週刊!Tomorrow's Way
tomorrows.exblog.jp

テーマはその日の出来事、ニュースから。あと50年経てば、いまの時代、どう語られているのだろうか。
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
メッセージ
「吾、汝の言に反対す。されど吾、汝の、その言を言うの権利、死に至るまで擁護せん」。学生時代に出会った言葉です。政治をめぐる意見に賛成、反対はつきもの。お互いを尊重しつつ、意見を述べ合いたいものです。 
・→関連エントリー
・→ブロガーズ・マナー
・→ステイタス&プロフィール
◆22万アクセスを突破!記事数644本(2007.3.16現在)

★★人気Blogランキング
よろしければ、ぜひクリックを!
カテゴリはニュース全般です。

・→BlogRanking

★厳選!情報ソース
※ニュースサイト、シンクタンクなどのリンク集。すごく便利ですよ!
(Seesaaに移転しました。)
★ブログ・リンク(excite以外)
※外部の相互リンクのページです。exciteブログはこのフレーム、下の方にあります。  
★中国古典の名言
※生き抜く知恵を古典に学ぶ。
以前の記事
カテゴリ
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
中山参与の辞任と2人の補佐官
昨日、これまで北朝鮮拉致問題を担当してきた中山恭子内閣参与が辞任を申し出、
首相はこれを了承、今日付けで退任することが決まった。
その経緯について、毎日新聞の記事が参考になる。

・毎日→北朝鮮・拉致問題:中山参与辞任 補佐官人事で孤立

●山崎氏が官邸の4階と3階を行き来する日は、もう、始まっている――?

中山参与の辞任は、本人が話しているとおり、「一区切り」の思いもあると思う。
しかし山崎氏との確執、そして川口前外相とのライバル関係から、
今回の改造人事で、両氏が首相補佐官に就任したのは、
相当、ショックな出来事となったことは想像に難くない。
退任は残念だけれど、止むを得ないのかもしれない。

しかし、その一方で、山崎氏を官邸に入れたのは、特命事項担当とは言いながら、
政治全般の参謀にと考えたことは、明々白々。

さらに山崎派出身の武部新幹事長を補佐してもらいたい気持ちも、当然、強い。
特命事項としては、事前に山崎氏が首相に進言したとされる米軍の再編問題が、
ひとつありそうだが、そればかりではないだろう。

補佐官室のある4階と、首相執務室のある3階を、山崎氏が行き来する日は、
すぐに始まると思われる。――否、始まっているのかもしれない。

●とくに、川口前外相と中山参与はライバルでもあった。

また、川口外相の補佐官就任もびっくりした。
内閣府の所属とは言え、これも安倍幹事長代理と同じく、
外相の地位からの就任は川下に下るわけだ。

川口氏については、ひょっとすると首相も川口氏本人も、米国のライス補佐官のように、
各国首脳とも、直接、自由に渡り合うポジションをイメージしているのかもしれない。
それにしても川口氏は、外相在任中、つねにつらい立場にありながら、よく耐えたと思う。

本来の彼女は、大変なタフネゴシエーターだったのだが、
さまざまな気遣いのなかで、持ち味を発揮できないでしまった。
とくに首相と福田前官房長官が対立したときには、ほんとうにつらかったと思う。
首相はその川口氏を信頼し、手放さなかった。

しかし、この2人の人事は、中山氏からすれば、実にくやしいものになった。
ライバルが自分よりも評価されてしまったのと同じだからだ。
そして、この2年間の疲れも、どっと出てしまったのだろう。

退任は、ほんとうに残念だと思った。

                    ※※

●米軍再編への対応を促した山崎氏に、「あなたがやれ」と。

さて、2人の補佐官のうち、山崎氏について、少しメモをのこしたい。

山崎氏は内閣改造の前、首相を訪ね、米軍の再編問題について、
「受身になっているばかりではなく、むしろ日本から
積極的に対応した方がよい」――と進言した。
女性スキャンダルで落選した山崎氏だけれど、節目節目に妙な存在感を示す。

そのとき、首相は山崎氏にこう言ったという。
「だったら、あなたにやってもらいたい」。

米軍の再編問題もあったけれど、首相は、山崎氏のごつい姿を見て、
党内を押さえ込んでゆくのに、どうしても力を借りたいと考えた。
しかし、それ以上は言わなかった。

                    ※※

●いまなお、この国を動かしている「YKK」。

そして、――わき道にそれるけれど、その山崎氏は、
首相に極めて批判的な加藤紘一元幹事長と、依然として、頻繁に連絡を取っている。
事実、今回の幹事長人事を山崎氏が知って、ほとんど、いの一番に電話を入れた先が、
加藤紘一氏であった。加藤氏が、地元の山形から羽田に着き、
車中で山崎氏からの電話を受けたという。

山崎氏は加藤氏相手に、不安を打ち明けた。
「まずいな。これじゃあ今度の改造は、まるでオレだのみと映るんじゃないか」――と。

加藤氏は「加藤の乱」で勢力を失い、そのあと派閥は堀内派と小里派に分裂し、
加藤氏自身が政治資金にからむスキャンダルで辞任、昨年秋に返り咲くまで浪人もした。

加藤氏は、たとえばコイズミ首相のイラク問題への対応では、
はっきりと反対の立場を取っている。
また、改憲問題では、山崎氏とも反対の立場で「いまだ改憲の時期に至らず」と言っている。
堀内派・小里派に分裂前の、古き良き時代の「宏池会」の気風、さながらだ。

不思議なことにも、コイズミ首相は加藤氏とも、いまだに
縁を切っていないのではないかと思う。
つまり――、YKKのつながりは生きている、と思うことがある。

●谷垣氏重用に込める、加藤氏への絆。

閣僚人事を見よ。コイズミ氏が育てているのは、まず自派の安倍前幹事長。
そしてその対極で、小里派の谷垣財務相を起用し続けているではないか。
谷垣財務相は、いまや第2の内閣と言われる経済財政諮問会議で、
竹中氏とともに、ほぼ中央に座る。

谷垣氏は加藤の乱のときに、加藤氏の肩にくずれるようにして、
壇上でマイクを握り締める加藤氏と共に、わんわんと大泣きした人物だった。
股肱の臣として、加藤首班実現のために走り回った日々があった。

その谷垣氏をコイズミ首相は重用しているのだが、
それは加藤氏への絆を守っている――とのメッセージでもある。

書き出せばキリがないのだけれど、これまでの政局でも、
加藤氏は党に背く行動を取りつつも、首相に最後のところでは、理解をのこしている。
むしろ、首相のバランサーとしての役割にも思える発言をする。
「コイズミさんも苦しんでいるだろう」……、これは加藤氏が口にした言葉だ。

それで、いまも、この国はYKKが動かしている――、そう思うことがあるのだ。

●3人が懐にしまいこんだ「盃」――。

話がずれてしまって申し訳ない。
ただ、この3人の関係は、コイズミ首相が首相であるうちは、注意するだけの価値がある。
さしあたって、山崎氏が官邸内に、非常勤の補佐官とはいえ、部屋を得た。

加藤の乱のあと、3人は敵味方に分かれた。
しかし……、交わした盃は、そのまま懐にしまったままでいるようだ。

政局波乱のときに、これらが効いてくるのだと思われる。


※ナカヤマさんのことを書こうと思ってキーを打ち始めたら、
いつのまにかヤマタフさんのハナシになっちゃった。^^; ごかんべんを。
※ヨリコさんのことは、また次回にでも。これも今回はお許しを。
※よろしければ、今日もクリックを!→ Blog Ranking
[PR]
by yodaway2 | 2004-09-30 16:39 | 風雲急!政局と選挙