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「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 ・
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香田さん、引き止めたかった。
2004年 10月 30日
イラクで、武装グループに拘束された香田証生さんの
遺体が見つかったようだ――とのニュース。 本人かどうか、確認中とのことだけれど、 未明に細田官房長官が記者会見して明らかにしたところを見れば、 ほぼ間違いないと、政府は判断しているのだろう。 夜中に、細田官房長官、首相秘書官らが官邸に緊急集合し、 首相にも報告を入れて発表に及んだようだ。 とてもとても、残念な結果になった。 非常に厳しい結末になるのではないかと恐れていたけれど、 その想像は覆らなかった。 ※※ 世論はどう動くのだろう……。 政府への批判も高まるかもしれないが、 本人の無謀さ、幼稚さを責める声は強いように思われる。 たしかに香田さんは、猛獣のいる檻に、なんの知識もなく、ただ好奇心にまかせて、 無防備このうえない状態で入っていったのと同じと言えば同じになる。 所持金も、ほとんどなかったとの報道もある。 彼はアンマンで出会った日本人、映画監督に、 「ホテルに泊まれなければ野宿でもします」――などと言い、 バスでバグダッドに向かったらしい。 アンマンのホテルでは、従業員に「100ドルしか持っていないが、 これでバグダッドまで行って戻って来れるか」などとも尋ねたらしい。 そのバグダッドではいくつかのホテルに宿泊を断られ、 そこでアンマンに帰ろうと、バスに乗ろうとしたのだが、 お金が足りずに乗車を断られたようだ――との現地の人の証言も伝えられた。 いずれも、報道のとおりなのかどうかはわからない。 ただ、たしかに、明らかに無謀ではあった。 ※※ しかし……、私は、香田さんを責める気持ちになれない。 実を言うと、私も20代、30代前半までは、けっこう 無謀なことばかりをしていたのではなかったのかと、 ふと、思い出してしまったからだ。 また、香田さんのイラク入国を「自分探しの旅」として非難する意見もある。 それは間違いなく軽率な行動ではあったのだろうが、 そして、大勢の方々に非常な迷惑も及ぼしてはしまったけれど、 自分探し……自体については、そんなこと、誰だってすること。 私だってしていたし、今だってしているかもしれないくらいだ。 今にして振り返れば、私も海外で何度か、危ない目に遭ってきたかもしれない。 しかしそのときは、それが危険な場面であると、正直に言って、よく自覚できなかった。 そして結果的に、いずれの場合にも無事にホテルに戻り、 日本へと帰ってくることができた。 香田さんは、ニュージーランドなどでいくらかの期間を過ごすうちに、 海外を一人で行動することの危険さを、まったく忘れてしまったのだろう。 なんとかなる――。 彼はいつしか、いかなる状況においても、そう考えるようになってしまったのだろう。 麻痺してしまった、と言えばそうなる。 実際、言葉が通じなくとも、なんとかなるのかもしれない。 ただし――、普通の状況であれば、ではあるけれど。 善意の人々に、幸運にもめぐりあい続けることができれば、だけれど。 アンマンで香田さんと話したという映画監督氏が、テレビでインタビューに答えていた。 「もっと強く、彼を引き止めればよかった……」 私も、彼と同じように香田さんと会っていたのなら、 やはり同じように悔やまないわけにはいかないだろう。 引き止めればよかった、と。 たとえ……、ぶん殴ってでも。 ※Please click, if you sympathize with this entry! →Blog Ranking
by yodaway2
| 2004-10-30 12:11
| 日本とイラク、どうなる
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