週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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「政冷経熱」でもいいじゃないか――。今日はそんな気分になった。
30日のロイターの記事で、民主党が日中経済交流促進のための
議員連盟(日中経済交流促進議員連盟)を発足させたことを知った。
報道のあった30日に初会合が開かれ、王毅駐日大使が講演したという。
・ロイター(News@Nifty)→http://qrl.jp/?144838
※見出し=「民主党が日中経済交流促進議連発足=中国大使が5つの提言」

何度か続けて日中関係をテーマにエントリーをしてきた。
中国には警戒心を解くことはできないが、対立関係を継続させるのも、
策が足りない――、むしろ踏み込んで相手を振り回すべきだ、
そんなメッセージを発信したいと思って書いてきた。

しかし、私もへそ曲がりなのかどうか……、このニュースを聞いて、
民主党は、何かこちら側から上滑って動いているのではないか、
そんな疑問がむくむくと湧いてきた。……センスがない、とも。

                    ※※

学生時代、剣道をしている友人がいた。
その彼は小柄だがすばしっこく、いつも、ピシャリと技を決めた。
彼から仕掛けることももちろん多かったが、むしろ相手の動きを誘い、
相手の動きのなかで技を繰り出しているようだった。

彼が竹刀を操りながら、私に話してくれたことを思い出す。
「とにかく相手の動きを見ること、間合いが大事、
そしてほら、ほら、こうして、こういうふうに中心を取ること。
竹刀の切っ先で中心を取ってさえいれば、簡単に相手に打ち込まれない」――。

竹刀の切っ先で中心を取る――とは、すなわち、
相手がいかに動いても、こちら側の切っ先(竹刀の先頭部分)が、
中段、もしくは正眼の構え(中段のやや高い構え)のまま、
つねに相手の中心、胸元もしくは喉元に向かっている状態を
イメージしていただければ良いと思う。

そしていま、ふとそのことを思い出し、
日中関係においても、かくあるべきだと考える。

                    ※※

いまの日中関係は見えざる刃を交え、つばぜり合いの最中なのだ。

領土問題、排他的経済水域(EEZ)の境界問題、東シナ海資源問題……。
それはまったくコイズミ首相の言うとおり、靖国問題だけではない。

だいいち、日中関係は”日中”の関係だけで、考えてよいものでもない。
それは今回首脳会議が立て続けにあったAPECやASEANにも及んでいるし、
米国もからんでいる。当然、北朝鮮問題をにらんだ安全保障問題、
6ヶ国協議関係国とも切り離せない。

十分にそのことを承知して、議員の方々はお集まりになっていることと、
心から期待したいのだが、さて、どうなのだろう。

                    ※※

ロイターが伝える。
>最高顧問についた羽田孜議員は、「今一番日中関係は大切な時だ。
>日本を代表する人が(障害の)元を作っていることは残念だ。
>是非とも皆さんで、(溝を)埋めてもらいたい」と挨拶。

これって……、ひょっとして中国側が主張していることそのままじゃないか。
ばかか、と思わずにはいられない。私は靖国問題について、
決して「強硬」な視点は持っていないつもりだけれど、
うかうかと相手の言いなりになる姿勢は歓迎したくない。

これまでの経緯を踏まえ、事、ここに至れば、もうそれは、大人のセンスで、
まあ、ちょっと考えてみましょうか――は必要なような気がするが、
それは、なんらかの筋の通し方を伴っての話になって然るべきだ。

総理大臣まで経験した政治家が、ほげほげ、相手の尻馬に乗るな!
こんなことやっているから、ナメられるンだろうがッ――と、瞬間、思ってしまった。

                    ※※

議員連盟とは言え、”集会”は実質的に次の選挙で政権を奪取すると公言している、
野党第1党の民主党のものに、ほぼ一致していることは自明。
ならば、だいたい、いまが王毅氏を招いて講演をしてもらうのに、
適切な時期かどうか、よく考えたらいい。

でろんと、よだれ流すようにして、近づくなと言いたい。
これでは、相手を認めることになって終わりじゃないか――!

ガス田開発の問題にしろ、日中境界線の問題にしろ、火花が散って、
それがまだおさまっていないのだぞ。
次期政権を目指されている政党が、首脳会談で火花が散った直後に
議連を立ち上げ、王毅駐日大使にご進講いただかなくとも良いだろう。

ロイターは記事の末尾において、議連会長となった北澤俊美議員の挨拶を紹介している。
>「日中関係は、ノドもとにトゲが刺さった状態だ。トゲの主人には自覚はない。
>われわれは政権獲得を目指し、責任政党として出来ることから
>努力していかなければならない」と意気込みを語った。

コイズミ首相の靖国参拝について考えるべきことはあると思う。
しかし、重ねて書く。相手の尻馬に乗るような議論をしてはならない。
今般の議連の動きは、明らかに悪手と言わざるを得ない。


こちら側が中心を取れ、主導権は自分が握れ――。


                    ※※

議連の趣意書にどのように書いてあるかは知らないが、
記事に「『政冷経熱』を解消するために……云々」とある。

へそ曲がりなのかどうか……、私はこの記事を読んで、
全く逆の考えを抱いてしまった。

「政冷経熱」であってもいいじゃないか――と、今日はそんな気分になったのだ。
少なくともそれが、いたしかたのないときはある。

そもそも、中国の経済発展はめざましく、バブルと危険視されても、
経済分野の交流が進んでいくことは止めようがない。
しかし、そのことによって「政冷」を非難したり恨んだりするのは、筋違いだと思う。

いまのように、領土問題、資源問題が抜き差しならない時期にあるというのに、
政治までほげほげ、朝貢外交をしていたとしたら、いったい、どうなってしまうのだろうか。
それを考えれば、「政冷経熱」だって必然かもしれない。

ただ、その政治の面の緊張、対立が大きくなるにまかせては策に劣るし、
それはたしかに、日本、中国の双方にとって利益にはならない。

だからこのブログ、Tomorrow's Wayとしては、
日中が緊張した関係にあることから目をそらさず、
それでいてタイミングや手法をよくよく考えて、そのうえで
然るべく大人の関係に立とう――と、そういうふうに言ってみたいのだ。


                    ※※
【追記/14:27】
かねてこのブログに書いてきているとおり、靖国問題については、
それこそ大局をとらえて、何がしかの「がまん」も必要になってきていると考えている。
私はコイズミさんの応援団では決してないつもりだけど、
しかし、いま、首相が「何も言わないことにした」――としているのは、
けっこう、良い作戦だと受け取っている。言われて即答しなかっただけでも、とても良い。

※追伸/さすが師走。忙しくなってきましたね。^^
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by yodaway2 | 2004-12-02 14:01 | 中国と、どう付き合う