週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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国籍不明潜水艦、毎日は何を寝ぼけているのかッ!
ひと段落し、ニュースサイトを開いた。
国籍不明潜水艦の領海侵犯事件について、毎日の次の記事に唖然。
いったい、何を寝ぼけているのだ――と、思った。
・毎日→http://www.mainichi-msn.co.jp/
today/news/20041110k0000e040086000c.html


一応、専門家の見解として記述しているのだが、
見出しと文脈からすれば、また異なる意見の記載もないので、
同紙の意図が働いていると見るしかない。
記事内容はリンクのとおりだけれど、念のため最後の段落のみ、下記にクリップしたい。

                    ◇

◆海上警備行動の発令 必要性に疑問

今回、海上警備行動を発令した政府の対応には、説明不足を指摘する専門家もいる。
99年3月の例では、停戦命令や威嚇射撃を無視して逃げ続けたことなどを
確認のうえ、発令された。東京国際大学の前田哲男教授(軍縮安全保障論)は
「天然ガス田開発を巡り、日中が緊張している海域でもあるので、
過剰に反応したのかもしれないが、より抑制的に対応すべきだったのではないか」と指摘。
そのうえで「仮に故障した船を潜水艦が助けにいっただけだとしたら、
海上保安庁で十分対処できるはず。情報不足で判断できないが、
法的な要件を満たしているかどうか疑問を感じる」と話した。
(毎日新聞 2004年11月10日 13時12分)

                    ◇

●逆から考えればわかりやすい。もし海自が動かなければどうだったか――、と。

東京国際大学教授の前田哲男氏がどのような方なのか、私は全く知らない。
初めて聞いた名前だが、しかし、妄言も甚だしい。

今回の国籍不明潜水艦について、政府は断定こそ避けているが、
スクリュー音などから中国海軍の潜水艦であることは明々白々のよう。
それも原子力潜水艦らしい。そこまで完全にバレているのだ。
――というよりも、さまざまニュースサイトを開いてみると、
どうも防衛庁は数日前から、この潜水艦の動静をつかみ、マークしていたようだ。

相手が中国海軍所属の、原子力潜水艦らしく、相応の装備、攻撃力を持っているとなれば、
海上保安庁に任せておいてよいわけがない。
そして領海を、軍所属の潜水艦によって侵された――となれば、
そもそも、そのことだけで防衛庁が対処するに必要十分と考えるべきだ。

逆から考えるとわかりやすい。

今回、海上保安庁の巡視船などで対処しただけであったなら、
いったい、どのようになっただろうか。
自国の領海を、中国海軍所属らしい、原子力潜水艦によって、堂々と航行され、
それを遠巻きに指をくわえてみていただけ。もし万一、不測の事態が起きたとしても
原潜に海上保安庁の装備では、対応できるはずもない。

侵犯した国籍不明の潜水艦の帰属国からは、拭いがたいほど、甘く見られるだろう。
同じように領土問題がある他国にも足元を見透かされることになるだろう。
そして、このニュースが国際社会にも知れたら、笑いものになるだろう。
日本は結局、何もできないし、何もしてこない。何をやっても平気――と。

                    ※※

●EEZの無断航行であれば、今年前半に20回以上も行われてきた。

以前のエントリーに一度書いたことだけれど、
中国は日本のEEZ(排他的経済水域)内を、今年(2004年)に入って、
1月から7月までの間だけでも、実に20回に及ぶ回数で無断航行を繰り返している。
当然、東シナ海ガス田開発に関係してのことだと受けとらざるを得ない。
・当ブログ「東シナ海ガス田。中国との関係悪化、恐れるな。」
 →http://tomorrows.exblog.jp/1227998/

そして今度は、EEZではなく、明らかな領海の侵犯だ。
これに黙っていることなどない。

                    ※※

●今回は、かろうじて海上警備行動を発令した、だけ――。

政府は今回の領海侵犯事件に、かろうじて海上警備行動を発令したが、
実は発令した時点で、すでに潜水艦は領海外に出ていたという。
午前5時頃から監視が始まり、午前6時には官邸に報告が上がったという。
午前8時10分に官邸の危機管理室が動き、同45分に発令した。

今回の対応が十分であったとは思い難い。
しかし、政府はたぶん、発令時点で潜水艦が領海外に逃れていたことに、
胸をなでおろしたと思う。たしかに、ほんとうに結果的に事なきを得て、
それは良かったと思う。

ただ、監視が始まってから発令まで、実質的に3時間半以上もかかったというのは、
何か合点がいかない。発令したのは当然にして必要であり、良かったと思うのだけれど、
危機管理、緊急対応としては不足でありすぎた。

でも、しないよりは100倍以上ましだった。
したがって、必要性に疑問の余地などないと思われる。

                    ※※

中国の今回の、潜水艦の活動目的については、複数の説を見た。
東シナ海ガス田開発にかかわる調査、故障船の救助のほか、
台湾での有事に備えた、海上封鎖への航路を探るためとする見方もあるようだ。
しかし、いずれにしても中国が近年、海軍力の増強に力を入れていて、
日本近海において活動を活発化させているのは、否定しようのない事実であり、現実だ。

                    ※※

●友との関係を、長く続けるためにこそ……。

少しカッカとしながらイッキ書きしてしまったかもしれないが、
実は私にも、中国人の友がいる。
仕事でお世話になった方も少なからずいる。
中国の古典も大好きだ。

友の国を、本来なら疑ったり警戒したくない。
そう考えるからこそ、良き関係を長く続けるためには、
自分の立場や考えをしっかり相手に伝え、
トラブルを事前に避けることが必要だと思う。

中国とこれからどう付き合っていくかは、非常に大きなテーマになる。
それが、どう対立していくか――とならないよう、注意と工夫が必要だ。
緊張を高めているからこそ、政治のうえでバランスに配慮すべきかもしれない。

ホンネでは難しいのだが、警戒しつつ、言うべき事を言いつつ、
そこは役者になって、握手の手をぐいと突き出すほうがいいかもしれない。

折々に、これからも考え続けていきたい。


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by yodaway2 | 2004-11-10 22:01 | 中国と、どう付き合う