週刊!Tomorrow's Way
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テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
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メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
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森氏の首相批判。半ばは真実、半ばは……?
いやはや、自民党の中も荒れてるなあ、こりゃあ――と、
昨日の森派会長・森喜朗氏の発言を聞いて、そう思った。

森氏の発言はテレビで見ながら、すぐにメモにしておいたのだけれど、
いま、ヤフー・ニュースを見たら、サンケイにちゃんと採録されているようだ。
・サンケイ→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000004-san-pol

●だったら、最初から会わなきゃいい……!森氏の憤激。

「誰にも相談しないのも結構。だったら最初から会わなきゃいい。
青木(幹雄参院議員会長)さんにも会わなきゃいい。全部断ればいい。
『考えておく』と言ってノーアンサー。そんなことで世の中が通るとは思わない」

「(森派は)2つのポストをもらえないかと言った。新人(初入閣)と旧人(再入閣)。
(五人入閣の)森派突出と言うが極めて不愉快。
誰が5人くださいと言ったのか。ありがた迷惑だ」

顔を紅潮させながら、発言(=演説)は40分も続いたという。

●揃いも揃って無視された、実力者たち。

森氏は内閣改造の前に、青木氏と共にコイズミ首相のところに押しかけている。
それも2度も押しかけた。そのときに、「青木メモ」(森-青木メモ)とも呼ばれた、
改造人事案を手渡したのではないか、との報道もあった。

そのメモが実際に手渡されたのかどうかは、確かめようがないのだけれど、
人事についての具申を、かなり具体的に行ったのは間違いない。

結果的に、それは完全に、と言ってよいほどに無視された。

青木氏が要望した「参院枠2人」についても、首相は「お任せする」と言っていたのだが、
結果的には、尾辻秀久氏(参院比例、旧橋本派)の厚生労働大臣は通ったものの、
もう一人の候補は閣僚に女性が少ない――として、土壇場でひっくり返され、
南野知惠子氏(参院比例、森派)が法相に就くことになってしまった。

法相は疑獄事件に指揮権を発動できるなど、
重要閣僚のはずなのだが、この人事は唯一、よく意味がわからなかった。

森氏は、森派から5人もの閣僚を送り込んだのだが、
それで逆に、党内に顔向けができなくなってしまった。
コイズミ首相の後見役としても、面目丸つぶれになった。

言い方を替えれば、せっかく青木さんともツーカーの仲で、
飲み友達としてもうまくやっていたのに、
これじゃあ、青木さんだけでなくて、自民党のなかの親分衆、全員から、
相手にされなくなる。仲間はずれになっちゃったら、いくら改革、改革と言っても、
だあれも、言うこと聞いてくれなくなるよォ……、ということ。

だから……森氏の怒りは半ばは真実だ。

さて、いま半ばは――と書いた。
森氏の怒りは、半ばの話であると考える。

つまり……、半ばは計算されたものなのだ。

●もし、森氏が怒らなかったら、どうなっているのだろうか。

もし昨日、森氏が迫真の表情で怒りを顕わにしなかったとしたら、
今日、どうなっているだろうか…………。
それを考えればわかりやすい。

そこに、森氏の、政局の潮目を読むしたたかさが、隠されている。

ガス抜き――という言葉があるけれど、その言葉も当てはまると言えば当てはまる。
しかし、森氏の発言は、けっこう感情的になっている内容ながら、
さまざま考え抜かれているし、今後の布石になってもいる。

沈黙を守る青木幹雄参議院会長への配慮、
三役からはずされ、閣僚ポストもたったの1つに減らされた堀内派への配慮、
若手の2本釣りで派内のルール、オキテを踏みにじられた旧橋本派への配慮……、
配慮、配慮、配慮の気働きの結果の、長口舌となった。

森氏は首相時代、その舌禍ぶりからマスコミと国民に侮られた。
しかし、劉邦、劉備のような、なにか人を包み込むような、不思議な力を持っている。

かつて、青木氏の不思議な天の声(意識不明だった小渕首相の言葉)によって
総理の座に着いた森氏ではあったが、並みいる国会議員に、
何かぬきんでるものを持っていなければ、それだってできないことだったのだ。

森氏は昨日の演説で、コイズミ改造内閣の、
スタート時におけるつまずきを、危ういところで救った。

                    ※※

●官邸からの電話に、派閥と相談した閣僚は一人もいなかった。

コイズミ首相は、こうした自民党内の不満の声に対して、
昨日、官邸内で、記者の質問に、こう答えた。(NHKニュースから)

「むずかしいねぇ。人事はそれぞれ、あの人がいい、この人がいい、違うからね。
努力していただいてありがたいけれど、漏れた人は怒っているでしょうね。……うーん。
事前に(人事を)言っても了解してもらえないからね。
批判覚悟でやらなくちゃいけないんだねぇ。ほんとは、人事なんてやりたくないよ」

こちらも半ばは真情……。しかし半ばは計算。
人事を貫いたことで、闘争宣言を行ったようなもの。


たしかに、今回の改造は、忠臣蔵よろしく血判状に判を押させての組閣となった。
閣内と党幹部に、忠誠と団結を求めた。

組閣当日の27日の午前10時過ぎ、コイズミ首相は、
「これが閣僚名簿だ」――と、そう短く言って細田官房長官に紙片を手渡したという。
細田氏はすぐに電話をかけはじめた。

その電話を受け取って、「派閥に相談したい」などと躊躇した閣僚は、
一人もいなかったという。

今回の組閣は、首相と党の綱引きでは、やはり首相は自分の意思を貫き、
完全勝利したとみて良いように思われる。

                    ※※

●しかし、それでもコイズミ政権は四面楚歌?

政治は本来、政党間の闘いに重きが置かれるのが健全であるはず。
なのに、それがいまは、自民党内におけるコイズミ対反コイズミの闘いばかりが
クローズアップされてくる。
民主党は、政策面を含めて後手に回っている。
民主党にも、複雑な党内事情が生まれつつある。
そこを乗り越えなければ、政権など奪取できない。

けれども、そうであっても、国会が始まればコイズミ政権は再び、
党内守旧派(抵抗勢力)、マスコミ、野党、そして世論の包囲を受け、
四面楚歌になるかもしれない。

項羽は追い詰められて川を渡らなかったが、
コイズミ首相は追い詰められても、騅(すい)に鞭打ち、川につっこもうとしている。

供回りの者を固めて……。


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by yodaway2 | 2004-10-01 12:21 | 風雲急!政局と選挙