えられていたというのだが、
そのとき、政府は立法院選挙に影響を与えるとして、ビザ発給を見送った。

しかし今回は選挙後であり、その条件ははずれた。
李登輝氏からすれば、台湾の与党、民進党(独立派)が選挙の結果、
結局、多数を占めることができなかった(もともと少数与党)ために、
いまだ独立派の精神的支柱である李登輝氏としては、
こうして「渦中の人物」となること自体、政治的な存在感を示すことになる。

                    ※※

●政治の選択に「理由」のないことなど、あり得ない。

ただ、コイズミ首相は前述16日昼の、記者によるインタビュー(ぶらさがり)で、
記者が中国を牽制するねらいがあるのではないか――とたぶん聞いたのだろうが、
それに対して、「まったくない」と答えた。
中台関係について言えば、牽制の意図は、あるかもしれないし、ないかもしれない。
でも、この局面では「ないかもしれない」の可能性が高く、発言はウソではないと見る。

しかし……、どうだろうか。
政治の選択に理由が伴わないことなどないのだ。
今回の一打は、中国側が混乱に陥っていることを見れば、
何か、わざと仕掛けたようにさえ感じる。

                    ※※

●メンツなら、日本もだいぶ、つぶされているよね――。

ちょっと、どの記事だったか見失ってしまったのだが、
先の胡錦濤主席との会談、温家宝首相との会談において、
そのどちらにおいても、台湾の独立問題が話題にされたという。それで、
今回のビザ発給決定は、中国側のメンツをつぶすものとなった――というのがあった。

先の首脳会談においては、中国潜水艦による領海侵犯の再発防止、
EEZ内の無断航行中止の意を含む東シナ海ガス田開発での誠実対応について、
日本政府は中国側に要請した。

しかし、つい1週間ほど前だったと思うが、中国側のEEZ内無断航行は、
またも繰り返され、それに対して中国側はわびるそぶりも見せなかった。
さらに、ガス田の試掘(事実上の掘削、本土への供給)も近々再開されるとの観測がある。

日本側も、ずいぶん、メンツをつぶされている。

                    ※※

●政府は冷却関係を、敢えて放置しようとしている――?

ちょっと思いのほか長くなってしまったので、結論を急ぎたい。
いま、中国との間には、あまりに距離のある事案が多すぎる。
急いでどうにかなるものとも言えなくなってきた。

資源問題、日中境界の問題、領土問題、靖国参拝問題に加えて、
北朝鮮・拉致問題、国連常任理事国入りの問題も、明らかな対立事案になっている。
対立の火種は、まだまだありそうだ。もちろん、その一つに台湾問題の緊張もある。
アジア諸国間における綱引きの問題だってある。

日本政府は、中国との間の、政治面における冷却を放置してもかまわない――と、
内心、思い始めているのではないだろうか。
首脳同士の相互訪問(次は中国首脳の来日)なども、口で言うほど、
すぐに実現しなくたって構わない、とか。

根拠を書くには、相当な字数が必要になると思うのだけれど、
中国との対立を、もはや仕方なし……と、腹をくくり始めているようにさえ見える。
少なくとも、中途半端な友好は、かえって問題の根本解決に
障害となる、と考え出しているのかもしれない。
その意味では外相が交代し、静かに舵取りが違ってきているのだろう。

                    ※※

●このごろ、けっこう図太い対応を見せているかも――。

かねてこのブログでも書いてきているとおり、日本と中国は、
無理にベタベタしなくても良いと思う。
国益は、それほど対立の要素を、生来的に抱えている関係なのだ。

だからこそ、そこから先、大人の付き合いができるかどうかだし、
さらには駆け引きも必要――となる。

日本政府の対応について、それは止めておいたほうがいいのになア……と思うことも
多いのだけれど、文脈全体としては、なかなか図太い対応を
見せるようになってきていて、ちょっとこの頃は、おもしろく感じているのだ。

もうちょっと、振り回してみるのも、悪い手ではないかも。

                    ※※

●経済界には申し訳ないが、当分、自助のご努力を――。^^

経済界、中国に進出、もしくは取り引きのある企業の方々は、
大変な時が続くかもしれない。
政府は、まだちょっとこの先も、冷たい関係を継続しそうなので、
自助のご努力によって、がんばっていただくしかないかもしれない。


※あわててまとめたので、誤字脱字、いっぱいあるかも。そのときは失礼。
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by yodaway2 | 2004-12-17 15:35 | 中国と、どう付き合う